JPS5934069Y2 - 発熱体装置 - Google Patents
発熱体装置Info
- Publication number
- JPS5934069Y2 JPS5934069Y2 JP17249479U JP17249479U JPS5934069Y2 JP S5934069 Y2 JPS5934069 Y2 JP S5934069Y2 JP 17249479 U JP17249479 U JP 17249479U JP 17249479 U JP17249479 U JP 17249479U JP S5934069 Y2 JPS5934069 Y2 JP S5934069Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- element device
- adhesive
- insulating frame
- temperature coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は正特性サーミスタ（ＰＴＣサーミスタ）を用い
た発熱体装置に関し、端子の固定が確実で強固な信頼性
の高い発熱体装置を提供する事を目的とする。
た発熱体装置に関し、端子の固定が確実で強固な信頼性
の高い発熱体装置を提供する事を目的とする。
正特性サーミスタを用いた発熱体装置は、薄板状の正特
性サーミスタを並べ、それに電圧を印加して発熱させ、
それらの間に空気を通しその空気を加熱するものである
。
性サーミスタを並べ、それに電圧を印加して発熱させ、
それらの間に空気を通しその空気を加熱するものである
。
正特性サーミスタを熱源としているため自己温度制御作
用があり、過熟のしない安全な発熱体装置である。
用があり、過熟のしない安全な発熱体装置である。
この発熱体装置の従来の構造を第１図、第２図に示す。
第２図は第１図の一部を切り取ったものである。
１は薄板状の正特性サーミスタで、その両端面にはそれ
ぞれアルミ溶射等の電極２，３が形成されている。
ぞれアルミ溶射等の電極２，３が形成されている。
４は筒状の絶縁体で、フェノール樹脂等でできている。
正特性サーミスタ１は、この絶縁体４の内側に、エポキ
シ接着剤（図示せず）等で、多数枚が一定間隔で固定さ
れている。
シ接着剤（図示せず）等で、多数枚が一定間隔で固定さ
れている。
５．６は黄銅板の共通電極で、正特性サーミスタ１の各
々が並列接続となるように、導電接着剤（図示せず）で
、正特性サーミスタ１の電極２，３にそれぞれ導電的に
接続されている。
々が並列接続となるように、導電接着剤（図示せず）で
、正特性サーミスタ１の電極２，３にそれぞれ導電的に
接続されている。
さらにその両端は、エポキシ樹脂接着剤７で固定されて
いる。
いる。
この様な発熱体の構造には次の様な欠点を有していた。
（１）端子板となる共通電極５，６と絶縁枠体４との固
定に接着剤を用いているため、その接着強度に影響する
要因が数多くあり （端子板や絶縁枠体の平面度・汚れ
・接着剤の量・乾燥時間等）、それらの接着力のバラツ
キが大きく、品質が安定していない。
定に接着剤を用いているため、その接着強度に影響する
要因が数多くあり （端子板や絶縁枠体の平面度・汚れ
・接着剤の量・乾燥時間等）、それらの接着力のバラツ
キが大きく、品質が安定していない。
（２）組立の工程として、接着剤の塗付・端子板の張付
・仮止め・接着剤の硬化・はみだした接着剤の修正等数
多くの工程があり、工数がかかり、価格的に高い。
・仮止め・接着剤の硬化・はみだした接着剤の修正等数
多くの工程があり、工数がかかり、価格的に高い。
（３）発熱体装置に使用するため、耐熱接着剤を用いな
ければならず、接着強度・耐熱性・作業性価格を満足す
る接着剤の選択が困難である。
ければならず、接着強度・耐熱性・作業性価格を満足す
る接着剤の選択が困難である。
このように、従来の発熱体装置では量産にあたっては極
めて不都合なことが判明した。
めて不都合なことが判明した。
本考案はかかる欠点に鑑み、接着剤を用いることなく共
通電極の固着を可能とするもので、本考案について、図
面とともに説明する。
通電極の固着を可能とするもので、本考案について、図
面とともに説明する。
第３図は本考案の一実施例にかかる発熱体装置の一実施
例の組立図である。
例の組立図である。
１０は耐熱フェノール樹脂等の筒状の絶縁枠体で、その
内側に薄板状の正特性サーミスタ１１が多数エポキシ接
着剤（図示せず）で一定間隔でたとえば８枚並べられ固
定されている。
内側に薄板状の正特性サーミスタ１１が多数エポキシ接
着剤（図示せず）で一定間隔でたとえば８枚並べられ固
定されている。
第４図に薄板状正特性サーミスタを示すが、その両端面
には、アルミ溶射等の電極１２゜１３が付与されている
。
には、アルミ溶射等の電極１２゜１３が付与されている
。
１４、１５は正特性サーミスタの共通電極で、黄銅でで
きている。
きている。
１４．１５の内側の正特性サーミスタに当接する部分に
は、導電接着剤１６が付着してある。
は、導電接着剤１６が付着してある。
共通電極１４．１５の足部１乙１８を、絶縁枠体１０に
開けられた長穴１９に挿入し、共通電極の足部１７゜１
８を矢印Ｃの方向にネジル事によって、共通電極１４、
１５が絶縁枠体１０に確実に固定される。
開けられた長穴１９に挿入し、共通電極の足部１７゜１
８を矢印Ｃの方向にネジル事によって、共通電極１４、
１５が絶縁枠体１０に確実に固定される。
第５図は本考案の別の実施例である共通電極１４゜１５
の一部が絶縁枠体１０の一部１０ａをたき込む様にして
かしめてあり、絶縁枠体１０に固定している。
の一部が絶縁枠体１０の一部１０ａをたき込む様にして
かしめてあり、絶縁枠体１０に固定している。
また、この第５図の共通電極には、外部接続を容易にす
るため、ファストン端子２０が設けられている。
るため、ファストン端子２０が設けられている。
第６図はさらに別の実施例の共通電極の部分の図である
。
。
１４．１５は黄銅板で、これも第５図の実施例のように
絶縁枠体１０の一部を抱き込むようにしてかしめるもの
である。
絶縁枠体１０の一部を抱き込むようにしてかしめるもの
である。
２１は軟銅線で、１４．１５に溶接する。
本実施例のように、正特性サーミスタの電極に当接する
部分だけ別の材質で構成される構造であってもよい。
部分だけ別の材質で構成される構造であってもよい。
以上のように、本考案によれば、共通電極の固定が、ネ
ジリやかしめ等の機械的手段によって行なわれているた
め、固定が確実でバラツキが少ない。
ジリやかしめ等の機械的手段によって行なわれているた
め、固定が確実でバラツキが少ない。
さらに、組立の工数は接着剤で固定するのに比べて、塗
付や硬化の工程が不要で、短時間に組立てる事ができる
。
付や硬化の工程が不要で、短時間に組立てる事ができる
。
また、接着剤の耐熱も考慮する必要がない。
したがって、品質のバラツキが少ない発熱体装置を安価
に提供する事ができる。
に提供する事ができる。
このように、本考案は安定な均一な品質の発熱体装置の
安価な大量製造に大きく寄与するものである。
安価な大量製造に大きく寄与するものである。
第１，２図は従来の発熱体装置の外観図ならびに部分拡
大図、第３図は本考案の一実施例にががる発熱体装置の
分解斜視図、第４図は発熱体素子の概略図、第５図は本
考案の他の実施例にかかる発熱体装置の外観図、第６図
は本考案に用いる共通電極の他の例の外観図である。 １０・・・・・・絶縁枠体、１１・・・・・・正特性サ
ーミスタ、１２゜１３・・・・・・電極、１４．１５・
・・・・・共通電極、１７．１Ｂ・・・・・・足部、１
９・・・・・・長穴。
大図、第３図は本考案の一実施例にががる発熱体装置の
分解斜視図、第４図は発熱体素子の概略図、第５図は本
考案の他の実施例にかかる発熱体装置の外観図、第６図
は本考案に用いる共通電極の他の例の外観図である。 １０・・・・・・絶縁枠体、１１・・・・・・正特性サ
ーミスタ、１２゜１３・・・・・・電極、１４．１５・
・・・・・共通電極、１７．１Ｂ・・・・・・足部、１
９・・・・・・長穴。
Claims (1)
- 絶縁枠体の内側に、複数の薄板状の発熱用正特性サーミ
スタを所定間隔で設置し、前記各サーミスタを並列に接
続する共通電極の一部が前記絶縁枠体に機械的な手段に
よって固定されてなる発熱体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17249479U JPS5934069Y2 (ja) | 1979-12-12 | 1979-12-12 | 発熱体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17249479U JPS5934069Y2 (ja) | 1979-12-12 | 1979-12-12 | 発熱体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5689190U JPS5689190U (ja) | 1981-07-16 |
| JPS5934069Y2 true JPS5934069Y2 (ja) | 1984-09-21 |
Family
ID=29683300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17249479U Expired JPS5934069Y2 (ja) | 1979-12-12 | 1979-12-12 | 発熱体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5934069Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-12 JP JP17249479U patent/JPS5934069Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5689190U (ja) | 1981-07-16 |
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