JPS5931580Y2 - 包装用緩衝マット - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 利用分野 本考案は包装用として機器の角部を囲むと該機器が座わ
る緩衝マットに関する。

従来技術の問題点 この種緩衝マットとしては１枚の段ボールを裁断して機
器を囲繞して位置決めする前後側板及び左右側板を四辺
形底板より直立させ、更に緩衝材として発泡スチロール
の短冊体を底板の内面又は外面に貼着している。

これらはいずれも嵩高く、保管スペース上の問題であり
、更には接着個所も多かった。

目 的 本考案は上記の点に鑑みてなしたものであって、即ち保
管中は機器を囲繞する前後、左右側板を底板に沿わせて
倒しておき、必要時直立させることによって保管中嵩さ
まらず、又、緩衝用として発泡スチロールを用いず、そ
の分接着作業の手間も削減できる包装用緩衝マットの提
供を目的とした。

実施例 以下本考案を一実施例として掲げた図面に基いて説明す
ると、先ず第１図及び第２図に於て、１は機器、２は緩
衝マット本体で、１枚の段ボールから裁断され四辺形底
板３とこの四周辺より折り曲げて直立された前後側板４
及び左右側板５とよりなっている。

ａは前後側板４の折曲線、ｂは左右側板５の折曲線であ
る。

この左右側板５は中はどで内方向に折り返えされて底板
３に平線６にて止められる外側水平片７と、この外側水
平片７の両側に形成される内側水平片８とを有している
。

内側水平片８は、使用状態にあっては底板３に止められ
ていない部分の左右側板５に対し、外側水平片７と反対
側で底板３に重なるように位置する。

９は左右側板５に設けられた内向片である。

また、前後側板４は使用状態にあっては、外装箱の内面
に接しているため外側へ倒れない。

Ｃは外側水平片７の折曲線、ｄは内側水平片８の折曲線
、ｅは内側水平片８と前後側板４との切離線、ｆは外側
水平片７との切離線である。

１０は外装箱で、このマット本体２を同一のもの２枚機
器１の上下に配し、そのまま３者１．２．２を収納する
。

動作 次に本考案緩衝マットの製作及び組立順序を説明すると
、先ず第２図のイは１枚の段ボールを裁断し、左右側板
５を折り返しする過程である。

この時平線６にて外側水平片７も底板３に止める。

図は右側のみであるが、左右共に止める。

このイの状態では保管するにしろ、輸送するにしろ、前
後、左右側板４．５共に直立していないから嵩ぼらない
。

上記状態より使用に際しては左右側板５の内側水平片８
を折り曲げ（右側にて示す）た後、続いて左右側板５を
直立させる（左側にて示す）。

この直立で、内側水平片８は回転して内側に位置する。

ハは最終完成品であり、四隅の内側水平片８に機器１が
座るので、内側水平片８は機器１に対して緩衝の役目を
果たすと共に、左右側板５が外側に倒れたり逃げたりす
ることを防止する役目も果たしている。

尚、第２図に於ては内側水平片８を外側水平片７と上下
側板４との延長線上に位置させているが、第３図の如く
外側水平片７の一部をもってもよい。

効果 本考案は上記の如く保管中は機器１を囲繞する前後、左
右側板４，５は底板３に沿って倒れており、従って嵩さ
まらず、又、内側水平片８にて機器１の緩衝マットの役
目も果せることが出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案包装用緩衝マットの一実施例を示し、第１
図は分解斜面図、第２図は製作及び組立動作図、第３図
は異なる実施例図である。 １・・・・・・機器、２・・・・・・マット本体、３・
・・・・・底板、４・・・・・・前後側板、５・・・・
・・左右側板、７・・・・・・外側水平片、８・・・・
・・内側水平片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １枚の段ボールより裁断される四辺形底板と、この四辺
   形底板の四周辺より折り曲げ直立される機器囲繞用の前
   後側板及び左右側板とよりなり、而も左右側板は、中は
   どで内方向に折り返えされて四辺形底板に平線止される
   外側水平片、更にこの外側水平片と反対側で而も四辺形
   底板に重なり、且つ機器が座わる四隅の内側水平片とを
   有した包装用緩衝マット。