JPS592713Y2 - 海中貯油タンク - Google Patents

海中貯油タンク

Info

Publication number
JPS592713Y2
JPS592713Y2 JP1902280U JP1902280U JPS592713Y2 JP S592713 Y2 JPS592713 Y2 JP S592713Y2 JP 1902280 U JP1902280 U JP 1902280U JP 1902280 U JP1902280 U JP 1902280U JP S592713 Y2 JPS592713 Y2 JP S592713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
oil
tank body
tank
containers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1902280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56121685U (ja
Inventor
正克 松石
淳 近藤
利夫 植田
信義 森
雅子 田中
Original Assignee
日立造船株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立造船株式会社 filed Critical 日立造船株式会社
Priority to JP1902280U priority Critical patent/JPS592713Y2/ja
Publication of JPS56121685U publication Critical patent/JPS56121685U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS592713Y2 publication Critical patent/JPS592713Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は海底に設置される海中貯油タンクに関するもの
である。
上記のような海中貯油タンクには以下のような技術上の
問題点がある。
すなわちA、貯油時と空槽時とでタンク重量の変動が大
きい。
したがって空槽時に着底可能ならしめるには、固定バラ
ストの量が多大になり、コスト上昇の要因になる。
B、貯油時にはタンクの内圧と外圧がほぼ等しくなるの
で、タンクに作用する圧力は殆んど零になるが、空槽時
には、内圧は外圧よりも小になるため、タンクには大き
な外圧が作用することになる。
したがって空槽時に必要な強度を確保しようとすると、
タンクの寸法(壁厚など)が大となり、コスト上昇の要
因になる。
などである。
このような問題点の対策として、タンク内の油を圧縮空
気または水で置換することが考えられる。
しかしC1油を空気で置換する場合、空槽時のタンク重
量が軽くなりすぎ、多大な固定バラストが必要となる。
D、油を水で置換する場合、油と水が混合し、油水分離
装置が必要になる。
など、いずれの方法にも問題がある。
本考案は上記問題点を解決し得る海中貯油タンクを提案
するもので、以下その一実施例を第1図〜第7図に基づ
いて説明する。
1はタンク本体で、底板2と、下位筒部(円筒状または
角筒状)3と、上方すぼまり状の上位錐筒部4とから構
成されている。
前記タンク本体1の一側下部には給排油パイプ5が接続
され、また他側下部にはコンテナー送入バイブロが接続
されている。
前記給排油パイプ5は陸上施設またはタンカ−の船舶に
接続可能である。
そしてコンテナー送入バイブロは海面7上に上部が位置
するコンテナー送入装置8の下部に接続している。
前記タンク本体1の上端、すなわち上位錐筒部4の上端
にコンテナー排出パイプ9の下端が接続され、そしてコ
ンテナー排出パイプ9の上端は、海面7上に上部が位置
するコンテナー排出装置10の下部に接続されている。
11は攪拌用流体供給パイプで、上位錐筒部4とコンテ
ナー排出パイプ9との接続部近くに開口している。
12はコンテナーで、球型(第3図参照)、楕円型(第
4図参照)、円錐と円筒の組合せ型(第5図参照)など
が採用され、空洞化した内部にバルブ13を介してバラ
スト水イを注入可能としている。
なお楕円型や組合せ型は、一方の円または尖部を先端と
し、この先端が常に上を向くように反対側に重り14が
設けられている。
さらに各コンテナー12は、バラスト水を充填したとき
の全体の比重が油よりもやや小さい状態に構成されてい
る。
前記コンテナー送入装置8は、前記コンテナー送入バイ
ブロの上端を支持する浮体15と、コンテナー送入バイ
ブロの上端開口に対向させたコンテナー押込み用のシリ
ンダ装置16と、このシリンダ装置16を保持するフレ
ーム17と、コンテナー送入バイブロの上部内面に設け
られた逆戻り防止用のラチェツト爪18とから構成され
ている。
前記コンテナー排出装置10は、前記コンテナー排出パ
イプ9の上端を支持する浮体19と、コンテナー排出パ
イプ9の上端開口に対向させたコンテナー上昇規制用の
シリンダ装置20と、このシリンダ装置20を保持する
フレーム21と、コンテナー排出パイプ9の上部内面に
設けたコンテナー飛び出し防止用のストッパー22とか
ら構成されている。
第1図に示すタンク内が満杯のときから油口を排出する
に、先ず給排油パイプ5とコンテナー送入バイブロとを
開ける。
そしてコンテナー送入装置8において、コンテナー12
を1つづつコンテナー送入バイブロに投入し、これをシ
リンダ装置16のピストンロッド16Aによって押込む
押込まれたコンテナー12はラチェツト爪18により係
止されて逆戻りが防止される。
そして次のコンテナー12を同様にして押込むことによ
って2番目のコンテナー12が1番目のコンテナー12
を後押しすることになり、また2番目のコンテナー12
はラチェツト爪18にて係止される。
このようにしてコンテナー12を順次後押し状態で送り
込む。
すると一番目のコンテナー12がコンテナー送入バイブ
ロからタンク本体1内に入る。
これによってコンテナー12の体積分に相当する油口が
給排油パイプ5を通して強制的に排出されることになる
このようにしてコンテナー12はタンク本体1内に順次
送り込まれるのであるが、この送り込まれたコンテナー
12群は、その比重が油口よりやや小さいことから上昇
し、該タンク本体1内の上部、すなわち第2図に示すよ
うに上位錐筒部4の位置に集まる。
所定数のコンテナー12を送り込んだのちコンテナー送
入バイブロの開口を閉じ、そしてこのコンテナー送入バ
イブロを通してタンク本体1内に圧縮空気を圧入する。
これによりタンク本体1内に残存している油口が圧縮空
気と置換されながら排出されることになる。
このようにして殆んどの油口をタンク本体1から排出す
ることにより、該タンク本体1内は、水圧と等しい圧力
の圧縮空気とコンテナー12群とで満されることになる
このときコンテナー12群の総重量とタンク本体1の重
量との和が、該タンク本体1の空槽時における浮力以上
になるように設計、製作しておくことによりタンク本体
1が海底から浮上することばない タンク本体1内がコンテナー12群と圧縮空気で満たさ
れている状態から油口を供給するに、コンテナー排出パ
イプ9を開けて給排油パイプ5より油を供給する。
すると先ずタンク本体1の圧縮空気が排出される。
そして油口が供給されるにつれて、前述したようにコン
テナー12の比重が油よりも小さいことから、該コンテ
ナー12はコンテナー排出パイプ9中を上昇して行く。
上昇して行く先頭のコンテナー12は、第7図実線に示
すように、シリンダ装置20の下降しているピストンロ
ッド20Aと突出しているストッパー22とに受止めら
れ、その飛出しが防止される。
また二番目、三番目のコンテナー12が後押し状態で連
続している。
この状態からストッパー22を退入させると共にピスト
ンロッド2OAを上昇させ、以って第7図仮想線に示す
ように先頭のコンテナー12を浮体19上に位置させる
そして二番目のコンテナー12を突出させたストッパー
22で係止してその飛び出しを防止した状態で先頭のコ
ンテナー12を除去し、次いでピストンロッド20Aを
下降して二番目のコンテナー12に接当させる。
この繰り返しによってコンテナー12を順次取出し、そ
の取出したコンテナー12の体積分だけ油の供給が行な
われる。
このようなコンテナー12の取出し作業中において、攪
拌用流体供給パイプ11から圧縮空気または貯蔵用の油
を送り込み、タンク本体1内の上部における流れを攪拌
させることにより、コンテナー12のコンテナー排出パ
イプ9側への移行が円滑に行なえる。
コンテナ−12内部のバラスト水イの代わりに油を入れ
てもよい。
この場合、コンテナー12内の油とタンク本体1内の油
を異なったものにすれば、異種の油を同時に貯蔵するこ
とが可能になる。
コンテナーセンターは例えばいずれかの浮体15゜19
に設けられ、さらに両浮体15,19間でのコンテナー
12の移送を可能としている。
コンテナー排出装置10とコンテナー排出パイプ9とは
コンテナー搬入用として兼用し得ることもでき、この場
合にコンテナー送入装置8とコンテナー送入バイブロと
を省略し得る。
第8図、第9図は別の実施例を示している。
すなわちコンテナー12は側部に車輪23を有し、この
車輪23を案内するガイド24がタンク本体1内に配設
されている。
ガイド24の案内によって形成されるコンテナー移動経
路25は、第8図に示すように平面視において蛇行状で
あり、そして上下方向に複数段連続状に形成される。
コンテナー12は後押しで送入されるものであり、相接
当する面間はチェノ26などにより連結されている。
したがってコンテナー12群の排出は、コンテナー排出
パイプ9またはコンテナー送入バイブロを介して引上げ
ることにより連続的に行なえる。
またこのように排出し得ることによって、コンテナー1
2の比重は油口よりも大にすることが可能となる。
以上述べたように本考案によると、タンク本体内におい
て油とコンテナーとを置換することによって、該タンク
本体への貯油および油の取出しを行なうことができ、し
たがってタンク重量の変動およびタンクに作用する圧力
の問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の一実施例を示し、第1図は油
満杯時の一部切欠概略正面図、第2図はコンテナー搬入
時の一部切欠概略正面図、第3図、第4図、第5図は夫
々コンテナーの一部切欠正面図、第6図はコンテナー送
入装置部の縦断正面図、第7図はコンテナー排出装置部
の縦断正面図、第8図は別の実施例を示す概略横断平面
図、第9図は第8図における概略正面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海底に設置されたタンク本体と、このタンク本体に連通
    ずる給排油パイプと、海上に設けられたコンテナ送入装
    置及びコンテナ排出装置と、前記コンテナ送入装置とタ
    ンク本体下部との間に介装されて、前記コンテナ送入装
    置からのコンテナをタンク本体内に導くと共に、タンク
    内への圧縮空気の送入を可能とする送入管と、前記コン
    テナ排出装置とタンク本体頂部との間に介装されて、タ
    ンク本体内の圧縮空気の排出を可能とすると共に、タン
    ク本体内への給油によりコンテナをコンテナ排出装置へ
    導く排出管とを有し、前記コンテナの比重を油より小さ
    く構成した海中貯油タンク。
JP1902280U 1980-02-16 1980-02-16 海中貯油タンク Expired JPS592713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1902280U JPS592713Y2 (ja) 1980-02-16 1980-02-16 海中貯油タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1902280U JPS592713Y2 (ja) 1980-02-16 1980-02-16 海中貯油タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56121685U JPS56121685U (ja) 1981-09-16
JPS592713Y2 true JPS592713Y2 (ja) 1984-01-25

Family

ID=29615306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1902280U Expired JPS592713Y2 (ja) 1980-02-16 1980-02-16 海中貯油タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS592713Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1945333B1 (en) 2005-08-22 2011-06-08 Siemens Industry, Inc. An assembly for water filtration to minimise backwash volume

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56121685U (ja) 1981-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3429128A (en) Offshore storage structure
US7789031B2 (en) Vessel including automatic ballast system using tubes
DE60304594T2 (de) Lagerung auf dem meeresboden
US8011312B2 (en) Floating oil storage system and method
US3327667A (en) Moored production-storage tank
US3760753A (en) Floatable-submersible vessel container
US1406950A (en) Waste-fuel-oil-salvaging barge
US4556343A (en) Offshore oil storage and transfer facility
US20050163572A1 (en) Floating semi-submersible oil production and storage arrangement
JPS592713Y2 (ja) 海中貯油タンク
GB1581371A (en) Reservoir and hinged column assembly
US3408971A (en) Submerged oil storage vessel and oil loading facility for offshore wells
CN110510271B (zh) 适用于海洋石油开发的水下大型油水置换储卸油装置及其操作方法
US3456824A (en) Deep sea refuse disposal
IE55774B1 (en) Storage tank having a floating roof
RU2130799C1 (ru) Устройство для дренажа жидкостей
US3590887A (en) Port facility ship sewage collection, transportation and disposal system
KR850000332A (ko) 근해 유정의 천연개스 생산방법 및 시스템
CN105923590B (zh) 一种水下垂直运输设备及方法
US3422628A (en) Offshore storage tank system
US3488969A (en) Apparatus for the storage of petroleum under water
JPS55163430A (en) Inner pressure loading method for closed material having cylindrical cross-section
GB2130303A (en) Stripper for tank holds of ships
EP0164919A1 (en) Barge tipper
US3395663A (en) Deep sea refuse disposal