JPS5936262B2 - 除電装置 - Google Patents

除電装置

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JPS5936262B2
JPS5936262B2 JP10680775A JP10680775A JPS5936262B2 JP S5936262 B2 JPS5936262 B2 JP S5936262B2 JP 10680775 A JP10680775 A JP 10680775A JP 10680775 A JP10680775 A JP 10680775A JP S5936262 B2 JPS5936262 B2 JP S5936262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corona
electrode
negative
shield case
positive
Prior art date
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Expired
Application number
JP10680775A
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English (en)
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JPS5230440A (en
Inventor
三明 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP10680775A priority Critical patent/JPS5936262B2/ja
Publication of JPS5230440A publication Critical patent/JPS5230440A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はたとえぱ誘導体の表面などに発生する静電荷の
消去あるいは電子複写装置における感光体の残留電荷の
消去や記録紙の除電などに用いる除電装置に関する。
従来、たとえばプラスチックフィルムなどの誘導体フィ
ルムの製造工程において誘導体フィルムの表面に発生す
る静電荷の消去、あるいは電子複写装置における感光体
の残留電荷の消去や記録紙の除電には、交流コロナ放電
を利用した除電装置が用いられている。
ところが、交流コロナの特性としては、一般に周知のよ
うに、交流コロナ放電を連続的に印加すると、被除電体
は完全に除電が行われずに負の電極に帯電されてしまい
、その電位は印加電圧が高いほど大きくなる。この理由
は、第1図に印加電圧に対するコロナ放電電流の特性を
示すように、コロナ放電電極に正の電圧が印加されたと
きと負の電圧が印加されたときとでは、負のコロナ放電
電流(曲線A)の方が正のコロナ放電電流(曲線B)よ
りも大きいために起るものである。このような負帯電を
防止するために、従来は正および負のコロナ放電電流の
アンバランスを補正するように交流コロナの波形を制御
することにより負のコロナの発生を制御する方法、ある
いは正および負の印加電圧を変えて正の方を高く負の方
を低くすることによりコロナ発生量のバランスを保つ方
法などが考えられている。
しかしながら、このような従来の方法では、装置が複雑
化して高価となるばかりでなく、温度変化などにより、
正負のバランスがくずれても(負のコロナは湿度変化が
大きいため一度調整しても環境条件が変ると正のコロナ
とのバランスがくずれてしまう。)、一度調整してセッ
トしてしまつたものは簡単には再調整できないなど、環
境条件の変化に対応した制御まではできなかつた。本発
明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、簡単な構成で安価な手段で交流コロナ印加に
よる負帯電を確実に防止でき、しかも調整が容易で能卒
的かつ高性能な除電装置を提供しようとするものである
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第2図において、1は交流コロナ放電電極でこれはたと
えば直径が60〜100μのタングステンワイヤで形成
されており、略水平に張設されている。
そして、上記放電電極1は、制御電極を兼ねたシールド
ケース2で囲繞されている。このシールドケース2は、
断面が略コ字形状となつていて、その開口部は下方に位
置しており、しかもその開口部の両先端部は互いに相対
向する面方向に所定角度それぞれ折曲され、開口部の開
口面積が調節されている。しかして上記放電電極1は高
圧交流電源3の一端に接続され、この電源3の他端は接
地されている。また、上記シールドケース2にはバイア
ス回路4が接続される。このバイアス回路4は、放電電
極1から制御電極つまりシールドケース2に流れ込む正
のコロナイオンおよび負のコロナイオンに対して交互に
独立して働くようになつていて、次のように構成される
。すなわち、第1整流素子たとえばダイオード5と第1
インピーダンス素子たとえば可変抵抗器6との直列回路
と上記第1ダイオード5とは逆極性に設けられた第2整
流素子たとえばダイオード7と第2インピーダンス素子
たとえば可変抵抗器8との直列回路とを並列に接続し、
この並列回路の一端をシールドケース2に接続するとと
もに、他端を接地したものである。なお、上記第1、第
2ダイオード5,7は、その逆方向の抵抗値が充分大き
いものが必要であり、たとえば107Ω以上が好ましい
。しかして、上記シールドケース2の開口部と相対向す
る部位には、被除電体(たとえば静電荷をもつた誘導体
フイルムなど)9が配設され、この被除電体9は接地さ
れたプレート電極(導電板)10上に支持されるように
なつている。次に、上記のような構成において作用を説
明する。
今、電源3を印加すると、その電圧が約4キロボルト以
上でコロナ放電が開始し(放電電極1とシールドケニス
2との距離が7〜8m1Lとした時)発生した正および
負のコロナイオンは被除電体9の電荷と結合して除電を
始める。ここで、通常の環境条件においては、第1可変
抵抗器6の抵抗値を1タグオーム第2可変抵抗器8の抵
抗値を0.6タグオームとし、5キロボルトの電圧を放
電電極1に印加すると、被除電体9は略完全に電荷が消
去され、放電電極1と被除電体9との距離が変化しても
安定して電荷の消去がなされる。なお、交流コロナでは
正および負のイオンが発生するが、被除電体9の電荷が
正であれば負のイオンと結合し、正のイオンは反発して
結合しないので除電され、また被除電体9の電荷が負で
あれば正のイオンと結合するので、除電される被除電体
9の電荷は正でも負でもよく、またそれらが混在してい
ても問題はない。次に、本発明の要点であるバイアス回
路4による交流コロナ放電電流の制御がいかにしてなさ
れるかを説明する。
第3図は、バイアス回路4の第1、第2可変抵抗器6,
8の各抵抗値を変化させたときの、シールドケース2の
開口部からプレート電極10に流れ込むコロナ放電電流
の変化を測定した結果を示すものである(なおこの測定
には正ぉよび負の直流電源を使用)。これより明らかな
ように、正のコロナ(曲線C)および負のコロナ(曲線
D)とも第1,第2可変抵抗6,8の変化により約3倍
〜4倍の電流変化を生じることがわかる。したがつて、
この測定結果を基に、コロナイオンがシールドケース2
に流れ込むときの第1可変抵抗器6の抵抗値と、負のコ
ロナイオンがシールドケース2に流れ込むときの第2可
変抵抗器8の抵抗値とを、正および負のコロナイオンが
プレート電極10に流れ込む量が同じになるように設定
しておけば、正にも負にも落ち込むことのない正負均等
な放電特性をもつ除電装置が得られるものである。また
、シールドケース2にバイアス回路4を接続することに
より、プレート電極10に流れ込む電流が変化する理由
は、シールドケース2に流れ込む電流を1、第1可変抵
抗器6の抵抗値をR1.第2可変抵抗器8の抵抗値をR
2とすると、IRl、IR2なるバイアス電極をシール
ドケース2に与えたと同じことになり、このバイアス電
圧によつてシールドケース2の関口部から漏れ出る電界
強度を制御することができるので、プレート電極10に
流れ込む電流が制御されるものである。
したがつて、シールドケース2の開口部の開口面積が小
さいほど第1,第2可変抵抗器6,8による制御効果は
大きい。以上のように、第1,第2可変抵抗器6,8が
それぞれ放電電極1からの正のコロナインおよび負のコ
ロナイオンの流れ込みに対して交互に独立して働くよう
にしたことにより、シールドケース2の開口部から外に
流れ出る正および負のコロナイオンの量が簡単に制御で
きるものである。なお、前記アイバス電極1R1および
IR2は約200〜600ボルト程度であるから、使用
するダイオ一 ドや抵抗は特別なものを使う必要はない
また、前記実施例では、第1,第2インピーダンス素子
6,8として可変抵抗器を用いたが、通常の温湿度条件
(RH=30〜80%)では電流は大きく変化しないか
ら、厳密な除電を目的としない場合には固定抵抗器でも
よく、さらに抵抗器に限らず他のインピーダンス素子を
用いてもよい。また、前記実施例では、制御電極を兼ね
たシールドケース2を用いた場合について説明したが、
これに限らずたとえば制御電極とシールドケースとを別
個に設けてもよい。
すなわち、たとえば第4図に示すように、断面が略コ字
形状のシールドケース2,をその開口部が被除電体9と
相対するように設けるとともに、上記シールドケース2
1の開口部に近接して制御電極たとえば格子状のグリツ
ド電極22を設け、このグリッド電極22にバイアス回
路4を接続するとともに、上記シールドケース2,を接
地するものである。また、たとえば第5図に示すように
、第4図におけるグリツド電極22でシールドケース2
1の開口部を閉塞してもよい。さらに、たとえば第6図
に示すように、シールドケースを兼ねた制御電極たとえ
ば格子状のグリツド電極23で放電電極1を囲繞し、こ
のグリツド電極23にバイアス回路4を接続するように
してもよい。これらのようにすることはより、効果は一
層顕著なものとなり、制御も非常に細かく行うことがで
きる。以上詳述したように本発明によれば、交流コロナ
放電電極とこの放電電極の近傍に設けられたコロナ制御
電極とからなる除電装置において、上記放電電極から制
御電極に流れ込む正のコロナイオンおよび負のコロナイ
オンに対して交互に独立して働く一対の整流素子とイン
ピーダンス素子との直列回路を並列接続してなるバイア
ス回路を上記制御電極に接続し、正および負の印加電圧
に対するコロナイオンの流れを制御するようにしたので
、きわめて簡単な構成で安価な手段で交流コロナ印加に
よる負帯電を確実に防止でき、能率的かつ高性能な除電
が行えるとともに、上記インピーダンス素子を可変形に
しておけば、調整も容易となるなど種々の効果が得られ
る除電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は印加電圧に対するコロナ放電電流の特性を示す
図、第2図は本発明の一実施例を示す構成図、第3図は
同実施例においてインピーダンス素子を変化させたとき
のコロナ放電電流の変化を示す図、第4図〜第6図はそ
れぞれ本発明の他の実施例を示す図である。 1・・・・・・交流コロナ放電電極、2・・・・・・制
御電極を兼ねたシールドケース、3・・・・・・高圧交
流電源、4・・・・・・バイアス回路、5,7・・・・
・・整流素子、6,8・・・・・・インピーダンス素子
、9・・・・・・被除電体、21・・・・・・シールド
ケース、22・・・・・・制御電極、23・・・・・・
シールドケースを兼ねた制御電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 交流コロナ放電電極と、この放電電極の近傍に設け
    られたコロナ制御電極とからなる交流コロナ放電利用の
    除電装置において、前記放電電極から制御電極に流れ込
    む正のコロナイオンおよび負のコロナイオンに対して交
    互に独立して働く一対の整流素子とインピーダンス素子
    との直列回路を並列接続してなるバイアス回路を前記制
    御電極に接続したことを特徴とする除電装置。
JP10680775A 1975-09-03 1975-09-03 除電装置 Expired JPS5936262B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10680775A JPS5936262B2 (ja) 1975-09-03 1975-09-03 除電装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10680775A JPS5936262B2 (ja) 1975-09-03 1975-09-03 除電装置

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Publication Number Publication Date
JPS5230440A JPS5230440A (en) 1977-03-08
JPS5936262B2 true JPS5936262B2 (ja) 1984-09-03

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ID=14443112

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JP10680775A Expired JPS5936262B2 (ja) 1975-09-03 1975-09-03 除電装置

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JP5914015B2 (ja) 2011-02-18 2016-05-11 株式会社コガネイ 除電装置および方法

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JPS5230440A (en) 1977-03-08

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