JPS594637A - 樹脂水性分散液 - Google Patents

樹脂水性分散液

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JPS594637A
JPS594637A JP11322882A JP11322882A JPS594637A JP S594637 A JPS594637 A JP S594637A JP 11322882 A JP11322882 A JP 11322882A JP 11322882 A JP11322882 A JP 11322882A JP S594637 A JPS594637 A JP S594637A
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JP
Japan
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weight
water
vinyl acetate
component
resin
Prior art date
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JP11322882A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Tsuruoka
三男 鶴岡
Kenichi Fukushima
健一 福島
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高分子化合物、いわゆるポリマーを保護コロイ
ド剤金用いて水に分散させた樹脂水性分散液に関するも
のである。本発明の樹脂水性分散液は紙、アルミニウム
箔、ポリエチレンテレフタレートフィルム、2軸延伸ボ
リグロピレンフイルム等の被覆剤、接着剤、インクのバ
インダー等として有用である。
ポリエチレンワックス、低密度ポリエチレン、エチレン
・酢酸ビニル共重合体等のポリマー會界面活性剤や保護
コロイド剤等の分散剤を用いて水に分散させてポリマー
水性分散液、いわゆるエマルジョン金製造する方法は知
られている。
例エバ、ポリエチレンワックスのエマルジョンは、ホモ
ミキサーにより熱溶融されたポリエチレンワックス會、
多量の界面活性剤を溶解した熱水中に攪拌下に添加する
ことにより得られている。
ま几、低密度ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の
エマルジョンはこれらポリマーを先に有機溶剤全多量に
用いて溶解した後、この溶解液をポリビニルアルコール
、メチルセルロース、ポリビニルビロバリドン等の保護
コロイド剤を含有する熱水中にホモミキサーを用いて添
加混合し、次いで有機溶剤全除去することにより得られ
ている。
しかしながら、これらの方法により得られた水性分散液
は多量の水溶性界面活性剤もしくは保護コロイド剤會用
いているため得られる皮膜は機械的強度が低かったり、
フィルム、アルミニウム箔等の疎水性素材に対する密着
性が不十分であることがしばしばある。
また、後者の有機溶剤の助けを借りる方法においては、
水性分散液に若干の有機溶剤が残るのでこの水性分散液
を食品包装用基材分野へ利用することについては大きな
制約金堂けている。
また、2軸延伸ポリプロピVンフイルムは、タバコ、キ
ャラメル、衣類等の包装材料として広汎に用いられてい
る。この種の2軸延伸フイルムにバートコートするヒー
トシール付与剤としては、酢酸ビニル含量が15〜45
重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体50〜89重呈
チ、塩素化ポリプロピレンl〜10重it%および塩素
化ポリエチレンlO〜40重量饅とからなる樹脂混合物
を有機溶剤、例え目、トルエンに溶解したコーチ・イン
ク剤は知られている(特公昭43−21989号参照)
。しかし、この種の有機溶剤を用いるコーティング剤は
環境、衛生上好ましくないので、水系のヒートシール付
与コーティング剤の出現が望まれているのが実情である
ポリプロピレンフィルム用の水系ヒートシール付与コー
ティング剤としては、塩素化ポリプロピレンの水性エマ
ルジョンが知られているが、塩素化ポリプロピレンが1
50℃で熱分解しやすいために有機溶剤の助けを借りな
くては水に分散させることが困難であり、必ずしも環境
衛生上無害であるとは言い難い。また、造膜温度が90
〜110℃と高く、かつ、得られる塗膜のポリプロピレ
ンフィルムに対する密着強度も低い。
本発明者等は塩素化ポリプロピレンそのものは熱により
分解しやすいがエチレン・酢酸ビニル共重合体の共存下
では該共重合体の可塑剤的作用により塩素化ポリプロピ
レンの熱分解が抑制されることを見い出し、エチレン・
酢酸ビニル共重合体と塩素化ポリプロピレンの混合物を
多軸スクリュー押出機のホッパーより供給し、一方、該
押出機の圧縮ゾーン及び/または計量ゾーンに設は几少
寿ぐとも1個の供給口より特定のアクリル系共重合体の
中和物の水溶液を加圧して供給し、前記樹脂混合物を該
押出機中でまず加熱、混練したのち、引き継いて該アク
リル系共重合体の中和物の水溶液と剪断下に混線したと
ころ、水性分散液の製造に成功した。
但し、この水性分散液ではポリプロピレンフィルム用ヒ
ートシールハートコーチインク剤トシテは得られる塗膜
のフィルムに対する密着性、スリップ性が不十分で実用
に耐えられないので更に種々の助剤の添加を検討したと
ころ、特定の組成物がポリプロピレンフィルム用ヒート
シールパートコーティング剤として優れていることを見
い出した。かつ、この水性分散液はアルミニウム箔、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、紙等の被覆材、ヒ
ートシール付与材としても有用であった。
即ち、本発明は、 A)、酢酸ビニル含量が10〜50重量%のエチレン・
酢酸ビニル共重合体 20〜80重量% B)、塩素含量が20〜40重量%の塩素化ポリプロピ
レン Cル粘着性樹脂     5〜40重量%D)、融点が
55〜115℃のワックス0〜30重量係 上記配合割合の樹脂成分100重量部金、アクリル酸低
級エステル重合体のケン化物−1:タハ次の(→成分と
申)成分と全共重合して得られる共重合体のカルボキシ
ル基の一部または全部が塩基性化合物により中和され几
構造の中和物全保護コロイド剤として2〜30重量部用
いて水に分散させてなる樹脂水性分散液全提供するもの
である(a)成分: α、β−不飽和不飽和ノルボン酸〜80モルチ(ロ)成
分ニ 一般式、 R,1 CLLz=C−C(JORz で示されるアクリル酸エステル 90〜20モルチ 〔式中、 R1はHま友はCH3: 几2は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル基、シ
クロアルキル基または芳香族置換アルキル基である〕。
本発明において、A″1y、分のエチレン・酢酸ビニル
共重合体は酢酸ビニル含量が10〜50重量%、好まし
くは20〜40重量%のものであり、JISK−676
0に従って190℃で測定したメルトフローレーショ(
MFR)が30〜400g710分のものが好適である
。共重合体中に占める酢酸ビニル含量が10重量%未満
では、造膜温度が高くなり乾燥し几ときの塗膜の形成が
不充分であるため、スリップ性に乏しく、ヒートシール
強度も低い。また、50重量St−越えると塩素化ポリ
プロピレンとの相溶性に欠け、かつ、得られる塗膜のヒ
ートシール強度が十分でなく、更にポリプロピレンフィ
ルム等の基材の静摩擦係数と塗膜のそれの差が大きくな
りパートコートフィルムの供給、製袋時に問題が生じや
すい。
B)成分の塩素化ポリプロピレンは例えば結晶性ポリプ
ロピレン金トルエン等の有機溶剤の存在下に塩素ガスを
吹き込んで塩素化することにより得られるもので塩素含
量が20〜40重量%、好ましくは24〜36重量%の
ものが使用される。塩素含量が20重量係未満であると
エチレン・酢酸ビニル共重合体との相溶性が悪く水性分
散液中の粒子が大きくカリ、水性分散体の造膜性が乏し
くなる。又、40重量%全連光ると塗膜のヒートシール
強度が低下して実用的でなくなる。更にポリプロピレン
フィルム等の基材と塗膜の密着性が十分でない。
次に、C)成分の粘着性樹脂としては軟化点(JIS 
 K−5903)が70−150℃のロジンやテルペン
系樹脂が好ましく、ロジンとしては、アビエチン酸ロジ
ン、その水添加物およびこれらのマレイン酸付加物、金
属塩、グリセリン、ペンタエリスリトール、エチレング
リコール、ジエチVングリコール等のアルコールとのエ
ステル化物等々の加工ロジンが挙けられる。また、テル
ペン系樹脂としては、d−ピネン、β−ピネン、ジペン
テン等のホモ重合体またはこれらの共重合体、テルペン
・フェノール共重合体、α−ヒネン・フェノール共重合
体、およびこれらの水添加物などが使用される。これら
C)成分の使用は得られる塗膜の基材との密着性全向上
させるとともに、動摩擦係数を増加させるように作用す
る。
更に、必要により添加されるI))成分のワックスは水
性分散体の造膜性および得られる塗膜のスリップ性金改
良するために配合されるもので、融点が55〜115℃
のものが使用される。具体的には、パラフィンワックス
、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、綿
ロウ、ミツロウ、羊毛ロウ、モンタンロウ、ライスワッ
クス、セレシンワックス、オシケライト、ペトロラタム
等があげられる。ワックスの融点が55℃より低いと塗
膜のスリップ性が悪くなる。115℃を越えると水性分
散液の造膜性が悪くなり、また塗膜のヒートシール強度
も低い。これらの中でも特に好ましいものはパラフィン
ワックスである。
これらA)乃至D)成分の水に不溶の樹脂成分は、四成
分中、A)成分が20〜80重量%、好ましくは25〜
70重量%、B)成分が5〜40重量%好ましくは10
〜30重量%、C)成分が5〜40重、i%、好ましく
VilO〜30重量%、D)成分が0〜30重量%、好
ましくは0〜25重量%の割合で用いる。
樹脂成分中、A)のエチレン・酢酸ビニル共重合体の含
量が20重41−s未満であると塗膜の熱接着性が悪い
。また、80重量%を越えると塗膜のスリップ性が悪く
なる。
次に、A)、B)、C)及びD)成分の樹脂成分中の均
成分の塩素化ポリプロピレンの含量が5重量%未満であ
ると得られる塗膜の低温熱接着性が悪くなる。又、40
重isを超えると、水性分散液の安定性が悪くなる。ま
た、C)成分の粘着性樹脂の含量が5重量−未満である
と基材に1対する接着性が悪くなり、40重量%金超克
ると塗膜のスリップ性が悪くなる。更に、D)成分のワ
ックスの含量が300重量を超えると塗膜の熱接着性が
悪くなる。
これら、A)−D)成分の水に不溶性の樹脂は不飽和カ
ルボン酸を含有する水溶性アクリル樹脂によって水に分
散される。この水溶性アクリル樹脂は、アクリル酸低級
エステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル
、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸グロビル等の単独重合体または
これらエステルの二種以上の共重合体全苛性カリ、苛性
ソーダ等により3〜65モル部分的にケン化して得られ
る水溶性ポリマーであっても、次の(a)成分ど(b)
成分、必要により他の重合性単量体とを共重合させて得
られ友共重合体のカルボキシル基の一部または全部全塩
基性化合物で中和する−1ことにより得られた水溶性ポ
リマーであってもよい。
(a)成分: α、β−不飽和カルボン酸 10〜80モルチ(ロ)成
分:    1□ 一般式 CHz=CH−COOR2で示されるアクリル
酸エステル 〔式中の几lとR2は前記と同じである〕上記(a)成
分のα、β−不飽和カルボイ酸としてはアクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸、シトラコン酸、マレイン酸、
クロトン酸、フマル醗、マレイン酸モノアルキルエステ
ルなどが挙げられる。
これらの中でも共重合性の面からアクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸が好ましい。
また、Φ)成分のアクリル酸エステルとしては、(メタ
)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチル
ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アク
リル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル
、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸ベン
ジルなどが挙げられ、これらは2種以上、しかも、共重
合体成分に占める(ハ)成分のアクリル酸エステルiの
モル分率iMi、そのアクリル酸エステルiのエステル
の炭素数上Niとし友場合にMi とNiの積の総和(
ZMiNi)が0.5からioの値となる割合で(b)
成分全選択して用いるのが好ましい。
好ましくは、エステルの炭素数が1〜3のアクリル酸エ
ステルを単量体中の20〜70モルチ、エステルの炭素
数が4〜22のアクリル酸エステル全単量体のlθ〜5
0モルチの割合で(ロ)成分として2ai以上併用して
用いると、熱可塑性樹脂1、− 粘着剤、ゴム等に対する親和性がよく、かつ、分i1+ 散剤としての親水性と゛親油性のバランスがとれ、乳化
力が高い利点を有する。
上記(a)成分および(呻成分の他に、これら単量体と
共重合可能なスチレン、アクリロニトリル、アクロレイ
ン、ジアセトン゛アクリルアミド、酢酸ビニル、ビニル
エーテル等の他の単量体を共重合成分として用いること
も可能である。
これら(a)成分、(ハ)成分等の重合性単量体は、(
a)成分lO〜80モルチ、好ましくは15〜75モル
チ、(b)成分90〜20モル係、好ましくtま85〜
25モlルチの割合で重合開始剤の存在下に0〜180
o 好ましくは40−120℃で0.5〜20時間、好
1しくは2〜lO時間反応させられ、共重合体が製造さ
れる。この共重合反応は水あるいはエチルアルコール、
イングロビルアルコール、セロソルブ等の親水性溶媒の
存在下で行うとよい。
重合開始剤としてはアゾビスイソブチロニトリル、t−
プチルパーオキシイソプチレ−1−11,1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)シクロヘキセン、t−ブチルパー
オキシペンゾエート等が挙げられる。
(a)成分の量が10モルチ未満では得られる共重合体
の中和物の親水性が弱く、ま窺、80モルチを越えると
中和物の親水性が強すぎて安定なボJJマー水性分散液
を製造することができない。(ハ)成分の量が20モル
チ未満では得られる共重合体の中和物の親油性が弱く、
また、90モル%’(r越えると該中和物の親油性が強
すぎ、いずれの場合も安定な樹脂水性分散液?得ること
ができない。
この共重合体のカルボキシル基を中和する塩基性化合物
としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのア
ルカリ金属水酸化物、アンモニア又はメチルアミン、ジ
メチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミンなどの
アルキルアミン類、2−アミノ−2−メチルプロパツー
ルなどのアルカノールアミン類、モルホリンなどが挙げ
られる。中でもアンモニア、低級アルキル(CI −C
4)アミン等の低沸点物は得られた樹脂水性分散液が乾
燥して皮膜全形成する際、中和物よりこれら塩基性化合
物が遊離して皮膜中にとり囲まれた分散剤の疎水性が増
加することにより皮膜の耐水性が向上するので好ましい
中和反応は、共重合体と塩基性化合物音20〜100℃
で0.1〜3時間反応させることにより実施される。
また、予じめ(a)成分のα、β−不飽和カルボン酸を
塩基性化合物で中和しておき、これと(b)成分のアク
リル酸エステルと共重合させることによっても共重合体
の中和物1−*造することができる。
中和に用いられる塩基性化合物の使用量は、共重合体を
構成する(a)成分のlO〜100モルチである。
この中和物ま几は前述の3〜65モルチケン化され几ア
クリル酸エステル重合体は一般に水で希釈されて保護コ
ロイド剤として使用される。その使用量は、分散される
高分子化合物100重量部に対し、固型分換算で2〜3
0重量部、好ましくは3〜15重量部の割合で用いられ
る。2重量部未満では安定した水性分散液を製造するこ
とができない。iた、30重量部を越えると皮膜の機械
的強度が実用に耐えないし、また、皮膜の紙、アルミニ
ウム消、フィルム等の基材に対する密着性が低下する。
この中和物?保護コロイド剤として高分子化合物の水性
分散液を製造するには、溶融した高分子化合物を中和物
を含有する水中に添加し、ホモミキサー、押出機等によ
り均一に攪拌することにより実施される。最も好ましい
態様は特開昭56−2149号公報に開示されるスクリ
ューを2本以上ケーシング内に有する多軸押出機を用い
、該押出機のホッパーよりA)〜D)成分の高分子化合
物全連続的に供給し、これ音訓熱溶融混練し、更に該押
出機の圧縮ゾーンまたは/および計算ゾーンまたは/お
よび脱気ゾーンに設けた少なくとも1個の供給口より保
護コロイド剤であるアクリル系共重合体の中和物の水溶
液または分散液を加圧供給し、これと前記溶融高分子化
合物全スクリューで混練することによりダイより連続的
に樹脂水性分散液全押出製造することができる。
一般に水の使用量は得られる水性分散液の固型分濃度が
20〜65重量%となるように用いる。
上記A)〜D)成分の高分子化合物と保護コロイド剤の
アクリル系共重合体の中和物の他に消泡剤、粘度調整剤
、アニオンもしくはノニオン性界面活性剤、酸化防止剤
等を配合してもよい。
このようにして製造された樹脂水性分散液は、樹脂混合
物の粒子が平均粒径5μ以下で、粒径が1μ以下のもの
が10重量−以上、好ましくは20重量係以上の状態で
水に分散している25℃における粘度がlO〜10.0
00センチポイズ、好まL<は50〜5,000センチ
ボイズのものである。
この樹脂水性分散液はヒートシール性付与剤感熱を接着
剤あるいはエマルジョンの改質剤として利用される。
本発明の水性分散液を用いて熱接着性の付与された2軸
延伸ボリグロビレンフイルムやラベルを製造するには、
フィルムまたは紙、アルミニウム箔等の基材の表面に、
カーテンコーター、ロールコータ−1刷毛、スプレーガ
ン等を用いて得られライヤー、ヒーター管上用いて50
〜130℃で乾燥あるいは熱風乾燥させる。
このようにして製造されt熱接着性の付与されたフィル
ム、ラベルは、フィルム、紙、アルミニ℃、好ましくは
90〜130℃のシール温度で実用上充分なヒートシー
ル強度金与えることができる。
かかる積層構造の樹脂フィルム、特に水性分散液が部分
コートされたフィルムは袋形成用包装フィルムとして有
用である。
次に、実施例及び比較側音あげて本発明をさらに詳述す
る。なお、例中のチおよび部は特に例記しない限り重量
基準である。
保護コロイド剤の製造例 例1 攪拌器、温度計、窒素導入管および滴下ロートを取り付
けた107の反応器内に、イソプロピルアルコール17
2部とアクリル酸メチル172部全仕込み、窒素気流中
に攪拌しながら反応器内温度を75℃まで昇温した。次
いで、これにα、α′−アゾビスイソブチロニトリル1
.0部を添加し、4時間反応して固形分濃度が50パー
セント、平均分子量7,000のポリアクリル酸メチル
溶液を得た。
次いで、反応器内温変音85℃まで昇温した後、4重量
係苛性ソーダ水溶液200部6を時間かけて滴下し、さ
らに同温度で1時間保持し、部分ケン化全行なった。こ
のケン化反応の間に溶媒であるイソプロピルアルコール
およびケン化時に副成するメチルアルコールを留去し、
最終的に固形分が60チ、部分ケン化度が10モル係の
高粘度な部分ケン化ポリアクリル酸メチル水溶液を得之
例2 アクリル酸21.6部(0,3モル)、エチルアクリレ
−1−3(Is(0,3モル)、ブチルメタクリレ−)
 56.8部(0,4モル)およびイソプロピルアルコ
ール150部と全攪拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロ
ー11−装着した4ツロフラスコ内に仕込み、窒素ガス
置換後、2.2′−アゾビスイソブチロニトリル0.6
部を開始剤とし、80℃にて3時間重合した。次いで、
28%アンモニア水溶液18.2部(0,3モル)で中
和した後、イソプロピルアルコールを留去しながら水金
添加して置換し、最終的に固型分30%の粘稠なアクリ
ル系共重合体の中和物(SMA Ni= 2.2 )の
水溶i’fflを得た。
例3〜8 表1に示す単量体音用いてアクリル系共重合体を得、こ
れ全同表に示す塩基性化合物0.4モルを用いて中和し
た以外は例2と同様にして分散剤(アクリル系共重合体
の中和物)の水溶液を得た。
なお、表中の略号は次の通りである。
八N ニアクリル酸 BMAニブチルメタクリレート LMAニラウリルメタクリレート SMA:ステアリルメタクリレート EA :エチルアクリレート MAA:メタクリル酸 MA :メチルアクリレート (以下余白) 実施例1〜3 エチレン・酢酸ビニル共重合体〔三井石油化学工業製エ
ブアフレックス220(商品名);酢酸ビニル含量28
%、MFR=150 f/l O分〕と塩素化ポリプロ
ピレン〔東洋化成社製・・−ドレン15LP(商品名)
;塩素含有量30%〕、テルペン・フェノール共重合体
樹脂〔安原油脂製YSポリスター 2130(商品名〕
〕と融点が70℃のパラフィンワックスを表腸の割合で
100重量部になるように混合した。
この混合物2ioo部/時間の割合で同方向回転噛合型
二軸スクリュー押出機(池貝鉄工社商品名PCM45、
三条ネジ浅溝型、L/D=30 )のホッパーより連続
的に供給した。
また同押出機の第1のベント部に設けた供給口より、前
記製造例1で得たアクリル酸エステル重合体のケン化物
の水溶液をlO部/時間の割合でギャーポンプ(吐出圧
力3kf/、IG)で加圧して連続的に供給し、また第
2のベント部に設けた供給口より90℃の水金90部/
時間の割合でプランジャーポンプにより連続的に供給し
ながら、加熱温度(シリンダ一温度、以下同じ)100
℃で連続的に押出し、乳白色の水性分散液を得た。
この水性分散液を次の方法で評価した。結果を表2に示
す。
安定性: 水性分散液100cI4−200+dの内容量のビーカ
ー内に入れ、20℃、55.7RHチの恒温室内に一週
間保存したとき、水相と樹脂相の分離がないもの全良好
とし友。
熱接着性: 上記水性分散液を吉良紙工製晒クラフト紙(目付sot
/ff1′)上にバーコーターを用いて3〜5μとなる
ように塗布した後、熱風乾燥機音用いて1000で1分
間加熱して塗膜を有する紙を得た。
この熱接着性全付与した紙の塗膜を形成させた面同志を
、ヒートシーラー(東洋精器社製)音用いて、シール圧
2呻/ej、シール温度80℃、ioo℃ま窺は140
℃、シール時間2秒で熱接着させた。このヒートシール
した紙″f l S y幅で切出し、オートグラフ(島
津製作所製lS−2000型)にて、JIS  K−6
854記載のT型剥離試験全引帳速度300 y 7分
で行なつ几。
スリップ性: 上記紙2枚全塗膜面同志が接するように面合わせしt後
、この重ね合わさっている紙の面上に重さ200Fのそ
りをのせ、新来科学製摩擦係数測定器@HBIDON 
 14型”を用いてASTM  D−1894−73に
従って動摩擦係数全測定した。
なお、塗膜のない晒紙のそれは0.5、アルミニウム箔
のそれは0.4、ポリエチレンテレフタレートフィルム
のそれは0.4であった。
評価に当っては、動摩擦係数が09.4〜0.9の塗膜
は良好と判断した。
実施例4〜IO1比較例1 実施例1において、保護コロイド剤として前記例2〜8
で得たアクリル系保護コロイド剤およびケン化度が80
モルチのポリビニルアルコ−、ル金樹脂分ioo部に対
し、6部となる割合(固型分)で用いる他は同様にして
樹脂水性分散液を製造し、同様に評価した。
結果全表2に示す。
(以下余白) 実施例11〜16、比較例2〜16 樹脂成分として表3に示す組成の混合物を用いる他は実
施例1と同様にして樹脂水性分散銭金製造した。
この樹脂水性分散液の性能を表3に示す。なお、用いた
樹脂の種類は次の通りである。
gvA= ・三片ポリケミカル製”エバフレックス420”(酢酸
ビニル含量 20チ、MFR150f/10分) ・三片ポリケミカル製”エバフレックス220”(酢酸
ビニル含量 28チ、MFR150y7xo分) ・住友化学工業製°エバチー)  D−50101(酢
酸ビニル含量 lOチ、MFR5sy/10分) ・三菱油化製1ユカロンエバ 41H”(酢酸ビニル含
量 16チ、MFR21/lG分) ・日本合成化学膜”ソアレツクス BH”(酢酸ビニル
含量 55チ、MFR,175F/10分) ポリエチレン ・三菱油化製低密度ポリエチレン”ユカロンLM−at
(MFRs、og/lo分、密度0.918 f/(r
−) CノーPP ・東洋化成製・・−ドレン 1 aLP(Cj含量26チ) 15LP(#  30%) 17LP(134%) 粘着性樹脂 ・安原油脂製テルペン・フェノール共重合体”YSポリ
スター2130”(軟化点135℃)・荒用化学製ロジ
ンのグリセリンエステル1エステルガム AAV”(軟
化点 82℃)・安原油脂製ポリテルペン“YSレジン
P900”(軟化点 90℃) −8ylvachem社製重合ロジン@5YILVAT
AC140”(軟化点 140℃) ・荒用化学製中国産ロジン(軟化点72℃)ワックス ・酸化ワックス(融点100.5℃) 安原油脂製“ネオワックスE“ ・クリスタリンワックス モーピル石油製”220AMPF几W”(融点108℃
) @190Y″(融点90℃) 干 (以−余白) た保護コロイド剤8部(固型分)を用いて水92部に分
散させた水性分散液全実施例1に準じて製造した。
この水性分散液を三菱金属アルミニウム箔”ダイヤホイ
ル、肉厚17μ)上にバーコーターを用い肉厚3μの塗
膜が得られるように塗布し、次いで100℃の熱風で1
分間乾燥して、ヒート7−ル性全付与したアルミニウム
箔を得た。
このアルミニウム箔の塗膜上に、次に示す基材フィルム
金のせ、80℃、100℃または140℃の温度で、シ
ール圧2 kr / 、j、シール時間0.5秒の条件
で両者を接着させ、積層物を得た。
ポリプロピレン(PP、肉厚0.5朋)高密度ポリエチ
レン(P E、肉厚50μ)硬質ポリ塩化ビニル(PV
C,肉厚0.2su+)ハイインパクトポリスチレン (I−I I P S 、肉厚0.3m)ポリエチレン
テンフタレート(PET、 肉厚soμ)この積層物f
 15 sm幅の短冊状に断才して試粋片を作成し、こ
の試料片について前記のオートグラフを用い、剥離試験
を行った。
結果全表4に示す。
(以下余白) 実施例20〜22、比較例17〜18 実施例1において、保護コロイド剤の使用量(A)〜D
)成分100部に対するアクリル系樹脂の固型分量〕全
表5のように変化させる他は同様にして樹脂水性分散液
を得、これの評価全行つ几。
結果を同表に示す。
第1頁の続き 0発 明 者 福島健− 四日市市東邦町1番地三菱油化 株式会社樹脂開発研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 α)、 A)、酢酸ビニル含量が10〜50重量%のエ
    チレン・酢酸ビニル共重合体 20〜80重量% B)、塩素含量が20〜40重量%の塩素化ポリプロピ
    レン 5〜40重量% C)、粘着性樹脂 5〜40重量% D)、融点が55〜l15℃のワックス0〜30重量% 上記配合割合の樹脂成分ioo重量部t1水溶性のアク
    リル酸エステル重合体のケン化物まmは次の(→成分と
    (ロ)成分を共重合して得られる共重合体のカルボキシ
    ル基の一部または全部が塩基性化合物により中和され次
    構造の中和物を保護コロイド剤として2〜30重量部用
    いて水に分散させてなる樹脂水性分散液 (a)成分: α、β−不飽和カルボン酸 lO〜80モルチ (ロ)成分ニ 一般式、 几l CHz = C−C00Rz で示されるアクリル酸エステル 〔式中、 R1はHまたはCHa ; R2は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル基、シ
    クロアルキル基または芳香族置換アルキル基である〕。
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