JPS5929375Y2 - 増幅器の過大電力損失制限回路 - Google Patents
増幅器の過大電力損失制限回路Info
- Publication number
- JPS5929375Y2 JPS5929375Y2 JP1977012134U JP1213477U JPS5929375Y2 JP S5929375 Y2 JPS5929375 Y2 JP S5929375Y2 JP 1977012134 U JP1977012134 U JP 1977012134U JP 1213477 U JP1213477 U JP 1213477U JP S5929375 Y2 JPS5929375 Y2 JP S5929375Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- power loss
- emitter
- limiting circuit
- resistor
- excessive power
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は増幅器の過大電力損失制限回路に係り、更に
詳述すれば保護しようとする能動素子の動作を前記能動
素子に流れる過大電流値が一定閾値を超えたらその動作
を制限して熱破壊から保護する増幅器の過大電力損失制
限回路に関する。
詳述すれば保護しようとする能動素子の動作を前記能動
素子に流れる過大電流値が一定閾値を超えたらその動作
を制限して熱破壊から保護する増幅器の過大電力損失制
限回路に関する。
負電圧帰還形式の増幅器においては一般に出力インピー
ダンスが低く、かつ歪が少なく広帯域周波数に応答する
特性を有している。
ダンスが低く、かつ歪が少なく広帯域周波数に応答する
特性を有している。
しかし、この種の増幅器では大きいピーク電流が負荷に
流れると短絡しやすく、その結果電力損失が増大し増幅
器を構成する能動素子例えばトランジスタが損傷するこ
とがしばしば発生する。
流れると短絡しやすく、その結果電力損失が増大し増幅
器を構成する能動素子例えばトランジスタが損傷するこ
とがしばしば発生する。
したがって、このような状態から増幅器を保護する手段
が数多く提案されている。
が数多く提案されている。
第1図は従来の過大電力損失制限回路の一例を示すもの
で、Q3.Q5およびQ4 、Q6の各1対づつのトラ
ンジスタをダーリントン接続し、これらを絶対値が等し
い正負両電源十B、−B間に共に笠しい値のエミッタ抵
抗REを介して相補対称または準相補対称的に接続し、
両エミッタ抵抗の接続点(中点電位点)とアース間に負
荷RLを接続した増幅器のエミッタ抵抗REによって生
じる電圧降下を抵抗R,、R2およびR3,R4で分圧
し、この分圧した電圧をトランジスタQ3およびQ4の
各ベースと中点電位点間に接続された制御用しランジス
タ(PCリミッタ) Ql 、Q2の各ベースへそれぞ
れ印加するよう構成したものである。
で、Q3.Q5およびQ4 、Q6の各1対づつのトラ
ンジスタをダーリントン接続し、これらを絶対値が等し
い正負両電源十B、−B間に共に笠しい値のエミッタ抵
抗REを介して相補対称または準相補対称的に接続し、
両エミッタ抵抗の接続点(中点電位点)とアース間に負
荷RLを接続した増幅器のエミッタ抵抗REによって生
じる電圧降下を抵抗R,、R2およびR3,R4で分圧
し、この分圧した電圧をトランジスタQ3およびQ4の
各ベースと中点電位点間に接続された制御用しランジス
タ(PCリミッタ) Ql 、Q2の各ベースへそれぞ
れ印加するよう構成したものである。
なお、図中、D1〜D4Ifダイオードである。
このような構成において、信号が入っているとき、負荷
RLがショーI〜するとトランジスタQ51Q6に流れ
る電流iはエミッタ抵抗REとトランジスタQ1.Q2
で決められ、VBEt≦■1(= i CRE )のと
きトランジスタQ1がオンするVBEI のでic’= (但しVBEIはトランジスタE Q、のベース・エミッタ間の電圧、■1はエミッタ電圧
である。
RLがショーI〜するとトランジスタQ51Q6に流れ
る電流iはエミッタ抵抗REとトランジスタQ1.Q2
で決められ、VBEt≦■1(= i CRE )のと
きトランジスタQ1がオンするVBEI のでic’= (但しVBEIはトランジスタE Q、のベース・エミッタ間の電圧、■1はエミッタ電圧
である。
)となり、トランジスタQ5のコレクタ消費電力PCを
減らすためにはエミッタ抵抗REを大きくし電流iを減
らさなければならず、このエミッタ抵抗REが大きいと
この抵抗での損失が大きくなり電力利用率が低下すると
いう欠点がある。
減らすためにはエミッタ抵抗REを大きくし電流iを減
らさなければならず、このエミッタ抵抗REが大きいと
この抵抗での損失が大きくなり電力利用率が低下すると
いう欠点がある。
この考案は上述した欠点を除去することを目的とするも
ので、過大電力損失制限回路の入力信号を出力トランジ
スタのエミッタ抵抗の両端間電圧に加えて出力トランジ
スタのベース・エミッタ間の電圧あるいはドライブ用ト
ランジスタのベースと出力トランジスタのエミッタ間の
電圧を分圧して得るようにすることによりエミッタ抵抗
をより小さくシ、該抵抗で生じる損失を小さくして電源
利用率を上げると共に、出力トランジスタの蓋積電荷を
減少させることができるようにした増幅器の過大電力損
失制限回路を提供するにある。
ので、過大電力損失制限回路の入力信号を出力トランジ
スタのエミッタ抵抗の両端間電圧に加えて出力トランジ
スタのベース・エミッタ間の電圧あるいはドライブ用ト
ランジスタのベースと出力トランジスタのエミッタ間の
電圧を分圧して得るようにすることによりエミッタ抵抗
をより小さくシ、該抵抗で生じる損失を小さくして電源
利用率を上げると共に、出力トランジスタの蓋積電荷を
減少させることができるようにした増幅器の過大電力損
失制限回路を提供するにある。
以下この考案を第2図、第3図に示す一実施例について
詳述する。
詳述する。
第2図はこの考案の過大電力損失制限回路を実施した増
幅器で、第1図と同一符号が付されている部分の回路素
子で構成されている増幅器および過大電力損失制限回路
の一部の構成は同一であるが、この場合上記回路を構成
するトランジスタQ1およびQ2のベースを、トランジ
スタQ5およびQ6の各ベース・エミッタ間に接続され
た抵抗R11l R1□およびR141R15の各1対
の抵抗の接続点に接続し、トランジスタQ5 、Q6の
ベース・エミッタ間電圧VBEを分圧した電圧が印加す
るように構成すると共に、前記トランジスタQ’、+Q
2の両ベース間にダイオードD11.D12を直列に接
続し、このダイオードの接続点とアース間に抵抗R13
を接続したものである。
幅器で、第1図と同一符号が付されている部分の回路素
子で構成されている増幅器および過大電力損失制限回路
の一部の構成は同一であるが、この場合上記回路を構成
するトランジスタQ1およびQ2のベースを、トランジ
スタQ5およびQ6の各ベース・エミッタ間に接続され
た抵抗R11l R1□およびR141R15の各1対
の抵抗の接続点に接続し、トランジスタQ5 、Q6の
ベース・エミッタ間電圧VBEを分圧した電圧が印加す
るように構成すると共に、前記トランジスタQ’、+Q
2の両ベース間にダイオードD11.D12を直列に接
続し、このダイオードの接続点とアース間に抵抗R13
を接続したものである。
すなわち、過大電力損失制限回路を構成する制限トラン
ジスタQ1.Q2の各ベースには出力トランジスタQ5
、Q6の各ベース・エミッタ電圧VBEを抵抗R11
T R12およびR141R15第2、第3の抵抗で分
圧した電圧を印加することにより、例えば負荷RLがシ
ョートした時■BE1−1cRE+R゛″ ・VBE
s+でトランジスタQ1がオンR11+R12 12 し、l0RE=VBBt ’ VBE
5となり、R11+R12 R゛′ ・VBB5の項が付加されるため、エミR1
1+R12 ツタ抵抗RE第1の抵抗は小さい値でよく、電圧利用率
が向上する。
ジスタQ1.Q2の各ベースには出力トランジスタQ5
、Q6の各ベース・エミッタ電圧VBEを抵抗R11
T R12およびR141R15第2、第3の抵抗で分
圧した電圧を印加することにより、例えば負荷RLがシ
ョートした時■BE1−1cRE+R゛″ ・VBE
s+でトランジスタQ1がオンR11+R12 12 し、l0RE=VBBt ’ VBE
5となり、R11+R12 R゛′ ・VBB5の項が付加されるため、エミR1
1+R12 ツタ抵抗RE第1の抵抗は小さい値でよく、電圧利用率
が向上する。
(ただしVBE5はトランジスタQ5のベース・エミッ
タ間電圧)また、出力トランジスタQ5.Q6のベース
・エミッタ間に抵抗R11l R12およびR141R
15が直列に入るため、前記各トランジスタのベース・
エミッタ間に蓋積される電荷いわゆる蓋積電荷がこの抵
抗を介して放電される。
タ間電圧)また、出力トランジスタQ5.Q6のベース
・エミッタ間に抵抗R11l R12およびR141R
15が直列に入るため、前記各トランジスタのベース・
エミッタ間に蓋積される電荷いわゆる蓋積電荷がこの抵
抗を介して放電される。
第3図はこの考案の他の実施例で過大電力損失制限回路
を制御する入力信号をトランジスタQ3およびQ4の各
ベースとトランジスタQ、およびQ6の各エミッタ間の
電圧を抵抗R11+ R1□およびR14t R15で
それぞれ分圧して得、前記制限回路を構成するトランジ
スタQ1.Q2の各ベースに印加するように構成したも
のである。
を制御する入力信号をトランジスタQ3およびQ4の各
ベースとトランジスタQ、およびQ6の各エミッタ間の
電圧を抵抗R11+ R1□およびR14t R15で
それぞれ分圧して得、前記制限回路を構成するトランジ
スタQ1.Q2の各ベースに印加するように構成したも
のである。
この回路においてトランジスタQa 、Q5およびQ4
+ Q、eはダーリントン接続されているので動作は
第2図と等価的に同じである。
+ Q、eはダーリントン接続されているので動作は
第2図と等価的に同じである。
尚図中D1.D2はトランジスタQs 、Q4の各ベー
スに入力する可聴周波の極性が転換する際にトランジス
タQ、およびQ2のコレクタ・ベース接合が順方向にバ
イアスされることを阻止するためのダイオード、Dll
、D1□はPCリミッタでの動作限界範囲を決定するた
めのダイオードである。
スに入力する可聴周波の極性が転換する際にトランジス
タQ、およびQ2のコレクタ・ベース接合が順方向にバ
イアスされることを阻止するためのダイオード、Dll
、D1□はPCリミッタでの動作限界範囲を決定するた
めのダイオードである。
以上述べたようにこの考案は、エミッタ抵抗を有する出
力トランジスタのベース入力路と出力端との間に制限ト
ランジスタを設け、前記出力トランジスタのベース入力
路とエミッタとの間に2個の抵抗を直列に接続し、これ
ら抵抗の接続点と前記出力端との間の電圧を前記制限ト
ランジスタの制御入力とするように構成したので、出力
トランジスタのエミッタに挿入されるエミッタ抵抗の値
を不要に大きくすることなく電源利用率を良好とするこ
とができるとともに前記出力トランジスタのベース・エ
ミッタ間の接合に対して前記2個の抵抗が蓋積電荷放電
路を形成するので該トランジスタの蓋積電荷による悪影
響も同時に防止することができる等の効果を有する。
力トランジスタのベース入力路と出力端との間に制限ト
ランジスタを設け、前記出力トランジスタのベース入力
路とエミッタとの間に2個の抵抗を直列に接続し、これ
ら抵抗の接続点と前記出力端との間の電圧を前記制限ト
ランジスタの制御入力とするように構成したので、出力
トランジスタのエミッタに挿入されるエミッタ抵抗の値
を不要に大きくすることなく電源利用率を良好とするこ
とができるとともに前記出力トランジスタのベース・エ
ミッタ間の接合に対して前記2個の抵抗が蓋積電荷放電
路を形成するので該トランジスタの蓋積電荷による悪影
響も同時に防止することができる等の効果を有する。
第1図は従来の過大電力損失制限回路の構成図、第2図
および第3図はいずれもこの考案の一実施例を示すもの
で、第2図は過大電力損失制限回路を実施した増幅器の
構成図、第3図は他の実施例を示す構成図である。 Q、〜Q6・・・・・・トランジスタ、D、 jD2j
D、、 jD12・・・・・・ダイオード、RE・・・
・・・第1の抵抗、R11)R14・・・・・・第2の
抵抗、R121R15・・・・・・第3の抵抗、RL・
・・・・・負荷、+B、−B・・・・・・電源。
および第3図はいずれもこの考案の一実施例を示すもの
で、第2図は過大電力損失制限回路を実施した増幅器の
構成図、第3図は他の実施例を示す構成図である。 Q、〜Q6・・・・・・トランジスタ、D、 jD2j
D、、 jD12・・・・・・ダイオード、RE・・・
・・・第1の抵抗、R11)R14・・・・・・第2の
抵抗、R121R15・・・・・・第3の抵抗、RL・
・・・・・負荷、+B、−B・・・・・・電源。
Claims (1)
- エミッタが第1の抵抗を介して負荷に直結される出力ト
ランジスタと、コレクタおよびエミッタが前記出力トラ
ンジスタのベース入力路および前記第1の抵抗と負荷の
接続点に各々接続される制限トランジスタと、前記出力
トランジスタのベース入力路と同トランジスタのエミッ
タとの間に直列に接続され、かつその中間接続点が前記
制限トランジスタのベースに接続される第2.第3の抵
抗とを具備してなることを特徴とする増幅器の過大電力
損失制限回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977012134U JPS5929375Y2 (ja) | 1977-02-03 | 1977-02-03 | 増幅器の過大電力損失制限回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977012134U JPS5929375Y2 (ja) | 1977-02-03 | 1977-02-03 | 増幅器の過大電力損失制限回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53107452U JPS53107452U (ja) | 1978-08-29 |
JPS5929375Y2 true JPS5929375Y2 (ja) | 1984-08-23 |
Family
ID=28827845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977012134U Expired JPS5929375Y2 (ja) | 1977-02-03 | 1977-02-03 | 増幅器の過大電力損失制限回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5929375Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4968642A (ja) * | 1972-11-06 | 1974-07-03 | ||
JPS49131663A (ja) * | 1973-04-20 | 1974-12-17 |
-
1977
- 1977-02-03 JP JP1977012134U patent/JPS5929375Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4968642A (ja) * | 1972-11-06 | 1974-07-03 | ||
JPS49131663A (ja) * | 1973-04-20 | 1974-12-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53107452U (ja) | 1978-08-29 |
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