JPS5935686B2 - ストリツプの処理ライン - Google Patents

ストリツプの処理ライン

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JPS5935686B2
JPS5935686B2 JP8471175A JP8471175A JPS5935686B2 JP S5935686 B2 JPS5935686 B2 JP S5935686B2 JP 8471175 A JP8471175 A JP 8471175A JP 8471175 A JP8471175 A JP 8471175A JP S5935686 B2 JPS5935686 B2 JP S5935686B2
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JP
Japan
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strip
rotating drum
line
slider plate
drum
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JP8471175A
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一郎 新橋
義史 忠重
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Nippon Steel Corp
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ストリップの通板方向を平面的に変更する
装置を用いて平面的にストリップ通板方向を転換し、U
字形、C字形、L字形等のレイアウトに構成したストリ
ップの処理ラインに関する。
従来のたとえば鋼ストリップの処理ラインにおいては、
ストリップの進行方向はストリップコイルの巻戻機およ
び巻取機を結んだ直線とそれを含む鉛直面内に限定され
ている場合が多い。このようなストリップ処理ラインに
おいてはストリップの処理が複雑な場合や、多数の処理
を1つのプロセスライン内で行なおうとする場合は必然
的に巻戻し、巻取機関距離が増大する。特に最近の傾向
として、要員の削減や設備費の削減、設備能力の増大を
目的として各種処理工程の連続化が行なわれている。し
かしながらこのような場合、設備(ライン)長さは必然
的に大きくなる。ライン長さが大きい場合は、作業域が
著しく離隔するから要員経済上不利である。
また設備を建設するに際し長大な工場建家を必要とする
から建設費の面でも不利である等種々の欠陥がある。こ
のような問題点を解決するためには、ストリップの通板
方向を平面的に変更できる手段が必要であり、ストリッ
プの通板方向をライン内において平面的に変更できれば
、ストリップ処理ラインはL字形、U字形、C字形等に
レイアウトできるからラインをコンパクトにできる。ス
トリップの通板方向をライン内において平面的に変更す
る手段として従来から、たとえばライン中にストリップ
のフリー ループを設け、このフリーループを利用して
ストリップの通板方向を平面的に変更する方法がある。
けれども、フリーループを利用する場合はループ形状が
特殊なものとなり、かつストリップは無張力で運転され
なければならないから制御が困難であり、特に高速処理
には適さない。また、円錐形のロールを用いて、ストリ
ップの通板方向を平面的に変更する方法がある。
これは、ストリップを円錐形のロールに巻付けてストリ
ップの進行方向を平面的に変える方法であるが、円錐ロ
ール表面と、ストリップの間に相対的な辷りがあるため
にストリップに条痕が入り易く表面性状が特に問題にな
るストリツプでは、使用できないoさらに、多数のガイ
ドロールを用いてストリツプのヘリツクス経路と構成し
、それに沿つて通板することにより、ストリツプの進行
方向を平面的に変える方法がある。
けれども、この方法もストリツプのヘリツクス経路を構
成するロール群とストリツプの間に相対的な辷りは避け
られないためにストリツプ表面に条痕が入り易いという
欠陥がある。このような理由のため、ストリツプ処理ラ
インをコンパクトに構成することができなかつた。この
発明は上に述べた、従来法における問題点を解決した、
ストリツプとその搬送媒体の間で相対的な辷りを全く生
ずることのない、スロツプの通板方向を平面的に任意の
角度で変更する装置を用いて構成された、極めてコンパ
クトなストリツプの処理ラインを得ることを目的として
なされた。その特徴とするところはストリツプをつるま
きらせん状にまきつけストリツプ通板速度に比例して回
転するドラム表面上に、前記ドラムの周方向に固定され
、軸方向に移動自在な多数のストラダプレート又はエン
ドレスベルト又はエンドレスチエンを設けてなるストリ
ツプの通板方向変更装置を用いてなるストリツプの処理
ラインにある。以下に、この発明になるストリツプの処
理ラインを図面を参照しながらその実施例に基づいて詳
細に説明する。第1図Aは、ストリツプをその処理ライ
ン内でその進行方向を平面的に任意の方向に変更する装
置の原理を示すものである。
この図において、1は回転ドラム、2はストリツプであ
り、ストリツプ2が回転ドラム1につるまき螺旋状に巻
きついている。ストリツプ2とストリツプ2が回転ドラ
ム1に巻きついている範囲は第1図ACf)A−B間で
あり、この図では巻付角が360Aのときの状態を示し
ている。ここでストリツプ2が回転ドラム1に巻きつい
た状態のままストリツプ1に張力をかけて矢印イ及び口
の方向に、ストリツプを移動させるとする。
回転ドラム1がストリツプ2に対して静止しておればス
トリツプ2は回転ドラム1の表面をスリツプして進んで
行く。回転ドラム1を、その軸心3のまわりに矢印ハの
方向に回転させ、かつ軸方向(矢印ニ)に移動させてや
り、そのときの回転ドラム1の回転速度V2$:5よび
軸方向の移動速度V1とをストリ゛刀゜の通板速度Vと
、ストリツプ2の回転ドラム1への入射角αによつて決
まる一定値にそれぞれ合致させた場合は、回転ドラム1
の表面とストリツプ2は相対的に辷りを生ずることなく
ストリツプ2を矢印イおよび口の方向に進めることが可
能である。第1図Bは、ストリツプ2が回転ドラム1へ
の接触点AおよびB(第1図Aでは、ストリツプ2が回
転ドラム1に360図つるまぎ螺旋状にまきついている
からA,B点は回転ドラム1の同一母線上にある)を通
る回転ドラム1の母線で切りひらいたものを示している
この図においてA−B点間を結ぶ1点鎖線は、回転ドラ
ム1にまきついたストリツプ2の中心線の軌跡である。
回転ドラム1にまきついたストリツプ2の中心線は「つ
るまき螺旋」を描くため回転ドラム1を平面に展開した
場合は、第1図Bに示すようにA−B点を結ぶ直線とな
る。ストリツプ2が第1図Aに示す状態において、回転
ドラム1表面との間で相対的に辷りを起すことなく連続
的に矢印イおよび口の方向に進むためには、第1図Aか
らも明らかなように、回転ドラム1はその軸方向に無限
に長くなくてはならない。
本発明はこの無限長ドラムの問題を効果的に解決し、設
備に具体化したものである。第2図Aに、この発明の一
実施例を示す。
この図において、1は回転ドラム、2はストリツプ、3
は回転ドラム1の回転軸、4はスライダプレートであつ
て回転ドラム1の外周表面に周方向に固定され、軸方向
に移動(変位)自在に多数嵌設されている。
5は、前記スライダプレート4の回転ドラム1軸方向の
変位を規制する固定ガイドであつて、回転ドラム1に独
立して固定的に、回転ドラム1の外周部に設けられる。
6は、回転ドラム1外周部に刻設されたスライダプレー
ト4の滑り溝である。
7は、スライダプレート4の軸であつて、前記固定ガイ
ド5にその軸端部が嵌装され回転ドラム1軸方向のスラ
イダプレート4の変位をガイドされる。
αは、ストリツプ2の回転ドラム1に対する入射角すな
わちつるまき螺旋のリード角であり、点Aおよび点Bは
それぞれ、ストリツプ2の回転ドラム1に対する入射点
及び射出点を示す。矢印イ,二は、ストリツプ2の進行
方向、つまり通板方向である。矢印口は、回転ドラム1
のそのときの回転方向である。第2図Bに、ストリツプ
2の速度を回転ドラム1の回転方向の成分とそれに垂直
な方向の成分に分解したものを示す。
この図においてaはストリツプ2の速度であり、a1は
、ストリツプ2の速度のドラム回転軸3方向の成分、A
2は回転ドラム1の回転方向の成分である。αは、スト
リツプ2の回転ドラム1への入射角である。第2図Aに
示す回転ドラム1は、直流モータ等で駆動される。
いま、ストリツプ2の速度が第2図Bに示すようにaと
すると、回転ドラム1は駆動モータ等により、A2の周
速で矢印口の方向に回転せしめられる。ここでA2=A
cOsαである0スライダプレート4群は回転ドラム1
の表面に回転ドラム1軸方向に多数刻設された滑り溝6
に嵌設されており,回転ドラム1の表面上を回転ドラム
1軸方向に滑動自在であり、そして、回転ドラム1周方
向には固定されている。スライダプレート4群の上表面
は、回転ドラム1の表面から適当量浮き出ており、回転
ドラム1の回転で、回転ドラム1表面に嵌装されたスラ
イダプレート4群の上表面は回転円筒を形成する。さら
にスライダプレート4は回転ドラム1の回転とは無関係
に、固定された固定ガイド5にスライダプレート4の両
端の軸7を介して嵌装されている。固定ガイド5は各々
のスライダプレート4の両側に位置してもよいし、片側
だけでもよいが、それぞれは回転ドラム1の周囲をかこ
んでループを形成している。このような構成のもとでス
トリツプ2が矢印イの方向から回転ドラム1上のスライ
ダプレート群4に入射して来て点Aから点Bまで、スラ
イダプレート4を介して回転ドラム1につるまき螺旋状
に巻きつき、その後点Bから射出される場合を考える。
ストリツプ2は、速度aで入射した場合、回転ドラム1
の回転方向の速度成分は、第2図Bからも明らかなよう
にA2すなわちAcOsαである。このとき回転ドラム
1表面上のスライドプレート4の表面の周速がA2とな
るような回転速度で回転ドラム1は矢印口の方向に駆動
される。さらに、ストリツプ2の回転ドラム1へのまき
つき範囲(接触範囲)A−B点間ではストリツプ2のド
ラム軸3方向への速度成分はa1すなわちAsinαで
あるから接点A,Bの間のスライダプレートは回転ドラ
ム1の回転に従つて回転ドラム1軸方向へa1なる速度
で滑るように、固定ガイド5によつて案内される。
従つて、固定ガイド5の形状は、接点A,Bの間ではス
トリツプ2の入射゜角αによつて決定される「つるまき
螺旋」である。故に、上に述べた諸条件の下では、回転
ドラム1表面に嵌装されたスライダプレート4上の点A
に入射角αで入射したストリツプは接点AからBまでは
スライダプレート4群に乗せられて、何らスライダプレ
ート4との位置的な相対ずれ(辷り)を起さずに搬送さ
れ、結局、ストリツプ2の進行方向が変えられる。その
後、B点でストリツプ2から離脱したスライダプレート
4は、回転ドラム1の回転により、固定ガイド5に案内
されて、回転ドラム1軸方向(第2図Aへの方向)の加
速をうけ、さらにその後逆の回転ドラム1軸方向(第2
図Aホの方向)に再加速されて接点Aに復帰する。第3
図Aに回転ドラム1軸方向に垂直な方向からみた固定ガ
イド5の形状を示す。
点AおよびBはストリツプ2の入射および射出点に相当
する。第3図Bは回転ドラム1の母線X−Xで固定ガイ
ド5を切り開き平面に展開した場合の、ガイドの中心線
の軌跡を示す。第3図Bに示す曲線は、スライダプレー
ト4の中点の軌跡と考えてもよい〇この図からもわかる
ように、ストリツプ2が、回転ドラム1外周表面にまき
ついている間(点A〜B間)はスライダプレート4は、
ストリツプ2の通板速度が一定ならば回転ドラム1軸方
向に等速運動をする。回転ドラム1において、ストリツ
プ2のまきついていない区間B−C−Aはスライダプレ
ート4の軌跡は、第3図Bの曲線におけるB〜C−Aの
ようになる。B−C−A間ではスライダプレート4は加
速運動をするため、スライダプレート4および固定ガイ
ド5の機械強度上の理由からB−C−A間は出来るだけ
なめらかな加減速をスライダープレートが行なえるよう
な曲線とするのが好ましい。この発明になるストリツプ
処埋設備においてストリツプの通板方向を変更する方法
および装置の実施例においてはストリツプ2の回転ドラ
ム1へのまきつけ角度は原理的に360回未満である。
実際上、このまきつけ角度は06〜270で程度が採ら
れる。第1図Aからも明らかなように巻付角度が360
のの場合はストリツプの入射方向と射出方向は同一方向
となる。
巻付角度が180との場合は、入射するストリツプ2が
含まれる平面に平行な平面内にストリツプ2は射出され
、入射するストリツプ2と射出するストリツプ2は平面
的にみて丁度2αの角度で開いている。一般に、ストリ
ツプ2の回転ドラム1への巻付角度がθ0の場合、入射
するストリツプと射出するストリツプは互いにθ0の角
度で交わる2つの平面内にある。
ストリツプ2の入射方向と射出方向を平行にするために
は180入巻付を2回行なつてやればよい。従つて、回
転ドラム1へのストリツプ2の入射角度αと、回転ドラ
ム1への巻付角度θを適当に選択することにより、種々
の方向へストリツプ2を射出することが可能である。2
箇以上の回転ドラム1を組合せて用いれば、さらに広範
囲に任意の方向へストリツプ2を射出可能である。
この実施例においては、回転ドラム1表面に、軸方向に
多数のスライダプレートを配置し、回転ドラム1の回転
力によりスライダプレート4の回転運動と回転ドラム1
軸方向への往復運動を行なわせることに一より、スライ
ダプレート4上のストリツプ2を「つるまき螺旋」経路
に誘導したものであるが、勿論回転ドラム1および固定
ガイド5の機構は他の方式で代用することができる。た
とえば回転ドラム1を用いずに、スライダプレート群自
体を1つの回転軸のまわりに半径方向ならびに周方向に
固定して軸方向に滑動自在にドラム面を構成し、軸方向
に固定ガイドで案内されて滑動するようにしてもよい。
さらにまたスライダプレートの復往運動は、固定ガイド
5の代りに各々のスライダプレートの片側若しくは両側
の端部に設けたシリンダ等の往復動装置により行なわせ
てもよい。この場合はスライダプレートの回転軸のまわ
りの回転角によりスライダプレートの回転ドラム軸方向
の位置制御を行なう必要がある。また、スライダプレー
トの回転ドラム軸方向の位置は、スライダプレートの回
転角により決定されるためスライダプレートの位置制御
にカム機構を採用することも可能である。回転ドラム1
の駆動はラインの,駆動系と同調した直流モータ等によ
るとしたけれども、ストリツプの断面サイズが大きく、
ストリツプに大きな張力がかけられる場合には、スライ
ダプレートとストリツプの間の摩擦力により回転ドラム
を回転させることもできる。
この場合、スライダプレートの回転ドラム軸方向の往復
運動も上記摩擦力により行なわせればストリツプがまき
ついている範囲では固定ガイドが不要である。但しこの
場合ストリツプがスライダプレート上にまきついていな
い部分ではスライダプレートをスチリツプの入射点位置
に復帰させる必要があるため、固定ガイドその他により
案内してやる必要がある。スライダプレートは回転ドラ
ム軸まわりの回転運動と、ドラム軸方向への往復運動を
同時に行なうため、各々のスライダプレートは回転運動
による遠心力、往復運動による固定ガイドからのスラス
ト荷重およびストリツプからの巻付荷重をうける。
ストリツプの速度が高くなればこれら各々のスライダプ
レートが受ける荷重は、各々のスライダプレート自体の
重量に比例して大きくなる。従つてストリツプの高速ラ
インにこの発明になる装置を利用する場合は、スライダ
プレートの自重を出来るだけ小さくする必要があるが、
そのためには、各々のスライダプレートの分割数を多く
し、かつ材質はアルミニウム、マグネシウム等の軽合金
を利用するのが得策である。またスライダプレートの代
りに第4図に示すように、ストリツプをつるまき螺旋状
にまきつけ、ストリツプ通板速度に比例して回転するド
ラム1表面に、前記ドラム1の周方向に固定され、軸方
向に移動自在なエンドレスベルト若しくはエンドレスチ
エン3−1を設けてなるストリツプの通板方向を変更す
る装置によつてもストリツプの通板方向を平面的に種々
の方向に変更できる。
第4図においては1は回転ドラム、3−1はエンドレス
チエン(またはエンドレスベルト)、4−1は駆動車、
4−2は、たとえばエンドレスチエンのスプロケツトホ
イールである。上に述べた、ストリツプの通板方向を平
面的に変更する装置をストリツプの処理ラインに適用し
たとえば第5図に示すストリツプ処理ラインを構成する
第5図において、101,10Vはストリツプの巻戻機
、102はストリツプのスレツデイングテーブル、10
3はシヤ、104は溶接機、105はストリツプの処理
装置Aである。
106,108,110,112,115,117はブ
ライドル、107,116はストリツプのアキユムレー
タ、109はストリツプの処理装置B,lll,llV
は上に述べたストリツプの通板方向を平面的に変更する
装置である。
113,114は、それぞれストリツプの処理装置C,
D,ll8はストリツプの走間シヤ、119はスレツデ
イングテーブル、120,120″はストリツプの巻取
機121,12Vはそれぞれストリツプコイル受入およ
び払出コンベアである。
この第5図および後述する第6図、第7図、第8図にお
いて1点鎖線で示しているのはストリツプの通板軌跡で
ある。第6図に示すのは、ストリツプの処理ラインをC
字形配置に構成したものである。
この図において、123はデフレクタロール、122,
122″は既に述べた、ストリツプの通板方向を平面的
に変更する装置である。その他の符号は第5図に示した
ものと同じである。これらの実施例においては、ストリ
ツプの処理ラインをU字形成はC字形配置に構成したか
らライン長は約1/2になり、従つて工場建家長さが半
減する。
工場建家幅が大きくなることを相殺しても建設費を格段
に低下せしめ得る。またコイル受入れ、払出し部分が1
個所に集約され、作業域がコンパクトになり要員経済上
有利であると共に、クレーンが高効率で使用できるが、
クレーン台数も削減できる。さらに、長大なストリツプ
処理ラインをコンパクトにレイアウトできるからスペー
スを有効に利用できる。第7図に示す実施例は、ストリ
ツプの処理ラインである連続酸洗ラインを2つの工場建
家にまたがつて配置、構成したものである。
この図において131,13Vはストリツプコイルの巻
戻機゛132はストリツプのスレツデイングテーブル、
133はストリツプの先端および尾末不良部切捨用シヤ
、134,136,155はストリツプの通板テーブル
、135はストリツプの溶接機、137,13r,15
0,15σは既に述べた、ストリツプの通板方向を平面
的に変更する装置である。139は酸洗槽入側のストリ
ツプアキユミユレータ、141,142,143,14
4,145は酸洗槽、146は洗浄槽、151はデフレ
クタロール、148は酸洗槽出側のストリツプアキユミ
ユレータである。
138,140,147,149はブライドルロール、
152はサイドトリマ、156,156′はストリツプ
の巻取機、157,157′はストリツプコイルの入側
および出側コンベアである。
153は塗油装置154はシヤである。
この実施例に示すストリツプの処理ラインは土に述べた
ように配置、構成したからストリツプの定常処理作業時
においては要員をあまり必要としない処理装置(第7図
において酸洗槽141,142,143,144,14
5、洗浄槽やストリツプのアキユレータ139,148
等)を主ライン外に出し、専ら要員を必要とするストリ
ツプコイルの巻戻機ならびにストリツプの巻取機を1列
に配置することにより要員のプール化が可能となり、従
つて省力化が可能となる。
この場合、主ラインの外に出した酸洗槽141,142
,143,144,145やストリツプのアキユミユレ
ータ139,148等は大強度の工場建家でなくて下屋
とすることも可能である。第8図に示すのは、第7図に
示す実施例と類似しているけれども、ストリツプ処理ラ
インのエントリセクシヨンとデリベリセクシヨンが2つ
の工場建家にまたがつている点で異なつている。
この実施例の特徴は工場建家のスペースに1本の長大な
ラインは収容し切れないけれども分割して複数の工場建
家スペースに分散配置すれば収容可能であるとき、或は
マテリアルフローからみて複数の工場建家にストリツプ
処理ラインのエントリセクシヨンとデリベリセクシヨン
等を分散配置した方が有利である場合に、既に述べた、
ストリツプの通板方向を平面的に変更する装置を適用し
てストリツプ処理ラインを分配配置し、構成したもので
ある。第8図において、161,16Vはストリツプコ
イルの巻戻機、162は通板するテーブル、163はス
トリツプの先端不良部切捨用シヤ、164はストリツプ
の溶接機、165はデフレクタロール、167,169
,171,173はブライドルロール、166はストリ
ツプの処理装置A,l68,l72はストリツプのアキ
ユミユレータ一、170はストリツプの処理装置Bであ
る。174はシヤ、175,175!はストリツプの巻
取機である。
176,176′は既に述べた、ストリツプの通板方向
を平面的に変更する装置である。
この実施例に示すストリツプの処理ラインは上に述べた
ように構成したから工場の複数建家のスペースを効果的
に利用できる利点をもつ。第9図はプロセスラインの中
の1部の処埋設備(例えば酸洗タンク列のようなもの)
又はストリツプのアキユミユレータ等の短縮案を示した
ものである。
設備の高速化に伴い、プロセスラインを構成している各
処理設備は必然的に長くなる。又ストリツプのアキユミ
ユレータも設備の高速化に伴い長大化して来るが、ここ
で処理設備、又はアキユミユレータを、その長さ方向に
複数個に分割し、それら分割されたものを互いに並列に
ならべて、それぞれの終端と、後続する先端部を、既に
述べた、ストリツプの通板方向を平面的に変更する装置
を用いてつないで配置すれば、プロセスライン全体の長
さをいちじるしく短縮することが出来る。第9図におい
て200,201はプロセスライン中の処理設備又はス
トリツプのアキユミユレータであり、それが長さ方向に
2分割されて平面的に並列におきなおされたものである
。なお、203,204はすでに述べたストリツプの通
板方向を変更する装置、矢印イ,口はストリツプの進行
方向を示す。他方、たとえば酸洗ラインと既設の冷間圧
延機とをストリツプのアキユミユレータを介して結合し
連続圧延を可能ならしめるラインを配置、構成すること
もできる。
ストリツプの通板方向を曲げる装置を用いてプロセスラ
インを配置した場合は、ここまで述べた利点に加えてさ
らにつぎの様な利点がある。
すなわちストリツプの通板方向を変更する装置は、通板
方向を変更するのみにとどまらず、装置が駆動されてい
るためプロセスライン内のプライドルロールと同一の役
割をすることである。従つてブライドルロールの直前又
は直後に設備される様な場合はそれらブライドルロール
の構成ロール本数を減する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは、ストリツプをその処理ライン内で平面的に
任意の方向に変更する装置の原理図、第1図Bはつるま
き螺旋の展開図、第2図Aはストリツプの進行方向をそ
の処理ライン内で平面的に任意の角度で変更する装置の
一実施例を示す図、第2図Bは、回転ドラムにまきつい
たストリツプの通板速度とその周方向および軸方向の速
度成分の関係を示す図、第3図Aは、固定ガイドの形状
を示す図、第3図Bは、固定ガイドの展開図、第4図A
,Bはストリツプの進行方向をその処理ライン内で平面
的に任意の角度で変更する装置の他の実施例を示す図、
第5図、第6図、第7図、第8図、第9図は、この発明
になるストリツプの処理ラインの実施例を示す平面配置
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 巻戻し機と巻取機間にてストリップを連続的に通板
    させて処理を行なうストリップ処理ラインにおいて、ラ
    イン内に平面的にみてストリップ通板方向を変更する曲
    がり部を1以上設け、この曲がり部位置に、ストリップ
    をつるまきらせん状にまきつけストリップ通板速度に比
    例して回転するドラム表面上に前記ドラムの周方向に固
    定され、軸方向に変位自在な多数のスライダープレート
    若しくはエンドレスチエンを設けてなるストリップの通
    板方向変更装置を配置したことを特徴とするストリップ
    処理ライン。
JP8471175A 1974-09-17 1975-07-09 ストリツプの処理ライン Expired JPS5935686B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8471175A JPS5935686B2 (ja) 1975-07-09 1975-07-09 ストリツプの処理ライン
DE19752540714 DE2540714A1 (de) 1974-09-17 1975-09-12 Bandumlenkvorrichtung

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KR20030022980A (ko) * 2001-09-11 2003-03-19 주식회사 포스코 스트립 방향전환장치
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