JPS594566Y2 - 化粧品収納容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は化粧品収納容器に係る。

化粧には幾通りかの化粧品を使用するが、同一容器内に
おいて異る化粧品を入れた収納皿を近接させると、一方
化粧品を使用中に誤って他方化粧品中に化粧用具を入れ
ることがあり、好ましくない。

しかしこれ等は共に化粧時に、時間差をおいて使用する
ものであるから、それぞれを別容器内に入れると、その
一方だけが紛失したり、又見当らない事もあって不便で
ある。

特に外出時の携帯使用の際は、迅速に化粧しようとする
ためにその不便も又大となる。

本案は上記のような欠点を除去しようとするもので、以
下図面について説明すると、本案容器は容器本体１と、
蓋体７とからなる。

容器本体１は、底板２の両端部上面に化粧品収納皿３，
３を固着させると共に、それ等両収納皿中間の底板部分
上面からは円筒形嵌合筒４を突出させて形成する。

収納皿は別に形成させておき、その収納皿の底壁５を底
板上面へ接着させてもよく、底板と一体形成させてもよ
い。

６，６は爪掛は用突片で、底板の両端部上方の収納皿周
壁の外面部分に付設させである。

蓋体７は、頂壁８の中間部裏面から、上記本体の嵌合筒
４内へ回動可能に嵌合させる挿入筒９を垂設させると共
に、頂壁の両端部１０．１０で上記化粧品収納皿３，３
の各上面を覆合可能に設けたものである。

その挿入筒９を嵌合筒４内へ嵌合させ、容器本体と同一
方向に蓋体を位置合せすると、第１図が示すように容器
の平面形状が棒状となり、頂壁両端部１０．１０が収納
皿３，３を閉塞し、又その挿入筒を中心として容器本体
に対して直交するよう蓋体７を回動させると、第２図が
示すように容器の平面形状が十字形となって両収納皿３
，３上面が共に開放されるよう設けておく。

容器本体からの蓋体の離脱を防止するためには、挿入筒
の下端外周に突条１１を周設させ、又嵌合筒４の下端内
周に凹溝１２を周設させてそれ等の保合によって挿入筒
の抜出しを防止させればよい。

頂壁一端部の上面には鏡１３が貼着させである。

容器本体１、および蓋体７は、図示のように、共にそれ
等の平面形状を８の字の外形状に中間部をくびれ状にか
つ両端部を円形に形成するとよい 本案は上記構成とするもので、容器を持ち、蓋体閉塞状
態から容器本体又は蓋体の一端部を横方向に押し、挿入
筒を中心として容器本体に対して直交するよう蓋体を回
動させると、容器の平面形状が十字形となって、容器本
体の両端部の収納皿上面が同時に開放され、又蓋体を元
の位置にかえして容器本体と位置を合わせ、その平面形
状を棒状とすることで閉塞できるから、その収納皿開閉
操作が極めて簡易であり、収納皿３，３は、容器本体の
底板２の両端部に、中間に設けた円筒形嵌合筒４を介し
て固着させてあり、蓋体の挿入筒９をその円筒形嵌合筒
４に嵌合させて、蓋体頂壁の両端部を収納皿上面からず
らすことで開放可能としたから、第２図が示すように収
納皿開放状態では蓋体が容器本体と直交し、容器が十字
形となることとなり、その蓋体は心理的な障害物となっ
て、一方収納皿中の、例えば油性ファンデーション使用
中に、誤って他方ｌ交線皿中のプレストパウダ中に化粧
用具を入れるような誤ちを防止することが出来る。

又−容器中に二つの収納皿が設けであるため、携帯に便
利で、かつ使用の際、一方の化粧品が見当らなくて困る
ようなことも防止することが出来る。

又収納皿開放時に容器が十字形となるから、蓋体を握持
部として使用することも出来て便利であり、更に収納皿
開放状態では容器が十字形となって、その平面形状が閉
塞時と著しく異なるから、収納皿の閉め忘れを防止する
ことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案容器の平面図、第２図は蓋体を回動させた
状態での平面図、第３図は一部を切欠いた側面図である
。 １・・・・・・容器本体、７・・・・・・蓋体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底板２の両端部上面にそれぞれ化粧品収納皿３．３を固
   着させると共に、それ等両収納皿の中間の底板部分上面
   からは円筒形嵌合筒４を突出させてなる容器本体１と、
   頂壁８の中間部裏面から上記本体の嵌合筒４内へ回動可
   能に嵌合された挿入筒９を垂設させると共に、頂壁の両
   端部１０．１０で上記化粧品収納皿３，３の上面を覆合
   可能に設けた蓋体７とからなり、挿入筒９を中心として
   容器本体に対して蓋体７を回動させることで頂壁の両端
   部が位置ずれして容器本体の収納皿上面が開放可能とし
   たことを特徴とする化粧品収納容器。