JPS5929054Y2 - 天窓 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天窓に関するものであり、十分な遮光及び断熱
を可能にする天窓の提供を目的とする。

以下本考案を図面に示す実施例に従い説明する。

第１図乃至第３図は本考案の天窓を示し、該天窓５，５
・・・・・・は屋根パネル３に設けられた開口４の周縁
に固定された枠材１０を有する。

該開口４の上縁は屋根１の頂部に近接して位置決めされ
ている。

又枠材１０は断面略三角形状枠体に形成され、装着され
た状態において屋根１外面から滑らかに突出する様調整
される。

枠材１０には２枚のガラス１２．１２’が装着され、該
ガラス１２．１２’の間には周辺に介装されたスペーサ
＝ １４．１４・・・・・・により間隙１３が形成され
る。

又シール材１１が外方のガラス１２と枠材１０の間に充
填され雨等の侵入を防止する。

前記開口４内面には枠材１８，１８・・・・・・が固定
され、該枠材１８．１８・・・・・・内の開口４′には
次に述べる開閉板２０が開閉可能に装着される。

開閉板２０は両面を表面板２１．２１で挟持された発泡
スチロール、発泡ウレタン等の断熱材２２を有する。

開閉板２０はその上縁をヒンジ１９により下方を開閉可
能に開口４上縁の枠材１８に装着される。

該開閉板２０はラッチ金具（図示せず）により開閉両位
置においてロック可能にされている。

すなわち開閉板２０の開閉両位置とは開閉板２０を閉じ
た位置（Ｂ位置）及び開閉板２０を開いて対向する屋根
内面に近接させた位置（Ａ位置）の両位置である。

第１図乃至第３図に示した本考案の天窓の使用方法を次
に説明する。

すなわち昼間は通常開閉板２０を開けＡ位置にロックし
て、ガラス１２．１２’を介して室内に採光する。

次に夜間は開閉板２０を閉じＢ位置にロックして遮光す
ると共に断熱材２２により室内外を断熱する。

以上の開閉板２０の開閉操作は例えば先端に金具の装着
された棒等により行うものとする。

本考案の天窓は以上の実施例以外に次の構成としても良
い。

枠材１８は開閉板２０の取付けを容易にするものである
が、これを除いて開閉板２０を直接屋根パネル３に装着
しても可よりない。

開閉板２０は断熱材２２を有する板体であれば良く第１
図に示したものに限らない。

又外側のガラス１２は強度を有するワイヤー人りガラス
を用いるものとする。

本考案の天窓は以上の構成、使用方法において次の効果
を有する。

（１）本考案の天窓は実用新案登録請求の範囲に記載し
た構成であり、特にガラス１２．１２’が装着される枠
材１０は屋根１外面から滑らかに突出する状態で装着さ
れ断面略三角形状枠体に形成されているため違和感を生
じることなく屋根１の一部としてスッキリした外観とな
る。

（２）本考案の天窓は同上の構成であり、特に開閉板２
０が開いた位置においては対向する屋根内面に近接して
位置決めされるため室内に垂下がった外観を呈すること
はない。

（３）本考案の天窓は同上の構成であり、特に外側のガ
ラス１２はワイヤー入りにされるため十分な強度有し、
破損の心配がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の天窓の正面図、第２図は同上天窓の側
面断面図、第３図は同上天窓の拡大側面断面図。 １：屋根、２：梁、３：屋根パネル、４．４’：開口、
５：天窓、１０：枠材、１１：シール、１２．１２’
ニガラス、１３：間隙、１４ニスペーサ−１１８：枠材
、１９：ひんし、２０：開閉板、２１：表面板、２２：
断熱材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 屋根パネル３に設けられその上縁が屋根１の頂部に近接
   して位置決めされた開口４と、該開口４上縁に下方を開
   閉可能に装着され閉じた位置（Ｂ位置）及び対向する屋
   根内面に近接させて開いた位置（Ａ位置）の両位置にお
   いてロック可能にされた断熱材２２を有する開閉板２０
   と、開口４の周縁において屋根１外面から滑らかに突出
   する状態で装着され断面略三角形状枠体に形成された枠
   材１０と、該枠材１０において相互に間隙１３を有して
   装着され外側のものはワイヤー入りにされた２枚のガラ
   ス１２．１２’とからなる天窓。