JPS5926821B2 - 油圧緩衝器の温度特性補償装置 - Google Patents
油圧緩衝器の温度特性補償装置Info
- Publication number
- JPS5926821B2 JPS5926821B2 JP15062879A JP15062879A JPS5926821B2 JP S5926821 B2 JPS5926821 B2 JP S5926821B2 JP 15062879 A JP15062879 A JP 15062879A JP 15062879 A JP15062879 A JP 15062879A JP S5926821 B2 JPS5926821 B2 JP S5926821B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shock absorber
- oil
- hydraulic shock
- hole
- compensation device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/50—Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics
- F16F9/52—Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics in case of change of temperature
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
油圧緩衝器は、気温の変化あるいは使用による温度上昇
等によって油の温度が変化すると、その粘性が変わるた
めに減衰力特性が変化する。
等によって油の温度が変化すると、その粘性が変わるた
めに減衰力特性が変化する。
従って減衰力の発生部にバイメタル等を用いて温度によ
る減衰力の変化を補償する機構を設けたもの等もあるが
構造が複雑で調整が困難であるために実用に適さない。
る減衰力の変化を補償する機構を設けたもの等もあるが
構造が複雑で調整が困難であるために実用に適さない。
本発明はこの欠点を除去して、極めて簡単で製作も容易
な構造により上述のような温度特性を補償しようとする
ものである。
な構造により上述のような温度特性を補償しようとする
ものである。
第１図は本発明の装置を具備した油圧緩衝器の一例を示
した図、第２図は第１図におけるピストンを更に縦断し
た図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図である。
した図、第２図は第１図におけるピストンを更に縦断し
た図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図である。
このように適宜の油を充填したシリンダ１にピストン２
を摺動自在に嵌合して、ピストンロッド３を上記シリン
ダの一方の端部から引き出しである。
を摺動自在に嵌合して、ピストンロッド３を上記シリン
ダの一方の端部から引き出しである。
ピストン２はピストンロッド３の先端にナツト４で固定
したもので、このピストンにピストンリング５を嵌合す
ると共に複数個の油孔６を設けてその上部開口面を環状
の凹溝７℃連結しである。
したもので、このピストンにピストンリング５を嵌合す
ると共に複数個の油孔６を設けてその上部開口面を環状
の凹溝７℃連結しである。
上記凹溝Ｉをディスクバルブ８で被蓋して、該バルブに
複数個のオリフィス９を形成し、かつ上記バルブの下面
に弾性体円板よりなるバルブ１０を重合して、ディスク
バルブ８の上部にバルブリテーナ１１を設けである。
複数個のオリフィス９を形成し、かつ上記バルブの下面
に弾性体円板よりなるバルブ１０を重合して、ディスク
バルブ８の上部にバルブリテーナ１１を設けである。
またピストンロッド３には、その先端に開口する軸と平
行な孔およびこの孔の底部をロッドの側面に連結する孔
を設けて、ピストン２の両側を連通ずる油孔１２を形成
しである。
行な孔およびこの孔の底部をロッドの側面に連結する孔
を設けて、ピストン２の両側を連通ずる油孔１２を形成
しである。
上記油孔１２にピストンロッドを形成した鉄より熱膨張
係数の大きい物質、例えばアルミニウムあるいは適宜の
合成樹脂等で作られた円筒体１３を密に嵌合同定して、
該筒体１３の外側面を油孔１２の内面に密着させである
。
係数の大きい物質、例えばアルミニウムあるいは適宜の
合成樹脂等で作られた円筒体１３を密に嵌合同定して、
該筒体１３の外側面を油孔１２の内面に密着させである
。
従って筒体１３の中心孔１４を介して、ピストン２０両
側が連結されるもので、該筒体の熱膨張係数と、その外
径、中心孔１４の径および筒体の長さ等を適当に選定し
である。
側が連結されるもので、該筒体の熱膨張係数と、その外
径、中心孔１４の径および筒体の長さ等を適当に選定し
である。
上述の油圧緩衝器が圧縮される場合はバルブ８゜１０が
第２図の上方へ移動して油孔６が開放するから、この油
孔を通ってピストン２の下部の油が上部へ容易に流入し
て、比較的小さい減衰力が発生する。
第２図の上方へ移動して油孔６が開放するから、この油
孔を通ってピストン２の下部の油が上部へ容易に流入し
て、比較的小さい減衰力が発生する。
なお小量の油は筒体の中心孔１４を流通するが減衰力に
は殆んど影響を与えない。
は殆んど影響を与えない。
また緩衝器が伸長する場合は、図のようにディスクバル
ブ８が閉じるから、バルブ１００周縁が下方へ屈曲する
ことにより、ピストン２の上部の油がオリフィス９およ
び６を通って下部へ移動する。
ブ８が閉じるから、バルブ１００周縁が下方へ屈曲する
ことにより、ピストン２の上部の油がオリフィス９およ
び６を通って下部へ移動する。
同時にピストンの上部の油は油孔１２および筒体１３の
中心孔１４を通って下部へ移動するから、オリフィス９
およびバルブ１００周縁で発生する減衰力と孔１４で発
生する減衰力との相に相当する減糞力が得られる。
中心孔１４を通って下部へ移動するから、オリフィス９
およびバルブ１００周縁で発生する減衰力と孔１４で発
生する減衰力との相に相当する減糞力が得られる。
かつ気温の変化あるいは緩衝器の動作に伴って油の温度
が上昇すると、その粘性が低下するためにオリフィス９
およびバルブ１００周縁で発生する減衰力の大きさは減
少する。
が上昇すると、その粘性が低下するためにオリフィス９
およびバルブ１００周縁で発生する減衰力の大きさは減
少する。
しかし筒体１３は前述のようにピストンロッド３の材料
より熱膨張係数の大きい物質で形成され、かつその外側
面が該ロッドで押えられているために中心孔１４の大き
さは温度上昇に伴って小さくなる。
より熱膨張係数の大きい物質で形成され、かつその外側
面が該ロッドで押えられているために中心孔１４の大き
さは温度上昇に伴って小さくなる。
このため孔１４によって発生する減衰力が油の粘性低下
にもかかわらず逆に増大して、オリフィス９およびバル
ブ１００部分で発生する減衰力の減少を補償することが
できる。
にもかかわらず逆に増大して、オリフィス９およびバル
ブ１００部分で発生する減衰力の減少を補償することが
できる。
従って筒体１３の材質および寸法を適当に選定すること
により、緩衝器の伸長時における減衰力を温度変化に関
係なくほぼ一定に保持し得るものである。
により、緩衝器の伸長時における減衰力を温度変化に関
係なくほぼ一定に保持し得るものである。
このように本発明の補償装置は、適当な熱膨張係数の材
料で形成した筒体を油孔に嵌合するだけであるから極め
て簡単な構造を有し、製作も容易である。
料で形成した筒体を油孔に嵌合するだけであるから極め
て簡単な構造を有し、製作も容易である。
かつ機械的な可動部等を有しないから、破損等によって
故障を生ずるおそれがなく、確実で安定に動作する。
故障を生ずるおそれがなく、確実で安定に動作する。
第１図は本発明実施例の装置を具備した油圧緩衝器の一
例を示したもので、その一部を縦断した側面図、第２図
は第１図におけるピストンを更に縦断した図、第３図は
第２図のＡ−Ａ断面図である。 なお図において、１はシリンダ、２はピストン、３はピ
ストンロッド、４はナツト、５はピストンリング、６は
油孔、７は凹溝、８はディスクバルブ、９はオリフィス
、１０は弾性体板のバルブ、１１はバルブリテーナ、１
２は油孔、１３は筒体、１４は中上孔である。
例を示したもので、その一部を縦断した側面図、第２図
は第１図におけるピストンを更に縦断した図、第３図は
第２図のＡ−Ａ断面図である。 なお図において、１はシリンダ、２はピストン、３はピ
ストンロッド、４はナツト、５はピストンリング、６は
油孔、７は凹溝、８はディスクバルブ、９はオリフィス
、１０は弾性体板のバルブ、１１はバルブリテーナ、１
２は油孔、１３は筒体、１４は中上孔である。
Claims (1)
- １ 油圧緩衝器の動作に伴って油が流通ずるピストンロ
ッドの中空油孔内に、外側面が該油孔の内面に密着して
中心孔を流通する油により減衰力を発生すると共に上記
ピストンロッドを形成した物質より熱膨張係数の大きい
物質の筒状体を嵌合固定したことを特徴とする油圧緩衝
器の温度特性補償装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15062879A JPS5926821B2 (ja) | 1979-11-22 | 1979-11-22 | 油圧緩衝器の温度特性補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15062879A JPS5926821B2 (ja) | 1979-11-22 | 1979-11-22 | 油圧緩衝器の温度特性補償装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5676743A JPS5676743A (en) | 1981-06-24 |
| JPS5926821B2 true JPS5926821B2 (ja) | 1984-06-30 |
Family
ID=15501007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15062879A Expired JPS5926821B2 (ja) | 1979-11-22 | 1979-11-22 | 油圧緩衝器の温度特性補償装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5926821B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5970945U (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-14 | トヨタ自動車株式会社 | シヨツクアブソ−バ |
| JPH03124042U (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-17 | ||
| JP2017057921A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | Ｋｙｂ株式会社 | 緩衝器 |
| CN114593171A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-06-07 | 江苏科曼赛特减振器有限公司 | 一种压缩液压缓冲结构 |
-
1979
- 1979-11-22 JP JP15062879A patent/JPS5926821B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5676743A (en) | 1981-06-24 |
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