JPS5927960B2 - デ−タ集録装置の制御方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多点計測装置や自動制御装置に使用されるデー
タ集録装置に関する。

多数の点に配置された測定素子等から、必要なデータを
繰り返し掃引により取り込むために、データ集録装置が
使用される。

データ集録装置には、原則として使用者の手動操作によ
り、取り込むべきデータチャンネルの掃引条件や、各デ
ータチャンネルに接続された素子の種類、比較条件等が
設定される。最近の装置ではこの設定された各パラメタ
が集録回路メモリに記憶され、測定に際して読み出され
この各パラメタに従つて制御され、測 。定結果がプリ
ンタに印字されるものが開発された。このような装置で
は測定結果と共に、設定された各種条件等のパラメタを
記録しておくことが必要となる。本発明は、データ集録
装置に予め設定された各種条件等のパラメタを一見して
認識しやすい形に作表して印字出力することにより、測
定能率および測定の信頼性を向上する制御方式を提供す
ることを目的とする。

本発明は装置の電源投入時および手動操作により命令さ
れたときに、メモリに記憶されたデータ集録装置の制御
に必要なパラメタを読み出し、翻訳して印字することを
特徴とする。

実施例によりさらに詳して説明する。

第１図は本発明実施例装置の設定器部分の操作パネル構
成図を示す。

１は数字表示器、２はファンクション表、３はデジタル
スイッチである。

４はファンクションスイッチ、５はエントリボタン、６
はプリントボタンを示す。

（この操作パネルの配列については同一出願人による先
願：実願昭５１−１３１７４８号（実公昭５８−１９６
７５号公報参照）がある。）測定に先だつて制御に必要
なパラメタが、この操作パネルから設定される。

その操作手順を説明すると、ファンクションスイッチ４
を第１図に示すように「ＳＣＡＮ」に合わせると、ファ
ンクション表２の第１行目の内容となり、第１桁目はス
キャンモード、第２桁目〜第４桁目は第１チャンネル、
第５桁目〜第６桁目は最終チャンネルとなり、各桁の数
値がデジタルスイッチ３の対応する桁に数字を与えて設
定される。エントリボタン５を押すとこの数字はメモリ
に記憶され、数字表示器１に表示される。フアンクシヨ
ンスイツチを「ＴＩＭＥ」に合わせると、フアンクシヨ
ン表２の第２行目に対応し、掃引開始時刻と掃引周期が
設定される。フアンクシヨンスイツチ４の「ＳＣＡＮＧ
ＲＯＵＰ」はフアンクシヨン表２の第３行目に対応し、
グループナンバ、その最初のチヤンネル番号、測定モー
ド、レンジおよび比較基準番号が設定される。

フアンクシヨンスイツチ４の「Ｈ．ＬＩＭ」および「Ｌ
．ＬＩＭ］では、それぞれ比較基準の番号とその条件に
ついての最大値と最小値が設定される。

第１桁目は比較基準の番号、第２桁目は符号、第３桁目
〜第７桁目は数値に対応する。フアンクシヨンスイツチ
４の「ＤＡＴＡ」は測定中のデータを数字表示器１に表
示する指示であり、「ＬＯＣＫ」はこの操作パネルを装
置から切り離す指示であつて、本発明とは直接関係ない
。このようにして必要なパラメタが設定されると、プリ
ントボタン６を操作することにより、この設定されたパ
ラメタがメモリから読み出され測定データの記録用紙に
印字出力される。第２図に本発明実施例装置の構成図を
示す。

１１は制御器、１２はメモｉ八 １３はプリンタ、１４
はプログラマ、１５は設定器を示す。

７設定器１５は第１図でその操作パネルを説明したもの
である。

設定器１５はプログラマ１４と結合され、プログラマ１
４は制御器１１と結合されている。メモリ１２およびプ
リンタ１３もそれぞれ制御器１１と結：；二―嘉嘱よう
な操作により与えられた各パラメタは、プログラマ１４
で集積回路メモリに適した形に変換され、制御器１１に
よりメモリ１２に記憶される。

制御器１１に印字命令Ｐが与えられると、メモリ１２に
記憶された各パラメタが読み出され、変換されてプリン
タ１３に印字出力される。この印字命令は第１図に示す
操作パネルのプリントボタン６の操作および装置の電源
投入により行なわれる。装置の電源投入時には、集積回
路メモリの内容の変化またはこれから行なう測定のため
の各パラメタを確認する必要があるため、自動的に各パ
ラメタが印字出力されるよう構成されている。第３図に
各パラメタの印字出力の例を示ず。

第３図で第１桁目は「シングルチヤンネル、扁〕０より
烹３９」を意味する。第２桁目は「測定開始時刻０時１
４分、測定周期（インタバル）６０分」を示す。第３行
目から続く１０行は各グループナンバ「Ｏ］から「９」
の条件で、例えばグループナンバ「０」では、最初のチ
ヤンネル番号「０００」、測定条件ノーマルＮ１レンジ
１０ボルト、比較設定なし（０Ｆ）を示す。グループナ
ンバ「１」では、チヤンネル番号は「００５」から「０
０９」までの６チヤンネルで、測定条件ノーマル、熱電
対（ＣＣ）、比較基準＃１は第１３行目から示される表
のうち＃１に対応し、最高値２５０、最低値１５０とな
ることを示す。このように、設定された各パラメタは認
識しやすい形に編集され測定結果が印字出力される同一
の用紙に印字出力される。

以上述べたように本発明の方式によれば、メモリに記憶
された各パラメタを電源投入時およびプリントボタンの
操作により印字出力することができ、測定結果を見ると
きその設定条件を併せて知ることができるので、測定結
果がその設定条件不明のために活用できないようなこと
が避けられ、測定能率および信頼性が向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例装置の設定器操作パネルの構成図
、第２図は本発明実施例装置の構成図、第３図は本発明
実施例装置の印字出力の内容を示す図。 １・・・・・・数字表示器、２・・・・・・フアンクシ
ヨン表、３・・・・・・デイジタルスイツチ、４・・・
・・・フアンクシヨンスイツチ、５・・・・・エントリ
ボタン、６・・・・・・プリントボタン、１１・・・・
・・制御器、１２・・・・・・メモリ、１３・・・・・
・プリンタ、１４・・・・・・プログラマ、１５・・・
・・・設定器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 測定に必要な条件パラメタを設定する手動操作の設
   定器からの条件パラメタを与えてメモリに記憶し、この
   メモリの記憶内容を測定に際して読み出して制御を行う
   データ集録装置において、電源投入ボタンおよびプリン
   トボタンに電源投入したことの信号およびプリント命令
   信号を発する手段がそれぞれ設けられ、これら手段の出
   力信号の情報を受け入れそれらの信号に応答して上記メ
   モリに記憶されたパラメタを読み出す手段、この手段の
   出力されたパラメタをデータ集録装置の測定結果を印字
   出力するための印字手段に供給する手段からなる制御部
   を有して、測定結果の印字出力の前にその同一の用紙に
   、認識しやすい形で作表され印字出力するよう制御され
   ることを特徴とするデータ集録装置の制御方法。