JPS5941443Y2 - 電子レンジ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、キーボードにおけるタッチキー操作にて加熱
条件を設定して加熱を開始する電子レンジに関し、キー
ボードの清掃時などに不所望にキー操作がなされても加
熱が実行されない様にすることを目的とする。

以下本考案実施例電子レンジを図面に基づいて詳述する
。

第１図及び第２図において、１は電子レンジ本体、２は
マグネトロン（図示しない）を備えた高周波加熱室３を
開閉するためのドア、４は上記電子レンジ本体１の前面
に設けられたコントロールパネル部で、該パネル部にお
いて、５は加熱時間、加熱温度レベル及びパワーレベル
等を例えばＬＥＤ（発光ダイオード）にてデジタル表示
する表示装置、６は食品とパワーレベルとの関係を表示
するパワークツキングガイド、７は食品と加熱温度レベ
ルとの関係を表示する温度クツキングガイド、８は複数
のタッチ式キーから戊るキーボードである。

該キーボードを更に詳述するに、９は加熱条件設定キ一
部で、該キ一部において、１０は加熱時間を設定するた
めのタイムキー、１１はパワーレベルを設定するための
パワーキー、１２は加熱温度を設定するための温度キー
、１３．１３・・・・・・はＯ〜９の数字キーである。

１４は高周波発振を開始するためのスタートキー、１５
は高周波発振を停止するためのストップキー、１６は上
記加熱条件設定キ一部９の各キーにて設定された加熱条
件をクリアするためのクリアキーである。

本考案の特徴として、該クリアキーは上記キーボード８
を横断すべく配設されており、その上、下部に夫々加熱
条件設定キ一部９とスタートキー１４が配設されている
。

従って、キーボード８において、加熱条件設定キ一部９
とスタートキー１４はクリアキー１６にて完全に分離さ
れている。

第３図は上記電子レンジのブロック回路図を示し、１７
は上記キーボード８の各キーを備えたキー入力回路、１
８は該回路からのキー人力信号に基づいて後述する各種
の制御を実行するためのコントロール回路、１９は該回
路から出力される信号にて加熱時間、加熱温度レベル、
パワーレベル等を上記表示装置５にて表示せしめる表示
回路、２０は上記コントロール回路１８から出力される
信号にてマグネトロン等を駆動させる出力回路である。

更に食品に挿入しその温度を感知するための周知の温度
プローブ（図示しない）（例えば実公昭４９−１２６７
９号公報参照）を設は該プローブからの人力信号をコン
トロール回路１８に導入することにより上記出力回路２
０を制御するようにしている。

而して、温度制御加熱を実行する場合、食品に温度プロ
ーブを挿入する。

そして、キーボード８にて温度キー１２を操作し、次い
で温度クツキングガイド７を参照して各調理品目に対応
する１〜９段階のうち所望段階の数字、即ち所望加熱温
度レベルを数字キー１３の操作にて人力する。

すると、所望調理に応じた加熱温度が設定される。

しかる後、スタートキー１４を操作すると、コントロー
ル回路１８の制御にて食品の温度が設定温度に達するま
で加熱が実行される。

尚、この加熱ではパワーは設定されていないが、この場
合は最大パワーにて加熱される。

次に、パワーを設定して所定時間加熱を実行する場合、
キーボード８にてパワーキー１１を操作し、次いでパワ
ークツキングガイド６を参照して各調理品目に対応する
１〜９段階のうち所望段階の数字、即ち所望パワーレベ
ルを数字キー１３の操作にて人力する。

すると、所望調理に応じたパワーが設定される。

そして、タイムキー１０を操作して、例えば加熱時間５
分を設定すべく５の数字キー１３を操作する。

しかる後、スタートキー１４を操作すると、コントロー
ル回路１８の制御にて所定パワーで５分間加熱が実行さ
れる。

尚、上記加熱時間、加熱温度レベル及びパワーレベルの
操作時には夫々の設定値が表示装置５にて表示される。

処で、従来の電子レンジでは、クリアキー１６は第４図
に示す如くキーボード８の加熱条件設定キ一部９とスタ
ートキー１４との間には配設されておらず、従ってキー
ボード８の清掃時などに誤って矢印Ａの如くタイムキー
１０、数字キー１３及びスタートキー１４に触れた場合
不所望に加熱が実行され極めて危険であった。

尚、第４図において第２図と同一部分には同一符号を記
してその説明を詳略した。

しかるに本考案では、キーボード８において、クリアキ
ー１６を加熱条件設定キ一部９とスタートキー１４との
間にてキーボードを横断すべく配設したので、キーボー
ド８の清掃時などに誤って上記矢印Ａの如く触れてもこ
の場合はスタートキー１４に触れる直前に必ずクリアキ
ー１６にも触れるため、スタートキー１４に触れるに至
っては既に加熱条件はクリアされており、従って不所望
に加熱が実行されることはない。

以上の説明から明らかな如く本考案によれば、キーボー
ドにおいてクリアキーを加熱条件設定キーとスタートキ
ーとの間にてキーボードを横断すべく配設したから、キ
ーボードの清掃時などにおける従来の如き不所望な加熱
は実行されず、極めて安全な電子レンジを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例電子レンジの斜視図、第２図は同
コントロールパネル部の正面図、第３図は同ブロック回
路図、第４図は従来の電子レンジのコントロールパネル
部の正面図である。 ８・・・・・・キーボード、９・・・・・・加熱条件設
定キ一部、１４・・・・・・スタートキー、１６・・・
・・・クリアキー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電子レンジ本体のキーボードにおいて、加熱条件を設定
   するための加熱条件設定キー、上記加熱条件の下に加熱
   を開始するためのスタートキー、上記加熱条件をクリア
   するためのクリアキーを備えると共に該クリアキーを上
   記加熱条件設定キーとスタートキーとの間にてキーボー
   ドを横断すべく配設したことを特徴とする電子レンジ。