JPS5937030B2 - 油性表面への接着方法 - Google Patents
油性表面への接着方法Info
- Publication number
- JPS5937030B2 JPS5937030B2 JP510480A JP510480A JPS5937030B2 JP S5937030 B2 JPS5937030 B2 JP S5937030B2 JP 510480 A JP510480 A JP 510480A JP 510480 A JP510480 A JP 510480A JP S5937030 B2 JPS5937030 B2 JP S5937030B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- oil
- oily
- steel ball
- solubility parameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、油性表面にシール等を接着する方法に関する
。
。
保鮮のため、その他表面保護のための農産物表面に対す
る塗布、マーカリン、バター等の加工食品用の収納容器
、袋、又、機械器具包装用防錆紙等には、表面を油性に
したものが数多く使用されている。
る塗布、マーカリン、バター等の加工食品用の収納容器
、袋、又、機械器具包装用防錆紙等には、表面を油性に
したものが数多く使用されている。
農産物、例えば、卵に於ては、その表面に植物油やその
混合物を塗布し、保鮮を図ろうとする試みが漸次採用さ
れつつある。
混合物を塗布し、保鮮を図ろうとする試みが漸次採用さ
れつつある。
この時、卵表面に生産者団体名、パック訪日等を記入し
たシールを貼付する場合が多いが、卵表面が油性である
ため、仮今 シールと接着剤間とは十分接着していても
、接着剤と油性表面間とでは剥離してしまう現象がしば
しば見られた。
たシールを貼付する場合が多いが、卵表面が油性である
ため、仮今 シールと接着剤間とは十分接着していても
、接着剤と油性表面間とでは剥離してしまう現象がしば
しば見られた。
一般に、このような場合に用いられる接着剤としては、
天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂等に接着力を付与しうる
添加剤例えば粘着剤、油脂等が用いられていたが、卵表
面と油脂とこのような接着剤とが相溶性に乏しく、所謂
、親和力が小さいため貼付しえず、そのため、油性表面
を有する卵から直ぐシールが剥離してしまうものと考え
られる。本発明は、このような事情に鑑み発明されたも
のであり、上記のような組成の接着剤であつても、卵等
の農産物の油性表面、マーカリン、バター等の加工食品
用の油性収納容器等の表面にシール等を確実に接着する
方法を提供することも目的とするものである。本発明は
、素線したゴム、粘着剤、油脂を溶剤に溶解してなる接
着剤を使用して油性表面に接着する方法に於て、接着剤
に使用する油脂を油性表面の油脂と同一にしかつ接着剤
の溶解度パラメーターと油性表面上の油脂の溶解度パラ
メーターとをほぼ一致させることにより、上記目的を達
成したのである。
天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂等に接着力を付与しうる
添加剤例えば粘着剤、油脂等が用いられていたが、卵表
面と油脂とこのような接着剤とが相溶性に乏しく、所謂
、親和力が小さいため貼付しえず、そのため、油性表面
を有する卵から直ぐシールが剥離してしまうものと考え
られる。本発明は、このような事情に鑑み発明されたも
のであり、上記のような組成の接着剤であつても、卵等
の農産物の油性表面、マーカリン、バター等の加工食品
用の油性収納容器等の表面にシール等を確実に接着する
方法を提供することも目的とするものである。本発明は
、素線したゴム、粘着剤、油脂を溶剤に溶解してなる接
着剤を使用して油性表面に接着する方法に於て、接着剤
に使用する油脂を油性表面の油脂と同一にしかつ接着剤
の溶解度パラメーターと油性表面上の油脂の溶解度パラ
メーターとをほぼ一致させることにより、上記目的を達
成したのである。
本発明を実施するに当つて、ゴムとしては天然ゴム又は
合成ゴム、粘着剤としてはクマロン樹脂、石油系炭化水
素樹脂、ロジン誘導体、フェノール系樹脂、テルペン樹
脂等、油脂としては菜種油、とうもろこし油、大豆油、
落花生油等の植物油が適宜使用される。
合成ゴム、粘着剤としてはクマロン樹脂、石油系炭化水
素樹脂、ロジン誘導体、フェノール系樹脂、テルペン樹
脂等、油脂としては菜種油、とうもろこし油、大豆油、
落花生油等の植物油が適宜使用される。
尚、接着剤に使用される油脂は、被着体表面に塗布され
た樹脂と同じものを使用しているので、接着剤の溶解度
パラメーターを決定するときは、ゴムもしくはプラスチ
ツクスと粘着剤との混合物の溶解能変数と油脂の溶解度
ペラメータ一とをほぼ一致させればよいので、接着剤の
配合を決めるのが極めて簡単である。
た樹脂と同じものを使用しているので、接着剤の溶解度
パラメーターを決定するときは、ゴムもしくはプラスチ
ツクスと粘着剤との混合物の溶解能変数と油脂の溶解度
ペラメータ一とをほぼ一致させればよいので、接着剤の
配合を決めるのが極めて簡単である。
上記測定結果から、鶏卵の油性表面と溶解度パラメータ
ーが同じで鶏卵表面に塗布された油脂と同じ油脂を含む
配合１は、接着度合が極めて良く初期粘着度も大きく本
発明の目的を完遂し得たことを示すが、液解度パラメー
ターが同じでも鶏卵本発明の接着剤は、被着体の油性表
面と溶解能変数がほぼ一致しているので、接着剤と該油
性表面とが相溶し親和力がつよく、この接着剤をシール
等に使用すれば、被着体の油性表面に確実に貼付させる
ことができる。
ーが同じで鶏卵表面に塗布された油脂と同じ油脂を含む
配合１は、接着度合が極めて良く初期粘着度も大きく本
発明の目的を完遂し得たことを示すが、液解度パラメー
ターが同じでも鶏卵本発明の接着剤は、被着体の油性表
面と溶解能変数がほぼ一致しているので、接着剤と該油
性表面とが相溶し親和力がつよく、この接着剤をシール
等に使用すれば、被着体の油性表面に確実に貼付させる
ことができる。
上記配合を重量佳に従い容器内に入瓢濃度３０（Ｆ６に
なるようにトルオールで溶解し接着剤を得た。
なるようにトルオールで溶解し接着剤を得た。
先ず、この接着剤を紙シールの裏面に塗布Ｌとうもろこ
し油で表面を油性にした鶏卵（表面の溶解度パラメータ
ーは８．４である。
し油で表面を油性にした鶏卵（表面の溶解度パラメータ
ーは８．４である。
）に貼付し、手で剥離し接着度合を調べた。一方、第１
図に示すように、下端１から５０１１上方に沿つた位置
２間に配合１〜配合４の接着剤３を塗布した仰角４３『
の傾斜面５と、２種類の鋼球、即ち直径１１ｍ＆重量５
．４９の鋼球（これを鋼球Ａとする。
図に示すように、下端１から５０１１上方に沿つた位置
２間に配合１〜配合４の接着剤３を塗布した仰角４３『
の傾斜面５と、２種類の鋼球、即ち直径１１ｍ＆重量５
．４９の鋼球（これを鋼球Ａとする。
）と直径７ｍ＆重量１．４９で表面にとうもろこし油を
塗布した鋼球（これを鋼球Ｂとする。）を用意した。第
２図に示すように、鋼球Ａ６を接着剤３を塗布していな
い斜面よりころがすと、出発点７一１が位置２に近い場
合、接着剤３により１〜２間の２に近い位置で停止する
が、第３図のように、鋼球Ａ６の出発点７一２が上方に
なるに従い、このがり落ちる鋼球Ａ６は１〜２間の下方
で停止するようになり、ついには、第４図に示すように
、１〜２間の最下端即ち１上で停止するようになる。
塗布した鋼球（これを鋼球Ｂとする。）を用意した。第
２図に示すように、鋼球Ａ６を接着剤３を塗布していな
い斜面よりころがすと、出発点７一１が位置２に近い場
合、接着剤３により１〜２間の２に近い位置で停止する
が、第３図のように、鋼球Ａ６の出発点７一２が上方に
なるに従い、このがり落ちる鋼球Ａ６は１〜２間の下方
で停止するようになり、ついには、第４図に示すように
、１〜２間の最下端即ち１上で停止するようになる。
本実施例では、この時の鋼球Ａ６の出発点７一３と位置
２との間の距離Ｘをもつて初期粘着度とした。鋼球Ｂ（
図示せず）についても鋼球Ａと全く同様な方法で初期粘
着度を調べた。
２との間の距離Ｘをもつて初期粘着度とした。鋼球Ｂ（
図示せず）についても鋼球Ａと全く同様な方法で初期粘
着度を調べた。
上記全ての結果を下表に示す。
第１図一第４図は、本実施例に於いて、油性表面用接着
剤の初期粘着度測定方法を説明するための側面図であり
、図中、１は接着剤３を塗布した下端、２は下端１から
５０龍上方に沿つた位置、４は傾斜面５の仰角、６は鋼
球Ａｌ７は鋼球Ａ６がころがり始める出発点を示す。
剤の初期粘着度測定方法を説明するための側面図であり
、図中、１は接着剤３を塗布した下端、２は下端１から
５０龍上方に沿つた位置、４は傾斜面５の仰角、６は鋼
球Ａｌ７は鋼球Ａ６がころがり始める出発点を示す。
Claims (1)
- １ 素練したゴム、粘着剤、油脂を溶剤に溶解してなる
接着剤を使用して油性表面に接着する方法に於て、接着
剤に使用する油脂を油性表面の油脂と同一にしかつ接着
剤の溶解度パラメーターと油性表面上の油脂の溶解度パ
ラメーターとをほぼ一致させることを特徴とする油性表
面への接着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP510480A JPS5937030B2 (ja) | 1980-01-17 | 1980-01-17 | 油性表面への接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP510480A JPS5937030B2 (ja) | 1980-01-17 | 1980-01-17 | 油性表面への接着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56100876A JPS56100876A (en) | 1981-08-13 |
| JPS5937030B2 true JPS5937030B2 (ja) | 1984-09-07 |
Family
ID=11602050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP510480A Expired JPS5937030B2 (ja) | 1980-01-17 | 1980-01-17 | 油性表面への接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5937030B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0250725B2 (ja) * | 1984-05-25 | 1990-11-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109233653A (zh) * | 2017-05-15 | 2019-01-18 | 日东电工（上海松江）有限公司 | 粘合片 |
-
1980
- 1980-01-17 JP JP510480A patent/JPS5937030B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0250725B2 (ja) * | 1984-05-25 | 1990-11-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56100876A (en) | 1981-08-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2477910B1 (en) | Packaging for gummy substratum | |
| US2371985A (en) | Wrapped article and method of wrapping the same | |
| GB2057916A (en) | Pressure sensitive adhesives and tapes | |
| US3257228A (en) | Resealable label | |
| CN101646740A (zh) | 用于可脱粘自粘标签的粘合组合物 | |
| KR20010020477A (ko) | 코팅재 | |
| US20170152068A1 (en) | Bag Sealing Tape, and Banding Device and Banding Method Using the Bag Sealing Tape | |
| JPS5937030B2 (ja) | 油性表面への接着方法 | |
| AU2007201197A1 (en) | Flexible wrap kit and methods | |
| US5419797A (en) | Method and kit for adhesively bonding surfaces | |
| JPS5812776Y2 (ja) | 薄型チ−ズの包装体 | |
| US3428516A (en) | Heat activated peelable resealable labels for closures | |
| JPS55135623A (en) | Sheet-formed paster member and pasting thereof | |
| JPS643914B2 (ja) | ||
| JPS6328137Y2 (ja) | ||
| CN211896762U (zh) | 一种粘接带、卷带结构、包装袋结构和餐盒 | |
| US7097031B2 (en) | Lubricious liners and methods for their use | |
| SU891738A1 (ru) | Термоклей | |
| RU665701C (ru) | Клей-расплав | |
| JPS5943151B2 (ja) | 食品の包装方法および同包装方法により被包した食品 | |
| JP2020172282A (ja) | 包装体 | |
| Soni et al. | Compatibility of Packaging Substrates and Adhesives | |
| JP3051946B2 (ja) | 密封包装用容器の熱封緘蓋材 | |
| JPS60225751A (ja) | 耐ブロツキング性包装用シ−ト材料 | |
| JPH0559230A (ja) | ガラス等の熱封緘用樹脂組成物及び熱封緘用蓋材 |