JPS5940481Y2 - フラワ−ボツクス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気調和装置を内蔵したフラワーボックスに
関する。

フラワーボックスは、草花等の鑑賞上、腰壁のある家屋
開口部に設けられるのが通常であり、該開口部の室内側
及び室外側からの装飾効果に優れ、子供等の墜落防止効
果も有するため、最近家屋に採用されることが多い。

本考案は、上記フラワーボックスを特殊構造とすること
により、空気調和装置を室内外に露呈させることなく体
裁良く収め、室内を住空間として有効利用することがで
き、しかも室内から草花等の鑑賞を容易に行うことがで
きる構造的に優れたフラワーボックスを提供するもので
ある。

即ち、本考案のフラワーボックスは、実施例として図面
に示す如く、腰壁のある家屋開口部の外方に突出させて
設置したフラワーボックスにおいて、植木鉢等の載置部
６をフラワーボックス設置部における上記腰壁部４の上
端部５と略同−水平面上に設けると共に、フラワーボッ
クス周壁１の下端部を上記載置部６より下方に延設し且
つ該載置部６の下方に空間を設けてフラワーボックス底
壁８を設け、上記載置部６と上記フラワーボックス底壁
８との間の空間に空気調和装置９を内蔵し、該空気調和
装置９の調和空気吹出し口１０及び室内空気吸入口１１
を上記腰壁部４を通して室内に臨ませてなるものである
。

この他、図中、３は室内床面、１２は載置部６上に載置
した植木鉢、１３はガラス戸を示す。

本考案のフラワーボックスにおける底壁８の設置高さは
、その上方の載置部６との間の空間に空気調和装置９を
内蔵させることができれば、特に限定されないが、載置
部６、調和空気吹出し口１０及び室内空気吸入口１１と
の関係上、並びに外観上図示の如く室内床面３と略同−
とするのが望ましい。

また、本考案のフラワーボックスは、少なくとも図示の
如く、載置部６と底壁８との間の空間に、空気調和装置
のファンコイルユニットを内蔵するものであり、装置全
体を内蔵させるか、装置の本体部等を分離して別の箇所
に設置するかは適宜選択することができる。

また、空気調和装置としては、暖房器、冷房器、冷暖房
器等、何れの装置も内蔵させることができる。

また、空気調和装置９の調和空気吹出し口１０は、実施
例では図示の如く腰壁部４に出入させることにより開閉
自在となしである。

本考案のフラワーボックスは、叙上の如く、載置部を、
草花等の鑑賞上好ましい位置に設けてあり、また空気調
和装置を内蔵しているから、室内空間をそれ丈有効にし
、しかも空気調和装置の調和空気吹出し口も最も好まし
いとされている位置に存させることができ、更に、空気
調和装置は屋外に設置されているにも拘わらず、家屋の
外観を損なう惧れは全く無く、そしてまた、フラワーボ
ックス載置部及び底壁部からなる二重構造により、フラ
ワーボックス自体の構造強度及びフラワーボックスの取
付強度を増大させることができる等、従来のフラワーボ
ックスに比して極めて実用的効果の多いものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は要部の
縦断側面図、第２図は室内側からの斜視図である。 １・・・・・・フラワーボックス周壁、６・・・・・・
載置部、８・・・・・・フラワーボックス底壁、９・・
・・・・空気調和装置、１０・・・・・・調和空気吹出
し口、１１・・・・・・室内空気吸入口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 腰壁のある家屋開口部の外方に突出させて設置したフラ
   ワーボックスにおいて、植木鉢等の載置部をフラワーボ
   ックス設置部における上記腰壁部の上端部と略同−水平
   面上に設けると共に、フラワーボックス周壁の下端部を
   上記載置部より下方に延設し且つ該載置部の下方に空間
   を設けてフラワーボックス底壁を設け、上記載置部と上
   記フラワーボックス底壁との間の空間に空気調和装置を
   内蔵し、該空気調和装置の調和空気吹出し口及び室内空
   気吸入口を上記腰壁部を通して室内に臨ませてなる、フ
   ラワーボックス。