JPS592541Y2 - 半導体素子の逆回復時間測定装置 - Google Patents

半導体素子の逆回復時間測定装置

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JPS592541Y2
JPS592541Y2 JP14633476U JP14633476U JPS592541Y2 JP S592541 Y2 JPS592541 Y2 JP S592541Y2 JP 14633476 U JP14633476 U JP 14633476U JP 14633476 U JP14633476 U JP 14633476U JP S592541 Y2 JPS592541 Y2 JP S592541Y2
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JP14633476U
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JPS5366072U (ja
Inventor
猛 五十嵐
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株式会社日立国際電気
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は半導体素子の逆回復時間測定装置の改良に関す
る。
なお半導体素子は以下の説明ではダイオードにて代表さ
せているがダイオードに限定されることはない。
たとえばダイオードに一定の順方向電流(以下順電流と
いう)■、を流しておいてそのまま急激に逆電圧を加え
て逆方向電流(逆電流という)を流したとき、極めて短
時間ではあるがダイオードは逆方向電圧阻止機能を失っ
て逆電流が流れ、そのダイオードの特性によって決る時
間経過した後逆方向電圧阻止機能を回復することはよく
知られている。
この過渡期間において逆電流値がその前に流れていた順
電流値■、に等しくなった時点(このときの逆電流IR
=IF)から10%の値(0,11R)まで減少するま
での時間Trrは逆回復時間と定義される。
(図3参照)そこでこの逆電流値が順電流値■。に正確
に等しくなった時点およびその10%になった時点の検
出精度によってTrrの測定精度は大きく左右される。
本考案装置では上記の順方向通電と逆方向通電を複数回
(この回数は被測定ダイオードの品種によって変わる)
繰返し、この間■、とIRの差電流を検出し帰還回路を
通じて逆電流源よりの電流IRをこの差だけ補正してゆ
く。
そして逆電流■、検出回路でIR=IFに達したことを
確認した時点から更に複数回順電流■1通電と逆電流■
、通電が繰返してそのときのTrrの値を測定してその
平均値を測定値とするが、所定の限界回数上記の通電を
繰返してもIR=IFに達しない場合には逆回復時間T
rrの測定は不能であるという信号を発生することが特
徴である。
まず従来の装置に用いられている測定方法から説明する
従来はシンクロスコープなどを用いて波形の観測をしな
がら逆電流■、が順電流に等しくなった時点から0.1
1Rになるまでの時間Trrを目視で読取っている。
しかしこの方法では波形を見る角度、観測者によって読
取値が異ることが避けられず誤差が大きい。
また読取りが難しいため測定に時間がかかるという欠点
がある。
また逆回復時間Trrと逆電流を抵抗Rに流したときの
R両端の電圧VRの間にはある範囲内で比例関係がある
ことからVRの値を電圧計などで読取る方法もあるが、
この方法はTrrと■、が比例関係にある間しか測定で
きないこと、間接測定であるから誤差原因が増すこと、
被測定素子の品種毎に予め比例データを取っておくなど
の手間が必要である等の欠点がある。
また上記従来の装置の欠点を取除くために前記の順電流
通電と逆電流通電を予め定められた回数繰返した後自動
的に第2の繰返し測定を開始するようにしても(本出願
人が別途出願)その繰返し回数はかなり安全をみて設定
する必要がある。
(図4参照)本考案はこの欠点を改良するために行った
もので、以下詳細に説明する。
図1は本考案を実施した半導体素子の逆回復時間測定装
置の構成例ブロック図である。
まずこの装置の動作を説明する。
図においてDTは被測定半導体素子(ダイオード)で、
最初順方向定電流源1から予め定められた順電流りをダ
イオードD1および抵抗Rに流す。
次に3はタイミング信号発生回路で、ここで発生させた
一定タイミング信号すによって逆方向電流源2からダイ
オードD。
に逆電流を流すと抵抗Rの両端に電圧降下■、を発生す
る。
なおタイミング信号発生回路3はa、l)、c。dの4
つのタイミングパルスを発生し、それらのパルスのタイ
ムチャートは図5に示す通りである。
タイミング信号すは逆電流IR源2のオンタイミングを
与えるもので、h源1は常に供給状態にあるからIR源
をオンにしたときダイオードにはIF源とIR源とが同
時に接続される。
しかしダイオードに流れる電流としてはhとIRとが合
成されて交互に切替わることになる。
a、c、d各パルスについては後に説明する。
4は電流検出回路(比較回路)で、抵抗R中の逆電流値
■、を検出し、その検出出力を帰還回路5を経て逆方向
電流源2に送り、その出力を制御し、この動作をタイミ
ング信号発生回路3よりのタイミング信号すで数回繰返
しIRをIFに等しくするのであるが、この開国の下段
部に示した不足電流検出回路(17,16,19よりな
る)および過電流検出回路(15,14,18よりなる
)ではタイミング発生回路3で発生するタイミング信号
b、すなわち順方向電流と逆方向電流とを交互に流すタ
イミングで逆電流が予め設定されたIR値の偏差内に入
ったかどうかを監視している。
不足電流検出回路において17は不足電流検出用基準電
圧源で予めIRの許容最小電流×Rに相当する電圧■1
0.を発生する。
16は電圧比較器でVTLと抵抗Rで電圧に変換された
IR”Rを比較しIR・R> VTLの場合にのみ出力
を発生する。
同様に過電流検出回路において15は過電流検出用基準
電圧源で予めIRの許容最大電流×Rに相当する電圧■
Hを発生する。14は電圧比較器でVTRとIR・Rを
比較し■、・R<V□□の場合にのみ出力を発生する。
18.19はANDゲートでそれぞれタイミング発生回
路3よりのタイミング信号すと電圧比較器14.16の
各出力との論理積をとり、IRが予め設定した偏差内に
入るとおのおの出力を発生させてメモリ(記憶回路)2
0をセットさせ、逆回復時間Trr測定の準備が整った
としてTrrの測定を開始する。
なおメモリ20の1人力であるタイミング信号Cはダイ
オードD。
の通電繰返し開始からタイミング信号すが規定散出るま
での期間、すなわち上記のようにIF\IRからIP=
IRに追込む期間、あるいは期間終了を知らせる信号で
、たとえば期間中は高レベルに保ってゲートを開きその
後は低レベルとなってゲートを閉じるように設定しであ
るから、あらかじめ定めである通電繰返し回数の限界ま
でに■□1とVTRで設定された偏差内に抵抗R中のI
Rが追込まれていないとメモリ20に入力がなく、AN
Dゲート21もその後閉じるので、ANDゲート21の
出力には逆回復時間Trrの測定不可という信号(レベ
ル)が残る。
従って以上の繰返しによって限界回数前にIRが安定に
IFに等しくなった時点で゛は、ANDゲート21の出
力にはTrr測定の準備が整ったという信号(レベル)
が発生することになる。
すなわちこのときはゲート21に加えられているタイミ
をグ信号dはダイオードD□の通電開始からTrr測定
終了の期間までたとえば高レベルに保たれるので゛ゲー
ト21の出力はそのまま保持されその出力信号に応じて
Trrの測定を行う。
さて被測定ダイオードD1に流れる電流は抵抗R両端の
電圧■8に変換されているから、この■、とTrr検出
用基準電圧源7より導かれる0、IIRの逆電流に相当
する基準電圧VT=0.1 I RX Rを電圧比較器
6で比較すえば、電圧比較器6の出力は逆回復時間Tr
rに相当する時間だけ発生変化することになる。
8は3人カアンドゲートで゛、ダイオードD1のIR=
IFの状態が既に成立した場合には、デー18人力中の
信号Cの終了によって発生しTrr測定期間継続するタ
イミング信号aおよびゲート21よりの測定回の信号に
よってゲート8は開かれているので、電圧比較器6の出
力(ま積分器9の入力となる。
積分器9は電圧比較器6からの時間に対応する時間信号
を電圧信号に変換するT−V変換器で、定電流スイッチ
ング回路とコンデンサによって構成されている。
かくて積分器9の出力電圧V。
は逆回復時間Trrに比例した値になるが、測定確度を
高くし安定な測定を行うため、上記のTrr測定を複数
回繰返すことによって積分器9の出力電圧をそれら複数
回のTrrの合計に比例した電圧とする。
10は電圧計でこの積分器の出力電圧を複数回(n回と
する)の測定の平均値として直接指示させることができ
る。
すなわち v0=vo、+vo2・・・+v0n(n回
の測定値の和) しかるに v。
o= ATrrm(通は比例定数、mWl、2.・・・
n)、°、7 +’l” +−・・ 十
Trrn = vO/’rrj rr2 、“、 平均値=(Trr1+Trr2+・・・十T
)/n=rr ■o/J4n となるから電圧計10はnが一定なら■。
を直接読取るように目盛ることができる。
また12は電圧比較器であり、11は良否(またはGO
/N0GO)判定リミット設定用基準電圧源で、こから
与えられる基準電圧VLと積分器9の出力電圧■。
を電圧比較器12で比較して良否の判定信号13をその
出力に発生させる。
なお図2は被測定ダイオードに流れる電流波形を示すも
ので、ダイオードDTに流れていた順電流IFが急に逆
方向電流源2を接続したことによって逆方向電流■、と
なるが、最初は直ちにIR=IFとはならずIR<IF
から次第にIR=IFの状態に近づくことを示している
図3は図2の経過を経てIR=IFとなった状態でのダ
イオードD□に流れる電流波形の拡大図で、逆電流が■
、から0.1■、に低下するまでの時間がTrrである
図4は一般的な高速スイッチングダイオードについてI
R=IFになるまでに必要な最初の通電繰返し回数の分
布を示す一例面で、回数限界はこのような分布図から決
定すればよい。
しかし大部分の被測定素子についてはこの限界より遥か
に少い回数でIR=IFになっていることがわかる。
以上詳細に説明したように本考案の装置によれば、装置
内の不足電流検出回路および過電流検出回路によってI
R=IFとなる時点を確認させてからTrrの測定に入
るので、全く自動的にIR−IFの条件で丁rrの測定
を短時間に正確に行うことができる。
このことは上記2つの検出回路を設けず最初の順電流と
逆電流の通電繰返しを予め設定した回数まで行っている
°ものに比べて一般により少い回数で丁rr測定に入る
ことができることを意味し、測定所要時間が短縮できる
ことになる。
なおTrrの値を直接読取ったす、Trrに比例する電
圧によって被測定半導体素子のTrrに関する良否判定
信号を発生させることができるので、この装置は半導体
素子の自動選別機などに接続使用することができる。
このことは生産ラインの出荷検査や品質管理においてT
rr測定確度の向上と処理時間の短縮に著しい効果をも
たらすことになる。
また半導体装置の受入側でも同様な効果が得られること
も明らかで゛ある。
【図面の簡単な説明】
図1は本考案を実施した半導体素子の逆回復時間測定装
置の回路構成例ブロック図、図2は被測定ダイオードに
流れる最初の段階の電流波形側図、図3は図2の経過後
の波形の一部拡大図、図4は被測定ダイオードについて
順逆通電繰返し所要回数の分布図、図5はタイミング信
号とダイオード電流のタイムチャートである。 D、・・・・・・被測定ダイオード、R・・・・・・抵
抗器、1・・・・・・順方向定電流源、2・・・・・・
逆方向電流源、3・・・・・・タイミング信号発生回路
、4・・・・・・電流検出回路、5・・・・・・帰還回
路、6,12・・・・・・電圧比較器、7,11.15
.17・・・・・・基準電圧発生器、8.18,19.
21・・・・・・論理積回路、9・・・・・・積分器、
10・・・・・・電圧計、14.16・・・・・・電圧
比較器、20・・・・・・メモリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定半導体素子と直列抵抗Rよりなる回路と、この回
    路に一定の順方向電流と逆方向電流を交互に流すための
    順方向定電流源および逆方向電流源と、上記逆方向電流
    源のオン、オフタイミングおよび過電流検出回路と不足
    電流検出回路の出力タイミングを制御するパルスbと上
    記被測定半導体素子に通電開始より上記パルスbがあら
    かじめ定めである散出るまでの期間オンとなるパルスC
    と上記通電開始より被測定素子の逆回復時間測定終了ま
    でオンとなるパルスdと上記逆回復時間測定期間オンと
    なるパルスaとを発生するタイミングパルス発生回路と
    、上記抵抗R中の逆方向電流による電圧降下と順方向電
    流による電圧降下の差を検出し上記逆方向電流源に帰還
    してその差をゼロに制御する電圧比較ならびに帰還制御
    回路と、上記直列抵抗R両端の逆方向電流による電圧降
    下を上記順方向電流に等しい逆方向電流の最大値による
    電圧降下の春に等しい基準電圧と比較して逆方向電流が
    上記最大値の責に減するまでの時間Trr出力を発生す
    る電圧比較回路6と、上記直列抵抗R両端の上記逆方向
    電流による電圧降下を上記順方向電流に等しい逆方向電
    流最大値の許容最高値に対応する第1の基準電圧VTR
    と比較して低い場合にのみ出力を生ずる過電流検出回路
    14+15、および上記逆方向電流最大値の許容最低値
    に対応する第2の基準電圧VTLと比較して高い場合に
    のみ出力を生ずる不足電流検出回路16+17と、これ
    らの雨検出回路それぞれの出力と上記順、逆方向電流の
    交互切替タイミング信号すとの各論理積回路18.19
    と、これらの両輪埋積回路の合成出力をタイミング信号
    Cによって人力する記憶回路20およびこの記憶回路の
    出力とタイミング信号dを入力する論理積ゲート回路2
    1と、この論理積ゲート回路21の出力とタイミング信
    号aおよび上記電圧比較回路6の出力を入力とする3人
    力論理積回路8と、この論理積回路8を介した上記電圧
    比較回路6のパルスaのオン区間の出力を積分器9と、
    その積分出力より被測定半導体素子の逆回復時間Tr・
    rに比例する電圧あるいはTrrを読取りまたは表示す
    る回路10を具備したことを特徴とする半導体素子の逆
    回復時間測定装置。
JP14633476U 1976-10-30 1976-10-30 半導体素子の逆回復時間測定装置 Expired JPS592541Y2 (ja)

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JPS5366072U JPS5366072U (ja) 1978-06-03
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