JPS594618Y2 - 電気カミソリ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気カミソリの構造に関し、モーターヨークの
裏面剃りあと確認用の鏡として併用せしめることを目的
とするものである。

従来、第１図に示すように電気カミソリ本体イの腹部に
鏡板口を傾動自在に装備したものはすでにあった。

しかしながらこのような従来のものでは鏡板口を装備す
る構造が複雑になり、従って組立などでコストｕｐする
問題があった。

本考案は叙述の問題に鑑みて威したもので、その欠点を
改良せんとするものである。

以下、本考案の実施例を図面を参考にみて説明する。

第２図は本考案電気カミソリの一実施例の断面図、第３
図は同実施例の斜視図、第４図は本考案の他の実施例の
斜視図である。

図において、１はナイロン等の合成樹脂で形成された本
体ケースで、電池収容部２と、モーター収容部３とを形
成しており、そのモーター収容部３の底面には開口窓３
ａを備えている。

４は薄円函状をなす電気モーターでその上面の腹部中央
には軸５を突出しており、背面はニッケルメッキ等を施
して鏡面６を構成している。

しかして鏡面６は開口窓３ａの周縁内面にその外周縁を
当接し露出させている。

７は内刃台で゛複数個の内刃８を上方へ突出して装備し
、それら内刃８の刃面は外刃９の内面に摺接しつつ回動
するよう構成している。

１０は電池、１１は電池カバーで該電池カバー１１は電
池収容部２の組込窓を被覆するものである。

次に、本考案電気カミソリの組立について説明する。

本体ケース１の電池収容部２には電池１０を収容し、モ
ーター収容部３には電気モーター４を収容し、該電気モ
ーター４の鏡面６が開口窓３ａから露出するように組み
込む。

しかして、軸５には内刃台７を取付け、該内刃台７に装
備した内刃８の刃面を外刃９の内面に摺接させる。

従って、顔のヒゲを剃ったのち、その剃りあとを確認す
る場合には本体ケース１の背面を顔の方へ向けて、鏡面
３ａで写せばよい。

電気モーター４の外枠は鉄等の金属で形成されているか
ら、防錆を兼ねてニッケルメッキ等を施して鏡面仕上げ
をしておけば、ヒゲ剃りあとの確認をするべき鏡の作用
を併用せしめることができるのである。

本考案電気カミソリは上記したように、電気モーターの
背面を鏡面にして、該電気モーターを収容すべき本体ケ
ースのモーター収容部の底面に開口窓を形成して上記電
気モーターの鏡面を露出するように構成したから、防錆
処理等を施すべき電気モーターの背面を鏡面にし該鏡面
をヒゲ剃りあと確認用に併用させることができ、従って
小型、軽量の電気カミソリのヒゲ剃りあと確認用として
特別のスペースを設ける必要がなく、また、コスト安に
提供できる効果がある。

なお、本体ケースのモーター収容部の底面に形威した開
口窓はその開口窓の厚みだけ本体ケースの表面から凹ま
せることができ、鏡面を摩耗から保護する作用もなし、
その凹みに鏡面カバーを取付るようにしておけば、鏡面
を保護する効果をさらに確実にすることができる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電気カミソリの実例を示す斜視図、第２
図は本考案電気カミソリの一実施例の断面図、第３図は
同実施例の斜視図、第４図は本考案の他の実施例の斜視
図である。 １・・・・・・本体ケース、２・・・・・・電池収容所
、３・・・・・・モーター収容所、３ａ・・・・・・開
口窓、４・・・・・・電気モーター、５・・・・・・軸
、６・・・・・・鏡面、７・・・・・・内刃台、８・・
・・・・内刃、９・・・・・・外刃、１０・・・・・・
電池、１１・・・・・・電池カバー、１２・・・・・・
鏡面カバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電気モーターの背面を鏡面に形成し、該鏡面を露出させ
   るべき開口窓を本体ケースのモーター収容部の底面に形
   成して戒ることを特徴とする電気カミソリ。