JPS5941156Y2 - 自動車のバンパ− - Google Patents

自動車のバンパ−

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JPS5941156Y2
JPS5941156Y2 JP19080281U JP19080281U JPS5941156Y2 JP S5941156 Y2 JPS5941156 Y2 JP S5941156Y2 JP 19080281 U JP19080281 U JP 19080281U JP 19080281 U JP19080281 U JP 19080281U JP S5941156 Y2 JPS5941156 Y2 JP S5941156Y2
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JP
Japan
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pressure
bumper
fluid
rear chamber
chamber
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JP19080281U
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JPS5893550U (ja
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稔 吉田
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、衝突時の衝撃力を緩衝できるようにした自
動車のバンパーに関するものである。
ゴムまたは軟質合成樹脂などの弾性体で形成された内部
中空のバンパ一本体の内部に圧力流体を封入し、前記バ
ンパ一本体に作用する衝撃力を、このパンパン本体の圧
縮変形と、本体の変形による圧力流体の圧力上昇とによ
って吸収するようにした緩衝効果を有する自動車用バン
パーは従来から存在する。
例えば、実公昭47−26839号公報では、弾性部材
から威るバンパーの内部に流体を充填し、このバンパー
と吸収体とを逆止弁を介して連通させ、衝突時の衝撃に
より前記の流体を圧縮し、この加圧流体を逆止弁から吸
収体に流動させるようにした衝撃吸収式バンパーを開示
している。
また、特公昭48−606号公報では、筒状をなす可撓
性合成樹脂中空体の内部に前室と後室とを設けて前室に
は液体を入れ、かつ後室には多孔質弾性材料を充填し、
上記画室間の隔部分に薄膜体を張設し、前室の周壁に作
用する衝撃力を、上記周壁の圧縮変形による液体圧力の
上昇で一次吸収し、次の段階で多孔質弾性材料に圧迫力
を与え、これを圧縮変形させて二次吸収するようにした
緩衝機能のすぐれた合成樹脂製バンパーを開示している
しかしながら、上記いずれのバンパーも、一度の衝撃力
の緩衝に効果を挙げることができると考えられるが、衝
撃力を吸収した圧力流体が吸収体に流動し、または後室
に流動するため、前室の流体圧力が初期の状態に戻るま
でに時間がかかり、複数衝突のように、短時間のうちに
断続的に加わる衝撃力(繰返し衝撃力)の緩衝には効果
を挙げることができないという欠点がある。
そこで、この考案は、上記の欠点を解消し、繰返し衝撃
力を効果的に緩衝することができるようにした自動車用
バンパーを提供することを目的としている。
この考案は、弾性体より戊る内部中空のバンパ一本体の
内部に前室と後室とを設け、上記画室間に形成された隔
壁に画室を連通させる小径孔を形成し、前記後室の内圧
を設定圧力に保持する圧力設定弁を設け、またバンパ一
本体の内圧が設定圧力より低下したとき、この本体内に
高圧の圧力流体を供給する圧力補充装置を設け、前記前
室に加わる衝撃力が解除され、バンパ一本体が自己の弾
力によって復元した際の圧力低下時にバンパ一本体内に
圧力流体を自動供給して前室の圧力を瞬時に元の状態に
復元させるようにしたものである。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
図示のように、自動車Aにおけるシャーシ1の前側及び
後側にはバンパー受は部材2が取付けられ、このバンパ
ー受は部材2に弾性を有する内部中空のバンパ一本体3
がねじ止め等の手段によって取付けられている。
前記バンパ一本体3は、衝突時において衝撃力が作用す
るため、弾性及び耐圧性に優れたバンパ一本体3である
ことが必要で、例えば、ゴムもしくは軟質合成樹脂また
は上記材料に炭素繊維布もしくはナイロンを内張すした
材料で形成するのが好ましい。
この材料は、−プライタイプのほが、ニブライ等マルチ
タイプのものであってもよい。
バンパ一本体3の内部には前室4と後室5とが設けられ
、上記両室4,5間に形成された隔壁6には多数の小径
孔7が形成されている。
したがって、前室4の周壁が圧縮変形して前室4に封入
した流体の圧力が上昇すると、この圧力流体は上記の小
径孔7から後室5に流れるようになっている。
前室4及び後室5に封入される流体としては、エアや水
などを採用することができるが、ここではエアを封入し
た例を示している。
前記後室5の周壁一部には圧力設定弁8が取付けられ、
後室5内の圧力がこの圧力設定弁8の設定圧力を超える
と、上記設定弁8が開放し、後室5内の圧力が外部に漏
洩するようになっている。
また、後室5には流体供給管9が接続゛され、この流体
供給管9の端に圧力補充装置としてのコンプレッサ10
が接続される。
流体供給管9の途中には自動弁11が取付けられ、この
自動弁11は後室5の内部圧力を検出する検出器12と
連動し、後室5の内部圧力が設定圧力より低下して検出
器12が作動すると、自動弁11が開放するようになっ
ている。
なお、圧力検出器12は、前室4がわに取付けてもよい
また、流体供給管9は前室4に連通させてもよい。
いま、バンパ一本体3に衝撃力が作用すると前室4の周
壁が第3図に示すように圧縮変形するため、前室4内部
の流体圧力が上昇し、この圧力上昇とバンパ一本体3の
変形とによって衝撃力が吸収されると共に、前室4の圧
力流体は隔壁6の小径孔7から後室5に流れ、上記後室
5の流体圧力が設定弁8の設定圧力を超えると、この設
定弁8が開放し、内部の流体が外部に漏洩する。
このため、バンパ一本体3の内部圧力は一定に保持され
、液体の圧力上昇によるバンパ一本体3の破損を防止す
ることができる。
自動車の衝突事故には、単一的な衝突と、衝突時の反動
により再度他の対象物に衝突する二重・三重の衝突とが
存在し、後者のような繰返し衝撃力が加わるような衝突
において、バンパ一本体3の前室4における流体圧力が
設定圧力より低下していたり、前室4の周壁形状の復元
が遅い場合には、次の衝撃力の緩衝に効果を挙げること
ができず、大きな事故を惹起する危惧がある。
ところで、この考案において、衝突した自動車が衝突時
の反動で衝撃対象物から離れると、前室4の周壁が自己
の弾性で元の状態に復元し、その形状回復によってバン
パ一本体3の容積は衝突時の容積より増大するため、内
部の流体圧力が低下し、圧力検出器12が作動する。
この圧力検出器12と流体供給管9の自動弁11とは連
動しているため、上記検出器12の作動により自動弁1
1が開放する。
この結果、コンプレッサ10がら後室5内に高圧の圧力
流体が供給さね、バンパ一本体3の内部の流体圧力が増
し、次の衝撃力を緩衝できる状態に復帰する。
したがって、繰返し衝撃力が作動しても、これらの衝撃
力を効果的に緩衝することができ、大きな事故の抑制に
効果を挙げることができる。
なお、実施例の場合は、圧力補充装置としてコンプレッ
サを示したが、圧力補充装置はこれに限定されず、例え
ば蓄圧タンクを後室に接続してもよい。
以上のように、この考案にお・いては、衝突時の衝撃力
がバンパ一本体の前側に作用すると、前室の周壁が圧縮
変形し、かつ内部の流体圧力が圧縮するため、周壁の変
形と流体の圧力上昇とによって衝撃力を吸収することが
できると共に、衝突時の反動によってバンパ一本体が衝
突対象物から離れると、圧力検出器が本体内部の圧力低
下を検出し、この検出器と連動する圧力補充装置からバ
ンパ一本体内部に高圧の圧力流体が供給されてバンパ一
本体の形状及び流体圧力が瞬時に元の状態に戻るため、
繰返し衝撃力が作用した場合でも、これらの衝撃力を緩
衝することができ、事故防止に大きな効果を挙げること
ができる。
また、後室の周壁一部に圧力設定弁を取付けて、バンパ
一本体の内部の流体圧力がこの圧力設定弁の設定圧力を
超えた場合に、流体圧力が外部に漏洩するようにしたた
め、バンパ一本体が流体圧力の異常な上昇によって破損
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るバンパーを使用した自動車の
正面図、第2図は同上バンパーの縦断正面図、第3図は
同上バンパーの衝突時の状態を示す断面図である。 3・・・・・・バンパ一本体、4・・・・・・前室、5
・・・・・・後室、6・・・・・・隔壁、7・・・・・
・小径孔、8・・・・・・圧力設定弁、9・・・・・・
流体供給管、10・・・・・・コンプレッサ、11・・
・・・・自動弁、12・・・・・・検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性体より成る内部中空のバンパ一本体の内側に隔壁を
    設けて前室と後室とを形成し、この隔壁に上記の画室を
    連通させる多数の小径孔を設け、前記後室内の圧力が設
    定圧力を越えた場合に開放する圧力設定弁を取付け、前
    記バンパ一本体に圧力補充装置を接続し、この圧力補充
    装置とバンパ一本体とを連通させる通路の開閉用自動弁
    を後室内の圧力を検出する圧力検出器に連動させた自動
    車のバンパー。
JP19080281U 1981-12-18 1981-12-18 自動車のバンパ− Expired JPS5941156Y2 (ja)

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JP19080281U JPS5941156Y2 (ja) 1981-12-18 1981-12-18 自動車のバンパ−

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JP19080281U JPS5941156Y2 (ja) 1981-12-18 1981-12-18 自動車のバンパ−

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Publication Number Publication Date
JPS5893550U JPS5893550U (ja) 1983-06-24
JPS5941156Y2 true JPS5941156Y2 (ja) 1984-11-26

Family

ID=29995235

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JP19080281U Expired JPS5941156Y2 (ja) 1981-12-18 1981-12-18 自動車のバンパ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4539281B2 (ja) * 2004-10-22 2010-09-08 株式会社デンソー 車両用障害物判別装置
JP4816187B2 (ja) * 2006-03-27 2011-11-16 株式会社デンソー 衝突検知手段
JP4968514B2 (ja) * 2006-10-20 2012-07-04 株式会社デンソー 衝突検知手段
JP5170551B2 (ja) * 2008-02-20 2013-03-27 株式会社デンソー 車両用衝突検知装置

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JPS5893550U (ja) 1983-06-24

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