JPH0838247A - 液状化粧用製品を塗布するためのアプリケータおよび該アプリケータを備えたメークアップアセンブリ - Google Patents

液状化粧用製品を塗布するためのアプリケータおよび該アプリケータを備えたメークアップアセンブリ

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JPH0838247A
JPH0838247A JP7169976A JP16997695A JPH0838247A JP H0838247 A JPH0838247 A JP H0838247A JP 7169976 A JP7169976 A JP 7169976A JP 16997695 A JP16997695 A JP 16997695A JP H0838247 A JPH0838247 A JP H0838247A
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bristles
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trunk
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Jean Louis Gueret
ジャン−ルイ・ゲレ
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LOreal SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一で滑らかな塗布を可能にする、製造が容
易で製造コストの低い、液状、ペースト状もしくは粉状
の化粧用製品のためのアプリケータおよびこのようなア
プリケータを具備するメークアップアセンブリを提供す
る。 【解決手段】 可撓性を有する塗布部材と、塗布部材の
ためのはめ込み平面を一端に有し、塗布部材と同様の可
撓性を有する幹部とを、一体として製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネイルラッカー、
液状リップカラーさらにまたは、液状ファンデーション
もしくはアイシャドウのような、液状、ペースト状もし
くは粉状の化粧用製品を塗布するためのアプリケータに
関する。本発明はまた、このようなアプリケータを取り
付けた化粧用製品塗布アセンブリ（組立体）に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、液状化粧用製品の塗布アセン
ブリは、塗布する製品のための容器と、荒毛の毛房を含
むブラシのような、上記製品を塗布するためのアプリケ
ータとを具備し、この房はブラシ幹部（ステム部）と呼
ぶ支持体に固定されている。さらに、このアセンブリは
容器を閉じるためのスリーブを含み、荒毛の毛房がこの
製品中に浸るようにブラシ幹部がこのスリーブ内に固定
されているものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】今日までブラシとして
用いられているものは、塗布の均一さ、滑らかさに関し
て、また、特に爪へのラッカーの塗布、そのメークアッ
プのスピードに関しては、望ましい程度には至らなかっ
た。したがって、従来のネイルラッカーブラシを用いる
と、使用者が被覆したラッカーが、ブラシの荒毛による
筋のついた不均一な層となることがしばしば起こる。こ
うした影響は、第一層が完全に乾かないうちにラッカー
の第二層が被覆されると、さらに一層著しい。
【０００４】さらに、従来のメークアップブラシは、ま
ず最初に幹部を成型し、荒毛を切って房の形に整え、こ
の房をブラシ幹部に固定し、最後に荒毛の毛房を望まし
い長さに切りそろえることからなる、一連の複雑な製造
工程を必要とする。従来のネイルラッカーブラシにおい
ては、幹部は硬質もしくは準硬質の熱硬化性樹脂から作
られ、荒毛はほとんどの場合、約０．０４〜０．１mmの
直径を有するナイロンもしくはポリエステルから作られ
ている。これらの荒毛を幹部にはめ込むことは、特殊な
用具によってのみ行なうことができる。これら従来の荒
毛は、押し出し形成されたものであり、その直径の小で
あることから例えば成型等によっては製造が不可能であ
る。このような製法では、比較的に高い製造コストを招
くのはもっともなことであった。
【０００５】製造コストを下げるための一つの解決法と
しては、例えば直径０．３mmほどのより大きな直径を有
する荒毛と棒とを一体として製造することがあるが、出
願当社が行なった試験によれば、このようにより太い荒
毛をもつアプリケータでラッカーを被覆したところ、避
けようとした好ましからぬ筋が、塗布したラッカーの層
に現れた。このため、出願当社は上記の問題の解決法を
模索していた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特にメ
ークアップを均一に塗布することが可能なメークアップ
用アプリケータを提供し、メークアップの塗布を使用者
にとって非常に容易なものにする一方、同時に製造コス
トをできるだけ抑え、筋の形成を防ぐことである。
【０００７】驚くべきことに、出願当社は、アプリケー
タの幹部の可撓性を様々に変えることによって、ネイル
ラッカー用アプリケータに、比較的に堅いが成型可能な
荒毛を用いることができることを見出した。この場合、
アプリケータが、毛細管効果によって製品を爪の表面上
を引っ張っていくことを知見した。したがってアプリケ
ータは、塗布されたラッカーの層の表面上を“浮かん
で”移動し、この層にかき傷をつけたり、筋を形成する
ことがない。さらに、このアプリケータは、あらゆる種
類の筋を除くことさえでき、第一の層を塗布した直後
に、その乾燥を待つことなくラッカーの第二の層を塗布
することができ、このことによって塗布時間全体を短縮
することができる。同様に、出願当社は可撓性の幹部を
具備するアプリケータにより、通常用いられる範囲外の
粘度を有するラッカーを用いることが可能となることを
見出した。
【０００８】さらには、出願当社は、アプリケータの幹
部の可撓性を増すことによって、堅い幹部を有するアプ
リケータを用いる場合よりもずっと均一なラッカーの層
を爪上に得ることができ、筋も形成されないことを見出
した。
【０００９】したがって本発明は、所定の可撓性を有す
る塗布部材のためのはめ込み平面を具備する自由端を持
つ幹部を有する、メークアップ製品を塗布するためのア
プリケータに関し、該幹部は塗布部材と同様の可撓性を
有し、幹部と塗布部材とは単一品として製造されたもの
である。
【００１０】“塗布部材と同様の可撓性”という表現
は、例えば爪にラッカーを用いるように、表面に製品を
塗布するときに、塗布部材と幹部の可撓性の部分とが、
特に円弧のような形状で、実質的に一定の曲率をもつ曲
線を形成するような可撓性を意味する。この幹部の可撓
性は、幹部を曲げるために与える外力Ｆが、特に、０．
３ｆ＜Ｆ＜３ｆの範囲から選択されるものであるとよ
く、ｆは、塗布部材を曲げるのに必要な力である。好ま
しくは、幹部の可撓性は塗布部材の可撓性に多くても等
しいように選択する。
【００１１】上述の有利な点に加えて、本発明のアプリ
ケータは、有利なコストで製造することができ、これを
用いればメークアップが容易で、高品質のものとなる。
【００１２】有利なことは、幹部および塗布部材が、単
一品として、特に単一の熱可塑性樹脂から、単一段階の
成型で製造されることである。幹部および塗布部材を、
化学的に相溶性の二つの異なる材料から製造することも
また可能である。この場合は、塗布部材は２点射出成型
（two-shot moulding）もしくは重成型（over-mouldin
g）によって幹部に固定する。
【００１３】好ましくは、上記熱可塑性樹脂がショアＡ
硬さ１５〜ショアＤ硬さ４０、より好ましくはショアＡ
硬さ９０〜９５より選択される硬度を有するものとす
る。好ましい実施態様によれば、上記熱可塑性樹脂はＨ
ＤＰＥもしくはＬＤＰＥ（高密度もしくは低密度ポリエ
チレン）である。ポリアセタール類、ポリアミド類、ポ
リエーテル−ブロック−アミド類およびポリエステルエ
ラストマー類もしくはポリウレタンエラストマー類など
のような、他の材料を用いてもよい。
【００１４】本発明によれば、幹部は２〜２０cm、好ま
しくは２〜４cmの範囲から有利に選択される長さを有す
る。
【００１５】本発明によれば、幹部は一定の横断面を有
し、その中央部分に少なくとも一の、幹部に望ましい可
撓性を与えることのできる小横断面の領域を有利に含
む。
【００１６】原則としては、幹部はいかなる形状の横断
面をもつこともできるが、本発明によれば、円形もしく
は平坦な横断面が好ましい。幹部が円形の横断面を有す
る場合には、この円形は２．５〜５mm、好ましくは２．
５〜３．５mmの範囲の直径を有する。一般的に、幹部の
横断面は４〜２０mm2、好ましくは６〜１２mm2の範囲内
である。
【００１７】有利なものとしては、小横断面の領域は、
０．２〜１．８mm2、好ましくは０．４〜１．２mm2の範
囲にある横断面である。
【００１８】より一般的には、小横断面（ｓ）の領域
は、Ｓ／ｓ比が２〜１００であるように選択される横断
面であって、Ｓは主幹部の最大横断面、ｓは最小横断面
である。
【００１９】特に、幹部に望ましい可撓性を与える他の
可能性によれば、この幹部は少なくとも一の、平らな、
窪んだ、螺旋形のもしくは折りたたみ形（コンチェルテ
ィーナ形）の領域を含んでもよい。
【００２０】塗布部材は、少なくとも一の、輪、へら、
羽もしくは荒毛の毛房の形状に形成されるとよく、この
輪、へら、羽もしくは毛房は、フロックコーティング
（flock coating）に覆われたものであるとよい。へら
もしくは羽を製造する場合は、製品の貯蔵および流出を
促す、少なくとも一の溝および／または少なくとも一の
窪みを有するとよい。
【００２１】荒毛の毛房を製造する場合は、毛房のため
のはめ込み平面は、４〜４０、好ましくは８〜３５の範
囲の数の荒毛を有利に含む。有利なものとしては、これ
らの荒毛が８〜４０mm、好ましくは１１〜２５mmの範囲
の長さを有するものがある。これらは、０．２〜１．５
mm、好ましくは０．５〜１mmの範囲から選択される厚み
を有するとよい。これらの荒毛は、円筒形、多角形もし
くは十字形から選択される形状であるか、あるいはＣ字
型、Ｌ字型、Ｉ字型、Ｈ字型もしくはＶ字型のの形状で
あるか、あるいはその全長の少なくとも一部に、少なく
とも一の毛細管状溝を含むものであるとよい。これら荒
毛の少なくとも一部分は、その全長の少なくとも一部に
僅かな波状部分を有すると良い。
【００２２】本発明によれば、毛房の横断面は、いかな
る形状であってもよい。このように、塗布部材のはめ込
み平面は、円形、多角形もしくは長方形から選択される
形状であるか、あるいは円形、楕円形もしくは十字形の
横断面を有する形状であるとよい。有利なものとして
は、荒毛が互いに千鳥状を成すものがあるが、直線もし
くは曲線に並べることも可能である。荒毛の間隔は、製
品を取り出す際の望ましい量および／または製品の粘度
により選択する。
【００２３】上記荒毛の開放端は、火炎ブラッシング、
研磨もしくはカーディング（梳毛）によって、研磨処理
もしくは加熱処理を施すとよい。このように、その端部
がピンの頭形もしくは先細りの形状である荒毛を得るこ
とが可能であり、このことによりアプリケータによって
取り出される製品の量が増加し、したがって塗布をより
自在に行なうことができる。
【００２４】アプリケータの自由端は、平坦、球形もし
くは傾斜するように切断したものであるとよい。
【００２５】有利なものとしては、熱可塑性樹脂が、そ
の表面仕上りおよび／またはその滑特性を修正する薬
剤、および／または、水および／または溶剤への濡れ性
を減ずる薬剤を含有するとよい。この薬剤は、０．２〜
１５重量％、好ましくは０．３〜５重量％の割合で存在
するのがよい。
【００２６】この滑剤は、ポリテトラフルオロエチレ
ン、窒化ホウ素、二硫化モリブデン、グラファイト、シ
リコーン、フラーレン、タルクで構成される群より選択
されるのが好ましい。
【００２７】ここに記載した特性を有するアプリケータ
は、特に、ネイルラッカー、液状メークアップもしくは
ヘアダイの塗布に適当なものであり、とりわけ粘度の高
いネイルラッカーの塗布に適当なものである。ラッカー
の場合は、トルエンもしくはホルモルを含む、もしくは
含まない組成物であってもよい。これはまた、水および
／またはアルコール類を具備する溶剤系を含んでもよ
い。
【００２８】本発明は、首部とスリーブとを備えた容器
からなり、この容器は一般にガラス製であり、スリーブ
が、容器中に収容したネイルラッカーに貯蔵位置で浸液
される塗布部材とされたネイルラッカーの塗布アセンブ
リに関し、このアセンブリは既に定義したようなアプリ
ケータを備えられたことを特徴とする。
【００２９】本発明はこれまで詳説した構成のみなら
ず、添付の図面を参照して説明される実施例に関してこ
れ以降により詳しく説明する、相当数の異なる構成から
なるものであり、これら実施例は、本発明をなんら限定
するものではない。
【００３０】
【発明の実施の形態】図１は、本発明によるネイルラッ
カー構成の簡略化した正面図である。
【００３１】図２から６は、本発明による柔軟な幹部を
もつアプリケータの様々な実施態様を表すものである。
【００３２】図７から１４は、様々に可能な、荒毛の横
断面の図である。
【００３３】図１５は、僅かに波状である荒毛を表す図
である。
【００３４】図１６から１８は、塗布部材のはめ込み平
面を表す、可能な横断面を示す図である。
【００３５】図１９は、塗布の際の、本発明のアプリケ
ータを表す図である。
【００３６】図１に示されるものは、ラッカーを塗布す
るためのブラシ（１）を具備するネイルラッカー構成で
あって、該ブラシ（１）は荒毛（３）の毛房（２）を具
備し、この毛房は柔軟な幹部（５）の自由端（５ａ）に
固定され、実質上、幹部の軸方向に向いている。柔軟な
幹部および荒毛は、例えば高密度もしくは低密度ポリエ
チレン（ＨＤＰＥもしくはＬＤＰＥ）のような、同一の
熱可塑樹脂から形成されている。この幹部／荒毛アセン
ブリは、例えば射出成形によって単一段階の操作で得ら
れる。幹部および毛房を、化学的に相溶性の二つの異な
る材料から製造することもまた可能である。この場合
は、荒毛の毛房は２点射出成型もしくは重成型によって
幹部に固定される。このように、幹部／荒毛サブアセン
ブリは、２点射出成型によりまず高密度ポリエチレン
（ＨＤＰＥ）より幹部を射出し、次にポリエチレンエラ
ストマーもしくはポリエーテル−ブロック−アミド=エ
ラストマーから荒毛の毛房を射出することにより形成す
ることができる。
【００３７】幹部（５）は、直径が約２．５〜５mmの円
筒である。その長さは、特に４cmとする。０．２〜１．
８mm2の範囲の小横断面の中央領域（５１）をこの幹部
上に設け、荒毛３の毛房２と同様の、一定の可撓性を与
えた。この領域（５１）は、図２により明快に示され、
２〜２０mmの範囲内の長さであるとよい。円筒状のスリ
ーブ（６）は、毛房（２）の反対側の幹部（５）の他端
（５ｂ）と一体であり、この端（５ｂ）は、スリーブ
（６）に圧入される締結キャップの形状とされている。
このスリーブ（６）は、ブラシを扱うための部材とな
る。これはまた、特にラッカーのボトル（１１）の首部
（１３）上に螺合するためのストッパーとなる。ラッカ
ーは参照番号１２で示している。
【００３８】図２〜６は、幹部に一体に成型された荒毛
を含む、可撓性の幹部を具備するブラシの、様々な実施
例を図示したものである。
【００３９】このように、図２は図１に与えられたブラ
シの拡大図であり、その可撓性の幹部（５）は円筒形
で、荒毛（３）の毛房（２）のためのはめ込み平面を具
備する第一の端部（５ａ）を有している。幹部の他端
（５ｂ）は、可撓性幹部に締結するためにスリーブ
（６）に圧入されるようになった締結キャップの形態を
なしている。幹部は円筒形であり、ＨＤＰＥ（高密度ポ
リエチレン）製であると有利なもので、幹部に一定の可
撓性を与え、実質的に幹部の全長に渡っている、直径が
より小である領域（５１）を含むものである。上記幹部
は約４．０〜２０mm2の径方向横断面を有し、上記領域
（５１）は約０．２〜１．８mm2の横断面を有する。小
横断面の領域（５１）は、Ｓ／ｓ比が２〜１００である
ように選択される部分であり、ｓは最小の横断面、Ｓは
最大の横断面である。
【００４０】図３は、その幹部（５）の大部分が長い舌
状の平坦な細片（５２）により形成されて成るブラシを
示す。
【００４１】図４は、その幹部（５）の一部分が対で始
まる螺旋を形成する螺旋を形成する２本の組合せ螺旋体
の形に配設された二つの細片（５３）により部分的に形
成されて成るブラシを示す。
【００４２】図５は、その幹部（５）の大部分が折りた
たみ形もしくは波形の形状の平坦な帯材（５４）により
形成されて成るブラシを示す。
【００４３】図６のブラシは、幹部（５）が円筒形では
あるが、幹部の可撓性を確保するための長軸方向に延び
る細孔（５５）を含むこと以外は、実質的には図２のも
のと同形である。
【００４４】塗布する製品のための保有用毛細管はこの
ように作られ、その粘度に応じて製品を取り出す１回量
を様々に増減することが可能である。
【００４５】図７〜１４に見られるように、荒毛（３）
の横断面は、０．２〜１．５mmの直径の円（φ）中に内
接し、横断面が０．５〜１mmの直径の範囲に収まるよう
に選択されることが好ましい。荒毛（３）の横断面は、
様々な形状であってよく、図７に示される中実の円形
（３ａ）、図８に示される中空の円形（３ｂ）、図９に
見られるＣ字形（３ｃ）、図１０および１１にそれぞれ
見られるＨ字形（３ｄ）、Ｖ字形（３ｅ）などであると
よい。図１２に見られるような平形（３ｆ）、もしくは
多角形、特に正方形もしくは図１３に見られるような十
字形（３ｇ）であってもよい。あるいはまた図１４に図
示されるような毛細管状溝（３ｉ）を含む三葉のもので
あってもよい。図１５の態様によれば、荒毛（３ｋ）は
直線でなく、少なくともその全長の大部分に僅かな波形
（７）を有するとよい。少なくとも荒毛の自由端もま
た、研磨もしくはカーディング（梳毛）によって得られ
る先細りの構成を成すとよい。このことにより、ブラシ
によって取り出される製品の量が増加し、したがって塗
布をより自在に行なうことができる。
【００４６】ブラシ（１）は、その毛房（２）に様々な
形状の横断面を有する−図１６によれば、毛房（２）の
はめ込み平面（８）は平坦であり、実質的には長方形で
ある。図１７によれば、毛房のこの平面（８）は円形で
ある。有利なものとしては、ブラシが、図１８の態様に
おける平面のように、丸みを帯びたタイル形であっても
よい。このようなブラシは、爪の形状によりよく沿うも
のである。
【００４７】図１７は、本発明による、柔軟な幹部をも
つブラシの、爪（Ｎ）の上にラッカーを塗布する際の図
である。荒毛の毛房（２）と幹部（５）の柔軟な部分
（５１）とが、毛房（２）が爪（Ｎ）にほぼ接線方向に
接触するように、円弧であるような、実質的に一定の曲
線を形成することが判る。
【００４８】本発明により円筒形ブラシを製造する場合
は、荒毛（３）の毛房（２）の直径は、一般的に０．５
〜６mmの範囲である。柔軟な幹部を利用することによっ
て、ラッカーを押し付けていた従来のブラシに代り、上
述のように、塗布の際にラッカー（１２）を引っ張って
いくことができるブラシを得た。
【００４９】本発明によるブラシは、製造が容易であ
り、製造コストにおいて有利なものである。
【００５０】これまで記載したような特性を有するアプ
リケータは、特にネイルラッカー（１２）、液状メーク
アップもしくはヘアダイ、とりわけ粘度の高いラッカー
の塗布のために適切なものである。このラッカーは、ト
ルエンもしくはホルモルを含む組成でも含まない組成で
もよく、このラッカーはまた、水および／またはアルコ
ール類を含む溶剤系を含有するものでもよい。
【００５１】このようなアプリケータにより塗布される
ラッカーの層は、非常に均一で、厚く、精確に塗布され
たもので、乾燥後は粘着特性が増大した。この表面は、
光沢のある外観を有する。ラッカーは一回だけ塗布して
も二回塗布してもよく、第一の層が乾燥する前に第二の
層を塗布することも可能である。筋の形成は見られな
い。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のネイルラッカー構成の略図である。
【図２】 本発明のアプリケータを表す図である。
【図３】 本発明のアプリケータを表す図である。
【図４】 本発明のアプリケータを表す図である。
【図５】 本発明のアプリケータを表す図である。
【図６】 本発明のアプリケータを表す図である。
【図７】 本発明のアプリケータの荒毛の横断面を示す
図である。
【図８】 本発明のアプリケータの荒毛の横断面を示す
図である。
【図９】 本発明のアプリケータの荒毛の横断面を示す
図である。
【図１０】 本発明のアプリケータの荒毛の横断面を示
す図である。
【図１１】 本発明のアプリケータの荒毛の横断面を示
す図である。
【図１２】 本発明のアプリケータの荒毛の横断面を示
す図である。
【図１３】 本発明のアプリケータの荒毛の横断面を示
す図である。
【図１４】 本発明のアプリケータの荒毛の横断面を示
す図である。
【図１５】 本発明のアプリケータの、僅かに波状の荒
毛を表す図である。
【図１６】 本発明の塗布部材のはめ込み平面を表す図
である。
【図１７】 本発明の塗布部材のはめ込み平面を表す図
である。
【図１８】 本発明の塗布部材のはめ込み平面を表す図
である。
【図１９】 本発明の塗布部材のはめ込み平面を表す図
である。
【符号の説明】
２…毛房、３…荒毛、５…幹部、５ａ…端部、６…スリ
ーブ、８…はめ込み平面、１１…ボトル、１２…ネイル
ラッカー、１３…首部、５１…小横断面の領域。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 所定の可撓性をもつ塗布部材（２）のた
    めの、はめ込み平面（８）を具備する自由端（５ａ）を
    持つ幹部（５）を有する、メークアップ製品を塗布する
    ためのアプリケータにおいて、幹部が塗布部材と同様の
    可撓性を有し、幹部（５）と塗布部材（２）が単一品と
    して形成されたことを特徴とするアプリケータ。
  2. 【請求項２】 上記塗布部材（２）が、輪、羽もしくは
    へらからなることを特徴とする請求項１に記載のアプリ
    ケータ。
  3. 【請求項３】 塗布部材が荒毛（３）の毛房（２）から
    なることを特徴とする請求項１に記載のアプリケータ。
  4. 【請求項４】 幹部（５）および荒毛（３）の毛房
    （２）が、熱可塑性樹脂から製造されたことを特徴とす
    る請求項３に記載のアプリケータ。
  5. 【請求項５】 熱可塑性樹脂が、ショアＡ硬さ１５から
    ショアＤ硬さ４０の範囲から選択される硬度を有するこ
    とを特徴とする請求項４に記載のアプリケータ。
  6. 【請求項６】 熱可塑性樹脂が、ＨＤＰＥもしくはＬＤ
    ＰＥ（高密度ポリエチレンもしくは低密度ポリエチレ
    ン）であることを特徴とする請求項４または５に記載の
    アプリケータ。
  7. 【請求項７】 幹部（５）が所定の横断面（Ｓ）を有
    し、その中央部分に少なくとも一の小横断面（ｓ）の領
    域（５１）を有することを特徴とする請求項１から６の
    いずれか１項に記載のアプリケータ。
  8. 【請求項８】 上記小横断面（ｓ）が、Ｓ／ｓ比が２〜
    １００であるように選択されたことを特徴とする請求項
    ７に記載のアプリケータ。
  9. 【請求項９】 幹部（５）が２〜２０cmの範囲から選択
    される長さを有することを特徴とする請求項１から８の
    いずれか１項に記載のアプリケータ。
  10. 【請求項１０】 幹部（５）が、平たくされ、中空とさ
    れ、螺旋状もしくは折りたたみ状とされた少なくとも一
    の領域を有することを特徴とする請求項１から９のいず
    れか１項に記載のアプリケータ。
  11. 【請求項１１】 荒毛（３）の本数が４〜４０にわたる
    範囲から選択されることを特徴とする請求項４〜１０の
    いずれか１項に記載のアプリケータ。
  12. 【請求項１２】 上記の荒毛（３）が、８〜４０mmの範
    囲の長さ（Ｌ）を有することを特徴とする請求項４〜１
    １のいずれか１項に記載のアプリケータ。
  13. 【請求項１３】 荒毛（３）が０．２〜１．５mmの範囲
    から選択される太さを有することを特徴とする請求項４
    〜１２のいずれか１項に記載のアプリケータ。
  14. 【請求項１４】 荒毛（３）が、円筒形、多角形もしく
    は十字形から選択される形状であるか、あるいはＣ字
    型、Ｌ字型、Ｉ字型、Ｈ字型、Ｖ字型から選択される形
    状であるか、あるいは少なくとも一の毛細管状溝を含む
    ことを特徴とする請求項４〜１３のいずれか１項に記載
    のアプリケータ。
  15. 【請求項１５】荒毛（３）が、少なくともその全長の一
    部分に、僅かに波形の部分を有することを特徴とする請
    求項４から１４に記載のいずれか１項に記載のアプリケ
    ータ。
  16. 【請求項１６】荒毛が、火炎ブラッシング、研磨もしく
    はカーディングによって、研磨処理もしくは加熱処理を
    受けた自由端を有することを特徴とする請求項４から１
    ５のいずれか１項に記載のアプリケータ。
  17. 【請求項１７】 熱可塑性樹脂が、その表面仕上りおよ
    び／またはその滑特性を修正する薬剤、および／また
    は、水に対するおよび／または溶剤に対する、その濡れ
    性を減ずる薬剤を含有することを特徴とする請求項４か
    ら１６のいずれか１項に記載のアプリケータ。
  18. 【請求項１８】 荒毛の、表面仕上りおよび／または滑
    特性および／または濡れ性を修正する薬剤が、０．２〜
    １５重量％の割合で存在することを特徴とする請求項１
    ７に記載のアプリケータ。
  19. 【請求項１９】 荒毛（３）の毛房（２）のためのはめ
    込み平面が、円形、多角形もしくは長方形の形状、ある
    いは円形、楕円形もしくは十字形の横断面を有する形状
    であることを特徴とする請求項４から１８のいずれか１
    項に記載のアプリケータ。
  20. 【請求項２０】 請求項１から１９のいずれか１項に記
    載のアプリケータからなることを特徴とする、ネイルラ
    ッカーのためのアプリケータ。
  21. 【請求項２１】 首部（１３）とスリーブ（６）とを備
    えた容器（１１）からなり、スリーブが、容器（１１）
    中に収容したネイルラッカー（１２）に貯蔵位置におい
    て浸液される塗布部材と一体とされたネイルラッカーの
    塗布アセンブリにおいて、請求項１から２０のいずれか
    １項に記載のアプリケータが備えられたことを特徴とす
    るネイルラッカーの塗布アセンブリ。
JP7169976A 1994-07-12 1995-07-05 液状化粧用製品を塗布するためのアプリケータおよび該アプリケータを備えたメークアップアセンブリ Pending JPH0838247A (ja)

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