JPS5939440Y2 - 放電灯始動装置 - Google Patents

放電灯始動装置

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JPS5939440Y2
JPS5939440Y2 JP9513281U JP9513281U JPS5939440Y2 JP S5939440 Y2 JPS5939440 Y2 JP S5939440Y2 JP 9513281 U JP9513281 U JP 9513281U JP 9513281 U JP9513281 U JP 9513281U JP S5939440 Y2 JPS5939440 Y2 JP S5939440Y2
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JP
Japan
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discharge lamp
voltage pulse
high voltage
phase angle
pulse
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Expired
Application number
JP9513281U
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English (en)
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JPS582894U (ja
Inventor
勝弘 河合
泰信 関根
Original Assignee
岩崎電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高圧水銀灯のような高圧金属蒸気放電灯に電源
電圧と共に高電圧パルスを印加して始動または再始動さ
せる放電灯始動装置に関するもので、特に放電灯の始動
及び再始動を短時間に確実に行い得るように改良したも
のである。
高圧水銀灯のような高圧金属蒸気放電灯を用いて印刷製
版用感光材料の露光作業等を行う場合、露光作業の休止
期間に一旦放電灯を消灯してし筐うと、再点灯及び安定
化に相当の時間がかかるため、従来、放電灯を収納した
照射器具の前面にシャッターを設けて光を遮蔽するとと
もに放電灯の点灯電力を全出力の約1ノ2程度に低下さ
せることが行われている。
しかし、この露光作業休止期間中の放電灯の消費電力は
無く無駄であり省資源、省エネルギーの要請に反してい
る。
そこで、最近、放電灯に交流電源電圧とともに高電圧パ
ルスを印加して放電灯を瞬時に始動または再始動させる
ことにより、シャッターを用いることなく露光作業及び
その休止を行なうことが行われるようになりつつある。
考案者等はかかる手段を採用した場合、放電灯の始動及
び再始動を短時間にかつ確実に行うにはどうすべぎわを
種々検討した結果、その一手段として、交流電源電圧の
各半サイクルにおける高電圧パルスの発生位相角を異ら
しめるべきであるとの結論を得た。
一般に・放電灯に交流電源電圧とともに高電圧パルスを
印加して始動させる場合には、交流電源電圧に対する高
電圧パルスの発生位相角を適当な値に選択すると比較的
低い電圧パルスで放電灯を確実に始動できることが知ら
れている。
例えば定格電圧200V50Hzの交流電源電圧に高電
圧パルスを重畳して、金属ハロゲン化物を添加した3K
Wの高圧水銀灯を始動させる場合、第2図に示すように
高電圧パルスの発生位相角の最適値は約70’ 付近
にあることがわかる。
この値は他の高圧金属蒸気放電灯においてもほぼ同じで
ある。
第2図によれば、高電圧パルスの発生位相角が70°で
あれば印加する高電圧パルスの値は9000Vで放電灯
を始動させ得るが、55°や80° ではl100V近
くの高電圧パルスを印加しなげればならないことが明ら
かである。
ところが、放電灯を一旦消灯して再始動させる場合は前
記のような条件をそのまま適用できないことが考案者等
の実験によって明らかとなった。
すなわち上記の放電灯に9000Vの高電圧パルスを印
加して放電灯の再始動時間と高電圧パルスの発生位相角
の関係を調べたところ、第3図に示すように発生位相角
が85°付近において再始動時間を最も短縮することが
できた。
つまり、放電灯に同じイ直の高電圧パルスを印加して始
動及び再始動を行なう場合・高電圧パルスの発生位相角
の最適値は放電灯の始動時と再始動時とでは異っている
すなわち、前記放電灯を定格電圧200V、50H2の
交流電源電圧で始動させる場合、高電圧パルスの発生位
相角を70゜にしておけば約9000Vの最低パルス値
で始動させることができるが、同じ値の高電圧パルスを
印加して放電灯を再始動させようとすると約30秒かか
る。
ところが高電圧パルスの発生位相角を85°にずらせて
やると同じパルス値ながう約10秒で再始動させること
ができる。
一方、高圧金属蒸気放電灯を用いて印刷製版用感光材料
の露光作業を行なう場合、一般に露光時間は約30秒か
ら2分程度、次の版をセットする迄の時間、すなわち露
光作業の休止期間は約20秒から30秒程度であるから
、この間に放電灯を再始動させることができれば照射器
具のシャッターは不要となる。
そのためには放電灯の始動時と再始動時とで高電圧パル
スの発生位相角を変えれば良いが、その調整に手数を要
するのでは大きなメリットはな(1G 本考案は上記の点に鑑みて、交流電源電圧の各半サイク
ルにおける高電圧パルスの発生位相角を予め異らしめて
おくことにより前記のような諸問題を解決したものであ
る。
第1図は本考案を実施した放電灯始動装置の回路例であ
る。
同図において、1は交流電源、2はパルストランスを兼
ねた限流リアクトル、3は高圧金属蒸気放電灯でありこ
れらは図のような接続により放電灯点灯回路を構成して
いる。
また28はパルストランスの一次巻線、4はコンデンサ
、5はサイリスタでこれらは図のような直列ループ回路
及びサイリスタのトリガー回路によって高電圧パルス発
生回路を構成している。
サイリスタ5のトリガー回路はコンデンサ6の充電回路
と該コンデンサ6の充電電圧によって動作するトリガー
素子7をもって構成されている。
さらにコンデンサ6の充電回路は抵抗体8及びダイオー
ド9の直列回路と抵抗体10及びダイオード11の直列
回路を逆並列に接続したうえ、これをコンデンサ6と直
列に接続することによって構成されている。
この回路において、抵抗体8及び10は交流電源電圧の
各半サイクルにおいてサイリスタ5を異った導通位相角
にて導通させるように異った抵抗値にしである。
このため両紙抗体8,10の少なくとも一方を可変抵抗
体にしておいても良いことは勿論である。
この装置において、交流電源1を投入し、始動スイッチ
12を閉じると交流電源電圧の半サイクルにおいてコン
デンサ4は抵抗体13を通して充電される。
同時にトリガー回路のコンデンサ6も何れか一方の抵抗
体例えば8を通して充電され、その充電電荷が一定値に
達するとトリガー素子7がブレークオーバーしサイリス
タ5をトリガーするためサイリスタ5が導通する。
するとコンデンサ4の充電電荷がパルストランス−次巻
線21及びサイリスタ5を通して瞬時に放電するためパ
ルストランスの二次巻線2bに高電圧パルスが発生し電
源電圧に重畳されて放電灯3に加わる。
交流電源電圧の次の半サイクルにおいてはトリガー回路
のコンデンサ6は別の抵抗体10を通して充電され上記
と同様の動作が繰返されるが、発生する高電圧パルスの
位相角は抵抗体8と抵抗体10の抵抗値の違いにより最
初の半サイクルとは異ったものとなる。
従って、抵抗体8.10の抵抗値を適宜選定し、例えば
交流電源電圧の半すイク件における高電圧パルスの発生
位相角を約70゜にし、他の半サイクルにおける発生位
相角を約85° にしておくと、放電灯を始動させる場
合は交流電源電圧の一方の半サイクルに重畳される高電
圧パルスによって放電灯は最低の電圧パルスで確実に始
動し、放電灯を再始動させる場合は他方の半サイクルに
重畳される高電圧パルスによって放電灯は短時間のうち
に確実に再始動する。
かかる構成によれば、放電灯の始動時と再始動時とで高
電圧パルスの発生位相角を調整する必要がないので極め
て便利である。
なお、本考案は異る電源周波数に共用する放電灯始動装
置にも適用することが可能である。
すなわち、50H2と60H2とでは高電圧パルスの発
生位相角の最適値は異るが、このような場合でも2種類
の始動回路を用いずに済む利点がある。
以上のように本考案によれば放電灯の始動・再始動を短
時間に確実に行なうことができ、従来の印刷製版用感光
材料の露光装置などに適用するとシャッターを不要にす
ることができ、装置の小形・簡易化、省エネルギーの要
請に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る放電灯始動装置の回路例、第2図
及び第3図は同装置における高電圧パルスの発生位相角
と始動電圧及び再始動時間の関係を示す曲線図である。 第1図において、1・・・・・・交流電源、2・・・・
・・パルストランス、3・・・・・・放電灯、4・・・
・・・コンデンサ、5・・・・・・サイリスタ、6・・
・・・・コンデンサ、7・・・・・・トリガー素子、8
,10・・・・・・抵抗、9,11・・・・・・ダイオ
ード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ti) 交流電源周波の谷半サイクル毎に高電圧パル
    スを発生させてこれを交流電源電圧に重畳して高圧金属
    蒸気放電灯に印加して該放電灯を始動及び再始動させる
    装置において、′交流電源周波の片側半サイクルにおけ
    る高電圧パルスの発生位相角を放電灯の始動時に放電灯
    が最低パルス値で始動しうるように選定するとともに、
    他の片側半サイクルにおける高電圧パルスの発生位相角
    を放電灯の再始動時に放電灯が最低パルス値で始動し5
    るように選定して、交流電源周波の相異る半サイクルに
    おげろ高電圧パルスの発生位相角を異らしめたことを特
    徴とする放電灯始動装置。 (2)実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置におい
    て、高電圧パルスの発生はパルストランスの一次巻線と
    コンデンサとサイリスタの直列ループ回路及び前記サイ
    リスタのトリガー回路によってなされることを特徴とす
    る放電灯始動装置。 (3)実用新案登録請求の範囲第2項記載の装置におい
    て、サイリスタのトリガー回路はコンデンサの充電回路
    と該コンデンサの充電電圧によりて作動するトリガー素
    子をもって構成されていることを特徴とする放電灯始動
    装置。 (4)実用新案登録請求の範囲第3項記載の装置におい
    て、トリガー回路を構成するコンデンサの充電回路は、
    抵抗体とダイオードの直列同格2つを逆並列に接続する
    ことにより構成されていることを特徴とする放電灯始動
    装置。 (5)実用新案登録請求の範囲第4項記載の装置におい
    て、ダイオードと直列に接続された抵抗体は可変抵抗体
    であることを特徴とする放電灯始動装置。
JP9513281U 1981-06-29 1981-06-29 放電灯始動装置 Expired JPS5939440Y2 (ja)

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JP9513281U JPS5939440Y2 (ja) 1981-06-29 1981-06-29 放電灯始動装置

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JP9513281U JPS5939440Y2 (ja) 1981-06-29 1981-06-29 放電灯始動装置

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Publication Number Publication Date
JPS582894U JPS582894U (ja) 1983-01-10
JPS5939440Y2 true JPS5939440Y2 (ja) 1984-11-02

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ID=29890048

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JPH0311447Y2 (ja) * 1985-07-19 1991-03-19

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JPS582894U (ja) 1983-01-10

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