JPS592339Y2 - 電磁連結装置 - Google Patents
電磁連結装置Info
- Publication number
- JPS592339Y2 JPS592339Y2 JP18062678U JP18062678U JPS592339Y2 JP S592339 Y2 JPS592339 Y2 JP S592339Y2 JP 18062678 U JP18062678 U JP 18062678U JP 18062678 U JP18062678 U JP 18062678U JP S592339 Y2 JPS592339 Y2 JP S592339Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- coupling device
- electromagnetic coupling
- spline
- rotating member
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、電磁クラッチまたは電磁ブレーキ等の電磁
連結装置に係り、特にアーマチュアと入力側回転部材と
のスプライン嵌合部分における騒音発生を防止した電磁
連結装置に関するものである。
連結装置に係り、特にアーマチュアと入力側回転部材と
のスプライン嵌合部分における騒音発生を防止した電磁
連結装置に関するものである。
電磁連結装置の一種として、第１図に半部縦断側面図で
示した、電磁コイル６を内蔵した環状のフィールドコア
１の前面に摩擦接触部材２を配置し、この摩擦接触部材
２に少許の間隙をへだてで、復帰用板ばね７により弾発
的復帰習性を付与された環状のアーマチュア３を配置し
、このアーマチュア３を入力端回転部材４にスプライン
嵌合させた電磁連結装置がある。
示した、電磁コイル６を内蔵した環状のフィールドコア
１の前面に摩擦接触部材２を配置し、この摩擦接触部材
２に少許の間隙をへだてで、復帰用板ばね７により弾発
的復帰習性を付与された環状のアーマチュア３を配置し
、このアーマチュア３を入力端回転部材４にスプライン
嵌合させた電磁連結装置がある。
この電磁連結装置において、前記摩擦接触部材２を、フ
ィールドコア１の中心にボス部５を挿入し、図示しない
軸受で支持した出力側回転部材としてのロータのフラン
ジ部とすれば、フィールドコア内の電磁コイル６に通電
することによって、前記アーマチュア３が摩擦接触部材
２に磁気吸着され、入力側から出力側にトルクを伝達す
る電磁クラッチとなる。
ィールドコア１の中心にボス部５を挿入し、図示しない
軸受で支持した出力側回転部材としてのロータのフラン
ジ部とすれば、フィールドコア内の電磁コイル６に通電
することによって、前記アーマチュア３が摩擦接触部材
２に磁気吸着され、入力側から出力側にトルクを伝達す
る電磁クラッチとなる。
また、前記摩擦接触部材２を非回動の固定部材としてあ
れば、アーマチュア３を磁気吸着させることによって、
その回転を停止させる電磁ブレニキとなる。
れば、アーマチュア３を磁気吸着させることによって、
その回転を停止させる電磁ブレニキとなる。
このように作動する電磁連結装置においては、一般に、
アーマチュア３と、これを支持する入力側回転部材４と
を、互いにスプライン嵌合させるとともに、入力側回転
部材４側に一端を固定した復帰用板ばね７の他端を環状
のアーマチュア３の背面に固定してあって、アーマチュ
ア３を軸線方向に可動の状態で入力側回転部材４と一体
に回転するようにしである。
アーマチュア３と、これを支持する入力側回転部材４と
を、互いにスプライン嵌合させるとともに、入力側回転
部材４側に一端を固定した復帰用板ばね７の他端を環状
のアーマチュア３の背面に固定してあって、アーマチュ
ア３を軸線方向に可動の状態で入力側回転部材４と一体
に回転するようにしである。
この場合、アーマチュア３側のスプライン孔８と、入力
側回転部材４側のスプライン９との相互間に摩耗が生じ
ると、トルク変動等に際してスプライン孔８とスプライ
ン９の噛合面に生じている隙間が金属性叩打音発生の原
因となり、電磁連結装置として騒音の激しいものとなっ
てしまう。
側回転部材４側のスプライン９との相互間に摩耗が生じ
ると、トルク変動等に際してスプライン孔８とスプライ
ン９の噛合面に生じている隙間が金属性叩打音発生の原
因となり、電磁連結装置として騒音の激しいものとなっ
てしまう。
この考案は、上述のような環状のアーマチュアと、これ
を支持する入力側回転部材とを、互いに軸線方向に可動
で、一体に回転できるように、スプライン嵌合させた構
造を有する電磁連結装置において、摩耗によりスプライ
ンの噛合面に隙間が生じても騒音を発生しない電磁連結
装置を提供するもので、環状のアーマチュアを等分割弧
状片の組合せからなるものどじ、各弧状片を、その偏心
位置において、それぞれ復帰用板ばねに枢着し、回転中
、枢着点を支点どした遠心力による回動により、各弧状
片の一方端がスプラインから離れるように変位すること
によって、他方端がスプラインに深く噛合うようにして
、噛合面の隙間の消滅を図っている点に特徴がある。
を支持する入力側回転部材とを、互いに軸線方向に可動
で、一体に回転できるように、スプライン嵌合させた構
造を有する電磁連結装置において、摩耗によりスプライ
ンの噛合面に隙間が生じても騒音を発生しない電磁連結
装置を提供するもので、環状のアーマチュアを等分割弧
状片の組合せからなるものどじ、各弧状片を、その偏心
位置において、それぞれ復帰用板ばねに枢着し、回転中
、枢着点を支点どした遠心力による回動により、各弧状
片の一方端がスプラインから離れるように変位すること
によって、他方端がスプラインに深く噛合うようにして
、噛合面の隙間の消滅を図っている点に特徴がある。
ついで、この考案の電磁連結装置を実施例により図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
第２図にはこの考案の電磁連結装置が正面図で示しであ
る。
る。
半円弧形とした弧状片１０．１０を組合せてなるこの考
案にかかるアーマチュア１１は、入力側回転部材４のス
プライン９に噛合うスプライン孔を形成するよう歯部８
Ａを内側縁に形成しである。
案にかかるアーマチュア１１は、入力側回転部材４のス
プライン９に噛合うスプライン孔を形成するよう歯部８
Ａを内側縁に形成しである。
一方、各弧状片１０．１０はその偏心位置において、第
１図中に示した復帰用板ばわ７に対し、枢軸１２、１２
によって枢着し、である。
１図中に示した復帰用板ばわ７に対し、枢軸１２、１２
によって枢着し、である。
なお、この実施例では弧状片１０を環体を２つ割りした
形状としたが、３つ割、４つ割のいずれとし、でもよい
。
形状としたが、３つ割、４つ割のいずれとし、でもよい
。
上述の構成からなるこの考案の電磁連結装置においては
、入力側回転部材４の回転に伴い、遠心力を受ける弧状
片ＩＱ、 １０が枢軸１２．１２を支点として、一方端
が外方に、他方端が内方に向くよう回動し、スプライン
９に対する歯部８Ａの噛合いを深め、摩耗による隙間が
消滅するので、金属性叩打音の発生が防止されるのであ
る。
、入力側回転部材４の回転に伴い、遠心力を受ける弧状
片ＩＱ、 １０が枢軸１２．１２を支点として、一方端
が外方に、他方端が内方に向くよう回動し、スプライン
９に対する歯部８Ａの噛合いを深め、摩耗による隙間が
消滅するので、金属性叩打音の発生が防止されるのであ
る。
以上の説明から明らかなように、この考案の電磁連結装
置は、入力側回転部材とのスプライン嵌合部分の摩耗の
発生に拘らず、その隙間を零の状態に保つことができる
ので、トルク変動時等における騒音発生がなく、電磁連
結装置を騒音のないものにすることができる優れた利点
を有する。
置は、入力側回転部材とのスプライン嵌合部分の摩耗の
発生に拘らず、その隙間を零の状態に保つことができる
ので、トルク変動時等における騒音発生がなく、電磁連
結装置を騒音のないものにすることができる優れた利点
を有する。
第１図は電磁連結装置の一例を示す半部縦断側面図、第
２図はこの考案の電磁連結装置の実施例を示した正面図
である。 図面において、１・・・・・・フィールドコア、２・・
・・・・摩擦接触部材、３・・・・・・従来のアーマチ
ュア、４・・・・・・入力側回転部材、６・・・・・・
電磁コイル、７・・・・・・復帰用板ばね、８・・・・
・・スプライン孔、８Ａ・・・・・・歯部、９・・・・
・・スプライン、１０・・・・・・弧状片、１１・・・
・・・この考案にかかるアーマチュア、１２・・・・・
・枢軸。
２図はこの考案の電磁連結装置の実施例を示した正面図
である。 図面において、１・・・・・・フィールドコア、２・・
・・・・摩擦接触部材、３・・・・・・従来のアーマチ
ュア、４・・・・・・入力側回転部材、６・・・・・・
電磁コイル、７・・・・・・復帰用板ばね、８・・・・
・・スプライン孔、８Ａ・・・・・・歯部、９・・・・
・・スプライン、１０・・・・・・弧状片、１１・・・
・・・この考案にかかるアーマチュア、１２・・・・・
・枢軸。
Claims (1)
- 電磁コイル６を内蔵した環状のフィールドコア１の前面
に摩擦接触部材２を配置し、この摩擦接触部材２に少許
の間隙をへだてて、復帰用板ばね７により弾発的復帰習
性を付与された環状のアーマチュア３を配置し、かつこ
のアーマチュア３を入力側回転部材４にスプライン嵌合
させた電磁連結装置において、前記アーマチュアを、弧
状片１０゜１０に等分割し、かつ各弧状片１０．１０を
、その偏心位置においてそれぞれ復帰用板ばね７に枢着
してなるアーマチュア１１としたことを特徴とする電磁
連結装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18062678U JPS592339Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 電磁連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18062678U JPS592339Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 電磁連結装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5597227U JPS5597227U (ja) | 1980-07-05 |
| JPS592339Y2 true JPS592339Y2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=29192308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18062678U Expired JPS592339Y2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 電磁連結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592339Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-27 JP JP18062678U patent/JPS592339Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5597227U (ja) | 1980-07-05 |
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