JPS5939938Y2 - エナメル筆付栓 - Google Patents

エナメル筆付栓

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Publication number
JPS5939938Y2
JPS5939938Y2 JP6755881U JP6755881U JPS5939938Y2 JP S5939938 Y2 JPS5939938 Y2 JP S5939938Y2 JP 6755881 U JP6755881 U JP 6755881U JP 6755881 U JP6755881 U JP 6755881U JP S5939938 Y2 JPS5939938 Y2 JP S5939938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
enamel
stopper
hole
pen
Prior art date
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Expired
Application number
JP6755881U
Other languages
English (en)
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JPS57179314U (ja
Inventor
康生 高橋
一成 内山
Original Assignee
株式会社新和製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新和製作所 filed Critical 株式会社新和製作所
Priority to JP6755881U priority Critical patent/JPS5939938Y2/ja
Publication of JPS57179314U publication Critical patent/JPS57179314U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、手や足の爪に化粧の為、エナメル塗装を施す
塗布具で、筆刷子と栓蓋とが一体となっているマニキュ
ア又はネイルエナメル筆付栓に関するものである。
従来、斯種ネイルエナメルは、エナメル液が速乾性であ
り、難溶性樹脂を塗膜素材として含む必要があることか
ら筆洗いを要しない筆付栓でなければならず、難溶性樹
脂を溶かす為に強溶媒を含む必要があることから強溶媒
に侵されることのないのである。
従って、壜容器9にはガラス壜が、栓8及び筆軸2には
ポリエチレン又はポリプロピンが、筆毛部3にはナイロ
ン繊維又はその他の耐容媒性の合成繊維が、及び筆毛部
3を筆軸2に植設するには毛束1を防錆度の高いステン
レス製の代に引っ掛けて折り曲げ、この代を植毛穴5の
底面中に打込んづ植毛するもので接着剤の類は一切使用
し得ないものである。
更に筆付栓は、雌螺子であるので成形加工上、筆軸2及
び植毛穴5の横断面は同心である真円でなければならず
丸筆状となってしまうものである。
ここで、速乾性のエナメル塗料を丸筆で手足の爪面に均
−且つ、迅速に塗布しようとする事は極めて難しく熟練
が必要で、特に爪の両側端輪郭などに化粧を施す場合は
筆毛部3を壜の口元で扱き適量のエナメル液を落す事に
より、該筆毛部3を平筆の如く偏平に形成しないと筆先
が爪面の狭く窪んだ輪郭には甘皮を汚さずに追随するこ
とが出来ず綺麗に仕上げ難いものであシ、該輪郭以外の
爪面に化粧を施す場合も濃淡ムラのない塗布をしようと
する場合は丸筆状であるよりも平筆状である事の方が適
しているものである。
斯種エナメル筆は以上の如き使用態様であるが本来丸筆
であるエナメル筆を平筆状に形成するには適量のエナメ
ル液を壜の口元で扱き落さなければならない為、筆毛部
3に含むエナメル液が不足気味となってしまう、従って
一回の塗布で塗布し得るエナメル液の量は少なく塗面を
濃く鮮やかな色調に仕上げることができないので丁寧に
化粧する向きは何度でも重ね塗りし、急ぐ向きは多少の
仕上がりを犠牲にしても半ば丸筆状の状態で化粧してい
る。
エナメル化粧の目的は、爪の周囲を囲む甘皮との境界輪
郭を綺麗に且つ、濃淡ムラのない均一に化粧することに
あるので丸筆は該目的の為には本来、不便なものであり
、平筆であることの方がむしろ当然に便利なものである
、然し、従来は既に説明した如く成形加工上その他の理
由から丸筆状であり、その他乎筆である紅筆などの技術
を応用しようとしても該技術による植毛には接着剤を使
用する必要があるのでエナメル筆付栓には該技術を採用
することが出来ないものであり、エナメル筆付栓が丸筆
であることの不便さはエナメル化粧に費やす時間と努力
とによって償なわれてきたものである。
本考案は、以上説明した如き従来のエナメル筆付栓が丸
筆であることの不便さを考慮したものであり、本考案の
目的とするところは、平筆としたエナメル筆付栓を提供
することにより従来エナメル化粧に費やす時間と努力と
によって償なわれてきた主として女性の苦労を軽減しよ
うとすることである。
以下、本考案の構成を実施例として示した図面に従って
説明すれば、第1図は本考案によるエナメル筆付栓が壜
容器と組合されて完成した最終製品の一部透視正面図で
あり、第2図は本考案によるエナメル筆付栓の縦断面図
であり、第3図は本考案によるエナメル筆付栓の局部拡
田半断面図であり、第4図は本考案によるエナメル筆付
栓の筆毛部の局部拡大斜視図であり、第5図は本考案に
よるエナメル筆付栓の筆軸2先端の正面図であり、第6
図は本考案によるエナメル筆付栓の筆軸2が楕円柱形で
ある場合の筆軸2先端の正面図である。
1は毛束でありナイロン繊維などの刷子に適した太さの
繊維を束ねた束でありエナメル筆付栓であることからエ
ナメル液に侵されない材質であることが要求されるもの
である。
8は栓であり雌螺子栓である、第2図及び第3図に示さ
れる如く筆軸2と一体成形したもの、或いは筆軸2を一
体に嵌着して形成したもので耐溶媒性のポリプロピレン
又はポリエチレンを射出成形法により形成した成形品で
ある。
筆軸2の先端は、第5図又は第6図に示される如く、内
部に植毛穴5が楕円状に穿設されており、且つ第3図に
示される如く、該植毛穴5は、植毛穴前部穴径6が植毛
穴後部穴径7よりやや大きく形成している。
斯様な形状の植毛穴5には前記毛束1が第2図又は第3
図に示される如く植設されており、第4図に示される如
く該毛束1の筆毛部3は楕円状である植毛穴5の長径方
向に口端から拡がった扇形に、且つ、楕円状である植毛
穴5の短径方向には目端から薄く押えられた平筆4状に
形成したものである。
植毛穴5ば、最初小さめの真円に成形し、後加工で楕円
にすれば第5図の如くなり、筆軸2の外周をも後加工す
れば第6図の如くなるが射出成形法により一気に成形す
ることも工夫すれば可能である、即ち金型構造上筆軸2
の部分を独立して摺動可能な入子とし、該入子は螺子部
コアーを回転させる前に抜き出す機構とすればよい、更
に従来の丸筆状であるエナメル筆付栓の筆軸の植毛穴の
ある先端を加熱しながら、又は超音波振動を与えながら
偏平に押し潰しただけでも斯様に形成することができる
毛束1の植毛穴5への植毛は、特装56−7403号公
報「細い合成繊維ブラシの植毛装置」で植毛すれば墨量
を厳密に制御することが出来るのでU字形状に折り曲げ
たステンレス線の窪みに分は取った毛束1の量に狂いが
なく該毛束1の量が多過ぎることによる植毛穴5中への
毛束1の嵌入に支障を来したり、毛束1の量が少な過ぎ
ることにより筆毛部3がまばらになることがない、特に
本考案の場合は植毛穴5が楕円状であるので従来の丸筆
に植毛するよりも植毛し難いものなのでこの墨量の制御
は重要となる。
尚、植毛穴5の植毛穴前部穴径6を後部穴径7より、や
や大きく形成する程度は墨量や繊維である毛束1の材質
によって調節し、主として植毛穴5の口端が楕円状とな
るように楕円穴の長径方向の穴径を変えるだけでもよい
本考案によるエナメル筆付栓は以上説明した如く、U字
形に折り曲げたステンレス碗で代表される代に毛束1を
保持して植毛穴5中に打込む事により植毛した接着剤の
類を使用しない平筆状であるので強溶媒を含むエナメル
液に侵されることがなくエナメル筆付栓に要求される条
件を満足するものである。
そして代を植毛穴5に打込む該植毛方式に於ては植毛穴
5の前部穴径6が主として楕円の長径方向に後部穴径7
よりやや大きく形成していないと毛束1を保持した代を
植毛穴5中深くに打込み難いものであり、植毛された毛
束1が植毛穴5中で楕円の長径方向に拡がる如く整列さ
れ難いものである。
本考案によるエメメル筆付栓の平筆の形状が扇形である
事は、以上説明した如き構成から必然的に斯様な扇形に
形成されるものであるが従来の丸筆であるエナメル態付
栓を使用するに当って形成していた平筆の形状が扇形で
あることからもエナメル筆として格別使用し易いことが
判明しているものであり、扇形でない従来の平筆状であ
るよりも使用し易いかどうかは現在のところ従来の平筆
状であるエナメル筆付栓を形成することができないので
断定し難いが扇形である事の方が筆先の両端が鋭角を形
成するので使用し易いものであシ、斯様な鋭角がエナメ
ル筆付栓の筆先には必要である。
以上説明した如く本考案にたるエナメル筆付栓は筆毛部
3が最初から扇形の平筆状であるので平筆状に形成する
為に必要なエナメル液を壜の目端で抜き落す必要がなく
筆毛部3に含むエナメル液の量は自由に調節することが
できるので従来にはなかった使用性のよいエナメル筆付
栓と云える。
そしてエナメル筆付栓に於て平筆状とするには既に説明
した如き困難があったが、斯様にして扇形の平筆状とな
ったエナメル筆付栓は、マニキュア筆として本来あるべ
き機能を満足し得たものであり、既に説明したように従
来エナメル筆が丸筆であることの不便さをエナメル化粧
に費やす時間と努力とによって償なわれてきた苦労を軽
減するものである。
すなわち丸筆では特に爪の両側端輪郭・などを化粧する
場合に綺麗に仕上げ難く失敗し易いものであり、失敗す
る度に一度化粧したエナメル塗面をエナメル除去液で除
去して再度化粧し直さなければならず丁寧に化粧しよう
とすると十分に薄い平筆状となるまで壜の目端で扱かな
ければならないので筆に含んだエナメル液は少なくなり
所望の濃さの塗面が得られるまで幾度も重ね塗りをしな
ければならない苦労を軽減するものである。
本考案によるエナメル筆付栓は、以上説明した如き理由
その他多くの理由から丸筆状の筆付栓であったものを使
用する者の立場に観点を絞って生産者としての経験から
試行錯誤をした結果、平筆状とし得たものであり、該試
作品を試用した結果従来のエナメル筆付栓よりも格別使
用し易いものであり、従来エナメル化粧に課せられてい
た不具合な点を改良するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案によるエナメル筆付栓の実施例であり、第
1図はエナメル筆付栓が壜容器と組合されて完成した最
終製品の一部透視正面図であり、第2図は縦断面図であ
り、第3図は局部拡大半断面図であり、第4図は筆毛部
の局部拡大斜視図であり、第5図は筆軸先端の正面図で
あり、第6図は楕円柱形である筆軸先端の正面図である

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 栓8と一体に形成した筆軸2の先端内部に植毛穴5
    を楕円状に穿設し、且つ植毛穴前部穴径6を後部穴径7
    より稍大きく形成し、毛束1を上記植毛穴に植設し、該
    毛束の筆毛部3を扇形に薄く平筆4状に形成した事を特
    徴とするエナメル筆付駆 2 筆軸2が楕円柱形であり、植毛穴5が該筆軸と同心
    の楕円穴である実用新案登録請求の範囲第1項記載のエ
    ナメル筆付栓。
JP6755881U 1981-05-12 1981-05-12 エナメル筆付栓 Expired JPS5939938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6755881U JPS5939938Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12 エナメル筆付栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6755881U JPS5939938Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12 エナメル筆付栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57179314U JPS57179314U (ja) 1982-11-13
JPS5939938Y2 true JPS5939938Y2 (ja) 1984-11-10

Family

ID=29863557

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6755881U Expired JPS5939938Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12 エナメル筆付栓

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JP (1) JPS5939938Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013102926A (ja) * 2011-11-14 2013-05-30 Shinwa Seisakusho:Kk 化粧筆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013102926A (ja) * 2011-11-14 2013-05-30 Shinwa Seisakusho:Kk 化粧筆

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JPS57179314U (ja) 1982-11-13

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