JPS5935343B2 - 熱収縮性多層発泡性チュ−ブ - Google Patents

熱収縮性多層発泡性チュ−ブ

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JPS5935343B2
JPS5935343B2 JP51142677A JP14267776A JPS5935343B2 JP S5935343 B2 JPS5935343 B2 JP S5935343B2 JP 51142677 A JP51142677 A JP 51142677A JP 14267776 A JP14267776 A JP 14267776A JP S5935343 B2 JPS5935343 B2 JP S5935343B2
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JP
Japan
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heat
sheet
shrinkable multilayer
layer
foam
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JP51142677A
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孝志 富永
謙 野田
忠裕 六車
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Nitto Denko Corp
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Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パイプ、ロッドなどの被覆すべき物品表面に
密着性および外観の良好な高分子発泡体を形成できる加
熱により容易に収縮し、かつ発泡する熱収縮性多層発泡
性シートに関する。
近年、パイプなどの外周に高分子発泡体を被覆してなる
、断熱、保温などを目的とした製品が種種用いられてい
る。
従来、この種被覆方法として実用化されているものに押
出成形機により金属パイプの外周に所要厚の高分子発泡
体層を押出成形するか、或いはあらかじめ発泡・成形し
た高分子発泡体成形品を金属パイプにはめ込むという方
法などがある。しかしながらこれら方法はいずれも形状
複雑な、また径の異なる多種多様の金属パイプに対して
それぞれのダイスや成形金型が必要で非合理的である。
また、上記発泡体層に耐摩耗、難燃、接着、等の機能を
賦与するためには、さらに複雑、困難な作業が必要であ
る。本発明者等は上記事情に照らして既に特願昭50−
63788号公報において、被覆されるべき物品を、加
熱により収縮かつ発泡しうるシート状物で覆い、しかる
後加熱、発泡させることにより、発泡体を被覆する方法
を見出している。
この方法によれば、発泡体被覆パイプ、頭ノド等の製造
の作業能率が前記従来の方法に比べて大巾に改善される
。ところが、使用方法、場所によつては、耐摩耗性、難
燃性、密着性などが要求されるときには上記の熱時収縮
しうる発泡性プラスチックシートでは、例えば耐摩耗性
を向上させるためには、該シート自身の耐摩耗性を向上
させる必要かあり、発泡特性を低下させず耐摩耗性を向
上させるには、基本となる樹脂の選択等、困難な点が多
い。難燃性、密着性等についても同様である。この発明
は、上記欠点のない、つまり被覆すべき物品の形状など
に応じた多数のダイスや成形金型を必要とせずに、被覆
すべき物品に被装されて加熱によつて容易に収縮且つ発
泡し高分子発泡体が被覆できるのみならず、耐摩耗性、
難燃性、密着性等の機能が容易に賦与できる熱収縮性多
層発泡性シートを提供せんとするものである。
即ち本発明は熱時収縮しうる発泡性プラスチックシート
の少なくとも片面に機能性プラスチツク層を設けてなる
熱収縮性多層発泡性シートに関するものである。
本発明による熱収縮性多層発泡性シートは発泡剤が配合
、混練りされた熱可塑性ポリマーを該発泡剤の分解温度
以下で押出成形またはカレンダー成形等して得られる発
泡性シートに耐摩耗、表面硬度、難燃性、密着性等の機
能を有するプラスチツクシートをラミネートロール、熱
圧プレス等でラミネートすることにより多層構造にし、
しかる後、延伸して製造することができる。
また本発明の熱収縮性多層発泡シートは、熱可塑性ポリ
マーに発泡剤を配合混練りしてなる発泡性組成物と、機
能性プラスチツクを2つの流れとして別個に溶融押出す
工程(発泡性組成物中の発泡剤は分解しないように温度
調節する。
)とこの2つの流れを単一のダイスに誘導し、溶融状態
で熱接着せしめる工程と、この接着物をダイスより押出
す工程よりなる溶融押出し法にて未延伸品を得、しかる
後延伸する方法によつて得ることもできる。延伸は、通
常の延伸機を用いて行なえばよく、好ましくは一軸延伸
とし、延伸倍率は通常1.2〜5倍、好ましくは1.5
〜3倍とされる。
勿論場合によつては2軸延伸してもよい。そしてこの延
伸によつて熱収縮性が付与される。本発明により得られ
る熱収縮性多層発泡性シートの実例を第1〜第2図に示
す。
なお図中1は延伸された発泡性プラスチツクシート、2
,2′は機能性プラスチツク層である。
図中の矢印線は延伸方向を示す。本発明の熱収縮性多層
発泡性シートを用いて物品(たとえば棒状物)を被覆す
るには、たとえば第1図の機能性プラスチツク層として
塩素化ポリエチレンの如き難撚性のポリマーを用いた場
合は、該ポリマー層を外側にして棒状物に第3図の如く
すし巻きに捲回して周端を溶着3して後、発泡剤の分解
温度以上に加熱すれば収縮且つ発泡して棒状物を被覆す
る。
なお溶着する代りに粘着テープを用いて仮止めしてもよ
い。また上記棒状物に熱収縮性多層発泡性シートをスパ
イラル状に捲回したときは末端を溶着、粘着テープ等に
より接着して後加熱すればよい。
このとき熱収縮性多層発泡性シート中の発泡性プラスチ
ツクの発泡温度で機能性プラスチツク層が軟化もしくは
軟化流動することが好ましい。なお第3図中Rは棒状体
、10は熱収縮性多層発泡性シートである。
本発明における発泡性プラスチツクシートの製造に使用
される熱可塑性ポリマーとしてはポリエチレン、塩素化
ポリエチレン、エチレン酢酸ビニール共重合体、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、エチレン
プロピレンターポリマ一、ニトリルゴム、ブチルゴム、
などおよびこれらの混合物等延伸により歪の凍結できる
ポリマー類が挙げられる。
またこれら熱可塑性ポリマーに配合すべき発泡剤として
はアゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル
のようなアゾ化合物、ジニトロソペンタメチレンテトラ
ミンのようなニトロソ化合物、パラトルエンスルホニル
ヒドラジツド、4・4′−オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジツドのようなスルホニルヒドラジツド化合物
などが挙げられ、その分解温度が熱可塑性ポリマーの軟
化点以上の温度であつて、しかも押出等の成形時に全く
もしくはほとんど分解しないものを選定して使用する。
上記発泡剤と併用できる発泡助剤の代表例としてはたと
えば尿素、カルボン酸の金属塩などが挙げられる。発泡
剤と発泡助剤の使用量は熱収縮性多層発泡性シートを発
泡させたときに所定の発泡倍率が得られるようにその種
類に応じて適宜決定する必要があり、通常は上記総量が
熱可塑性ポリマー100重量部に対して0.1〜20重
量部となるようにすればよい。必要に応じて配合される
各種添加剤の具体例としては充填剤としてタルク、クレ
イ、シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、金属粉末、ガラ
スビーズ、ガラス短繊維などを、着色剤として酸化チタ
ン、カーボン、フタロシアニンブルー、マピコイエロ一
(チタン工業株式会社製、商品名)、シンカシヤーレツ
ド(デユポン社製、商品名)などの顔料および染料を、
老化防止剤および安定剤として2・6−ジターシヤリー
ブチル一4−メチルフエノール、サリチル酸などのフエ
ノール系化合物、フエニル一β−ナフチルアミン、フエ
ニル一α−ナフチルアミンなどのアミン系化合用などを
、架橋剤および架橋促進剤としてジクミルパーオキサイ
ド、ラウリルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、メチルエチルケトンパーオキサイドなどのパーオキ
サイド、テトラメチルチウラムモノサルフアイドなどの
チウラム系化合物、ジンクジメチルジチオカルバメイト
、ピペコリンピペリウム、ジチオカーバメイトなどのジ
チオカルバミン酸塩系化合物などをそれぞれ挙げること
ができる。これら各種添加剤の配合割合は通常その総量
が熱可塑性ポリマー100重量部に対して約0.1〜3
重量部となるようにするのがよい。本発明において用い
られる発泡性プラスチツクシートの肉厚は、通常約0.
05〜2鼎程度の比較的柔軟性を有するものであつて加
熱によつて容易に処縮しかつ発泡する。
なお前記した架橋処理は、電子線、ガンマ一線の如き電
離性放射線照射によつて行なつてもよく、照射は発泡性
プラスチツクシートと機能性プラスチック層をラミネー
ト(または接着)して後においても行なうことができる
本発明においては発泡性プラスチツクシートの少なくと
も片面に耐摩耗性、難撚性、耐候性、接着性、表面硬度
の如き諸機能を賦与するために機能性プラスチツク層を
設ける。
機能性プラスチツク層を設けるために用いられるプラス
チツクとしては、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共
重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリエチレン、ポリエステル、アクリロニト
リル−ブチレン−スチレン共重合体、エチレン−アクリ
ル酸アイオノマー、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体などが挙げられる。
接着性機能を賦与するときには特に、上記樹脂にテルペ
ン系樹脂等の粘着賦与剤を加えるのがよい。さらに耐摩
耗性、表面硬度の機能を賦与するためには、上記樹脂に
充填剤等を添加してするのが好ましい。また難燃の機能
を賦与するためには、上記樹脂、好ましくはポリ塩化ビ
ニル、塩素化ポリエチレン等のハロゲン含有ポリマーに
、難燃剤、充填剤等を配合する。本発明の熱収縮性多層
発泡性シートは必要に応じて所定長さに切断され、被覆
されるべき物品にチューブ状に被装する。
この被装は上記シートを被覆されるべき物品の表面に沿
つてたとえばすし巻き状に曲げ回して1層もしくは2層
以上に捲回し、その周端を接着して行なう。上記の曲げ
回しは好ましくは熱収縮性多層発泡性シートの延伸方向
に沿うようにして行なうのがよく、これによれば被装後
の加熱操作で上記捲回されたシートが内方へ向つて熱収
縮しやすくなる。また周端の接着はたとえば熱融着によ
るかもしくは適当な接着剤を使用して行なう。このとき
機能性プラスチツク層として耐摩耗性、難撚性、耐候性
にすぐれるものを用いた熱収縮性多層発泡性シートを用
いるときには、該プラスチツク層が外面にくるように捲
回すればよく、機能性プラスチツク層として、接着性に
すぐれるものを用いたときは該プラスチツク層が内側に
くるように捲回すればよく、要は目的に応じて選択すれ
ばよいのである。
なお物品への捲回はスパイラル状に捲回してもよいこと
は勿論である。
そして次に上記被装された熱収縮性多層発泡性シートを
熱可塑性ポリマーの軟化点以上の温度で加熱して収縮且
つ発泡させる。
この加熱によつて上記シートは熱収縮するとともに軟化
状態で三次元方向に膨張して、上記熱収縮と発泡による
膨張圧でまずその内周面が被覆されるべき物体表面被着
し、その後は二次元方向もつばら外径方向に膨張して、
結局被覆されるべき物体表面に発泡被覆層を設けること
ができる。このとき、たとえば密着性と耐摩耗性の両者
の特性が必要な場合には、発泡性プラスチツクシートの
片面には密着性にすぐれる機能プラスチツク層を設け、
他面には耐摩耗性にすぐれる機能プラスチツク層を設け
、上述と同様の要領で発泡被覆層を設けるのが好ましい
そして本発明のシートを用いると、被覆されるべき物品
表面に発泡被覆層を施すことができ、保温、断熱、クツ
シヨン、保護、シール、浮揚性等の機能を賦与すること
ができる。
またその発泡被覆層の表面に耐摩耗、表面硬度、難燃性
の特徴も賦与でき、被覆されるべき物品との密着性も向
上させることができる。一方、パイプ等の外周を発泡剤
を含んだ樹脂線材で被覆する方法は特公昭47−289
09号に記載されているが、これは未延伸の樹脂線材を
用いており、このような方法であると、加熱被覆時に、
該線材パイプの表面より自重により脱離した状態で発泡
するため外観の良好な発泡層は得られないのである。
以上の如く本発明の熱収縮性多層発泡性シートは、これ
を被覆されるべき物品にチユーブ状に被装した後、加熱
により収縮且つ発泡させて上記シートを高分子発泡体に
するものであるから、前記従来方法のように被覆される
べき物品の形状などに応じた多種類のダイスや成形金型
は全く不要であり、したがつて従来方法に較べてはるか
に有利に実施できるものである。
しかも熱収縮性多層発泡性シートが比較的柔軟性を有し
ているために被覆されるべき物品の形状如何にかかわら
ず容易に被装させることができ、かつ被装後の加熱にお
いてシート自体の熱収縮性と発泡による膨張力を利用し
て形成すべき高分子発泡体を被覆されるべき物品表面に
強固に被着できるからパイプ、ロッドなどの通常の被覆
されるべき物品は勿論形状複雑なパイプ(T字型、エル
ボ型、ベント型等)およびその付属品(バルブ、ストレ
ーナ一等)にも容易に発泡被覆層を請けることができる
。また本発明においては上記した熱収縮性多層発泡性シ
ートを、その延伸方向(2軸延伸品の場合は通常延伸倍
率の大なる方)が周方向になるようにして曲げ回して1
層もしくは2層以上に捲回してその周端を接着(溶着等
)して熱収縮性多層発泡性チユーブとすることもできる
このチユーブを用いると物品への被装時、単に物品に挿
入し、加熱発泡させるだけで発泡被覆層を得ることがで
きる。
熱収縮性多層発泡性チユーブの実例を第4図〜第6図に
示す。
図面において21は難燃性良好な機能性プラスチツク層
、22は熱時接着性良好な機能性プラスチツク層、23
は耐摩耗性良好な機能性プラスチツク層、31は溶着部
分を示す点線である。
以下本発明を実施例を用いて具体的に説明する。また実
施例中の部は重量部である。また下記実施例中、実施例
2,3,4,6,7および8は、使用した少なくとも1
つの機能性プラスチツク層が熱時収縮する機能を有して
いる。実施例 1 ポリエチレン(三井ポリケミカル社製、ミラソン11)
100部、発泡剤(永和化成社製、スパンセルDS#2
5)8部および架橋剤(ジクミルパーオキサイド)1部
からなる発泡性樹脂組成物と、エチレン酢酸ビニル共重
合体(三井ポリケミカル社製、エバフレツクス#220
)100部とテルペン系樹脂(安原油脂社製、YSレジ
ンP−1000)20部とからなる接着性樹脂組成物と
を、それぞれ加熱溶融し2層押出機により同時に押出し
て厚さ0.8mmの発泡性2層シ一 トとした。
発泡性プラスチツクシートの厚みは0.7mm、接着性
樹脂層の厚みは0.17nmであつた。得られた発泡性
2層シートをロール延伸機を用いロール温度60℃で長
さ方向に一軸延伸し(延伸倍率2倍)熱収縮性多層発泡
性シートを製造した。
この熱収縮性多層発泡性シートを長さ方向に5?の幅に
切断し鋼管(外径3(S−JモV!、内径2.5CffL
)に接着性樹脂層を内側にしてスパイラル状にハーフラ
ツプ巻きし、シートの端を粘着テープを用いて固定した
後、200℃で5分間加熱し収縮且つ発泡させた。
この結果、弾力性、断熱性が良好でしかも鋼管に対して
非常に接着性の良い発泡体被覆鋼管が得られた。なお熱
収縮性多層発泡性シートを前記の如くスパイラル状に巻
かずに、すし巻き状に曲げ回して鋼管に捲回し、周端部
を熱融着させて後200℃で、5分間加熱し、収縮且つ
発泡させたところ上記と同様な密着性のよい発泡体被覆
鋼管が得られた。
実施例 2 エチレン酢酸ビニル共重合体(三井ポリケミカル社製、
エバフレツクスP−1405)100部、発泡剤(永和
化成社製、ビニホールDW#6)10部、架橋剤(ジク
ミルパーオキサイド)1部より押出成形法により発泡性
プラスチツクシート(厚さ0.5TILTL)を製造し
た。
他方、ポリプロピレン(三井石油化学社製、F4Ol)
を押出成形機にてシート成形し(厚さ0.1mm)、前
記発泡性プラスチツクシートとラミネートロールにより
積層した。得られた発泡性2層シートを延伸機により長
さ方向に1軸延伸(延伸倍率は1.5倍)し熱収縮性多
層発泡性シート(厚さ0.4詣)を製造した。得られた
熱収縮性多層発泡性シートを長さ方向に幅3CTrLに
切断し、水道管用90度エルボ(外径33mm1内径2
9m0に、ポリプロピレンの層が外側になるようスパイ
ラル状に巻き付けた後、190℃で5分間加熱して発泡
体被覆90度エルボを製造した。一般に複雑な形状の物
に発泡体を被覆することは困難であるが、熱収縮性多層
発泡性シートを用いることにより、作業性も良く、又外
観も良好な発泡体被覆エルボの製造が可能になつた。
得られた発泡層の発泡倍率は約12倍で、断熱性、クツ
シヨン性良好であり、しかも表皮側にポリプロピレンの
層があるため、耐摩耗性、表面硬度ともに良好であつた
。実施例 3 ポリエチレン(住友化学社製、スミカセンG2Ol)1
00部と発泡剤(永和化成社製、ビニホールAC#1)
8部を溶融混練後、押出成形機にてシート成形(厚さ0
.67nm)し、これに電子線加速機を用いて遵Mev
l5mmAの電子線で4Mrad照射して架橋処理をし
発泡性プラスチツクシートを製造した。
他方、塩素化ポリエチレン(大阪曹達社製、ダイソラツ
クHl35)100部、難燃剤(日本精鉱社製、三酸化
アンチモン)10部よりなる難燃性シート(厚さ0.2
m0を作成し、これと上記発泡性プラスチツクシートを
ラミネートロールにより積層し、発泡性2層シートを製
造した。得られた発泡性2層シートをロール延伸機を用
い、ロール温度80℃で長さ方向に一軸延伸し(延伸倍
率1.8倍)熱収縮性多層発泡性シート(厚さ0.44
mm)を製造した。この熱収縮性多層発泡性シートを長
さ方向に幅4crrLの大きさに切断し、アルミニウム
製管(外径2(1−JモV1、内径1.6C!RL)に難
燃性シート層が外側になるようにスパイラル状に巻き付
けた後、巻付け端を粘着テープを用いて固定し、220
℃で5分間加熱して発泡体被覆アルミニウム管を製造し
た。
得られた発泡層の発泡倍率は約11倍で断熱性、クツシ
ヨン性良好であつた。また表皮層に難燃性樹脂層がある
ため全体として難燃化されていた。このようにして表面
が難燃化処理されたポリエチレン発泡体被覆アルミニウ
ム管を、ASTMDl692−74に準じてバーナーに
より火炎を近ずけ、着火するまでの時間を測定したとこ
ろ110秒であつた。一方、難燃性シートを用いないほ
かは、本実施例と同様の方法により得られた発泡体被覆
アルミニウム管を、同様の要領により、火炎を近ずけ着
火するまでの時間を測定したところ10秒であつた。
上記より明らかなように、難燃性シート層との2層構造
にすることにより難燃特性は大きく向上することがわか
る。
実施例 4 高密度ポリエチレン(三井石油化学社製、ハイゼツクス
3300F)を押出成形によりシート成形し(厚み0.
1mm)、このシートと実施例1で得られた発泡性2層
シートのポリエチレン発泡性シート側を当接させラミネ
ートロールにより接着し、発泡性3層シートを製造した
得られた発泡性3層シートをロール延伸機を用いて長さ
方向に延伸し(延伸倍率2倍)熱収縮性多層発泡性シー
トを製造した。この熱収縮性多層発泡性シートを長さ方
向に幅5CTILに切断し鋼管(外径3CTIL、内径
2.5CTIL)に接着性樹脂層を内側に、高密度ポリ
エチレン層を外側にしてスパイラル状に巻き、端末を粘
着テープで仮止めして200℃で5分間加熱し収縮且つ
発泡させた。
この結果、クツシヨン性、断熱性が良好でしかも鋼管に
対して非常に接着性がよく、さらに表皮側に高密度ポリ
エチレンの層があるため、耐摩耗性、表面硬度ともに良
好な発泡体被覆鋼管を得ることができた。実施例 5 実施例1で得られた熱収縮性多層発泡性シートを接着性
樹脂層が内側になるようにし、その一端を延伸方向に沿
つて対応する他側端まで曲げ回し、上記両側端を熱融着
により接着して内径5.0cm.厚さ0.4闘、長さ4
0(1−JモV!の第5図に示す如き熱収縮性多層発泡性
チユーブを得た。
得られた熱収縮性多層発泡性チユーブに外径4.0CT
fL1内径3.5Cr1L1長さ50CTrLの鋼管を
捜入して200TCで5分間加熱して収縮且つ発泡させ
たところ、鋼管表面に対する密着性が非常に良好でかつ
外観に優れる高分子発泡体層が形成された。
実施例 6実施例2により得られた熱収縮性多層発泡性
シートを用いて実施例5に記載したのと同様の要領で、
ポリプロピレン層が外側になるようにして、内径5.5
CT!l、厚み0.4m」長さ40cの熱収縮性多層発
泡性チユーブを得た。
得られたチユーブを長さ10CTnに切断し、これに水
道管用90度エルボ(外径33能、内径29mm)を、
捜入して上記90度エルボに上記チユーブを被装した。
しかる後上記チユーブを1900Cで5分間加熱して発
泡体被覆90度エルボを製造した。一般に複雑な形状の
物品に発泡体を被覆することは困難であるが、この発明
の熱収縮性多層発泡性チユーブを用いることにより、作
業性も良く、また外観も良好な発泡体被覆エルボの製造
が可能になつた。得られた発泡体被覆エルボは、断熱性
、クツシヨン性が良好であり、しかも表皮側にポリプロ
ピレンの層があるため、耐摩耗性、表面硬度ともに良好
であつた。実施例 7 実施例3で得られた熱収縮性多層発泡性シートを用いて
、実施例5に記載したのと同様の要領で難燃性シート側
が外側になるようにして内径2.5儂、厚さ0.44關
、長さ40(V7lの熱収縮性多層発泡性チユーブを得
た。
得られたチユーブにアルミニウム管(外径2(1−Jモ
V!、内径1.6cIrL1長さ50cm,)を捜入し
て上記アルミニウム管に上記チユーブを被装した。しか
る後220℃で5分間加熱して発泡体被覆アルミニウム
管を製造した。得られた発泡層の発泡倍率は約11倍で
断熱性、クツシヨン性良好であつた。また表皮層に難燃
性樹脂層があるため全体として難燃化されていた。この
ようにして表面が難燃化処理されたポリエチレン発泡体
被覆アルミニウム管をASTMDl69274に準じて
バーナーにより火炎を近ずけ、着火するまでの時間を測
定したところ110秒と良好であつた。実施例 8 実施例4で得られた熱収縮性多層発泡性シートを用いて
、実施例5に記載したのと同様の要領で接着性樹脂層が
内側になるようにして、内径5.0?、厚さ0.457
F!77!、長さ40CTILの熱収縮性多層発泡性チ
ユーブを得た。
得られた熱収縮性多層発泡性チユーブに外径4.0C!
RLl内径3.5CT!L1長さ50CfLの鋼管を捜
入して上記鋼管に上記チユーブを被装した。
しかる後、200℃で5分間加熱し収縮且つ発泡させた
。得られた発泡体被覆鋼管はクツシヨン性、断熱性が良
好でしかも鋼管に対して非常に接着性がよく、さらに表
皮側に高密度ポリエチレンの層があるため、耐摩耗性、
表面硬度ともに良好なものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実例を示す熱収縮性多層
発泡性シートの一部切欠斜視図である。 第3図は本発明の熱収縮性多層発泡性シートを用いて物
品を被覆する例を説明するための説明図である。第4図
〜第6図は本発明の実例を示す熱収縮性多層発泡性チユ
ーブの一部切欠斜視図である。1・・・・・・延伸され
た発泡性プラスチツクシート、2,2′,21,22,
23・・・・・・機能性プラスチツク層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱時収縮しうる発泡性プラスチックシートの少なく
    とも片面に機能性プラスチック層を設けてなる熱収縮性
    多層発泡性シートをその延伸方向が周方向となるように
    曲げ回して1層もしくは2層以上に捲回し、その周端を
    接着してなる熱収縮性多層発泡性チューブ。 2 機能性プラスチック層が熱時収縮しうるものである
    特許請求の範囲第1項記載の熱収縮性多層発泡性チュー
    ブ。
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