JPS5923542B2 - 模様形成方法 - Google Patents

模様形成方法

Info

Publication number
JPS5923542B2
JPS5923542B2 JP54092023A JP9202379A JPS5923542B2 JP S5923542 B2 JPS5923542 B2 JP S5923542B2 JP 54092023 A JP54092023 A JP 54092023A JP 9202379 A JP9202379 A JP 9202379A JP S5923542 B2 JPS5923542 B2 JP S5923542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface layer
pattern
synthetic resin
pearl
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54092023A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5615316A (en
Inventor
八郎 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKIRON ROORANDO KK
Original Assignee
TAKIRON ROORANDO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKIRON ROORANDO KK filed Critical TAKIRON ROORANDO KK
Priority to JP54092023A priority Critical patent/JPS5923542B2/ja
Publication of JPS5615316A publication Critical patent/JPS5615316A/ja
Publication of JPS5923542B2 publication Critical patent/JPS5923542B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バール顔料を含有した光沢のある合成樹脂成
形物に、所望の模様を形成する新規な方法に関するもの
である。
従来より、バール模様を有する種々の合成樹脂成形品が
市場に出回つているが、この模様を形成する方法として
は、以下の2通りの方法が知られている。
一つは、バール顔料が同一方向に配列、含有された種々
の色調のバール光沢を有する合成樹脂板を裁断し、この
同色又は異色の裁断片を所望の模様状に組立てて積層、
圧搾し、加熱融着してバール模様を形成する方法であり
、他の一つは、2台以上の押出機を用いて、バール顔料
の混練された合成樹脂を含むように透明乃至半透明の樹
脂を該バール顔料含有樹脂と同時に押し出してバール光
沢を有する流れ模様を形成する方法である。
しかしながら、前者の方法では、合成樹脂板の裁断、裁
断片の組立、積層等の工程が面倒であつて、殊に細かい
図柄模様を形成する場合、上記工程に多くの手間を要す
るため、非能率的であり、しかもこの方法では流れ模様
を得難いという問題があつた。一方、後者の方法では、
流れ模様を得ることが可能であつても、図柄模様を得る
ことは不可能であり、しかも流れ模様を構成するバール
顔料含有樹脂が内部に包みこまれるため、外側の樹脂と
して前述の如き透明乃至半透明のものを用いなければ内
部の流れ模様がみえないと言う制約があつた。本発明は
、叙上の問題に鑑みてなされたものであつて、バール顔
料の特性、即ら配向性を利用し、バール顔料を含有した
合成樹脂成形物本体と薄い合成樹脂の表面層とを一体化
した合成樹脂成形物の表面に凹凸を形成することによつ
てバール顔料の配向を変え、次いでこの凹凸の少なくと
も凸部を切削除去することによつて、バール光沢のある
部分とない部分とから成る特異な深みのあるバール模様
を形成せんとする画期的な方法であり、而して上記従来
方法における裁断、組立、積層等の面倒な工程を全く必
要とせず、図柄模様、流れ模様のいずれでも再現性よく
且つ高性能で形成し得るものである。
以下、図面を参照しながら本発明模様形成方法を詳細に
説明する。
第1図は本発明方法の一実施例の模式説明図であつて、
図示の如く本発明方法は、バール顔料を含有した合成樹
脂成形物本体と薄い合成樹脂の表面層とを一体化した合
成樹脂成形物を得る成形工程Aと、該成形物の表面に凹
凸を形成するエンボス工程Bと、該凹凸の少なくとも凸
部を切削除去する工程Cとから成るものである。
即ら、本発明模様形成方法によれば、先ず最初、成形工
程Aに於て、パール顔料1の混練された溶融合成樹脂グ
を、押出ダイス3内のマニホールド31に一旦溜め、次
いで先端の狭いスリツト32内で層流をおこしてパール
顔料1を押出方向に幾重にも配列させると共に表面層透
明溶融合成樹脂20を合流させながら該樹脂2及び20
を外部に押出すことによつて、合成樹脂成形物本体4a
と表面層4bとが一体化した厚さ2〜10m1!L程度
の板状の樹脂成形物4を得る。
第2図は、この成形工程Aで得られる該板状成形物の模
式拡大図であるが、当然のことながら、内部のパール顔
料1は図示の如く同一方向(押出方向)に幾重にも配列
された状態で含有されている。パール顔料1は一般にミ
クロンオーダーの微細な薄い箔状物であつて、このよう
に同一方向に幾重にも配列されてはじめて美麗な深みの
あるパール光沢を出すものであり、配列が乱れている(
無配向)とパール光沢をほとんど出さないものである。
ここで、合成樹脂成形物本体4aを構成する合成樹脂2
については、パール顔料1が破壊されずに均一に混練可
能なものであれば、特に制限を受けないが、望ましくは
加熱軟化が容易で、押出成形やエンボス処理を簡単に行
なえるポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、アクリル系樹脂、アセテート系樹脂等
の熱可塑性合成樹脂が使用される。
亦、表面層4bを構成する合成樹脂20としては、上記
合成樹脂2と強固に密着し、加熱軟化が容易で、押出成
形やエンボス処理を簡単に行なえるものであれば特に制
限を受けないが、後記する如く表面層4bにもバール顔
料を含有させる場合もあるので、上述の熱可塑性合成樹
脂が望ましく採用される。更に、パール顔料としては従
来公知のものが全て使用可能であり、その配合量は樹脂
100部(重量部、以下同様)に対し通常バール顔料0
.5〜2部程度である。本発明方法によれば、次に、エ
ンボス工程Bに於て、上記の合成樹脂成形物の表面に表
面層4bの厚みと同等若しくはそれより深い凹凸を所望
の模様状に形成する。
図例の場合は、押出成形した板状成形物4が冷却固化す
る前にエツチングロール5で凹凸形成を行なうようにし
てあるが、このエンボス手段にのみ限定されるものでは
毛頭なく、従来公知のエンボス手段、例えば即に冷却固
化した樹脂成形物4をエンボス可能な渦度まで加熱軟化
させ、所望の凹凸模様を該設したプレス金型で挟圧する
如き公知手段が全て採用可能である。第3図は、このエ
ンボス工程Bで得られる凹凸入りの板状樹脂成形物4の
模様の模式拡大図であつて、凹凸の形成された表層部の
バール顔料1は、図示の如く、凹凸形状に沿つて流れた
状態に変向配列されているが、この板状樹脂成形物はま
だほぼ均一なパール光沢を放つた状態で視覚される。凹
凸の深さについては、パール顔料の充分な変向配列が行
なわれるように且つ表面層4bの厚みより大となるよう
に少なくとも0.5n以上とするのが望ましい。該深さ
の上限は自由であるが、凹凸があまり大きいと、次の切
削工程Cが面倒となるので、前述の如き厚さ2〜10m
1程度の板状樹脂成形物lの場合には、0.7〜2.0
11程度の深さの凹凸とするのがよい。凹凸の形成され
た樹脂成形物1は、次の切削工程Cに於て、シエーパ一
或はプレーナ一等の切削機械6により、その凹凸がなく
なつて平滑面となるまで切削除去される。
第4図はこの切削工程Cで得られるパール模様入り樹脂
成形物4″の模式拡大図であつて、図示の如く、凸部の
あつた表層部分41,41のパール顔料1は斜めに起立
しており、凹部のあつた表層部分42.42,42のパ
ール顔料1は、平滑切削表面とほぼ平行して同一方向に
幾重にも配列した状態となつている。このため〜凹部の
あつた表層部分42.42,42は透明な表面層4bと
重奏し、恰も水面を通して水中の模様を見るが如き独特
の深みのある強いパール光沢を放つ面域となり、一方凸
部のあつた表層部分41,41は表面層4bが除去され
パール光沢のほとんどない低彩度の露出面域となつて、
これら両面域のコントラストによつて単一色ながら独特
の美麗なパール模様を具現するのである。そして、この
ようなパール模様の形成された樹脂成形物4は、後の曲
げ加工、研磨加工その他の後工程に於ても、該パール模
様の消滅、破損、大きい歪み等を生じることがなく、例
えばメガネフレームその他の装飾を伴なう物品の好適材
料として使用し得るものである。以上は、表面層4bを
透明合成樹脂20にて形成した場合の例であるが、該表
面層4bを適宜着色剤(顔料又は染料)で透光性を維持
したまま着色し、有名透明層とすることが出来る。
このようにすると、上記の表層部分42,42,42は
成形物本体4aと表面層4bとによる混色効果とパール
光沢とが重奏tて一種独特の深みのある光彩を呈すると
共に、パール光沢のほとんどない成形物本体4aが露出
した異色の表層部分41,41とのコントラストによつ
て上記とは趣きの異なる2色のパール模様が具現される
のである。亦、該表面層4bにその透光性を阻害しない
程度に前記パール顔料1を含有させこれを同一方向に配
向させるようにすると成形物本体4a中のパール模様と
の相乗効果によつて一層その深みが増すと言う利点も得
られる。更に表面層4bを着色剤とパール顔料とを併用
した成形物本体4aとは異色の不透明層とすると、パー
ル光沢のある異色の表面層残存面域とパール光沢のない
成形物本体の露出面域とより成る二色のパール模様を形
成することも出来、これらはモチーフに合わせて適宜選
択されるものである。以上の説明から理解できるように
、本発明模様形成方法によれば、既述の従来方法におけ
る裁断、組立、積層等の面倒且つ非能率的な工程を全く
必要とせず、エンボス工程B及び切削工程Cによつて、
図柄模様及び流れ模様のいずれであつても再現性よく計
つ高能率で模様形成することが可能となり、得られるパ
ール模様は、パール光沢の強い光輝部分と、パール光沢
の乏しい低彩度部分とからなり、しかも本発明による合
成樹脂成形物は表面層を有しているから、該表面層を透
明にすると内部のパール模様があたかも水面を通して水
中の模様を見るが如き独特の深みを持つて視覚され、該
深みと上記光輝部分と低彩度部分とが組み合わされた独
特の模様を形成できるものである。
亦、表面層を適宜着色すると異色で且つパール光沢の有
無によるコントラスートOある漸新な模様を形成させる
ことができる等、顕著な効果が得られるのである。次に
実施例を挙げる。
(実施例1) パール顔料(DZE287)、着色材(赤色)及び可塑
剤を配合したアセテート樹脂よりなるぺ)レツトを、先
端にフイシユテール型の金型(口金厚昧:6.5詣にセ
ツト)を装着した657!T7ltのシングルスクリユ
ータイプの押出機で板状に溶融押出すと共に、同時に可
塑剤を配合したアセテート樹脂よりなる透明ペレツトを
上記板状の押出材に重ねるようにして薄膜状(厚さ0.
5mm)に押出した。
このときの温度条件として、シリンダー部で150〜2
10℃、金型部で220℃を採用した。而して押出した
板状物を、80℃に温度調節され且つ表面に1.0〜1
.81mの深さで流れ模様の刻設されたエツチングロー
ルに導びき、該板状物の表面に0.7〜1.5mmの凹
凸差のある凹凸流れ模様を形成した。この凹凸流れ模様
を形成したものは、表面の透明樹脂層を通し全体が赤色
パール光沢を有しており、コンベア上を移動しつつ放冷
され、切断機にて長さ1m以内に切断された。尚、エツ
チングロールと押圧支持ロールとのギヤツプは、6.7
韮に調節した。次いで板状物表面の凹凸を、プレーナ一
で完全に平滑になるまで削り落したところ、透明樹脂層
を通した深みのあるパール光沢の強い光輝部分とパール
光沢の乏しい部分とからなる美麗な流れ模様が発現した
かくしてバール流れ模様の形成されたアセテート樹脂板
は6.3〜6.511!の厚さを有しており、常法に従
つてこの樹脂板から眼鏡枠を造つたところ、模様の損傷
は全くみられず、独特の装飾性を有する眼鏡枠を得るこ
とができた。
(実施例2) 上記実施例1における表面層用アセテート樹脂をパール
顔料(同上)、着色材(青色)、可塑剤を配合した青色
透明のアセテート樹脂に代替し同様に板状に溶融押出し
た。
爾後同様に凹凸流れ模様を形成した。この凹凸流れ模様
を形成したものは、表面の青色透明表面層を通して全体
が赤と青の混色パール光沢を有して居り、上記同様に切
断した後、表面の凹凸を完全に平滑になるまで削り落し
たところ、赤と青の混色で深みのあるパール光沢の強い
光輝部分と赤色のパール光沢の乏しい部分とからなる2
色の美麗な流れ模様が発現した。この樹脂板から眼鏡枠
を造つたところr模様の損傷は全くみられず、上記とは
趣きの異なる独特の装飾性を有する眼鏡枠を得ることが
できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例の模式説明図、第2図、
第3図及び第4図はそれぞれ、成形工程、エンボス工程
及び切削工程で得られるパール顔料含有樹脂成形物の模
式拡大図である。 図面の符号の説明、A・・・・・・成形工程、B・・・
・・・エンボス工程、C・・・・・・切削工程、1・・
・・・・パール顔料、2,20・・・・・・溶融合成樹
脂、3・・・・・・押出ダイス、31・・・・・・マニ
ホールド、32・・・・・・スリツト、4,4′.4〃
・・・・・・合成樹脂成形物、4a・・・・・・合成樹
脂成形物本体、4b・・・・・・表面層、41・・・・
・・凸部のあつた表層部分、42・・・・・・凹部のあ
つた表層部分、5・・・・・・エツチングロール、6・
・・・・・切削機械。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パール顔料を含有した光沢のある合成樹脂成形物本
    体と薄い合成樹脂の表面層とを一体化した合成樹脂成形
    物の表面に、上記表面層の厚みと同等若しくはそれより
    深い凹凸を形成し、次いでこの凹凸の少なくとも凸部を
    切削除去することを特徴とする模様形成方法。 2 合成樹脂成形物本体と表面層とが互いに異色である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP54092023A 1979-07-19 1979-07-19 模様形成方法 Expired JPS5923542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54092023A JPS5923542B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 模様形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54092023A JPS5923542B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 模様形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5615316A JPS5615316A (en) 1981-02-14
JPS5923542B2 true JPS5923542B2 (ja) 1984-06-02

Family

ID=14042930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54092023A Expired JPS5923542B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 模様形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5923542B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002359A1 (ja) * 2015-07-01 2017-01-05 株式会社クラレ パール柄付き樹脂板とその製造方法、並びに、成形品とその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5615316A (en) 1981-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100781932B1 (ko) 천연원목의 외관 및 질감을 가진 합성목재판 패널의 연속식제조방법 및 제조장치
CN110670839B (zh) 具有木材纹理的发泡地板
CN103619561A (zh) 设有含木材纤维的表皮层的窗框型材
JPS5923542B2 (ja) 模様形成方法
DE19651714A1 (de) Dekoriertes Halbzeug aus transparenten Polyamiden Verfahren zu seiner herstellung und dessen Verwendung
JP2000135756A (ja) 化粧シートとその製造方法並びに化粧シート付き成形品の製造方法
JP2001030286A (ja) インサート成形品およびその製造方法
JP3514560B2 (ja) 2色成形同時絵付け品とその製造方法
JP2004042351A (ja) 成形加飾用シート及び射出成形同時加飾方法
JP2020183060A (ja) 模様調部品およびその製造方法
JP3007400B2 (ja) 化粧材
JPH04325249A (ja) 化粧材の製造方法
JPH05169488A (ja) 車両用ランプレンズの製造方法
US1593314A (en) Imitation natural product and process of producing the same
KR100341539B1 (ko) 알루미늄판 상의 옵셋 인쇄 방법
KR20020076915A (ko) 3차원 입체 플레시 선명 유색 플라스틱 시이트의 제조방법
JPH0437534A (ja) 凹凸状で濃淡のあるスキン層をもつ押出発泡スチレン系樹脂シート及びその製造法
JPS6282019A (ja) 樹脂成形物の表面加飾方法
JPS58168529A (ja) 木目風中空体の製造方法
JP3171967B2 (ja) 箔片状顔料を含む合成樹脂化粧材の製造方法
JPH05147074A (ja) 多色成形品及びその製造方法
JPH0429821A (ja) 円滑な表面を有する模様付き押出板
JPH0429820A (ja) 模様付き押出板の製造方法
KR19980022194A (ko) 다양한 깊이의 엠보무늬가 구비된 장식시트의 제조
TW504469B (en) Method and device for producing acrylic bar with decorative pattern thereon