JPS5929230B2 - タバコの充填能力を改良する方法 - Google Patents

タバコの充填能力を改良する方法

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JPS5929230B2
JPS5929230B2 JP55008682A JP868280A JPS5929230B2 JP S5929230 B2 JPS5929230 B2 JP S5929230B2 JP 55008682 A JP55008682 A JP 55008682A JP 868280 A JP868280 A JP 868280A JP S5929230 B2 JPS5929230 B2 JP S5929230B2
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    • A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24B—MANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B3/00—Preparing tobacco in the factory
    • A24B3/18—Other treatment of leaves, e.g. puffing, crimpling, cleaning
    • A24B3/182—Puffing

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  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、先づ圧力下にある不活性ガスでタバコを処理
し、次いで圧力軽減後に加熱処理することにより、タバ
コの充填能力を改良増大する方法に関する。
タバコの充填能力を改良するために、先づタバコを膨張
させ、次いで加熱後処理を施すことは、既に公知となっ
ている。
例えばアメリカ合衆国特許第３５２４４５１号明細書に
示されているような、揮発性の有機化合物を用いた膨張
法には、殆どの有機溶剤がその可燃性のため、大規模工
法に応用出来ないという欠点を有している。
更に、ハロゲン化された炭化水素物質も、環境汚染の原
因となるので、使用することは出来ない。
アメリカ合衆国特許第１３７５４２０号明細書による二
窒素−酸化物を用いた、或いはアメリカ合衆国特許第１
３７５８２０号明細書による無水亜硫酸を用いたタバコ
の膨張法も矢張り次のような欠点を免れない。
即ち、前者が成る一定の条件下では燃焼状態を呈し、生
理学上極めて危険な存在であるのに対し、後者は著しい
還元作用、漂白作用及び刺激作用を有している。
他の例えばアメリカ合衆国特許第３７７８５３３号明細
書に示された他のタバコ膨張法によれば、アンモニア及
び二酸化炭素によるタバコの含浸処理が提案されている
が、この場合には、当該処理に際し即座に発生する炭酸
アンモニウムが、事情によりタバコ内に残留することが
ある。
更に例えば、アメリカ合衆国特許第２３４４１０６号明
細書によれば、膨張媒体として蒸発、空気又は二酸化炭
素を用いることが公知になっている。
然し乍ら、この場合水蒸気と空気とは弱い膨張作用しか
発揮出来ず、他方二酸化炭素は塩基性のタバコにとって
問題を生ぜしめる。
何となれば、ＣＯ２においてはタバコのアミン成分との
相互作用が考えられるからである。
タバコの充填能力を改良する方法において重要であるの
は、単にその容積の増大を達成することだけではなく、
繊維組織の弾性、柔軟性を維持することも入ってくる。
成る幾つかの膨張媒体を用いるならば、確かに顕著な容
積増大効果が得られるが、然し、このような容積増大が
達成されたとしても、タバコが次の処理加工工程でボロ
ボロに破砕されたり又は粉々に分解されたりする程、こ
の前処理がタバコ繊維の細胞組織に影響を与えた場合に
は、当然その充填能力の改良は望むことが出来ない。
そこで本発明の課題とするところは、タバコの充填能力
を増大する方法に改良を加えて、タバコの風味が損なわ
れることのないようにし、設備上でもエネルギー上でも
無駄な経費を要することなく、比較的短時間で実施可能
であり、しかも環境に不都合な影響を及ぼさないような
方法を提供することである。
本発明の出発点となったのは、強く圧縮さ−れた窒素又
はアルゴンが、３００乃至１０００バールの範囲内です
ぐれた膨張媒体として作用し、従ってタバコの繊維組織
を損なうことなく、その充填能力を著しく高められると
いう驚くべき事実が見出されたことである。
従って上記の課題を解決すべく、本発明によれば、先づ
初めに、タバコを圧力下にあるガスで処理し、次いで、
圧力軽減後に加熱処理することにより、タバコの充填能
力を改良する方法において、３００バールと１０００バ
ールとの間の作業圧下にある窒素又はアルゴンを用いて
タバコを作業温度で処理し、圧力軽減を行なった後に１
００℃乃至４００℃の温度で短時間後処理を施す措置が
とられた。
特に０℃乃至５０℃の範囲内の作業温度でタバコを処理
するのが好ましい。
この後処理乃至乾燥加工は、実際にはそれぞれ任意の装
置で、例えば加熱蒸気、加熱空気又は加熱ガスにより、
もしくは外部から加熱される乾燥ボックスを用いて実施
可能であり、或いは又、マイクロ波乃至赤外線による加
熱処理も可能である。
窒素を用いた処理を行なう場合には、３００バールと８
００バールとの間の圧力を利用するのが有利であり、ア
ルゴンによる処理に際しては１５０パールと８００バー
ルとの間の圧力を利用するのが有利である。
反応時間は１分間乃至１０分間であり、有利には０．５
分間乃至５分間であるが、この反応時間はタバコの充填
能力を改良するだめの重要な影響力を有してはいない。
反応時間経過後の圧力軽減は、０．５分間乃至１０分間
、有利には０．５分間乃至３分間以内で行なわれる。
圧力軽減後には、後処理が１００℃乃至４００℃、有利
には２００℃乃至３００℃の温度範囲内で、出来る限り
継続して行なわれるべきである。
つまり換言すれならば、圧力軽減と後処理との移行時間
を１分間乃至１０分間に抑えておくと最も効果的である
。
もしこの移行時間が比較的長いものになると、充填能力
の向上に不都合な影響が生ずることもある。
加熱後処理そのものも比較的短時間で、殊に０．５分間
乃至１０分間以内で実施されるべきである。
この加熱後処理の接続時間は、タバコの初湿度及び選定
された処理温度に関連して、又幾分はタバコの品種に関
連して決められる。
更に、充填能力の改善に関連して付言するならば、本発
明により処理しようとするタバコの湿度が、一般のタバ
コ処理に際して与えられている１０〜１５重量パーセン
トの初含有湿度値を超えて、約２０ル２５ るように、自体公知の後加湿処理で調節しておくと有利
である。
一般的にはっきり確認されたのは、加圧時間が充填能力
の向上に対して殆ど影響力を有していないのに対し、圧
力軽減時間は、それが短かいものであればより高い充填
能力が得られるような影響力を有しているということで
ある。
結局は、タバコの充填能力が一般にその作業圧と比例し
て増大するので、そのための経費が不経済なものになる
としても、最終的に効率を高めるべく１０００バールを
超える作業圧で処理が行なわれることもある。
次に、添付図面に示された本発明による方法を実施する
ための装置に関する説明をし、次いで本発明による６実
施例を示す。
先づ、圧力容器１内には、処理しようとするタバコが装
入され、次いで弁５，９，１０，１２が閉じられると、
開かれた弁７及び８を介して液化された窒素が貯蔵タン
ク１５から高圧液化ガスポンプ３を経て装入されるが、
この場合液化窒素は、このガスを所望の温度にもたらす
ため、熱交換器４を通して案内される。
弁７が閉じられた後で、圧力容器２内にタバコが装入さ
れ、続いて前述形式により液化窒素が充填される。
圧力容器１の圧力軽減が終了すると、タバコが取り出さ
れ、かつ弁９と弁６との間に位置するヘッドパイプを介
して反応器としての圧力容器２から反応器としての圧力
容器１へ新たな窒素装入が行なわれる。
万が一圧力差が生じた場合には貯蔵タンク１５から窒素
を補給することにより、この圧力差の補償が行なわれる
。
充填能力は、通常の形式に則りボルクヴアルト・デンジ
メータ（Ｂｏｒｇｗａｌｄｔ式密度計）を用い、７１の
タバコ量について測定され、その充填能カッ改良値（向
上率）は、以下の数式で算定された：この場合、Ｐは試
料の充填能をあられし、■は比較対象の充填能を意味す
る。
なお、比較対象としては、等しい含有湿度つまり約１１
．０〜１１．５％の湿度を有するヴアージニアタバコ乃
至オリエントタバコが用いられた。
実施例 １〜実施例 ４ ヴアージニアタバコは上述の装置で窒素を用いて処理さ
れ、この場合タバコの正味重量はそれぞれ２００１であ
り、これにそれぞれ１０１の水が加算された。
これらのタバコの処理は、以下の表１に示した圧力と反
応時間、並びに３０〜３５℃の作業温度即ちオートクレ
ーブのマントルの温度のもとで行なわれた。
なお、圧力軽減時間は約１．３分間であった。
次いでこのように処理されたタバコは、直ちに約１分間
継続する加熱後処理を施されたが、その間タバコは２５
０℃の温度を保っている乾燥ボックス内を通された。
実施例１〜実施例４における結果は、次の表１に詳細に
示されている： この表を見れば、作業に際して高い圧力を用いればそれ
だけ充填能力が高められることは明白であって、例えば
実施例１と実施例２との値の比較がそのことを示してい
る。
実施例２と実施例４とを比較した場合、加熱後処理の明
らかな有効性が示されているのに対し、実施例３と実施
例２とを比較した場合に明らかなように、反応時間の影
響はさしたるものではない。
実施例 ５ この実施例では、実施例２に類似した処理が行なわれた
が、但しこの場合圧力媒体としては窒素ノ代すにアルゴ
ンが用いられ、圧力値は８００バール、反応時間は５分
間、圧力軽減時間は約１分間、その後間をおかず直ちに
行なう加熱処理温度は２３０℃、処理時間は１分間で実
施された。
その結果、充填能力の向上率は６１〜６４％の間の値を
示した。
実施例 に の実施例においても実施例２に類似の処理が行なわれた
が、この場合はそれぞれ異なる含有湿度の三種類のヴア
ージニアタバコが使用された。
先づ第一には１２％の初湿度を有する一種のタバコが、
第二には後から２０％の湿度に調節された一種のタバコ
が、第三には３０％のＨ２０含有率の別種のタバコが、
それぞれ処理された。
その結果、第−例では充填能力向上率が＋３７係に、第
二例では＋６８％に、そして第三例では＋６２％になっ
た。
この値が示すところによれば、成る所定の値までの加湿
処理は充填能力を増大させるが、その臨界値を超えると
、もはやそれ以上の効果は得られないことが判明した。
オリエントタバコ及びバーレイタバコについて行なった
別の実験においては、充填能力向上に関して上述例と同
じような結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による方法を実施するだめの装置の概略図
である。 １．２・・・・・・圧力容器、３・・・・・・高圧液化
ガスポンプ、４・・・・・・熱交換器、５，６，７，８
，９，１０゜１２・・・・・・弁、１５・・曲貯蔵タン
ク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 先づ初めに、タバコを圧力下にあるガスで処理し、
    次いで、圧力軽減後に加熱処理することにより、タバコ
    の充填能力を改良する方法において、３００バールと１
    ０００バールとの間の作業圧下にある窒素又はアルゴン
    を用いてタバコを処理し、圧力軽減を行った後に１００
    ℃乃至３００℃の温度で短時間後処理を施すことを特徴
    とする方法。 ２ タバコを先づ５００バール乃至８００バールで窒素
    を用いて処理し、次いで短時間２５０℃で加熱後処理す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３ タバコを０℃乃至５０℃の範囲内の作業温度で処理
    することを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項
    に記載の方法。
JP55008682A 1979-01-29 1980-01-28 タバコの充填能力を改良する方法 Expired JPS5929230B2 (ja)

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GB8102331A GB2071459B (en) 1980-01-28 1981-01-26 Variable-directivity microphone device
DE3102530A DE3102530C2 (de) 1980-01-28 1981-01-27 Variable Richtmikrofonanlage

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DE29033009692 1979-01-29
DE2903300A DE2903300C2 (de) 1979-01-29 1979-01-29 Verfahren zur Verbesserung der Füllfähigkeit von Tabaken

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DE (1) DE2903300C2 (ja)
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