JPS5926027B2 - 集団反応分析装置における正答確認装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は集団反応分析装置において、親機において判
定した正答信号を、各正答回答者の子機に内蔵した発光
ダイオード等の正答確認表示手段にフィードバックさせ
て当該生徒のみに正答を確認させる装置に関するもので
あつて、親機と子機とが２線で接続された二線式装置で
あるに拘らず各正答回答者にのみ正答確認信号を与える
ことができるものである。

集団反応分析装置はｌ台の親機に対して多数の子機が接
続されるため親機と各子機との間の配線数はできるだけ
少ないことが望まれ二線方式が好んで採用されている。

しかしながら、二線式では各生徒にそのときの回答が正
答であつたか否かをフィードバックすることが困難であ
つて、従来は黒板の如き共通のランプパネルを設けて各
ランプを各生徒と対応させて表示させていたから正答数
が全員に知られて不都合であつたり、また各人が見誤り
をするなど確実性がなかつたのである。

本発明は、親機からの第１及び第２接続線に接続された
子機の前記接続線間に介装された発光ダイオードを、親
機の正誤判定回路の正答出力によつてスイッチング回路
を作動させると共に前記接続線の極性を切換えて発光表
示させるようにしたものであつて、前記従来の欠点を比
較的簡単な回路によつて解消したものである。

以下に本発明を図について説明する。

Ｒ（ａ−ｎ）は子機、Ｐは親機であつて親機内には各子
機に対応して回答処理回路Ｐ（ａ−ｎ）が設けられてい
る。

なお、図においては、誤答表示回路その他の附属回路は
省略してある。子機Ｒは、抵抗値Ｒ、〜Ｒ、を切換える
選択肢回答スイッチ５１〜５５を有するそれ自体公知の
抵抗値切換回路Ａを具備すると共に該切換回路と並列に
、発光ダイオードＤＦを有する正答確認表示回路Ｆが接
続されて構成されている。而して各子機の共通端子の一
方は第１ラインＬｉに接続され、他方の共通端子は第２
ラインＬ２に接続されている。

ＣＳは第１ラインＬｉに設けられた切換スイツチであつ
てそのａ接点は接地され、ｂ接点は直流電源＋Ｖに接続
されている。ＶＰは、正答設定スイツチＰ１〜Ｐ５によ
つてステツプ状に所定の電圧を出力する電圧設定回路、
Ｇは前記正答電圧と第２ラインからの回答信号が入力さ
れる正誤判定回路であつて、正答時に論理「１」を出力
し、誤答の場合は論理「Ｏ」を出力するものである。而
して本実施例における正誤判定回路Ｇは、ＭＯＳ型１Ｃ
で構成された排他的論理和回路ＥＸ（以下ＥＸ−０Ｒと
略記する）の両入力端子間にダイオードＤ１が接続され
ると共にそのアノード側端子ａに分圧用抵抗ｒ１を介し
て正答電圧が印加され、カソード側端子ｂに第２ライン
が接続されて構成されている。

本実施例において、子機の切換抵抗Ｒ１〜Ｒ５は、電圧
設定回路ＶＰの正答設定スイツチＰ１〜Ｐ５によつて設
定された各正答電圧に対して子機の回答スイツチＳ１〜
Ｓ５が対応している（即ち正答の）ときにＥＸ−０Ｒの
両入力端子にそのしきい値電圧（判定レベル電圧）を挟
む関係で入力電圧を与えるような値に選定されている。

これによつて、ａ端子電圧ａが、しきい値電圧以上であ
り、ダイオードＤ１による電圧降下分ｄの電位差をもつ
たｂ端子電圧Ｖｂがしきい値電圧以下になつたときにＥ
Ｘ−０Ｒの論理出力は「１」になつて正答を判定する。
上例においてはダイオードＤ１の作用によつて、ａ〈ｂ
なる入力関係はあり得ないから正答出力を生ずる入力電
圧関係は上記の場合に限られ、Ａｂ両端電圧が同時にし
きい値以上又は、しきい値以下のときは共に論理「０」
即ち誤答出力となるのである。

なお、ＺはＥＸ−０Ｒの保護用定電圧ダイオード、Ｒ２
はダイオードＤ１の保護用抵抗である。

Ｃは正答出力保持回路となるコンデンサであつて、ＥＸ
−０Ｒの正答出力電圧を保持する。Ｄ２は放電阻止用ダ
イオード、Ｄ３はまわり込み防止用ダイオードであつて
、第１ラインの端子に接続されている。ＢはＭＯＳ型１
Ｃによるインバータを直列接続したバツフア一であつて
、その出力によつて正答表示用発光ダイオードＹを点灯
させると共にスイツチング素子となるトランジスタＴを
０Ｎ状態にする。

スイツチングトランジスタＴのコレクターは第２ライン
Ｌ２に接続されている。次に本発明回路の動作について
説明する。

先ず、切換スイツチが図のようであつて、第１ラインＬ
１が接地ラインになつている状態で設関し、親機側では
その正答番号の正答設定スイツチ例えばＰ３が投入され
電圧設定回路ＶＰから所定の電圧が出力される。

本発明における正誤判定回路Ｇは正答時のみ論理「１」
を出力するものであること前述した通りであるから、こ
の場合では子機の回答スイツチＳ３が押された場合のみ
判定回路に出力を生ずる。

この出力はコンデンサＣによつて保持され、バツフア回
路Ｂを経て正答表示素子Ｙを点灯する。全員の回答が終
つてからスイツチＰ、及びＳを解除すると共に切換スイ
ツチＣＳを切換えて第１ラインＬ１を直流電源＋Ｖに接
続する。これによつて、各子機の発光素子ＤＦに直流電
圧が印加されるが、誤答者は、スイツチングトランジス
タＴが非導通であるから発光しない。しかるに、正答者
においてはコンデンサＣが保持する電圧によつてスイツ
チングトランジスタＴが導通し、子機の発光素子ＤＦを
発光させる。これによつて、正答者のみにその回答が正
答であつたことを確認させることができるのである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明装置の回路結線図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 選択肢回答スイッチを有する子機が親機に対して第
   １ラインと第２ラインとの２本の配線で接続された二線
   式の集団反応分析装置において、各子機内の前記第１ラ
   インと第２ライン間に正答確認用発光素子が接続され前
   記第１ラインは切換スイッチを介して接地端子と直流電
   源に接続され、第２ラインは正答時にのみ論理「１」を
   出力する正誤判定回路の入力端子に接続されると共に一
   端を接地したスイッチング回路に接続され、前記正誤判
   定回路はその正答出力を保持する回路を有して構成され
   、前記第１ラインが接地線のときに子機からの回答信号
   を受けて前記正誤判定回路が作動して正答出力を保持し
   、前記第１ラインが直流電源に切換えられた際には、前
   記スイッチング回路に前記正答保持回路からの正答信号
   が入力されてＯＮ状態になり子機の前記発光素子を発光
   させて正答者に正答を確認表示することを特徴とする集
   団反応分析装置における正答確認装置。