JPS594376B2 - 微粒子状ゼオライトの製造方法 - Google Patents

微粒子状ゼオライトの製造方法

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JPS594376B2
JPS594376B2 JP16766179A JP16766179A JPS594376B2 JP S594376 B2 JPS594376 B2 JP S594376B2 JP 16766179 A JP16766179 A JP 16766179A JP 16766179 A JP16766179 A JP 16766179A JP S594376 B2 JPS594376 B2 JP S594376B2
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JP
Japan
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zeolite
particle size
gel
slurry concentration
reaction
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JP16766179A
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浩二 青野
清志 楊井
弘美 中原
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洗剤用ビルダーとして好適な粒径1μ以下の微
粒子状ゼオライトAの製造方法に関するものである。
従来、洗剤用の無機質ビルダーとしてはトリポリリン酸
ソーダ、ピロリン酸ソーダ、珪酸ソーダ、芒硝等が使用
されており、このうちリン酸塩ビルターは洗浄力、可溶
化力、硬水軟化性、重金属隠蔽力等の、ビルダーとして
好ましい性質を兼ね備えているため、最も広<使われて
いるが、洗浄後の排水が河川、湖沼、海に放流され富栄
養化現象を生ずることが問題となつている。
そのためリン酸塩に代わる優秀な新規なビルダーが要望
されており、現在最も有力視されているものにゼオライ
トがある。しかしながらこのゼオライトを洗剤ビルダー
として使用する場合、水不溶性であるため水分散性衣服
への残着等が問題となり、粒径はできるだけ小さいもの
が要望されている。小さい粒ク 径のゼオライトは大き
い粒径のものに比ベイオン交換能も大であり、衣服への
残着も少なく、水分散性も良いが、普通1〜5μ程度の
ものが使用されているのが現状である。従来のゼオライ
トA製造技術の概要は珪酸ソー70ダ、珪酸、シリカゲ
ル、シリカゾル、アルミナ、水酸化アルミニウムまたは
アルミン酸ソーダ等の無機薬品から、あるいは天然物質
のカオリン型鉱物等より合成されており、主として次の
2つの方法に大別される。
15a)アルカリ水溶液中のアルミン酸ソーダによるメ
タ珪酸ソーダの置換による方法Na2SiO3・ XH
2O+NaAlO2・ XH、O−→Na2O−Al2
O3・ 2SiO2・ XH2Ob)濃苛性ソーダ液中
でのカオリンの加熱分解に20よる方法Al2O3・
2SiO2−一→Na2O−Al2O3・2Si02、
XH2O例えばa)の方法として特公昭32−6713
号、33−5722号公報に示されるように珪酸源と2
5してシリカゲル、珪酸、珪酸ソーダ等を、アルミニウ
ム源として活性アルミナ、γ−アルミナ、水酸化アルミ
、アルミン酸ソーダ等を、ナトリウム源として苛性ソー
ダを夫々使用して水熱合成させることにより0.1〜1
0μ径のゼオライトA301、O±O、0Na20・A
l2O3・1.85±O、5SiO2・0〜6H2Oを
合成するものが代表的なものである。
一方、b)の方法としては特公昭40−746号、50
54号公報に示されるようにカオリナイト系の粘土物質
を苛性ソーダと共に加熱反応、熟35成結晶化を行なう
方法が代表的なものである。しカルながら、これらのい
ずれの方法によりゼオライトを生成する場合においても
洗剤組成物として好適な粒径のものを製造する技術は確
定されてお1らず、特に粒径の小さい1μ以下のものは
製造が困難とされ、それを打開する方法として特開昭5
0−70289号公報のように反応時において強力撹拌
等により大きい剪断力を作用させる方法等が呈示されて
いるが必ずしも十分な方法とは云えないものであつた。
本発明者等はこれらの実情に鑑み、種々研究の結果、1
μ以下の粒径をもつ微細なゼオライト結晶を得る条件と
して、仕込組成物のスラリー濃度と、アルカリ過剰率、
更にゲルの解砕が粒径決定に極めて大きい影響を及ぼす
ことを見出し本発明に到達したもので、その目的は洗剤
用ビルダ一として好適な凝集のない1μ以下のゼオライ
トを提供することにある。
即ち、本発明はアルカリ可溶性シリカとアルミニウム化
合物及び苛性ソーダを混合してゼオライトを製造する方
法において、反応液組成物のスラリー濃度を23〜30
%、アルカリ過剰率を1.5〜2.5に制御し、且生成
ゲルを激しく撹拌することからなる、1μ以下のゼオラ
イトAの製造方法に関する。
ここでスラリー濃度とは、仕込時のシリカの量より計算
される理輪生成ゼオライトの、全仕込量に対する割合で
次式により表わされる。(347−Na2O−Al2O
3・2Si02・3.5H20式量)一方、アルカリ過
剰率とは仕込時の2Na20/SiO2(モル比)−1
を示すものとする。本発明においてスラリー濃度、アル
カリ過剰率およびゲル解砕のための激しい撹拌の3つの
条件を全て満足していないと上記目的は達成できず、例
えばスラリー濃度とアルカリ過剰率を上記範囲に設定し
ただけであつたり、ゲル解砂のための激しい撹拌のみを
行なつても粒径1μ以下のゼオライトは得られない。次
に本発明の方法を更に詳しく説明する。
先ずアルミン酸ソーダ(NaAlO2・XH2O)と珪
ソーダ(NaSiO2・XH2O)及び苛性ソーダ(N
aOH)を混合してアルミノシリケートゲルを生成させ
る。
調合時の仕込組成はスラリー濃度が23〜30(Ft)
、アルカリ過剰率が1.5〜2.5となるように制御す
る。調合温度はO〜100℃、好ましくは20〜80℃
であり、続いてゲルを十分均一に混合するため激しく撹
拌する。強力撹拌用の装置としては通常のサイレン型混
合装置、ターボ撹拌機等が使用できる。この強力撹拌は
2〜3分の短時間、例えばパイプラインホモミタサ一で
は2,000〜8,000rp1で行えばよく、その後
は通常の撹拌装置で50〜100rpm程度でよい。す
なわちゲルの生成する反応初期に生成ゲルを解砕し、次
の結晶化においては通常の撹拌でよい。このようにゲル
組成の均一化をはかつた後、必要ならば昇温して結晶化
反応を行なわしめる。結晶化反応は20〜120℃の温
度で0.5〜100時間かけて行なう。結晶化反応はア
ルカリ過剰下で行なうので一般には反応物の分離母液中
のアルカリは循環再利用される。ここで原料仕込時のス
ラリー濃度を23%より小さくすると生成ゼオライトの
粒径は1μより大きくなり、スラリー濃度を30%より
大きくすると生成したゲルの流動性が著しく悪くなり取
扱いが難かしくなると共に、結晶化反応時にイオン交換
能力の乏しいソーダライトが幅生して好ましくない。
またアルカリ過剰率は1.5より小さくすると粒径が1
μより大きくなり、2.5より大きくするとゲルの流動
性が悪くなつたり、洗浄時のアルカリロスが増加する等
、不都合を生じる。スラリー濃度と粒径の相関を、アル
カリ過剰率201調合温度50〜70℃、反応温度70
〜80℃、反応時間4〜5時間、撹拌(強力撹拌から通
常撹拌)で行なつた例での結果として第1図に示す。
この図からも、スラリー濃度23%以上で生成ゼオライ
トの粒径が1μ以下となることが判る。本発明の原料に
ついて、シリカ源としては上記の珪酸ソーダの他、シリ
カゲル、シリカゾール、珪酸等が、アルミ源としてはア
ルミン酸ソーダの他、活性化アルミナ、γ−アルミナ、
水酸化アルミニウム等が用いられ、またこれらの代りに
カオリン、アロフエン、モルデナイト、モンモリロナイ
ト等の粘土鉱物を使用してもよい。
上記の方法で得られたゼオライトは粒径が1μ以下、イ
オン交換能力が290〜320CaC0319無水ゼオ
ライトであり、凝集も少なく、粒径も均一で洗剤ビルダ
一として好適である。
実施例 1 アルミン酸ソーダ1099(Al2O324.9O/)
,Na2Ol8.3%)、珪酸ソーダ1069(SiO
228.6%,Na2O9.3(f))、苛性ソーダ4
69(Na2O37.2O!))及び水909を70ダ
Cで調合し(スラリー濃度25%、アルカリ過剰率2.
0)、生成したゲルを激しく撹拌(約8,000〜10
,000rpりした後、700Cで5時間、結晶化反応
を続けた。
反応終了後、固形分は母液と分離し、固形分はイオン交
換水で洗浄した後105℃で乾燥して製品92yを得た
。得られた製品に関し、走査型電子顕微鏡写真(第2図
)によつて粒径の測定を行つたところ、0.5〜0.8
μであり、Ca交換能308(CaCO3号劣)で洗剤
用ビルダ一として好適であつた。実施例 2 実施例1と同一のアルミン酸ソーダ1229、珪酸ソー
ダ1199、苛性ソーダ529及び水57f1を7『C
で調合し(スラリー濃度28(Fblアルカリ過剰率2
.0)、生成したゲルを激しく撹拌(8,000〜10
,000rpりした後、70℃で5時間結晶化反応を続
けた。
反応終了後、固形分と母液を分離し、固形分はイオン交
換水で洗浄した後105℃で乾燥して製品103gを得
た。得られた製品は粒径0.3〜0.5μ、Ca交換能
311CaC03・η/9であり、洗剤用ビルダ一とし
て好適であつた。実施例1,2と同様の方法で結晶化反
応、反応物の処理、粒径の測定を行なつた、実施例3〜
7、比較例1〜6を次表に示す。
なお、表中O印は8000〜10,000rpmの撹拌
、X印は無撹拌である。そして比較例4の電子顕微鏡写
真を第3図に示した。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図はスラリー濃度と粒径の相関関係を示
すグラ入第2図は本発明の方法で得られたゼオライト粉
末の電子顕微鏡写真、第3図は比較用のゼオライト粉末
の電子顕微鏡写真を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 可溶性シリカ化合物、アルミニウム化合物及び苛性
    ソーダを混合し熱水結晶化によりゼオライト粉末を製造
    する方法において、スラリー濃度を23〜30%、アル
    カリ過剰率1.5〜2.5に調合したのち、生成ゲルを
    激しく撹拌して解砕することを特徴とする微粒子状ゼオ
    ライトの製造方法。
JP16766179A 1979-12-25 1979-12-25 微粒子状ゼオライトの製造方法 Expired JPS594376B2 (ja)

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