JPS5935331B2 - 膜厚を数分割する未接着部を有する熱収縮性ポリオレフインシ−トの製造方法 - Google Patents

膜厚を数分割する未接着部を有する熱収縮性ポリオレフインシ−トの製造方法

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JPS5935331B2
JPS5935331B2 JP7145278A JP7145278A JPS5935331B2 JP S5935331 B2 JPS5935331 B2 JP S5935331B2 JP 7145278 A JP7145278 A JP 7145278A JP 7145278 A JP7145278 A JP 7145278A JP S5935331 B2 JPS5935331 B2 JP S5935331B2
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JP
Japan
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heat
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sheet
layers
thickness
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JP7145278A
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JPS54162777A (en
Inventor
裕介 水野
哲夫 門馬
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は膜厚を数分割する未接着部を有する熱収縮性
ポリオレフィンシートの製造方法に関するものである。
例えば金属管表面などの防蝕のためには、熱収縮性ポリ
エチレンチューブなどを該金属管に被せ加熱してチュー
ブを収縮させ金属管に密着被覆することが行われている
そしてかかる金属管防蝕が施行不良であつた場合、又は
経時的な防蝕機能の低下が生じたときは該不良部又は機
能低下部を補修しなければならない。
この補修作業は通常同種シートの巻付けにより行われて
いる。このシート巻付けによる補修作業においては、巻
付けシートの側部継目の接合強度を余程高くしておかな
いと後の熱収縮時継目が分離し作業を失敗することが多
い。
シートの側縁部を単にオーバーラップさせ接着したよう
なものではこのような失敗が非常に多い。そこでシート
側縁部にある幅の同種シートを、該側縁部においてその
長手方向に2枚が分離して重層するように貼り付けてお
き、かかるシートを補修用に用い前記側部継目ι士おい
ては上述のシート2枚部分を相互にオーバーラップさせ
接合強度を向上させるような試みがなされている。
しかしこのような側縁部に別体の同種シートを貼り付け
たものは、上述の収縮時の応力にどの程度耐えられるか
に各種の疑問が生ずること、又側縁部に沿つての同種シ
ートの貼り付け作業が非常に厄介であるなど、又更に補
修用シートの厚みが一定以上になるとそれに更に同種シ
ート厚が加わることによる膜厚が種々と問題になる欠点
があつた。
そこで補修用テープの側縁部を2枚に切開くようなこと
も行われているが、かかる切開作業はシートの厚さが上
記切開きを許容する厚さ以上の場合にしか到底なし得な
い。
ここに発明者はかかる使用目的に適し、しかも例えば側
縁部において膜厚を2分割するような未接着部を有する
熱収縮性ポリオレフィンシートの製造方法に関して鋭意
検討を重ねた結果この発明を完成したのである。
即ちこの発明は、電子線照射法、化学架橋法など、或い
は延伸法など所望の手法により熱収縮性が付与されたポ
リオレフインテープ又はフイルムを巻芯上に所望の巻回
積層間の所望の位置の長手方向に、両面に剥離性を持た
せたセパレーターを挿入しながら巻回積層したのちこれ
を加熱して全巻回積層を溶着一体化した後巻芯を引抜き
、得られた中空体を挿入したセパレータ上或いはセパレ
ータ間にて、切開し、かつセパレーターを引抜くことを
特徴とする膜厚を数分割する未接着部を有する熱収縮性
ポリオレフインシートの製造方法である。
以下図面を参照しつつこの発明の実施態様を説明する。
第1図は巻芯1上に電子線などの照射により架橋させ熱
収縮性を付与したポリエチレンテープ又はフイルム2の
巻回積層2aを形成したものを示し3はテープ又はフイ
ルム2の巻回積層の途中で巻回積層の長手方向略全長に
わたり挿入した両面に剥離性を持たせたセパレーターで
ある。
かくの如く巻回積層されたものは基材として用いたポリ
エチレンテープ又はフイルム2の溶融温度以上に加熱さ
れることにより全巻回積層2aは一体化される。このも
のは冷却固化後、図のA線(即ち挿入したセパレータ上
)に沿つて切開され、セパレーター3を除去すると、第
4図に示すように前記セパレーター3挿入によつて生じ
た接着していない膜厚分割部分4a,4bを両側縁部に
有するシートS1が得られるのである。第2図は上記第
1図に示した方法において巻回積層2aの外周を等配す
る位置に同様に3枚のセパレーター3a,3b及び3c
を挿人し、セパレーター挿入部上であるB,C及びD線
に沿つて切開して同時に3枚の上記と同様のシートを得
る例を示す。
次に第3図は上述と同様のセパレーター挿入配置するに
あたり2枚のセパレーター3d及び3eを円周上で稍接
近させて位置させ切開にあたり両セパレーターの中間部
のE線に沿つて切開したのち、挿入されているセパレー
ター3d,3eを引抜くことにより、第5図に示すよう
に膜厚分割部分4c,4dがシートの側縁部に開放しな
い構成のシートS2も得られる。
上述の切開線、A,B,C,D及びEの位置をいろいろ
に代えることによつて、上記膜厚分割部分が各シートに
おいて左右非対称のもの、巾間に1個のものなど図示以
外の多種構成のシートが得られることは明らかである。
又上記セパレーターの挿入位置をシートの膜厚中間から
一方に片寄らせて前述の分割厚さを任意に変えたものも
容易に得られる。なお本発明方法によつて製造されたシ
ートは、その片面に粘着剤を塗布することにより鋼管な
どの防食材、或いは防食層補修材として使用される。
また、これらへの装着時の端部の接合にあたつては、両
端に分岐を有する構造のものは、該分岐部に強力な接着
剤を使用するか又は端部の接合部を加熱、加圧溶着させ
ることにより分岐部のかみ合せ接合が可能なため極めて
強固な接合が達成できる。また第5図に図示した如く溶
着部にかこまれた未溶着部を有するものにあつては、こ
の部分を利用して機械的に両端部を接合させて装着させ
るなどの使用もできる。
この発明によれば単なるセパレーターの介挿及びチユー
ブの切開で、膜厚を数分割する未接着部を有するシート
が得られるのでその製造が容易であり、又得られるシー
トの上記未接着部分はシート本体と一体であるから上記
強度的な問題の発生の恐れが少なく、更に上記未接着部
の配置並びにその構成を多様化し得るのでいろいろな用
途に容易に応することができるなどその工業的価値は非
常に大きい。
以下実施例によりこの発明を具体的に説明する。
実絢例 18Mradの電子線を照射して架橋させた熱
収縮率50%,0.15mm厚巾900muの架橋延伸
ポリエチレンフイルムを用い、径600mm、長さ10
00mmの巻芯上に4層巻付け(0.6mm厚)、たの
ち、この上に厚さ0.1m7!L1巾200mm、長さ
1000mmの両面離型処理したセパレーターを3本第
2図のように巻回積層間の円周を等配する位置に各々を
配置し、しかるのちその外側に更に上述のポリエチレン
フイルムを0.6mm厚になるように重ね巻きした。
次に而して得た巻回積層体を160℃で60分加熱して
巻回積層したフイルム各層を溶着一体化させ冷却後、前
記巻芯を抜き取りチユーブを得た。
該チユーブから3本のセパレーターを抜き取つたのち第
2図のB,C及びD線部の位置にて切開し、かつ両耳部
を切落して、1.2mm厚、800×660m77!の
シート3枚を得た。これらのシートは両側縁部に巾10
0mmの厚さが2分された未溶着部を有する50%収縮
率を有するものであつた。
実施例 2 架橋延伸ポリエチレンフイルム(収縮率20%厚さ0.
15mu1巾900關)を用い、径300mm長さ10
00mmの巻芯上に6層巻付け(0.97nm厚)、だ
のち、この上に厚さ0.1mm1巾100TfLTfL
1長さ850mmの片面離型処理したセパレーターを該
処理面が外側になるように長手方向に二つ折りしたもの
2枚を用意し、この2枚のセパレーターを巻回積層体の
円周上で両セパレーター間距離が150關である如く(
第3図のように)配置しその外側に、更に上述のポリエ
チレンフイルムを0.97ftm厚になるように重ね巻
きした。
次に而して得た巻回積層体を160ムCで50分加熱し
て巻回積層したフイルム各層を溶着一体化させ冷却後前
記巻芯を抜き取りチユーブを得た。
該チユーブから2本のセパレーターを抜き取つたのち、
一方のセパレーター挿入部端部から5mmの位置で第3
図のように切開し、かつ両耳部を切り落して1.8詣厚
、700×940mmのシートを得た。このシートは第
5図に例示したように両側縁部に開放しない未溶着部を
有する20%熱収縮率を有するものであつた。
実施例 3 架橋延伸ポリエチレンフイルム(収縮率75%、厚さ0
.1mu1巾900m0を用い、径4007nm1長さ
1000mmの巻芯上に8層巻付け(0.8mm厚)た
のち、この上に0.1龍厚、巾150mm、長さ100
0mmの両面離型処理したセパレーターの両面に同一サ
イズの未架橋ポリエチレンフイルムを重ねたものを第1
図のように配置し、その外側に上述のポリエチレンフイ
ルムを0.87n71L厚になるように重ね巻きした。
次に而して得た巻回積層体を1600Cで60分加熱し
て巻回積層したフイルム各層を一体化溶着させ冷却後前
記巻芯を抜き取りチユーブを得た。
該チユーブからセパレーターを抜き、更に第1図のA線
に沿つて切開しかつ両耳部を切落して1.8關厚、80
0×1250mmのシートを得た。このソートは両側縁
部に巾75m7ILで厚みが2分され、その内面対向部
に未架橋ポリエチレンが層着されている75%収縮率を
有するものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明方法の三つの例を説明する巻芯
上に巻回積層形成した部分の断面図、第4図及び第5図
は本発明方法により得られるシート類の斜面図である。 1・・・・・・巻芯、2・・・・・・フイルム、3〜3
e・・・・・・セパレーター、4a〜4d・・・・・・
膜厚分割部分(未接着部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所望の手法により熱収縮性が付与されたポリオレフ
    ィンテープ又はフィルムを巻芯上に所望の巻回積層間の
    所望の位置の長手方向に、両面に剥離性を持たせたセパ
    レーターを挿入しながら巻回積層したのち、これを加熱
    して全巻回積層を溶着一体化した後、巻芯を引抜き、得
    られた中空体を挿入したセパレータ上、或いはセパレー
    タ間にて切開し、かつセパレーターを引抜くことを特徴
    とする膜厚を数分割する未接着部を有する熱収縮性ポリ
    オレフィンシートの製造方法。
JP7145278A 1978-06-15 1978-06-15 膜厚を数分割する未接着部を有する熱収縮性ポリオレフインシ−トの製造方法 Expired JPS5935331B2 (ja)

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JPS54162777A JPS54162777A (en) 1979-12-24
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JPH0318342Y2 (ja) * 1984-05-24 1991-04-18

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