JPS5927825Y2 - 風呂槽用蓋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は断熱性、輻射熱反射性を具備すると共に、風
呂槽へ取付は得るようにした風呂槽周蓋に関するもので
ある。

従来風呂槽用蓋の多くは風呂槽上へ載置被冠しただけで
あったから、不慮の外力によって外れたり、又は完全密
封状態でないまま被冠されたりしていた。

また断熱についての考慮はあったが、輻射熱の遮断およ
び鏡を兼用することについては未だ提案がなかった。

然るにこの考案の蓋は取付金物を介して風呂槽へ取付け
ると共に、裏面に反射層および鏡板を設けることによっ
て前記従来の問題点を解決したのである。

〜即ちこの考案を実施例について説明すれば、発泡合成
樹脂よりなり、風呂槽の口部と相似形とした芯板１の一
面に合成樹脂製の化粧板２を層着し、他面に合成樹脂板
３ヘアルミニューム層４を設けた反射板５を層着し反射
板５の中央部へ矩形の鏡板６を嵌着し、前記芯板１、化
粧板２および反射板５の外周部へステンレス製の枠７を
嵌着して蓋本体８を構成し、蓋本体８の長辺適所へ、風
呂槽９の側壁上縁に嵌着し得る■状の嵌着金物１０の取
付片１１を埋設固着しである。

前記において嵌着金物１０へ取付片１１がピン１２によ
って回転自在に取付けられ取付金物１３を構成している
。

図中１４は芯板１内に埋設した補強機である。

前記実施例における鏡板は硝子鏡でも、透明合成樹脂に
アルミニュームを蒸着した合或樹脂鏡でもよく、その形
状面積に限定を受けるものではない。

また芯板も材質に限定を受けることなく断熱性であれば
よく、中空とする場合もある。

また取付金物は嵌着金物と取付片で構成したが、要は風
呂槽の上縁と掛止することを要件とし、その具体的形状
及び構造に限定を受けるものではない。

前記蓋は第４国々示のように風呂槽の一側壁上縁に取付
けて使用するので、不慮の外力によって外れるおそれな
く、容易に密封することができる。

また裏面は反射板をなしているので、輻射熱を有効に反
射し、熱の放散を可及的に阻止するこ２とができる。

即ちこの考案によれば、蓋体に鏡板を設置したので、輻
射熱を有効に反射し、熱経済をはかり得ると共に、必要
に応じ鏡として使用し得る効果がある。

また蓋体へ取付金物を設けたので、風呂槽と蓋体とは取
付金物によって常時一定の関係位置を確定し得る効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例の裏面を上向とした斜視図、
第２図は同じく第１図中Ａ−Ａ線の断面図、第３図は同
じく取付金物の斜視図、第４図は同じく蓋の取付状態を
示す斜視図である。 １・・・・・・芯板、２・・・・・・化粧板、５・・・
・・・反射板、６・・・・・・鏡板、７・・・・・・枠
、９・・・・・・風呂槽。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．蓋体の裏面適所に鏡板を設置した風呂槽周蓋。 ２、蓋体は風呂槽の開口部と相似形の断熱材よりなり、
   その四周縁に枠および取付金物を設けた実用新案登録請
   求の範囲第１項記載の風呂槽周蓋。 ３、鏡板は硝子鏡又は透明合成樹脂板の一面にアルミニ
   ュームを蒸着して構成した実用新案登録請求の範囲第１
   項記載の風呂槽周蓋。 ４、鏡板の大きさは蓋体の全裏面又は裏面の一部とした
   実用新案登録請求の範囲第１項記載の風呂槽周蓋。 ５、取付金物は風呂槽壁へ着脱自在であって、蓋体に回
   動自在に取付けられた実用新案登録請求の範囲第２項記
   載の風呂槽周蓋。