JPS593724B2 - 不均質屈折率レンズ - Google Patents

不均質屈折率レンズ

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JPS593724B2
JPS593724B2 JP55122666A JP12266680A JPS593724B2 JP S593724 B2 JPS593724 B2 JP S593724B2 JP 55122666 A JP55122666 A JP 55122666A JP 12266680 A JP12266680 A JP 12266680A JP S593724 B2 JPS593724 B2 JP S593724B2
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JP
Japan
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refractive index
lens
medium
spherical shell
light source
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JP55122666A
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JPS5746202A (en
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啓介 菊地
滝太郎 森川
潤一 島田
健二郎 桜井
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0087Simple or compound lenses with index gradient

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不均質屈折率球(半球)の光路に屈折率、膜厚
の異なる屈折媒体をクラッドとして備えた不均質屈折率
レンズに関するものである。
15通常、光ディスクは厚さ約17n麗のプラスチック
などの透明板の一面に情報が記録されており、その読み
出しは他の面からレーザビームを通して記録面へ集光し
て行なうことが多い。
従つて、ここで用いるレンズはそのレンズ面から集光点
までの20距離(全作動距離)が或る程度必要になる。
一方、収差を少なくしたり、位置や焦点を制御するサー
ボ系を簡単にしたり、また装置全体の性能向上を図るた
めにはレンズを出来るたけ小型にしなければならない。
しかし、このことは先の作動距離を25とることと相反
する要求となる。本発明は上述のレンズの小型化と作動
距離をとるという相反する要求を満足せしめた不均質屈
折率レンズを提供しようとするものである。
さて、本発明の不均質屈折率レンズの理解のた30めに
先に提案した球レンズ(特願昭55一42348号(特
開昭56−138704号公報)の機能等について先ず
説明する。
まず、第1図aは従来の不均質屈折率球レンズ1を例え
ば空気中におき、一点(レンズの左側)35Poから発
する光をレンズ1により反対側(レンズの右側)PFに
結像させる際には、収差が避けられないことを示すため
のものである。
このとき生する収差の大きさを、結像点PFにおける集
束光が光軸となす角θの関数として示したのが第1図b
である。この図で横軸にとつてある横収差Atというの
は、θZOの近軸光線が収束する点PFを横切り光軸に
垂直な面内において、それぞれの角度で集束する光線が
光軸から外れている距離をいう。負の横収差というのは
、近軸光線の集束点よりもレンズに近い側で集束する場
合を表わすものとする。従つて第1図aの拡大した円内
ではこの負の横収差が示されている。一方、第2図aは
、均質屈折率の球殼状媒体2を左側から右側に向けて集
束光が通過する場合には、さきの場合とは逆に正の横収
差Atが生ずるということを模式的に示したものである
破線は、この球状媒体2がないときに集束光がたどるは
ずの光路を示している。第2図bは、生ずる正の横収差
の量を第1図bと同様に集束光が光軸となす角θの関数
として示したものである。尚、均質屈折率球殼状媒体2
が光の進行方向に対して第2図aとは反対の曲面をなし
ている場合、一点から発してこの媒体を通過する光線は
、第2図aを左右逆に見ると想像できるように、外側の
ものほどより外側へ屈折させられる。
その結果、この光線束を集束させるときには、外側の光
線ほど媒体2から遠ざかつた所に集束し、同様に第2図
bに示すような正の横収差が生ずることとなる。従つて
夫々逆向きのこれ等媒体2,2を組合わせて用いるなら
ば、正の横収差を倍加させることができる。以上に鑑み
ると、第1図に示した不均質屈折率球レンズ1が集束さ
せようとする光線束に及ぼす効果と、第2図に示した均
質屈折率球殼2がこれに及ぼす効果は、収差に関して負
と正という逆の関係にあることが判かる。
従つて、これらの2要素を組合わせれば、正負が打ち消
しあつて収差が (補正され、先に提案した球レンズは
この技術思想に基づいてなされたものである。第3図a
に示したのが、先に提案したクラツド付不均質屈折率球
レンズの構成の例である。
この球レンズは、不均質屈折率球1(以下コアとも呼
4ぶ)の周辺にクラツドとして均質屈折率球殼2を付着
させた形となつており、それぞれの部分の屈折率n(r
)の態様乃至関数の分布型は同図の下方にグラフで示し
ているが数式で表すと次のようになる。) 上式でG2及びG4は夫々、二次係数、四次係数と呼ば
れ、不均質屈折率が球の中心r=Oからr一R。
まで、どのように変化しているかを表わす量である。ク
ラツド2の屈折率はNd=一定としているが、これと球
中心部屈折率n(0)の大小は問わない。また、Ndは
必らずしも一定つまり均質でなければならないというわ
けではなく、設計次第で不均質に選ぶことができる。こ
のクラツド付不均質屈折率球レンズの高性能さの一端を
示すための数値例を示したのが第3図bである。
この図から判かるように、不均質屈折率球1の半径R。
を例えば1mm1クラツド2の厚さdを0.78mmと
すれば、この図に示した屈折率の値の設定に対し、Sl
nθすなわちレンズの開口数(NA)を0.2にとつて
も、横収差は±0.5μmと光の回折限界以下にまで収
差を補正できる。このことは、従来のいかなる球レンズ
をもつてしても不可能であり、これが可能なところに特
長がある。尚、以下では、横収差の絶対値にあつてθ=
OからSin−1NAに亘つて最大値を単に横収差と呼
ぶ以上、先に提案した球レンズを例に不均質球芯とクラ
ツドの間の収差補償について述べてきたが、本発明の不
均質屈折率レンズも収差補償の原理は全く同様である。
しかし、先の球レンズはそのクラツドが光源側、集光点
側とも屈折率、厚さが同じものであつた。この構成では
光源がレンズの近くに置かれているのでNAZO.2の
レンズを考えられるが、光源を十分遠方に置いた、先に
同時に提案している、フーリエ変換レンズではNAZO
.4まで考えられる。光ピツクアツプ用レンズではNA
ZO.4程度のものが必要になるので後者の構成の光学
系が考えられるが、しかし、この場合にレンズ面から集
光点までの距離があまりとれず、数關φのコアのレンズ
では厚さ1mmのデイスクの裏側にまで集光点を到達さ
せることができない難点がある。そこで、本発明の非対
称クラツドを備えたレンズ、すなわち、光源側クラツド
に対し集光側(デイスク側)タラツドの厚さを薄くし、
また屈折率を高くし、若しくはその両方で行う不均質屈
折率球(半球)レンズの提案に至つたのである。さて、
本発明の不均質屈折率レンズの構成を第4図A,bに示
す。
図aは透過型、図bは反射型であり、反射面5が対称面
上にあれば解析上全く等価である。図bは薄型ヘツドの
構成にできることから業務用積層デイスクのピツクアツ
プに適している。以下、図aの透過型球レンズを用いて
本発明を説明する。第4図aに示す光学系においてレン
ズのコア1の屈折率分布を、先に提案した球レンズと同
様に^^j−翫′喝−′ノ〜9とする。
ここで、ROはコア半径、n(0)は中心の屈折率G2
,G4は各々2次、4次係数である。
イオン交換技術などにより分布を付ける場合に丁度2乗
分布になるよう作成するのは困難であるし、またそれが
良いとは限らないので4次分布まで仮定した。?なお、
G2くOの場合が事実上問題になる。すなわち、屈折率
が中心から周辺に向つて減少する場合である。光源側ク
ラツド2、デイスク側クラツド3の屈折率をそれぞれN
,,n2、厚さをそれぞれD,,d2とし、デイスク4
の屈折率、厚さをそれぞれNs,Sとしtらまたデイス
ク4とクラツド3の間の作動間隔をWとし、コア中心か
ら光源(クラツド2の入射直前の波面を球面と仮定しそ
の中心)までの距離をaとし、またb=RO+D2+w
+s/Nsとしtら実施例についての解析結果を示す前
に、本発明の特徴である非対称クラツド、D2くDl,
n2〉N,による作動距離の増加について述べておく。
まずクラツド3の厚さD2が薄い程作動距離がとり易い
ことは第4図C,dの比較でわかる。また第4図eのよ
うにクラツド3の屈折率が高い程コア1からの光はその
境界での屈折で遠くに進み、同じく作動距離を長くする
。その上光源側クラツドが厚く、屈折率が低いことが作
動距離を長くする働きがあるが、ここでは説明を省略す
る。以下では次の数値例について解析した。NA(Si
nOmax)=0.45n(0)=N2=1.6,n,
=Ns=1.5,S/RO=0.44倍率b/a=0.
02、第1表はこれらをまとめて示したものである。収
差解析は先に提案した球レンズの場合と同様光線光学の
方法を用い、出射角θのO−Si『1NAの間にわたつ
て横収差を極小にするようクラツドの厚さなどを決定し
た。
第5図は収差補償が成立しているときの光源側、デイス
ク側クラツドの厚さDl,d2の関係を2次係数G2を
パラメータにして示している(G4=−0.01)。
また作動間隔Wの等値線を示している。これより1G2
1が大きい程、デイスク側クラツドは薄くできるが、光
源側クラツドは作動間隔W〉0にしておくためにd1/
ROZl程度以上の厚さが必要である。なお、クラツド
の製作にあたつてはまずデイスク側の厚さを決めて製作
し、それを測定して後に光源側クラツドの厚さを決め製
作することが精度の点で有利であることが第6図A,b
のクラツド厚さ精度と収差の関係を示す曲線かられかる
。第7図はコアの屈折率分布係数G2,G4が与えられ
たとき収差補償に必要なデイスク側クラツドの厚さD2
/ROを示している(D,/RO=1.2としたとき)
またそのときの残留横収差、作動間隔W/ROを示して
いる。これより収差を少なくできる分布係数G2,G4
の範囲がわかる。例えば一番内側の(横収差/RO)×
103≦0.2ではR。〒2.5m7!Lのコアのレン
ズで横収差≦0.5μmと回折限界以下の値にでき、非
常に良いレンズとなる。G2の−0.07〜−0.2の
範囲が図示されているが、これはコア中心と周辺の屈折
率差にしてほぼ3、5〜10%で、イオン交換などで製
作可能な範囲である。G4に関しては第7図の(横収差
/RO)XlO3<.0.2の範囲に入れるには、例え
ばG2=−0.15のところで−0.025≦G4≦−
0.01にする必要がある。この値は一見厳しいようで
あるが、実は光学系のパラメータ、例えばクラツドの屈
折率を変えればこの値は上下(図示せず)するので、等
価的に広範囲のコアが使用出来るようになる。本発明の
球状の不均質屈折率レンズは、従来の光ピツクアツプに
用いられている組みレンズに比べて集光性能に遜色ない
ばかりか、小型軽量、量産性などでは優れたものになり
得ると期待される。
また半球の不均質屈折率レンズは薄型ヘツドにできる特
長があり、厚さ1mmのデイスクの記録面の裏側からの
読みとりでは約8〜10111記録面表からの読みとり
では数M7lLの厚さのヘツドにできる。従つて、民生
用光デイスクはもとよりコンピユータメモリ、放送局用
メモリ、シェークボックスなどの業務用積層光デイスク
のピツクアツプに適したレンズである。また、本発明の
不均質屈折率レンズは先に提案した球レンズと同様、映
像のリレーレンズ、高密度光エネルギ伝送路、多数光源
から多数導光路への高効率結合レンズ、光情報処理用フ
ーリエ変換レンズ、計測用広角レンズ、カメラレンズ、
医療用内視鏡レンズ、レーザ゛メスヘツドなどとしても
幅広い応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図はクラツドのない球レンズの収差を示す概念図、
第2図は均質屈折率球殼による収差を示す概念図、第3
図は基礎となるクラツド付不均質屈折率球レンズの構成
と収差補正効果を示す説明図、第4図A,bは本発明の
不均質屈折率レンズの構成図、同図C,d,eはクラツ
ドの非対称による作動距離の変化を示す概念図、第5図
は収差補償のための光源側、デイスク側クラツドの厚さ
Dl,d2の関係を例示した図、第6図はクラツドの製
作精度と収差の関係を例示した図、第7図はコアの屈折
率分布係数G2,G4に応じた収差補償に必要なデイス
ク側クラツドの厚さD2を示し(光源側デイスクの厚さ
d1は一定)、あわせて残留横収差、作動間隔を示した
図である。 図中、1はコア、2,3はクラツド、4はデイスク、5
は反射面(膜)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 屈折率が中心から周辺に向つてほぼ二乗分布で減少
    する球対称屈折率分布球1に均質な球殻状媒質を同心に
    被せた不均質屈折率レンズにおいて、光路にあたる2周
    辺の一方を光源側とし他方を集光側として光源側球殻状
    媒質に比較して集光側球殻状媒質の厚さを薄くしあるい
    は屈折率を高くし若しくは前記集光側球殻状媒質の厚さ
    を薄くしかつ屈折率を高くし作動距離を長くとることを
    特徴とする不均質屈折率レンズ。 2 屈折率が中心から周辺に向つてほぼ二乗分布で減少
    する球対称屈折率分布球に均質な球殻状媒質を同心に被
    せた球体をこの大円を通る平面で切断した半球において
    、この平面部を全反射面とし光路にあたる2周辺の一方
    を光源側とし他方を集光側として光源側球殻状媒質に比
    較して集光側球殻状媒質の厚さを薄くしあるいは屈折率
    を高くし若しくは前記集光側球殻状媒質の厚さを薄くし
    かつ屈折率を高くし作動距離を長くとることを特徴とす
    る不均質屈折率レンズ。 3 不均質屈折率半球の平面に反射膜を備えた特許請求
    の範囲第2項に記載の不均質屈折率レンズ。
JP55122666A 1980-03-31 1980-09-04 不均質屈折率レンズ Expired JPS593724B2 (ja)

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US06/244,915 US4422733A (en) 1980-03-31 1981-03-18 Cladded spherical lens having uneven refractive index

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JP55122666A JPS593724B2 (ja) 1980-09-04 1980-09-04 不均質屈折率レンズ

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JPS5746202A JPS5746202A (en) 1982-03-16
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JPS6052813A (ja) * 1983-09-02 1985-03-26 Canon Inc 屈折率分布型レンズを用いた光源の形成方法及び光源装置
NL8603010A (nl) * 1986-11-27 1988-06-16 Philips Nv Optische aftastinrichting.
US6712466B2 (en) 2001-10-25 2004-03-30 Ophthonix, Inc. Eyeglass manufacturing method using variable index layer

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