JPS594075Y2 - 合成皮革の高周波接合金型 - Google Patents

合成皮革の高周波接合金型

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Publication number
JPS594075Y2
JPS594075Y2 JP1976014986U JP1498676U JPS594075Y2 JP S594075 Y2 JPS594075 Y2 JP S594075Y2 JP 1976014986 U JP1976014986 U JP 1976014986U JP 1498676 U JP1498676 U JP 1498676U JP S594075 Y2 JPS594075 Y2 JP S594075Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
synthetic leather
electrode
tooth
leather
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976014986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52108265U (ja
Inventor
博和 片山
Original Assignee
帝人株式会社
有限会社片山工業所
長瀬 徳二
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 帝人株式会社, 有限会社片山工業所, 長瀬 徳二 filed Critical 帝人株式会社
Priority to JP1976014986U priority Critical patent/JPS594075Y2/ja
Publication of JPS52108265U publication Critical patent/JPS52108265U/ja
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Publication of JPS594075Y2 publication Critical patent/JPS594075Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高周波ウエルグーに用いられる合成皮革の接合
金型に関し、恰もミシン縫接合と同様の外観形状を与え
、接合する合成皮革の厚さ重ね枚数等の変化にも比較的
影響されずに均一強固な接合の得られる金型に関する。
従来、合成皮革の高周波ウエルグーによる接合は直歯の
薄刃缶型電極と面電極による一様な線接合か、凹凸歯の
薄刃缶型電極と面電極によるローレット状線接合かの何
れかであった。
そして前者の一様な線接合は十分な強さの接合をすると
接合部が硬くなり、接合部の厚さに変化があると勿ち接
合の強さ、接合の見掛は状態に影響すると云う難点があ
る。
また後者のローレット状線接合は接合部が硬くなると云
う点は或程度改善されるが、接合部の厚さ変化が接合の
強さ、見掛は状態に強く影響を及ぼす点は改善されない
即ち、例えば2枚重ね3枚重ねが連なっている処を一度
に接合したとすると3枚重ね部ではローレット模様が深
く形付けられ、2枚重ね部では浅く形付けられて境目に
近い2枚重ね部では殆んどローレット模様が付かず殆ん
ど接合がなされないと云う結果を与える。
従って直歯の薄刃缶型電極による一様な線接合や凹凸歯
型電極によるローレット状線接合はシートや皮革が薄い
場合、重ね厚さが一様な場合に比較的問題なく行なわれ
る方法であった。
それに対し本考案の金型は歯先から底部にかけてなだら
かな曲率を有する波状歯型を形成した薄刃帯を接合線の
形状に成型して金属板に一体に固着した型電極として用
いられる金型であって、前記薄刃帯の肉厚が波状歯型の
付された部分において歯先に行く程薄くなる勾配を有す
ることを特徴としており、合成皮革の重ね合わせを接合
するに際し、裏面は面電極で押し、表面よりは本考案の
金型を波状歯型のなだらかな曲率を有する底部が皮革表
面を押し付けるまで食い込ませて押して両電臣間で高周
波接合することにより、先に述べた如きミシン縫と同様
の接合が得られる金型である。
本考案の金型は特に合成皮革が繊維不織布・織物等繊維
より成るシート状基材の組織内にポリウレタン樹脂を含
有せしめた、或いは更にそれにウレタン樹脂の表皮層を
設けた構造より成る天然皮革に類似した性状を有する合
成皮革である場合に最も効果的に実いられる高周波接合
金型である。
所謂、塩ビレザー等と違って上述の如き合成皮革はより
天然皮革に類似した柔軟性、圧縮弾性を有しており、そ
の様な合成皮革の接合は重ね合わせ枚数等の変化で接合
の強さが変化しないことば勿論のこと、接合の結果が出
来るだけ皮革性能を変化させず天然皮革らしい感じを損
ねないことを特に要求している。
そして、ミシン縫いによる接合がその様な要求を満たす
訳であるが、本考案の金型を用いれば多量生産が高能率
に行われる高周波接合においてミシン縫と同様な効果が
得られるのである。
本考案を図面により説明すると、第1図には本考案に用
いられる歯先から底部にかけてなだらかな曲率を有する
波状歯型を形成した薄刃帯1を示し、この薄刃帯は波状
歯型の付される部分において歯先に行く程肉厚の薄くな
る勾配が付けられていることが望ましく、迫真のミシン
縫外観、形状を得るためにはそれが図の如くテーパーで
あることが一層望ましいとされている。
平行な同一厚さの波状歯型が与えるミシン縫との類似性
は容易に見分けられる程度であり、テーパーのものでは
触れて見て相違が納得される程度に類似する。
この様な薄刃帯を所望の接合形状に成型して金属板に鑞
付等で一体として接合した型電極として用いられるのが
本考案の金型である。
第2図は平面上で接合する本考案に関する型電極と面電
極とを組合せて用いる例を示す斜視図、第3図は曲面上
で接合する本考案に関する型電極と面電極とを組合せて
用いる例を示す斜視図であり、波状歯型を有する薄刃帯
1を成型してなる型電極2と面電極3は図の如く平面形
状のみならず立体形状にも成型される。
尚、図の4は電源よりのリードバンドであり、第2図に
示した5は面電極を上下動する加圧シリンダーに固定し
て繋ぐ電気絶縁材料よりなる取付はピラーである。
また第3図の曲面をなす面電極3は左右の鞍部ピースと
三角形のピースとを一点鎖線の側部で金属薄板で接いで
一体とした如き構造よりなっており、楔状のアース電極
上に乗せられているため、上から型電極で押されると楔
が食い込み鞍部ピースが開いて型電極の波状歯型を一様
に皮革表面に食い込ませるように作用することとなる。
第2図、第3図に示す様な両電極で合成皮革の重ね合せ
接合部を押し、薄刃帯の波状歯型の底部が皮革表面を押
し付けるまで型電極を食い込ませて高周波接合すること
により、外観上および接合部を硬化せしめず接合強度が
接合枚数等の変化の影響を余り受けないと云う効果上の
両面からミシン縫と同様の接合がなされるのである。
第4図に両電極で重ね合せた合成皮革の接合部を押さえ
ている状態の断面図を示すが、2枚の合成皮革6,7、
の重ね合せの間に合成皮革テープ8が挾まれて部分的に
3枚の重ね合せ部が生じてもその境目の段は歯先から底
部にかけてなだらかな曲率を有する波状歯型、即ち段の
ない凹凸の間に緩和された状態となり、不連続的な段を
生ぜしぬることがないので外観上も接着強度上も連続的
に変化の少ない接合がなされるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は型電極を成型するに用いられる波状歯型を有す
る薄刃帯の斜視図、第2図および第3図はそれぞれ本考
案の型電極と面電極とを組合せて用いる例を示す斜視図
、第4図は両電極で重ね合わせ枚数の異なる合成皮革を
一度に接合する状態を示す断側面図である。 1:波状歯型を有する薄刃帯、2:型電極、3:面電極
、4:電源へのリードバンド、6,7.8 :合成皮革

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯先から底部にかけてなだらかな曲率を有する波状歯型
    を形成した薄刃帯を接合線の形状に成型して金属板に一
    体に固着した型電極として用いられる金型であって、前
    記薄刃帯の肉厚が波状歯型の付された部分において歯先
    に行く程薄くなる勾配を有することを特徴とする合成皮
    革の高周波接合金型。
JP1976014986U 1976-02-13 1976-02-13 合成皮革の高周波接合金型 Expired JPS594075Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976014986U JPS594075Y2 (ja) 1976-02-13 1976-02-13 合成皮革の高周波接合金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976014986U JPS594075Y2 (ja) 1976-02-13 1976-02-13 合成皮革の高周波接合金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52108265U JPS52108265U (ja) 1977-08-17
JPS594075Y2 true JPS594075Y2 (ja) 1984-02-04

Family

ID=28475226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976014986U Expired JPS594075Y2 (ja) 1976-02-13 1976-02-13 合成皮革の高周波接合金型

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JP (1) JPS594075Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51109975A (ja) * 1975-03-25 1976-09-29 Hioki Biniiru Kogyo Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51109975A (ja) * 1975-03-25 1976-09-29 Hioki Biniiru Kogyo Kk

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JPS52108265U (ja) 1977-08-17

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