JPS5942069B2 - 実効透磁率の大きい非晶質合金の製造方法 - Google Patents

実効透磁率の大きい非晶質合金の製造方法

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JPS5942069B2
JPS5942069B2 JP51116579A JP11657976A JPS5942069B2 JP S5942069 B2 JPS5942069 B2 JP S5942069B2 JP 51116579 A JP51116579 A JP 51116579A JP 11657976 A JP11657976 A JP 11657976A JP S5942069 B2 JPS5942069 B2 JP S5942069B2
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啓安 藤森
公志 戸板
俊 高橋
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【発明の詳細な説明】 本発明は磁気損失が小さく実効透磁率が大きく、かつ広
い温度範囲にわたつて実効透磁率の温度変化の小さい非
晶質合金を得る磁気特性改質方法に関するものである。
従来(結晶構造を有する実効透磁率の大きい金属磁性材
料として、センタスト(Fe−Si−Al系合金)やパ
ーマロイ系の合金(Fe−Ni系合金)などがあり、そ
れぞれの特性に応じて多くの分野で使用されているが、
これらの合金にはなおそれぞれ特性上及び使用上の欠点
がある。
Fe−Si−Al系合金であるセンタストはSi約10
%を含有する実効透磁率の大きい合金であるが、塑性加
工ができないという欠点を持つているので、特に高い硬
度と高い固有抵抗を有しているという特性が生かされる
特殊な用途、例、えば、VTR用磁気ヘッド素子等に限
つて特殊加工の上、使用されているにすぎない。
パーマロイ系統の合金は弱電関係の鉄心として使用され
ており、なかでもNl78%を含有するパーマロイは透
磁率が非常に大きくローディングコイル、電気火災警報
器の変流器用鉄心、磁気ヘッド用素子として使用されて
いる。
しかし、その製造法は真空溶解、造塊、鍛造、圧延およ
び水素中、1100℃焼鈍等の幾多の工程を経てつくら
れるもので、これに要する燃料ならびに電力も多大であ
る。そのため終局的には原材料費のわりには高価な製品
となつている。最近、機器の進歩によりかこくな環境条
件のもとで使用される場合が多くなつてきており、これ
に満足する磁性材料が必要とされている。それ故、磁気
損失が小さく実効透磁率が大きく、かつ、広い温度範囲
にわたつて実効透磁率の変化の小さい優れた材料の開発
が望まれている。
本発明)ま、従来用いられている実効透磁率の大きい金
属材料が有する前記諸欠点のない、新規な、磁気損失が
小さく実効透磁率が大きく、広い温度範囲にわたつて実
効透磁率の温度変化の小さいJFe−Co−Ni(Si
、B)系非晶質合金を得る磁気特性改質方法を提供する
ことを目的とするものである。上記の目的を達成するた
めの発明の要旨とするところは、原子比率でFe3〜1
2%、Ni50%、以下、Si20%以下、B5〜25
%、Si+B20〜35%、を含み残部実質的にCoよ
りなる非晶質合金で、こ、の合金のキュリー温度が結晶
化温度以下であることを必要条件とするものであり、こ
の合金を、前熱処理のいかんにかかわらず、最終的に結
晶化温度以下、キユリ一温度以上から1分間に5℃以上
の割合で冷却することを特徴とする非晶質合金の磁気特
性改質方法である。
かくして得られる非晶質合金は磁気損失が小さく、実効
透磁率が大きくかつ広い温度範囲にわたつて実効透磁率
の温度変化の小さい磁気特性をもつ合金である。
通常、金属は固体状態では結晶状態であるが、ある特殊
な条件(合金組成、急冷凝固)下では固体状態でも液体
に類似した、結晶構造をもたない原子構造が得られる。
この様な金属又は合金を非晶質合金又はアモルフアス金
属と呼ばれているO本発明者等は先に発明して特許出願
した高透磁率アモルフアス合金(特願昭50−1510
3)および高透磁率アモルフアス合金の磁気特性改質方
法(特願昭50−1509)につき高周波帯における、
磁気特性をさらに向上させるべく、熱処理条件等につい
て研究した結米磁気損失が小さく実効透磁率が大きく、
広い温度範囲にわたつて実効透磁率の温度変化の・J\
さい非晶質合金を得る磁気特性改質方法を新規に知つた
第1表は本発明による磁気特性の改質方法で処理したと
きの非晶質合金の磁気損失実効透磁率、およびその温度
特性を、急冷状態のまま(熱処理前)の合金のものと、
従来から結晶金属軟磁性材料の代表として知られている
5−79M0パーマロイ(スーパーマロイ)の特性値と
で比較して示した。
次に本発明で用いた,成分組成を有する非晶質合金を製
造する方法について説明する。
第1図は前記非晶質合金を製造する装置の一例を示す概
略図である。
この図において、1は下方先端に噴出するノズル2を有
する石英管で、その中には所定の成分組成を持つ様に配
合した原料金属3が装入され、溶解される。4は原料金
属を溶解するための加熱炉である。
5はモーター等の回転機により高速度、例えば1500
〜5500r.p.mで回転される回転冷却部材(直径
20φ(ロ)である。
この冷却部材の材質は溶融材料を外周表面部6で薄帯状
の形で凝固させる様、な冷却速度で、溶融材料から熱を
除去し得るものであれば良く、銅、鉄、アルミニウム、
合金等の良好な熱伝導率を有している材料が好適である
。8は石英管1を支持して上下に移動するためのエアピ
ストンである。
原料金属は、先ず石英管1の送入口1aより流体搬送等
により装入され加熱炉4の位置で加熱溶解され、次いで
エアピストン8により、ノズル2が冷却部材の外周表面
部6に対向する如く、石英管1が図に示す位置に下降さ
れたとほぼ同時に溶融金属3にガス圧力功nえられて、
溶融金属が冷却音附の外周表面部6に向つて噴流する。
石英管内部へは金属3の酸化を防ぐため絶えず不活性ガ
ス、例えばアルゴンガス9を送入し不活性雰囲気として
おくものとする。噴流された溶融金属は高速回転してい
る冷却部材の外周表面部に接触すると同時に超高速冷却
(104℃/Sec以上)が与えられて瞬時に凝固し、
薄帯状の非晶質合金10となる。本発明で使用された非
晶質合金は一般の非晶質合金と同じく、その成分組成に
応じて、ある温度で結晶性金属または合金に変化する結
晶化温度をもつている。
非晶質合金が結晶化すると非晶質合金としての特性が失
われることになるので本発明において熱処理温度は結晶
化温度以下でなければならない。第2表に本発明で用い
た非晶質合金の成分組成と結晶化温度を示す。結晶化温
度は示差比熱曲線における発熱の開始温度とする。なお
、元素記号の右下に表示さイ一tている数値は原子比率
(へ)を示す。第2表から明らかな如く、非晶質合金は
その組成により結晶化温度が異なるので本発明の方法に
おいても、成分組成に応じた熱処理温度を選択する必要
がある。
第2表で示した成分組成を持゛つ合金を前記の製造装置
で非晶質合金をつくつた。
得られた非晶質合金の形状はそれぞれ厚さ約20〜24
μM..幅約0.8mm1長さ約10mの薄帯である。
この薄帯を適当な長さに切つて合金の磁気特性を測定し
た。直流磁(ヒ特性としての磁束密度(B)及び保磁力
(Hc)は上記の薄帯を長さ20礪に切つてCOiff
i型のB−Hループ積分器で測定した。実効透磁率(瑚
)は薄帯状試料に層間絶縁材MgO粉末を塗布しながら
直径15mm(7)環状磁器に巻つけてトロイダルコア
(巻コア)としてマツクスウエルブリツヂを用いて、周
波数1kHz,3kHz,10kHz,100kHz1
各々の測定磁界16(MOe)で測定した。磁気損失(
WattlOss,W/K9)はマツクスウエルブリツ
ヂで周波数10kHzで測定した。第3表に本発明の熱
処理条件を研究するために使用した非晶質合金のキユリ
一温度と急冷状態のまま(熱処理前)の薄帯を上記の如
くトロイダルにして測定したときの実効透磁率の周波数
特囲と磁気損失を示す。第2図は第3表の成分組成を持
つ非晶質合金A〜Eを400℃で20分間カロ熱した後
で1分間5℃の割合で冷却し横軸の空冷開始温度に達し
たときに空冷した合金の実効透磁率を夫々の空冷開始温
度についてプロツトして示したものである。
但し、140゜C以下の冷却は1分間に2.5℃の割合
であつた。図中のA,B,C,D,Eは第3表の成分組
成をもつ合金と対応する記号であり、矢印はそれぞれの
合金のキユリ一温度を示す。
この図から明らかな如く、実効透磁率の最大となる空冷
開始温度は合金のキユリ一温度に依存していることがわ
かる。
即ち、非晶質合金のキユリ一温度よりも低い温度まで冷
却された合金の実効透磁率は著しく低下する。この低下
は、キユリ一温度以下での徐冷によつて生ずることから
、゛誘導磁気異方性による磁壁の固着効果にもとづくも
のと思われる。第2図Aは第3表の組成を有する非晶質
合金A〜Iを450℃で20分間カロ熱した後に、水冷
、空冷および約150℃/Hrの降温によつて冷却した
際の実効透磁率(μe)とキユリ一温度(Tc)との関
係について示す。
この結果、μeは冷却速度が大きい場合には合金のTc
の高低に無関係に常に大きな値を示すが、冷却速度が遅
くなるに従つてTcの高い合金ほどμeは著しく低下す
ることが分る。
なお、この図で示す様に、ガラス化元素の総量(Si+
B)が29〜32at%を含む合金のμeは上記の冷却
方法によつても著しい変化を示さないことから、μeの
熱的安定性においてもすぐれていることが分る。
これらの結果から、非晶質合金を結晶化温度以下で熱処
理し、その温度から急冷もしくは合金のキユリ一温度以
上から急冷することによつて、第3表の熱処理前のもの
に比較して、実効透磁率及び以下の実施例にて示す如く
、磁気損失及び透磁率の温度特性について著しく改善さ
れる事が分つた。
なお、急冷の際の最低速度は合金組成によつて異なる。
一般のキユリ一温度の低い合金では、最低速度は小さく
とりうるが、キユリ一温度の高い合金では大きくしなけ
ればならない。本発明における1分間に5℃以上の冷却
速度はその最低速度である。本発明方法に適する非晶質
合金について、各成分の含有量を限定する理由は次の如
くである。
Bは非晶質化を助成する元素であるが、5%未満の場合
と25%をこえた場合には非晶質合金の製造が困難にな
り、かつ合金を脆化させるので5〜25%の範囲内にす
る必要がある。Siは合金組織の非晶質化を助成し、か
つ透磁率を高め、保磁力を減少させる有効な元素である
。特にCO基非晶質合金の場合に顕著な効果がある。し
かし20?をこえてもそれほど透磁率を向上せず、合金
のキユリ一温度を著しく低下させるだけであるのでSi
2O%以下にする必要がある。又、Si+Bが20%以
下の合金では本発明の熱処理効果が有効に作用されず、
35%以上では非晶質合金の製造が困難になり、かつ合
金を脆化させるので20〜35%の範囲内にする必要が
ある。Feは3%より少ないとき、および12%より多
いときは磁歪が増し、本発明による熱処理方法を用いて
も高い実効透磁率が得られないので、3〜12%の範囲
内にする必要がある。Nlは、透磁率を向上させる元素
であるが50%をこえると飽和磁束密度を減少させると
共に合金のキユリ一温度が室温近くになり、実用材料と
して利用価値が半減するので50%以『とする必要があ
る。次に本発明の有効性を実施例に従つて説明する。
実施例 1(FeO.O8cOO.72NlO.2O)
74si10B16の成分組成を有する合金を前述の製
造方法で非晶質合金をつくつた。
得られた非晶質合金の形状は厚さ約24μM..幅約0
.8mm長さ約10mの薄帯である。この試料の磁気特
性の測定方法は前述の通りである。第3図は,急冷状態
の非晶質合金を各熱処理温度で20分間カロ熱した後に
空冷して測定したときの磁束密度B2O(20エルステ
ロドの磁界中で測定した値)、残留,磁束密度Br、保
磁力HCl実効透磁率μeの変化を示す。
この図で薄帯の保磁力は250′Cの熱処理温度から減
少し、475℃付近で極値〔Hc+0.0010(0e
)〕を示すと共に、実効透磁率も急激に向上する。更に
高温側で処理すると、結晶化温度に近づくに従つて保磁
力が増加すると共に、実効透磁率は急激に減少する。第
4表は450℃で20分間力n熱し、上記の冷却条件と
同様に1分間に5℃の割合で冷却しこの合金のキユリ一
温度(273℃)以上の350℃から空冷したときの実
効透磁率の周波数特性及び磁気損失を示す。
第4図は実効透磁率の温度特性を、熱処理前と熱処理後
のものについて比較して示した。第4表、および第4図
で示される如くこの合金に上記の熱処理をほどこすこと
によつて磁気損失、実効透磁率およびその温度特性と共
に大巾に改善されることが分る。成分組成を有する合金
を前述の製造方法によつて非晶質合金をつくつた。
得られた非晶質合金の形状は厚さ約24μm1幅約0.
8mms長.さ約10mの薄帯である。第5表は、40
0℃で20分間加熱し、前述の冷却条件と同様に1分間
に5℃の割合で冷却し、250℃から空気中で空冷した
ときの実効透磁率の周波数特性および磁気損失を示す。
第5図は実効透磁率の温度特性を示したもので、上記条
件で熱処理したものと熱処理前のものとを比較して示し
た。第5表および第5図で示される如く、この合金に上
記の熱処理をほどこすことによつて磁気損失、実効透磁
率及びその温度特性と共に大巾に改善されることが分る
を有する合金を前述の製造方法によつて非晶質合金をつ
くつた。
得られた非晶質合金の形状は厚さ約23μm1幅約0.
8mへ長さ約10mの薄帯である。この試料の磁気特性
の測定方法は前述の通りである。第6表は空気中380
℃で60分間加熱し、1分間に5℃の割合で冷却し、こ
の合金のキユリ一温度(28「C)以上の300℃から
空冷したときの実効透磁率の周波数特性を示す。第6図
は、その温度特性を、熱処理前のものとの比較で示した
。第6表および第6図で示される如く、この合金に上記
条件の熱処理をほどこすことによつて磁気損失、実効透
磁率およびその温度特性ともに大巾に改善されることが
分る。
実施例 4 第7表は実施例1で用いた成分組成を持つ合金を450
℃で20分間加熱し1分間に4℃の割合で冷却し、この
合金のキユリ一温度(273℃)以下の200℃から空
冷したときの実効透磁率の周波数特性と上記熱処理した
この合金をキユリ一温度以上の300℃で20分間v口
熱し、その温度から空冷したときの磁気損失、実効透磁
率の周波数特性をあわせて示す。
第7図は再熱処理をほどこしたときの実効透磁率の温度
特性を示す。
第7表および第7図で示される如く、合金のキユリ一温
度以下の徐冷によつて実効透磁率が著しく低下した試料
を、その合金のキユリ一温度以上に再加熱し、急冷する
ことによつて、実施例1で得られた熱処理後の磁気特性
とほぼ同じ特性のものになることが分つた。
実施例 5 (FeO.O62cOO,938)70si19B11
の成分組成を有する合金を前述の製造方法によつて、非
晶質合金をつくつた。
得られた非晶質合金の形状は厚さ約20μm1幅約0.
8mm長さ約10mの薄帯である。この試料の磁気特性
の測定方法は前述の通りである。第8表は空気中450
℃で60分間加熱し、1分間に5℃の割合で冷却したと
きの実効透磁率の周波数特性および磁気損失を示す。第
8図はその温度特性を第9図は100℃で10000分
までの時効による実効透磁率の変化を示す。第8表およ
び第8図で示される如く、この合金に上記の条件の熱処
理をほどこずことによつて磁気損失、実効透磁率および
温度特性ともに大巾に改善される、また、第9図で示さ
れる如く、この合金の実効透磁率は100℃で1000
0分間の時効によつてもほとんど変化しないことが分る
以上、これらの実施例から明らかな如く、前述の成分組
成を有する非晶質合金の磁気特性は本発明の磁気特性改
質方法を用いるこ吉によつて大巾に改善されることが分
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は非晶質合金を製造する装置の一例を示す概略図
、第2図はそれぞれの成分組成を有する非晶質合金の空
冷開始温度に対する実効透磁率の変化を示す図、第2図
Aはそれぞれの成分組成を有する非晶質合金の実効透磁
率とそのキユリ一温度との関係を示す図、第3図は(F
eO.O8COO.72NlO.2O)74Si,0B
,6の成分組成を有する非晶質合金の熱処理温度による
直流磁化特性および実効透磁率の変化を示す図、第4図
は(FeO.O8COO.72NlO.2O)74Si
,0B16の成分組成を有する非晶質合金の実効透磁率
の温度特性を示す図、第5図は(FeO.O95cOO
.5O5NlO.4O)76Si10B14の成分組成
を有する非晶質合金の実効透磁率の温度特性を示す図、
第6図は(FeO.O62cOO.938)78Si1
7B10の成分組成を有する非晶質合金の実効透磁率の
温度特性を示す図、第7図は(FeO.O8OcOO.
72NlO.2O)74si10B16の成分組成を有
する非晶質合金を300℃で再処理したときの実効透磁
率の温度特性を示す図、第8図は(FeO.O62cO
O.938)70si19B11の成分組成を有する非
晶質合金の熱処理後の温度特性を示す図、第9図は)(
FeO.O62cOO.938)70si19B11の
成分組成を有する非晶質合金の時効による実効透磁率の
変化を示す図。 1・・・・・・石英管、2・・・・・・ノズス、3・・
・・・・原料金属、4・・・・・・加熱炉、5・・・・
・・回転冷却部材、6・・・・・・外周表面部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原子比率Fe3〜12%、Ni50%以下、Si2
    0%以下、B5〜25%、Si+B20〜35%、を含
    み残部実質的にCoよりなる非晶質合金で、キュリー温
    度が結晶化温度以下である非晶質合金を前熱処理のいか
    んにかかわらず、最終的に結晶化温度以下で、キュリー
    温度以上の温度から1分間に5℃以上の割合で冷却する
    ことを特徴とする磁気損失が小さく、実効透磁率が大き
    く、広い温度範囲にわたつて実効透磁率の温度変化の小
    さい非晶質合金を得る磁気特性改質方法。
JP51116579A 1976-09-30 1976-09-30 実効透磁率の大きい非晶質合金の製造方法 Expired JPS5942069B2 (ja)

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