JPS5942626B2 - 長尺の反射板付き偏光フイルム及びその製造法 - Google Patents

長尺の反射板付き偏光フイルム及びその製造法

Info

Publication number
JPS5942626B2
JPS5942626B2 JP9287178A JP9287178A JPS5942626B2 JP S5942626 B2 JPS5942626 B2 JP S5942626B2 JP 9287178 A JP9287178 A JP 9287178A JP 9287178 A JP9287178 A JP 9287178A JP S5942626 B2 JPS5942626 B2 JP S5942626B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polarizing film
reflector
manufacturing
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9287178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5519565A (en
Inventor
肇 鈴木
達郎 各務
林次郎 市川
博之 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP9287178A priority Critical patent/JPS5942626B2/ja
Publication of JPS5519565A publication Critical patent/JPS5519565A/ja
Publication of JPS5942626B2 publication Critical patent/JPS5942626B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は反射型液晶表示素子に使用される反射板付き偏
光フィルム及びその製造法に関する。
反射型液晶表示素子の基本的な構成は第1図に示すよう
に一対の透明電極板間に液晶物質を封入した液晶素子1
と、その上面及び下面に偏光軸を直交させて、るるいは
平行位に配置した偏光膜1と、さらに最下面に配置した
反射板3とからなり、電極間に所定電圧を印加すること
により液晶の電界効果によつて所要の表示をさせるもの
でめる。かかる反射型液晶表示素子に使用される反射板
としては、一般に梨地処理したアルミニウム板、アルミ
フォイル、金属を蒸着したプラスチックシート等が試み
られているが、これらにはそれぞれ欠点がめる。すなわ
ち、アルミニウム板は加工の手間がかかるばかりでなく
、薄いものを得ることが困難であり、アルミフォイルは
ヘアラインを有するため光沢度に指向性があり、したが
つて偏光膜と貼り合わせるのに40〜50度傾けて積層
しなければならず、加工の手間と材料のロスが著しく、
また長尺のものが得られない。一方、金属を蒸着したプ
ラスチックシートは薄いものを得ることができるが、次
の欠点がある。そのひとつは、従来の金属蒸着プラスチ
ックシートは概して暗くかつ正反射光沢度と散乱光沢度
とのバランスが悪く、そのため液晶表示素子に組み込む
と画面の明るさが不足し、更に表示のコントラストの不
足するものが多かつた。また、もラひとつの欠点は、従
来の偏向フィルムはポリビニルアルコールまたはその誘
導体からなるフィルムに沃素等を含浸させ、延伸して製
造したものでめつたので偏光特性が均一な長尺偏光膜を
製造するのがむずかしいことである。本発明は、性能優
秀で画面が明るく、均質かつ長尺の反射板付き偏光フィ
ルムを提供することを目的とし、この目的は、長尺のポ
リエン系偏光フィルムと金属を蒸着したプラスチックフ
ィルムからなる長尺の無指向性反射板とを金属蒸着面を
内側にして積層接着することによつて達成される。
この積層物は、偏光フィルムとしてポリエン系のものを
使用するので高性能かつ均質であり、長尺のものが得ら
れるばかりでなく、金属を蒸着したプラスチックフィル
ムからなる無指向性反射板と金属蒸着面を内側にして積
層することによつて偏光フィルムの縦割れ防止、蒸着膜
保護、作業性の向上、画面の鮮明性向上等の効果を上げ
ることができる。更に本発明の大きな効果は、長尺の前
記積層物を作ることによつて、反射型液晶表示素子の製
造を簡略化し、自動化による量産化を容易にできること
である。均質な長尺積層物を使用すれば反射型液晶表示
素子の製造に当たつて偏光フイルムと無指向性反射板と
の接着工程が省略されることはもちろんであるが、更に
液晶素子と上記積層物を積層接着するに当たつても該積
層物の積層、裁断を意のままに行なうことができ、自動
化、量産化がしやすいわけである。本発明に使用するポ
リエン系偏光フイルムは、ハロゲン化ビニル系重合体ま
たはハロゲン化ビニリデン系重合体を加熱して部分的に
脱ハロゲン化水素することによつて原料重合体分子鎖中
にポリエンを形成させたフイルムまたは上記部分的ポリ
エン化重合体に他の重合体を添加した重合体混合物フイ
ルムを一軸延伸して一方向に配向させたものである。
一方、無指向性反射板は、通常の無指向性反射板を使用
できるが、金属蒸着前のプラスチツクフイルムの入射角
45度及び/または60度における正反射方向の光沢度
(JISZ874l法による)が基準面(屈折率1.5
67のガラス表面での鏡面光沢度を100%として、こ
れを基準とする)に対して10%以上であり、かつ上記
正反射方向の±5度における光沢度が前記正反射方向の
光沢度の50%以上であることが好ましく、このフイル
ムはポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリカーボネート等の樹脂に炭酸カルシウ
ム、タルク、カオリン、シリカ、酸化チタン、硫酸カル
シウム等の無機充填剤、あるいは相互に非溶液の樹脂を
全組成物に対する重量割合で0.501)以上、好まし
くは1〜30(:F6、更に好ましくは2〜15%混合
し、混練、溶触製膜することによつて得られる。
相互に非相溶の樹脂の例としては、ポリエチレンテレフ
タレートとポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート
とポリアミド、ポリプロピレンとポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレンテレフタレートとポリカーボネー
ト、ポリプロピレンとポリアミドが挙げられる。またフ
イルムは溶解押出冷却した未延伸フイルムでもよいし、
さらに一軸または二軸延伸した延伸フイルムでもよい。
なお、混練するのが無機充填物の場合には、その粒径は
通常0.1〜30μでろつて、3〜20μ程度が好まし
い。後、常法に従つて上記フイルム面に金属蒸着(通常
はアルミニウム)を施す。
上記偏光フイルムと無指向性反射板フイルムとの積層接
着は、前述1−5た部分的ポリエン化重合体フイルムを
一軸延伸する工程に引きつづいて無指向性反射板を連続
的に積層接着して巻き取ることによつて容易に長尺積層
物を得ることができる。
なお、積層の際に偏光フイルムの上面に保護膜として透
明の無配向フイルムを更に積層してもさしつかえない。
透明の無配向フイルムとしては、セルローストリアセテ
ート、セルロースアセテートブチレート、アクリル系フ
イルム、ポリエステルフイルム、ポリカーボネートフイ
ルム等がある。これらのフイルムを接着する接着剤とし
てはアクリル系接着剤が好ましい。そこで反射板付き偏
光フイルム積層体を連続的に製造するには、例えばセル
ローストリアセテートのような透明の無配向フイルムと
無指向性反射板フイルムに予めアクリル系接着剤を連続
的にコーテイングし、乾燥後離形フイルムを巻き取り、
これを偏光フイルム製造の延伸工程の最後にセツトして
離形フイルムを剥離しながら無配向フイルムと偏向フイ
ルムと無指向性反射板の3者を連続的に積層する。なお
、上記アクリル系接着剤を無配向フイルムど無指向性反
射板フイルムに付与するのに予め離形フイルムにアクリ
ル系接着剤をコーテイングし.これを無配向フイルムと
無指向性反射板に転写積層しながら巻き取つてもさしつ
かえない。第2図は、巻かれた状態に於ける本発明の長
尺、反射板付き偏光フイルムの斜視図であつて、この長
尺積層フイルムは第2図のように巻かれた状態で運搬さ
れ、これを使用する時は、巻かれた長尺積層フイルムを
解舒しながら思いのままに裁断し、液晶素子と積層して
反射型液晶表示素子を製造することができるので、反射
型液晶素子の製造が簡略化され、自動化による量産化が
きわめて容易になるという産業上非常に大きな効果があ
る。
次に実施例によつて本発明を説明する。実施例 ポリエチレンテレフタレート樹脂にタルク(粒径7μ)
3.5(Fll,カオリン(粒径15μ)3(F6、酸
化チタン0.01(fl)を溶融混練して製膜し、2軸
延伸して厚さ20μ、表面粗さ1.7μの練込みマツト
フイルムAを得た。
このフイルム面の表面光沢度は第1表のとおりであつた
。一方、比較のためにタルクを0.05(F6のみ含有
する2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム(厚
さ20μ)をサンドプラスト法によつて表面粗さ1.7
μにマツト加工したものBを製造し、表面の光沢度を測
定した。
その値は第2表のと訃りである。さらに、上記2軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフイルムにサンドプラスト
法によつて軽度の表面処理を施し、表面粗さ1.3μの
マツトフイルムCを製造した。
このフイルムの表面光沢度は第3表のとおりである。上
記A,B,C各フイルムのマツト面(ただしAは両面が
マツト状であるので片面のみ)に常法に従つてアルミニ
ウムを600Xの厚さに蒸着した。
得られたA,B,C各アルミニウム蒸着フイルムの蒸着
面にアクリル系接着剤を20μ厚(乾燥状態で)にコー
テイングし、コーテイング面に離形フイルムを積層して
巻き取つた。同様に無配向セルローストリアセテートフ
イルムの片面に20μ厚(乾燥状態で)のアクリル系接
着剤をコーテイングし、コーテイング面に離形フイルム
を積層して巻き取つた。これらのフイルムと一部ポリエ
ン化されたポリ塩化ビニル偏光フイルムとを第3図の説
明図の方法で積層、接着した。
第3図において、4は一部ポリエン化されたポリ塩化ビ
ニルフイルムであり、5及び6は縦延伸ロールであつて
、上記ポリ塩化ビニルフイルムは縦延伸ロール5及び6
の間で縦に一軸延伸される。7は上記アルミニウム蒸着
を施して接着剤及び離形フイルムを積層した反射板フイ
ルムA,BまたはC(′ろり、8は離形フイルム剥離ロ
ーラーである。
また9は接着剤及び離形フイルムを積層した無配向セル
ローストリアセテートフイルムであり、10は離形フイ
ルム剥離ローラーである。更に11は加圧接着ローラー
であり、12は積層フイルム巻反である。一部ポリエン
化されたポリ塩化ビニルフイルムは縦延伸ロール5及び
6の間で縦に一軸延伸され、一方、アルミニウム蒸着反
射板フイルム7は離形フイルム剥離ローラー8で離形フ
イルムを剥離され、同様にセルローストリアセテートフ
イルム9も離形フイルム剥離ローラー10で離形フイル
ムを剥離されて加圧接着ローラー11で3者が積層接着
されて巻き取られる。
このようにして製造した積層物を裁断し、液晶表示素子
の下面に組み込んで比較したところ、フイルムAの場合
には光源の方向、眼の位置が変化しても充分な明るさと
明瞭なコントラストのhる表示を与えたのに対して、フ
イルムBは明るさが極端に不足し、フイルムCは光源、
素子、眼の限られた相対位置においてのみ実用的な明る
さを示し、この相対位置が僅かにずれると画面は著しく
暗くなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は反射型液晶表示素子の一例を示す断面図。 第2図は巻かれた状態における本発明の長尺反射板付き
偏光フイルムの斜視図。第3図は本発明の偏光フイルム
一反射板積層物の製造法の一例を示す図である。1:液
晶素子、2:偏光膜、3:反射板、4:ー部ポリエン化
Δれたポリ塩化ビニルフイルム、5,6:延伸ロール、
7リアルミニウム蒸着反射板フイルム、9:無配向セル
ローストリアセテートフイルム611:加圧接着ローラ
ー 12:積層フイルム巻反。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエン系偏光フィルムと金属を蒸着したプラスチ
    ックフィルムからなる無指向性反射板とを金属蒸着面を
    内側にして積層接着した長尺の反射板付き偏光フィルム
    。 2 ポリエン系フィルムを一軸延伸する工程に引きつづ
    いて金属蒸着した無指向性反射板フィルムを連続的に金
    属蒸着面を内側にして積層接着することを特徴とする長
    尺の反射板付き偏光フィルムの製造法。
JP9287178A 1978-07-28 1978-07-28 長尺の反射板付き偏光フイルム及びその製造法 Expired JPS5942626B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287178A JPS5942626B2 (ja) 1978-07-28 1978-07-28 長尺の反射板付き偏光フイルム及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287178A JPS5942626B2 (ja) 1978-07-28 1978-07-28 長尺の反射板付き偏光フイルム及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5519565A JPS5519565A (en) 1980-02-12
JPS5942626B2 true JPS5942626B2 (ja) 1984-10-16

Family

ID=14066489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9287178A Expired JPS5942626B2 (ja) 1978-07-28 1978-07-28 長尺の反射板付き偏光フイルム及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5942626B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6246205Y2 (ja) * 1980-09-27 1987-12-11
JPS58146488U (ja) * 1982-03-29 1983-10-01 株式会社ジノ− 駆動型土壌注液機
JPH0344522Y2 (ja) * 1984-12-04 1991-09-19
JPS62102107U (ja) * 1985-12-18 1987-06-29
JPS6265034U (ja) * 1986-06-09 1987-04-22
JPH03102811U (ja) * 1990-02-13 1991-10-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5519565A (en) 1980-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6926952B1 (en) Anti-reflective polymer constructions and method for producing same
JP3971455B2 (ja) 多層光学フィルム
US7339736B2 (en) Light polarizing film
US4292370A (en) Moisture and temperature resistant polarizing lamination
US4310584A (en) Multilayer light-reflecting film
US4769265A (en) Laminated decorative film and methods of making same
US3992080A (en) Retroreflective sheet material with controlled stretch and method of making same
JPH02256002A (ja) 偏光子用材料の製造方法
JP2013235272A (ja) 多層型光学フィルム、その製造方法及び表示装置
JP2000338329A (ja) 偏光板及びその製造方法
JP2609139B2 (ja) 積層位相差板
JPS5942626B2 (ja) 長尺の反射板付き偏光フイルム及びその製造法
TWI797319B (zh) 寬頻帶波長薄膜及其製造方法,以及圓偏光薄膜的製造方法
JPS5898709A (ja) 偏光板
JPH02158701A (ja) 複合位相板
JP2002071913A (ja) 面光源用反射フィルム
JP2006323042A (ja) 積層偏光フィルムの製造方法
JPH01127329A (ja) 光学的位相機能を有する積層体
US3117177A (en) Multi-layer polarizers employing glass flake and bead materials
JPH05241004A (ja) 反射防止処理表面の製造方法
CN1311257C (zh) 层压偏振光膜的制造方法
JPH01118819A (ja) 光学的位相機能を有する基板からなる液晶表示パネル
JP4367868B2 (ja) 位相差板の連続製造法、光学部材及び液晶表示装置
JP2014102440A (ja) 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置
JPS5950412A (ja) 偏光板