JPS593268B2 - 防火シ−ト、およびこれを用いた断熱パネル - Google Patents
防火シ−ト、およびこれを用いた断熱パネルInfo
- Publication number
- JPS593268B2 JPS593268B2 JP6672476A JP6672476A JPS593268B2 JP S593268 B2 JPS593268 B2 JP S593268B2 JP 6672476 A JP6672476 A JP 6672476A JP 6672476 A JP6672476 A JP 6672476A JP S593268 B2 JPS593268 B2 JP S593268B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- fireproof
- foam
- fireproof sheet
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は建材において使用するシート状物の防火性を改
善した防火シート、およびこの防火シートを断熱材から
なる芯材に含有した耐火断熱パネルに関するものである
。
善した防火シート、およびこの防火シートを断熱材から
なる芯材に含有した耐火断熱パネルに関するものである
。
一般に、内装材、外壁パネルの裏面材にはシート状物が
その可撓性、施工性に優れているという点で多用されて
いる。
その可撓性、施工性に優れているという点で多用されて
いる。
しかしながら、単なるシート状物は、それ自体、例えば
クラフト紙、プラスチックシートは可燃物、アスベスト
紙は不燃物としての性能しか具備しないものである。そ
の上、最近はこの種シート状物にも防火規制が要求され
、その対策として例えば、シート状物全面に防火材を含
浸させたシートなどが知られている。しかし、この場合
、防火材は無機材で、かつ溶融して含浸させたため、シ
ート状物上および組織内では硬く、脆いために巻回時、
施工時に防火層に亀裂や破壊５ が起わ、外観を損ねる
ばかわでなく、一部防火材が剥落する欠点があつた。ま
た、パネルにおいては断熱材が可燃物であるプラスチッ
クフォームが主流であるため、これに対しても難燃化、
不燃化が要求され、そらに対応するものとしてはフォー
″０ ム内に無機物質を単に混入したパネル等が知られ
ている。しかし、粉、粒状の無機材フォーム内をに均一
に存在させることは、技術的に極めて困難なことである
。本発明はこのような欠点を除去するため、シー″５
卜状物の巻回に支障のないように高熱下において発泡す
る発泡性無機材をシート状物に分布すると共に、一体に
固着し、発泡性無機材をシート状物の使用時に剥落した
わ、亀裂が生じたわして破壊することもなく、かつ容易
に施工、送給できるよ■０ うにし、またパネルにおけ
る断熱材を高熱から保護すると共に、断熱材の充填に悪
影響を与えず、しかも、確実に防火性を強化した耐火断
熱パネルを提案するものである。
クラフト紙、プラスチックシートは可燃物、アスベスト
紙は不燃物としての性能しか具備しないものである。そ
の上、最近はこの種シート状物にも防火規制が要求され
、その対策として例えば、シート状物全面に防火材を含
浸させたシートなどが知られている。しかし、この場合
、防火材は無機材で、かつ溶融して含浸させたため、シ
ート状物上および組織内では硬く、脆いために巻回時、
施工時に防火層に亀裂や破壊５ が起わ、外観を損ねる
ばかわでなく、一部防火材が剥落する欠点があつた。ま
た、パネルにおいては断熱材が可燃物であるプラスチッ
クフォームが主流であるため、これに対しても難燃化、
不燃化が要求され、そらに対応するものとしてはフォー
″０ ム内に無機物質を単に混入したパネル等が知られ
ている。しかし、粉、粒状の無機材フォーム内をに均一
に存在させることは、技術的に極めて困難なことである
。本発明はこのような欠点を除去するため、シー″５
卜状物の巻回に支障のないように高熱下において発泡す
る発泡性無機材をシート状物に分布すると共に、一体に
固着し、発泡性無機材をシート状物の使用時に剥落した
わ、亀裂が生じたわして破壊することもなく、かつ容易
に施工、送給できるよ■０ うにし、またパネルにおけ
る断熱材を高熱から保護すると共に、断熱材の充填に悪
影響を与えず、しかも、確実に防火性を強化した耐火断
熱パネルを提案するものである。
以下に図面を用いて本発明に係る防火シート、２５およ
びこれを用いた耐火断熱パネルの一実施例について詳細
に説明する。
びこれを用いた耐火断熱パネルの一実施例について詳細
に説明する。
第１図は上記防火シートの一例を示す斜視図であり、１
は防火シート、２は薄いシート状物で、例えば紙、織布
、不織布、プラスチックフィルム、フェルト等の１種か
らなｎ るものである。３は発泡性無機材で高熱下にお
いて発泡膨張し、無機質発泡層を形成して、高熱からシ
ート状物２、後記する断熱材を保護するものである。
は防火シート、２は薄いシート状物で、例えば紙、織布
、不織布、プラスチックフィルム、フェルト等の１種か
らなｎ るものである。３は発泡性無機材で高熱下にお
いて発泡膨張し、無機質発泡層を形成して、高熱からシ
ート状物２、後記する断熱材を保護するものである。
また、発泡性無機材３はシート状物２の巻回、施工時に
シート状物２から剥落したわ、亀３５裂が生じ、外観を
損ねたク、防火性が低下したサするために、第１図に示
すように点滴状、第２図ａ、ｂに示すように適宜間隔を
有して点線状、直線状に溶融し一体に固着したものでし
る。さらに説明すると、発泡性無機材３は硼砂、メタ硼
酸ソーダ等の硼酸塩、珪酸ソーダ、メタ珪酸ソーダ等の
珪酸塩類、もしくは第２リン酸ソーダ、メタリン酸ソー
ダ等のリン酸塩類のうちの１種を単独で、あるいは２種
以上を混合したものからなるものである。な卦、発泡性
無機材３のシート状物２に卦ける固着状態は、第３図に
抽出、拡大して示すように繊維組織間の空隙を通つて溶
融した発泡性無機材３が含浸し、裏面にまで達して固化
し、シート状物２を補強するような構造となるものであ
る。勿論、シート状物２が密な組織では発泡性無機材３
は≦部含浸するのみであるが、粗な組織においてはシー
ト状物２の組織間をバインドした構造となるものである
。また、第４図はもう１つの発明である耐火断熱パネル
であり、前記防火シート１を表面材４と裏面材５間に一
体に介在した断熱材６の発泡組織内に含有させたもので
ある。すなわち、表面材４は金属板などを断面凹状に形
成し、その左右側壁端に雄型連結部、雌型連結部を形成
したものであり、裏面材５はクラフト紙等のライナー材
からなるものである。また、断熱材６は合成樹脂発泡体
であり、発泡体形成時に例えば防火シート１を第４図に
示すように介在させると共に、これら構成材を一体に固
着するものである。以上説明したのは本発明の一実施例
にすぎず、断熱材６にパーライト粒を含有することもで
きる。上述したように本発明に係る防火シート訃よびこ
れを用いた耐火断熱パネルによれば、発泡性無機材をシ
ート状物土に点滴状、間隔を有して直線状に固着したた
め、防火シートを折り曲げしても固化した脆い発泡性無
機材がシート状物から剥落したり、亀裂が入ることが少
なく、かつ外観を損ねることもない特徴がある。また、
シート状物上に発泡性無機材を溶融、固着して含浸させ
たため、シート状物の強度を補強できる特徴がある。さ
らに、防火シートは折り曲げが容易になつたため、連続
ラインへの供給が容易となり、コストダウンを図ること
ができる特徴がある。また、耐火断熱パネルは防火シー
トを断熱材内に確実に、しかも断熱材の発泡組織を荒ら
すことなく、平均に含有できる特徴がある。その上、耐
火断熱パネルは表面材が高熱に曝らされると、表面材と
防火シート間に存在する断熱材が燃焼するが、防火シー
トの発泡性無機材が次第に発泡して表面材と防火シート
間に無機質発泡層を形成し、これより深層への燃焼を阻
止できるので、高熱が裏面に達するようなことがない特
徴がある。
シート状物２から剥落したわ、亀３５裂が生じ、外観を
損ねたク、防火性が低下したサするために、第１図に示
すように点滴状、第２図ａ、ｂに示すように適宜間隔を
有して点線状、直線状に溶融し一体に固着したものでし
る。さらに説明すると、発泡性無機材３は硼砂、メタ硼
酸ソーダ等の硼酸塩、珪酸ソーダ、メタ珪酸ソーダ等の
珪酸塩類、もしくは第２リン酸ソーダ、メタリン酸ソー
ダ等のリン酸塩類のうちの１種を単独で、あるいは２種
以上を混合したものからなるものである。な卦、発泡性
無機材３のシート状物２に卦ける固着状態は、第３図に
抽出、拡大して示すように繊維組織間の空隙を通つて溶
融した発泡性無機材３が含浸し、裏面にまで達して固化
し、シート状物２を補強するような構造となるものであ
る。勿論、シート状物２が密な組織では発泡性無機材３
は≦部含浸するのみであるが、粗な組織においてはシー
ト状物２の組織間をバインドした構造となるものである
。また、第４図はもう１つの発明である耐火断熱パネル
であり、前記防火シート１を表面材４と裏面材５間に一
体に介在した断熱材６の発泡組織内に含有させたもので
ある。すなわち、表面材４は金属板などを断面凹状に形
成し、その左右側壁端に雄型連結部、雌型連結部を形成
したものであり、裏面材５はクラフト紙等のライナー材
からなるものである。また、断熱材６は合成樹脂発泡体
であり、発泡体形成時に例えば防火シート１を第４図に
示すように介在させると共に、これら構成材を一体に固
着するものである。以上説明したのは本発明の一実施例
にすぎず、断熱材６にパーライト粒を含有することもで
きる。上述したように本発明に係る防火シート訃よびこ
れを用いた耐火断熱パネルによれば、発泡性無機材をシ
ート状物土に点滴状、間隔を有して直線状に固着したた
め、防火シートを折り曲げしても固化した脆い発泡性無
機材がシート状物から剥落したり、亀裂が入ることが少
なく、かつ外観を損ねることもない特徴がある。また、
シート状物上に発泡性無機材を溶融、固着して含浸させ
たため、シート状物の強度を補強できる特徴がある。さ
らに、防火シートは折り曲げが容易になつたため、連続
ラインへの供給が容易となり、コストダウンを図ること
ができる特徴がある。また、耐火断熱パネルは防火シー
トを断熱材内に確実に、しかも断熱材の発泡組織を荒ら
すことなく、平均に含有できる特徴がある。その上、耐
火断熱パネルは表面材が高熱に曝らされると、表面材と
防火シート間に存在する断熱材が燃焼するが、防火シー
トの発泡性無機材が次第に発泡して表面材と防火シート
間に無機質発泡層を形成し、これより深層への燃焼を阻
止できるので、高熱が裏面に達するようなことがない特
徴がある。
第１図は本発明に係る防火シートの一実施例を示す斜視
図、第２図Ａ，ｂは上記防火シートにおける発泡性無機
材の分布状態を示す説明図、第３図は上記防火シートの
一部を抽出し拡大して示す説明図、第４図はもう１つの
発明である耐火断熱パネルの一実施例の断面図である。 １・・・・・・防火シート、２・・・・・・シート状物
、３・・・・・・発泡性無機材、４・・・・・・表面材
、６・・・・・・断熱材。
図、第２図Ａ，ｂは上記防火シートにおける発泡性無機
材の分布状態を示す説明図、第３図は上記防火シートの
一部を抽出し拡大して示す説明図、第４図はもう１つの
発明である耐火断熱パネルの一実施例の断面図である。 １・・・・・・防火シート、２・・・・・・シート状物
、３・・・・・・発泡性無機材、４・・・・・・表面材
、６・・・・・・断熱材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 高熱下において発泡する発泡性無機材の１種以上を
シート上にロール巻可能なように点滴状、直線状に分布
すると共に、溶融して一体に固着したことを特徴とする
防火シート。 ２ 断面凹状に成形された表面材の凹状図に合成樹脂発
泡体を充填し、その表面に裏面材を積層してこれら構成
材を一体形成したパネルにおいて、上記発泡体の発泡組
織内に高熱下において発泡する発泡性無機材の１種以上
をシート上にロール巻可能なように点滴状、直線状に分
布すると共に、一体に固着した防火シートを一体に含有
せしめたことを特徴とする耐火断熱パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6672476A JPS593268B2 (ja) | 1976-06-07 | 1976-06-07 | 防火シ−ト、およびこれを用いた断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6672476A JPS593268B2 (ja) | 1976-06-07 | 1976-06-07 | 防火シ−ト、およびこれを用いた断熱パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52148578A JPS52148578A (en) | 1977-12-09 |
| JPS593268B2 true JPS593268B2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=13324124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6672476A Expired JPS593268B2 (ja) | 1976-06-07 | 1976-06-07 | 防火シ−ト、およびこれを用いた断熱パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593268B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55122941A (en) * | 1979-03-14 | 1980-09-22 | Takeda Chemical Industries Ltd | Fire proof insulator |
| JPS5655647A (en) * | 1979-10-09 | 1981-05-16 | Takashi Ishikawa | Fireproof adiabatic panel |
| JPS5655478A (en) * | 1979-10-09 | 1981-05-16 | Ishikawa Takashi | Fireproofing agent |
| JPS59146442U (ja) * | 1983-03-19 | 1984-09-29 | 株式会社アイジ−技術研究所 | サイデイングボ−ド |
| JPS6042629U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-26 | 株式会社アイジー技術研究所 | 防火、断熱パネル |
| BE1013891A3 (nl) * | 2001-01-04 | 2002-11-05 | Applinnovation B V | Werkwijze voor het vervaardigen van een brandwerend materiaal en met dit materiaal vervaardigde brandwerende afsluiting. |
| JP2008238645A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Shimizu Corp | 断熱フィルムシート及び防耐火ガラス並びにガラスの断熱性付与方法 |
-
1976
- 1976-06-07 JP JP6672476A patent/JPS593268B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52148578A (en) | 1977-12-09 |
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