JPS5939317B2 - カンネツハツシヨクセイキロクシ - Google Patents
カンネツハツシヨクセイキロクシInfo
- Publication number
- JPS5939317B2 JPS5939317B2 JP50158786A JP15878675A JPS5939317B2 JP S5939317 B2 JPS5939317 B2 JP S5939317B2 JP 50158786 A JP50158786 A JP 50158786A JP 15878675 A JP15878675 A JP 15878675A JP S5939317 B2 JPS5939317 B2 JP S5939317B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- recording paper
- present
- color
- pulp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は感熱発色性記録紙に関するものであつて、さら
に詳しくは、感熱発色させた記録紙自体。
に詳しくは、感熱発色させた記録紙自体。
が、透過光方式又は反射光方式による複写手段の原図と
なシ得る感熱発色性記録紙に係る。透過光方式又は反射
光方式による複写手段の原図(以下、これを第2原図と
言う)となシ得る感熱発色性記録紙としては、所謂トレ
ーシングペー ・に感熱発色処理を施したものが従来知
られている。
なシ得る感熱発色性記録紙に係る。透過光方式又は反射
光方式による複写手段の原図(以下、これを第2原図と
言う)となシ得る感熱発色性記録紙としては、所謂トレ
ーシングペー ・に感熱発色処理を施したものが従来知
られている。
しかしながら、この種の感熱発色性記録紙は、熱のカブ
リ現象が発生しやすいことに起因して、不必要な個所ま
で発色する欠点がある。従つて従来の感熱発色性記録紙
から得られる第2原図は、その画像自体が不鮮明である
ため、第2原図から得られる複写像は、必然的に解像度
の低い不明瞭なものとならざるを得ない。さらにまた、
従来の感熱発色性記録紙は、描線の消去が実質的に不可
能であつて、この点も欠点のひとつとされている。本発
明は、上記の如き従来の感熱発色性記録紙の欠点を解消
させた新しい感熱発色性記録紙を提供するものであつて
、その記録紙は、天然バルブ97〜20wを%と、融点
130℃以上、平均繊維長0.5〜2.51111の高
密度ポリエチレンからなる合成パルプ3〜80wt%と
の混合物から抄造される坪量30〜100g/wf)好
ましくは4−0〜100g/イの紙と、その紙の一方の
面に6〜20g/イの量で設けられたフルオラン系染料
含有マイクロカプセル層と、前記の紙の他方の面に4〜
15g/rlfの量で設けられた固形酸化物層とから構
成される。本発明の感熱発色性記録紙は、これを130
℃以上、好ましくは135℃以上に加熱された熱ペンに
て描画すると、描画部分の合成パルプは瞬時に溶融して
透明化すると同時に、マイクロカプセルは破壊されてフ
ルオラン系染料を放出し、この染料は固形酸化物と反応
して明瞭に発色する。
リ現象が発生しやすいことに起因して、不必要な個所ま
で発色する欠点がある。従つて従来の感熱発色性記録紙
から得られる第2原図は、その画像自体が不鮮明である
ため、第2原図から得られる複写像は、必然的に解像度
の低い不明瞭なものとならざるを得ない。さらにまた、
従来の感熱発色性記録紙は、描線の消去が実質的に不可
能であつて、この点も欠点のひとつとされている。本発
明は、上記の如き従来の感熱発色性記録紙の欠点を解消
させた新しい感熱発色性記録紙を提供するものであつて
、その記録紙は、天然バルブ97〜20wを%と、融点
130℃以上、平均繊維長0.5〜2.51111の高
密度ポリエチレンからなる合成パルプ3〜80wt%と
の混合物から抄造される坪量30〜100g/wf)好
ましくは4−0〜100g/イの紙と、その紙の一方の
面に6〜20g/イの量で設けられたフルオラン系染料
含有マイクロカプセル層と、前記の紙の他方の面に4〜
15g/rlfの量で設けられた固形酸化物層とから構
成される。本発明の感熱発色性記録紙は、これを130
℃以上、好ましくは135℃以上に加熱された熱ペンに
て描画すると、描画部分の合成パルプは瞬時に溶融して
透明化すると同時に、マイクロカプセルは破壊されてフ
ルオラン系染料を放出し、この染料は固形酸化物と反応
して明瞭に発色する。
つま力描画部分は着色透明フィルム化するのである。例
えば、合成パルプを50wt%含有する坪量50g/
rllの紙から製造される本発明の感熱発色性記録紙の
場合には、熱ペンによる描画部分は85〜90%の光線
透過率を示す。本発明の感熱発色性記録紙は、所望の割
合で混合した天然パルプと合成パルプから、所望の坪量
で紙を抄造し、この紙の一方の面にはフルオラン系染料
を含有するマイクロカプセルを、また他方の面には固形
酸化物をそれぞれ塗布することによつて容易に製造する
ことができる。
えば、合成パルプを50wt%含有する坪量50g/
rllの紙から製造される本発明の感熱発色性記録紙の
場合には、熱ペンによる描画部分は85〜90%の光線
透過率を示す。本発明の感熱発色性記録紙は、所望の割
合で混合した天然パルプと合成パルプから、所望の坪量
で紙を抄造し、この紙の一方の面にはフルオラン系染料
を含有するマイクロカプセルを、また他方の面には固形
酸化物をそれぞれ塗布することによつて容易に製造する
ことができる。
そして天然パルプとしては、LBKP,NBKP,LB
SP,NBSPなどの略号で知られる漂白天然パルプが
何れも使用可能である。本発明の合成パルプとしては、
融点130℃、平均繊維長0.5〜2.51!lの高密
度ポリエチレンパルプが使用される。染料としては、マ
ラカイトグリーンラクトン、クリスタルバイオレツトラ
クトンなどのフルオラン系染料が信用され、これら染料
と反応する固形酸化物としては、活性白土、ベントナイ
ト、ゼオライトなどが使用可能である。本発明のフルオ
ラン系染料は、マイクロカプセルに包蔵された状態で紙
に塗布されるが、そのマイクロカプセルの粒径は通常0
.5〜2.0ミクロン程度が適当である。なお、フルオ
ラン系染料のマイクロカプセル化には、特許第7799
23号(特公昭49−45135号公報参照)の方法を
利用することができる。本発明の感熱発色性記録紙は、
上述してきたところから明らかな通D1所定温度以上の
熱ペンによつて描画されると、当該描写部分の合成パル
プは溶融して透明になb1同時にマイクロカプセルから
放出されたフルオラン系染料が固形酸化物との接触によ
つて発色するものであるから、熱のカブリ現象を起すこ
とがなく、極めて鮮明な描画像を得ることができる。
SP,NBSPなどの略号で知られる漂白天然パルプが
何れも使用可能である。本発明の合成パルプとしては、
融点130℃、平均繊維長0.5〜2.51!lの高密
度ポリエチレンパルプが使用される。染料としては、マ
ラカイトグリーンラクトン、クリスタルバイオレツトラ
クトンなどのフルオラン系染料が信用され、これら染料
と反応する固形酸化物としては、活性白土、ベントナイ
ト、ゼオライトなどが使用可能である。本発明のフルオ
ラン系染料は、マイクロカプセルに包蔵された状態で紙
に塗布されるが、そのマイクロカプセルの粒径は通常0
.5〜2.0ミクロン程度が適当である。なお、フルオ
ラン系染料のマイクロカプセル化には、特許第7799
23号(特公昭49−45135号公報参照)の方法を
利用することができる。本発明の感熱発色性記録紙は、
上述してきたところから明らかな通D1所定温度以上の
熱ペンによつて描画されると、当該描写部分の合成パル
プは溶融して透明になb1同時にマイクロカプセルから
放出されたフルオラン系染料が固形酸化物との接触によ
つて発色するものであるから、熱のカブリ現象を起すこ
とがなく、極めて鮮明な描画像を得ることができる。
従つてこの描画像を有する本発明の記録紙は、これを第
2原図として使用すれば、透過光方式又は反射光方式の
何れの複写手段でも、解像度の高い複写像を得ることが
できるのである。さらにまた本発明の感熱発色性記録紙
は、熱ペンによる描画部分が着色透明化するため、当該
部分を再度不透明することは不可能であるが、当該部分
の着色は過酸化水素の如き酸化剤によつて脱色すること
ができる。
2原図として使用すれば、透過光方式又は反射光方式の
何れの複写手段でも、解像度の高い複写像を得ることが
できるのである。さらにまた本発明の感熱発色性記録紙
は、熱ペンによる描画部分が着色透明化するため、当該
部分を再度不透明することは不可能であるが、当該部分
の着色は過酸化水素の如き酸化剤によつて脱色すること
ができる。
従つて本発明の感熱発色性記録紙は、これを反射光方式
による複写手段の第2原図として使用する限択描線の消
去が可能で.あるという大きな特長を備えている。進ん
で本発明の実施例を示す。
による複写手段の第2原図として使用する限択描線の消
去が可能で.あるという大きな特長を備えている。進ん
で本発明の実施例を示す。
実施例
晒斜葉樹パルプ60k9、晒広葉樹パルプ10kg、水
2100kgをナイアガラビーダ一にて、濾水度351
まで叩解し、次いで合成パルブ(平均繊維長0.9mm
1三井ゼラバツグ社製、E−400)30k9を加えて
よく混合した後、天然パルプに対し2wt%のロジンサ
イズ剤と、4wt%の硫酸アルミニウムとを加え、さら
に水18000k9を加えてスーパーリフアイナ一にて
精製した後、これから坪量60g/イの紙を製造した。
2100kgをナイアガラビーダ一にて、濾水度351
まで叩解し、次いで合成パルブ(平均繊維長0.9mm
1三井ゼラバツグ社製、E−400)30k9を加えて
よく混合した後、天然パルプに対し2wt%のロジンサ
イズ剤と、4wt%の硫酸アルミニウムとを加え、さら
に水18000k9を加えてスーパーリフアイナ一にて
精製した後、これから坪量60g/イの紙を製造した。
次に、クリスタルバイオレツトラクトンとベンゾイルロ
イコメチレンブルーとの1:2混合物を7wt%濃度で
含有する染料溶液を、前記した特許第779923号の
方法によつてマイクロカプセル化し(粒径1〜15ミク
ロン)、このマイクロカプセルを前記の紙の一方の面に
、6g/イの量で塗布後、105℃で3分間乾燥した。
イコメチレンブルーとの1:2混合物を7wt%濃度で
含有する染料溶液を、前記した特許第779923号の
方法によつてマイクロカプセル化し(粒径1〜15ミク
ロン)、このマイクロカプセルを前記の紙の一方の面に
、6g/イの量で塗布後、105℃で3分間乾燥した。
次に活性白土10gと冷水可溶性変性澱粉2gとを水5
0g(FC分散させ、変性澱粉がよく溶解するまで攪拌
した後、これを前記の紙の他方の面に活性白土固形分と
して5g/dの量で塗布し、105℃で3分間乾燥した
。
0g(FC分散させ、変性澱粉がよく溶解するまで攪拌
した後、これを前記の紙の他方の面に活性白土固形分と
して5g/dの量で塗布し、105℃で3分間乾燥した
。
こうして得られた本発明の感熱発色性記録紙の性能を、
従来の感熱発色性記録紙と対比した。
従来の感熱発色性記録紙と対比した。
結果を次表に示す。性能評価の試験条件は次の通力であ
る。ちなみに前記従来品とは、低密度ポリエチレン(P
H95〜100℃)にステアリン酸第2鉄10重量%を
含ませたポリエチレン製合成パルプ40%と天然パルプ
60%とを混合したもので、60gr/イの紙を製造し
、この紙に没食子酸10%濃度のエチルアルコール溶液
を50g/dになるように塗布し、25ー〜30Cにて
乾燥して得た感熱発色性記録紙である。
る。ちなみに前記従来品とは、低密度ポリエチレン(P
H95〜100℃)にステアリン酸第2鉄10重量%を
含ませたポリエチレン製合成パルプ40%と天然パルプ
60%とを混合したもので、60gr/イの紙を製造し
、この紙に没食子酸10%濃度のエチルアルコール溶液
を50g/dになるように塗布し、25ー〜30Cにて
乾燥して得た感熱発色性記録紙である。
上表から明らかな通D1本発明の感熱発色性記録紙は、
従来品に比較して、発色濃度、解像度、反射光による複
写、同解像度、描線の消去、熱のカブリなどの各項目に
於て極めて優れている。
従来品に比較して、発色濃度、解像度、反射光による複
写、同解像度、描線の消去、熱のカブリなどの各項目に
於て極めて優れている。
Claims (1)
- 1 天然パルプ97〜20wt%と、融点130℃以上
、平均繊維長0.5〜2.5mmの高密度ポリエチレン
からなる合成パルプ3〜80wt%との混合物から抄造
される坪量30〜100g/m^2の紙の片面に、6〜
20g/m^2のフルオラン系染料含有マイクロカプセ
ル層を設け、紙の他方の面に4〜15g/m^2の固形
酸化物層を設けてなる感熱発色性記録紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50158786A JPS5939317B2 (ja) | 1975-12-31 | 1975-12-31 | カンネツハツシヨクセイキロクシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50158786A JPS5939317B2 (ja) | 1975-12-31 | 1975-12-31 | カンネツハツシヨクセイキロクシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5284746A JPS5284746A (en) | 1977-07-14 |
JPS5939317B2 true JPS5939317B2 (ja) | 1984-09-21 |
Family
ID=15679295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50158786A Expired JPS5939317B2 (ja) | 1975-12-31 | 1975-12-31 | カンネツハツシヨクセイキロクシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939317B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0741742B2 (ja) * | 1987-10-02 | 1995-05-10 | 富士写真フイルム株式会社 | 感熱記録材料 |
-
1975
- 1975-12-31 JP JP50158786A patent/JPS5939317B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5284746A (en) | 1977-07-14 |
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