JPS5934088A - 耐蝕二重管継手構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 開示技術は油井管等の腐蝕性流体輸送賃等の耐蝕二重管
のユニット管相互の連結技術の分野に属する。

而して、この出願の発明は内管がステンレス、外管が炭
素鋼等のユニット耐蝕二重管相互が据付現場にて突合せ
溶接されている継手構造に関する発明であり、特に外管
相互の管端が突合せ溶接され、内管相互管端は該突合せ
浴接から軸方向に位相ずれを有して設けられ、更にはそ
の当接部から突合せ溶接部にかけて工業接着剤が介設さ
れている耐蝕二重管の継手構造に係る発明である。

周知の如く、配管は各方面において、流体輸送、配索用
に広く用いられているが、現場での摺付長さはさまざま
であるにもか＼わらず、製造過程での装置の制約や輸送
段階での制限長の関係からユニット長が規格化されてお
り、したがって、現場では所定長に継手を介して連結す
る必要がある。

この場合の継手については施工の容易性、確実性等の利
点から突合せ溶接が多く採用されている。

ところで、原油等の腐蝕性流体の輸送に用いられる内管
ステンレス、外管炭素鋼等の耐蝕二重管相互の突合せ溶
接については第１．２図に示す様にユニット管１、ｌに
ついての開先管端の突合せ浴接２　ｆｄ内管３に対して
ステンレス溶接４を行い、次いで外管５に対して鋼直接
６を行うようにしているが、このような手段では裏波が
出し帷い難点があり、又、溶接熱によりステンレスにク
ロム炭化物が析出しだり引張の残留応力が生じ応力腐蝕
割れが生ずる等の欠点があった。

又、ステンレスによる内管の溶接と炭素５＠ニよる外管
の浴接の境界部は異種金属の混った状態となり、内外管
境界の間隙の存在とも相俟って溶接割れを生じ蕩い欠点
があった。

これに対し、全浴接をステンレスで行うと強度不足にな
る不具合がありコスト高になる不利点もあった。

この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく耐蝕二重
管の突合せ溶接継手の問題点を解決すべき技術的課題と
し、突合せ溶接継手の優れた点を充分に生かしながら、
内管に対応する溶接部分を省略して溶接による割れを無
し、充分に耐蝕性、シール性を確保し、施工の容易性、
強度を得るようにして各種産業における耐蝕二重管利用
分野に益する優れた該耐蝕二重管の継手構造を提供せん
とするものである。

上述目的に浴うこの出願の発明の構成は１対のずれさせ
て後退管端にさせ、他方の内管々端をこれに対応させて
開先より位相ずれ前方に先出し位置させ、両管全嵌合さ
せ外管開先部に突合せ溶接し、この場合、内管を裏当金
に利用し、内管接合部と溶接部までの間に緊着部との間
にラビリンス部とされシールされるようになり、又、こ
れらの間に接着剤を嵌合に先立ち塗装させて結合させる
ようにした技術的手段を講じたことを要旨とするもので
ある。

次にこの出願の発明の実施例を第３図以下の図面に基づ
いて説明すれば以下の通りである。尚、第１．２図と同
一態様部分については同一符号を用いて説明するものと
する。

第３〜６図に示す実施例において、１対のユニット耐蝕
二重管１．１′の双方の外管５．５′に断面テーバ状の
外開き開先７．７′を適宜機械加工し、内管３．３′に
ついては第３図に示す様に一方側を該開先７に７・１し
て切削して内開きテーバ部８′を形成させると共に第４
図に示す様に他方側を開先７′に対して設定量前位する
ように形成する。

したがって、後者については内管３′に対して外管５′
ヲ切削して上記開先７′を後位形成するようにすれば口
い。

このように成形した後に両者を底合し、前出する他方の
内管３′ヲ一方の外管５内に挿入し内管３．３′のテー
パ部８．８′を緊着させ、外管５．５′に開先を形成す
る。

そこで第６図に示す様に開先部の裏側の他方の内管３′
を１種の裏当金として該開先部に鋼の突合せ溶接６を施
し継手９を完了する。

尚、この場合、突合せ溶接は外管５．５′に対してのみ
行われるので内管３．３′に浴接加工は行われず、溶接
による影響や欠陥は生じない。

」―述構成において、腐蝕性流体をＡ側から流過するよ
うにすると、内管３．３′の突合せ部８．８′及び核部
と突合せ溶接部６との間は１種のラビリンス部となり、
又、圧締緊着されているため、腐蝕性流体の侵入はない
。

又、内管３．３′の内面に裏波が形成されないために流
体の流過はスムースに行われ、圧損も生じない。

第７図に示す実施例は上記内管３．３′の当接部を径方
向複膜のラビリンス部８′、８“′に積極的に形成し、
シール性を一段と同上させた態様である。

次に第８図に示す実施例は前述実施例の内管３．３′の
当接部と開先テーバ部７．７′に至る嵌合部にシーラン
ト等の工業接着剤１０＝ｉ予め塗布しておき、嵌合によ
り突合せ溶接６と共に連結強度を高めると共にシール性
を向上させた態様であり、第９図はその設計変更の実施
例を示した態様である。

第１０図に示す実施例は上述実施例に加えてラビリンス
部を内管３．３′当接面に形成してシール効果を一層高
めると共に接着剤塗布面積を犬にして強度を高めるよう
にした態様である。

尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例ＶＬｃ限
るものでないことは勿論であり、例えば、前缶内管外側
面と対応外管内側面にネジ切を行って１１つ；合に代え
て螺合締結させるようにする再伸々の・１′Ｎ様が採用
可能である。

［）１■述の如く、この出願の発明によれば、基本的に
耐蝕二重管用−Ｕの連結に突合せ溶接継手の良さを充分
に生かしながらも面１蝕材に対する溶接を全く行わず、
したがって、耐蝕内管の性能も変らず外管にａｌする溶
接だけで済み、浴接影響、浴接割れが生じない優れた効
果がある。

又、開先が内管上に形成されるため、施工時に核内管を
裏当金に使用することが出来る効果もある。

そして、軸力に対しては外管突合せ継手溶接で充分に抗
力を生じさせることが出来る。

加えて、内管にノ＆波が形成されないため、輸送流体が
スムースに流過し、抵抗が少く、圧倒が減少するという
効果もある。

更に、内管当接面と突合せ浴接との間に接着剤を介設す
るーことにより連結強度がより増加されるばかりでなく
、ンール性も向上する優れた効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来態様の耐蝕二重管の浴接継手部分断面図、
第２図は同部分拡大断面図、第３図以下はこの出願の発
明の詳細な説明図であり、第３．４図は予備加工断面図
、第５１阻嵌合断面図、第６図は溶接断面図、第７図は
第６図対応別の実施例の断面図、第８図は他の実施例の
断面図、第９．１０図は第８図相当別の実施例の断面図
である。 ３．３′・・・内管、　　　　　５．５′・・・外管１
．１′・・・耐蝕二重管、　　６・・・突合せ溶接、８
．８′、８″、８“・・・内管突合せ当接部（面）、１
０・・・接着剤

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）面ｊ蝕内管と外管とより成る二重管の管端相互が
   突合せ溶接されている継手構造において、画工爪管の外
   管の管端が突合せ溶接されており、而して内管相互の管
   端突合せ部が該外管の突合せ溶接部に対して軸方向位相
   ずれされて設けられていること全特徴とする耐蝕二重管
   継手構造。
2. （２）耐蝕内管と外管とより成る二重管の管端相互が突
   合せ溶接されている継手構造において、画工重管の外管
   の管端が突合せ溶接されており、而して内管相互の管端
   突合せ部が該外管の突合せｍ接部に対して軸方向位相ず
   れされて設けられていると共に該内管相互の突合せ部と
   上記外管の突合せ溶接部との間に亘って接着剤が介設さ
   れていることを特徴とする耐蝕二重管継手構造。