JPS59209551A - 蓋および蓋の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明に、容器頚部との間のシールを形成するためのプ
ラスチゾル製ライナーを有する容器の蓋の改良に関し、
特に、容器頚部のビード（輪形突起）上にロック係合す
るための一体のビードを有するプラスチゾル製ライナー
を有する蓋およびその製造方法に関する。

通常の蓋（キャップ）は外殻を有し、この中に、容器の
頚部（口端部）とのシールを形成するためのプラスチゾ
ルライナーが置かれる。このようなライナーは通常、主
として輪形シール面のみを有するが、ライナーが外殻の
スカート部に沿って僅かに下方迄下がっている場合もあ
る。プラスチゾル製ライナーは、キュアーされてない状
態で施与さね、ついで、キュアーさね、この時に若干の
膨弓長が行なわれ、これにより、ライナーのシール性が
高められる。しかしブよがら、ライナーを高製産率で施
与し得るようにするために、ライナーは成形パッチによ
り成形され、従って、ライナーのスカート部の内面は断
面に於て直線形でなｔｒｈればｔＪらず、さもないと、
成形パンチが取出される時に拭い取り作用（削り取り作
用）が生ずる。

本発明に於て＆工、プラスチゾル製ライナーのスカート
部は、キュアーされた状態に於て、ロックビード（保持
ビード）の形の下部を有し、上？下部（・ま、軸心方向
に放てこれに近い部分よりも半径方向内方に飛出す。こ
のビード（・マ、ライナーのスカート部上に一体に形成
され、容器頚部上のビードの下に係合し得、よりて、蓋
を容枇上に、偶発的に離脱されないように保持１−るが
、所望の時には容易に増税され得る。

本発明の主特徴は、プラスチゾルがキュアーされた時に
膨張することにあり、このライナー材料の特性が、蓋の
スカート部中のライナーの厚さを変えることにより有利
に利用される。ライナーのスカート部の下部を、軸心方
向に於てこれに近い部分よりも大きな厚さに作ることに
より、キーアーの際にスカート部が半径方向内方に膨張
した時に、膨張率が同じであっても、厚い部分は薄い部
分よりも大きく膨張し、よって、ライナーのスカート部
の下部が大きな厚さな取り得るような形に外殻を作るこ
とにより、キュアーされてないライナーが断面に於て直
線形の内面な持っていても、キ＝アー後、ライナーのス
カート部に一体のビードを持たせろことが出来る。

本発明の他の特徴は、ライナーを形成するためにプラス
チゾルを用いることにあり、その膨張率は、成る限界内
において、プラスチゾルの厚さの増加とともに増加する
。

以下、添付図面に従って説明する。

第１図には、通常の容器１０が示され、容器１０は、上
端に於て頚部（口端部）１４に了る本体１２を有し、頚
部１４には、本発明による蓋１６が取付けられる。

第２図に於て、図示の容器１０はガラス製であるが、他
の材料からも作られ得、頚部１４は自由端シール面ｊ８
および外側ロックビート責環形突起）　２０を有し、外
側ロックビード２０は、頚部゛１４の外面上に一体に作
られ、シール面１８の下方に軸心方向間隔を距て〜設け
られる。

蓋［もの如き通常の形の蓋に於ては、皿形の外殻２２が
あり、外殻２２バブラステゾル製のライナー２４を有１
−る。外殻２２は、半径方向内方向きの口、ツクビード
または、容器の頚部に直接口・ツク係合するための他の
手段を有し得ろ。通常、ライナー２４は、シール面Ｊ８
とのソールな確実にする範囲Ｊ）みに亘る。

外殻２２は、多くの場合、通常の構造であり、細心方向
内方に開口する溝部２８により囲まれた端板２６を有す
る。外殻２２はさらにほぼ円筒形のスカート３０を有し
、３０は、一体の内方向きのカール部３２に了ろ。一般
に、ライナー２４は主として溝２８内にのみ拘束され、
火η的にスカート部上を軸心方向下刃に延びろことはな
い。

本発明に於ては、スカート３０は、その全高に亘って円
筒形ではなく上方円筒形部３４および、半径方向外方お
よび下方に出る朝顔形の下部３６を有する。さらに、ラ
イナー２４は、部分３８を形成する輪形シール部に加え
てスカート部４０を有する。本発明が主として関するの
はこのスカート部４０である。

第３図に示す如く、ライナー２４は、プラスチゾルから
成形バンチ４２により予定の形に作られ、これにより、
キュアーされてない軟便のライナーが形成される。成形
バンチ４２は、引出されなければならないから、その周
辺面中に如何なるライナー成形突起または溝をも有し得
ない。従って、施与される時の（容器に取付けられる時
の）キュアーされてないライナー２４ば、そのスカート
部中に、断面に於てＷ線形の内面を有しなければならｔ
Ｊい。

この内面は、４４として示された如くであり、成形バン
チ４２の引出しを容易にするために僅かな傾斜を有する
ことが望ましく、この傾斜は勿論、半径方向外方および
軸心方向下方向きでなげればならない。

先づ、ライナー２４のプラスチゾル材料は、加熱および
キュアーされると膨張し、上記膨張は、厚さに拘らず一
定であると仮定する。ライナー２４の内部形は、ライナ
ーの厚さの変化に従って、キュアーされてない時の形か
ら変化する。従って、外殻のスカート３０を半径方向外
方に拡大することおよび、ライナーのスカート４０の下
部４６に増加された卿さを与えることにより、ライナー
の材料がキュアーされて膨張すると、４６の所に於ける
ライナー材料の増加された厚さにより、スカート部の下
部が、これに軸心方向に近い部分よりも大きく半径方向
外方に膨張する。このように、外殻１６のスカートを適
当な形に作ることにより、キュアーされたライナーのス
カート４０の下部がＶ＃張されて、半径方向内方向きの
ビード４８が形成され得る。

第５図は、プラスチゾル、特に、塑性化された塩化ポリ
ビニールの膨張率を示し、上記塩化ポリビニールは、顔
料、潤滑剤、安定化剤および膨張剤の如き添加物を含み
、これらの添加物の含有量（係）は、蓋の型および旬装
処理の如何により変えられる。

プラスチゾルは、キュアーの際に、均等には膨張せず、
厚さの増加に従って膨張率が増加する。

図示の如（、厚さが０．０１０”から０．０３１’　（
０，２５〜０．７８　ｍｍ　）に変化する間は彬張皇が
著しく増加し、その後、膨張率はｊ着船の時とほぼ同様
に但下し、ライナーのル初の厚さが０．０５０’　（約
１．３ｍｍ）程度である時の膨張率５０％に近づく。

第４図には、ライナーのスカートの下部の実際の厚さが
キュアーされてない時およびキュアーされた時について
、多数の線に沿って示され、その数値は次の如くである
。

Ａ　　　　　０．０１３’　　　　　　０．０２６’Ｂ
　　　　　Ｏ，０１２０，０２４ ００，０１３０，０２５ Ｄ　　　　　Ｏ，０１６０，０３０ 凡　　　　０．０２０　　　　　０．０４０Ｆ　　　　
　　　　　Ｏ，０２５０，０４６Ｇ　　　　　　　　　
Ｏ，０３１０，０５２ＨＯ，０３６０，０５９ １　　　　　　０．０４１”　　　　　　　　　０・０
６４ＭＪ　　　　　　　　Ｏ，０４１０，０６０Ｋ　　
　　　　　　Ｏ，０４Ｑ　　　　　　　　　　Ｏ，，０
５ＢＬ　　　　　Ｏ，０４２０，０５９ Ｍ　　　　　　　　Ｏ，０３６０，０６０？７　　　　
　　　０．０２９　　　　　　　　　０．０５８０　　
　　　　　０．０２Ｉ　　　　　　　　　Ｏ，０５４Ｐ
　　　　　　　　Ｏ，０１３０，０４５Ｑ　　　　　　
　　Ｏ，００７０，０３２キユアーされ又すいライナー
２４のプラスチゾルの厚さがこの増加した膨張率を示す
限りに於ては、このプラスチソー、ルは、ライナーの施
与される区域４６内での膨張を制御し、容器頚部のビー
ド２０の下にロック係合する形を有するビードを形成す
るのに有利に用いられ得る。外殻のスカート３０の半径
方向外方への拡大を制＠することにより、ビード４８の
形は特別に制御され得る。

このように作られた＄１６に、蓋を押し下げることによ
り容器１０に取付けられ得、ビード４８ハスナツプ作用
によりビード２０上を通過してビード２０の下に係合さ
れる。ビード４８は、蓋が容器頚部に取付けられると、
ビード２０の下に欄係合する。

上述の如く取付けられた蓋は、ビード４８の形により、
親指で容易に脱され得る。蓋の取脱しの後の再蓋締めは
、容器頚部の上端上に蓋を置き、これを、スナップ係合
の音（パチンと云う音）が聞えるまで押し下げることに
より簡単に行なわれ、この音が聞えれば容器は既に再シ
ールされている。

以上、好適実施例についてのみ述べたが、本発明に対し
ては種々な小改変が行なわれ得るのであり、特に、外殻
のスカートの形および、ライナーのスカートの形は、本
発明の主旨から脱することなく変えられ得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による蓋により閉じられた容器の上端か
らの斜視図、第２図は第１図の２−２線による垂直断面
図、第３図は実線を施与された時のプラスチゾルライナ
ーの形、破線を、キュアー後膨張した上記ライナーの形
で示す、蓋の拡大断面図であり、第４図は第３図と同様
な拡大断面図、第５図は最初のライナーの厚さに対する
キュアーによる膨張率を示す線図、である。 】０・・・容器、■２・・・容器本体、１４・・・容器
頚部、１６・・・蓋、１８・・・頚部の上端ソール面、
２０・・・頚部上のロックビード、２２・・・蓋の外殻
、２４・・・蓋のライナー、３８゜４０・・・ライナー
のシール部およびスカート部、４８・・・ライナーのビ
ード。 出願人代理人　　　猪　　股　　　　清最　才力　、　
４　ざ　（ｃＩす）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）キュアーされたプラスチゾル製ライナーを有する外
   殻を有し、上記プラスチゾルは膨張された状態にあり、
   上記ライナーが下方に、容器頚部上のビードの下にロッ
   ク係合するための半径方向内方向きのロックビードを有
   する蓋。 ２）外殻はビードの区域に於て半径方向外方に拡大され
   、上記ビードの所に於ける上記ライナーの厚さは、この
   所に軸心方向に近い部分に於ける上記ライナーの厚さよ
   り大であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の蓋。 ３）ライナーはビードの下に於てテーパー形の斜面に終
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の蓋 ４）グラスチルゾルは厚さとともに増加する膨張率を有
   することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の蓋。 ５）下部に半径方向内方向きのロックビードを有するキ
   ュアーされたプラスチルゾル製ライナーを有する蓋を作
   るための中間製品に於て内部にキュアーされてないプラ
   スチゾル製のライナーを有する外殻を有し、上記ライナ
   ーは、半径方向内方向きの突起を有しない内面を有する
   スカート部を有し、上記外殻は上記ライナーのスカート
   部の近くに於て半径方向外方に拡大され、上記ライナー
   のスカート部の下部の厚さが、この部に近い上記ライナ
   ーの部分の厚さよりも大である中間製品。 ６）プラスチゾルは、キ二アーされると膨張し、この際
   、厚い部分の厚さが薄い部分の厚さよりも大きな率で増
   加する型のものであることを特徴とする特許請求の範囲
   第５項記載の中間製品。 ７）プラスチゾルは、厚さとともに増加する膨張率を有
   することを特徴とする特許請求の範囲第６項記載の中間
   製品。 ８）容器とシール係合するためのプラスチゾＡ−製ライ
   ナーを有する外殻を有する型の蓋を作る方法に於て、ス
   カートを有する外殻を用意し、上記スカートの下部（ま
   半径方向外方に拡大され、キュアーさねてないプラスチ
   ゾル製ライナーを土言弓外殻に施与し、上記ライナーは
   、軸心方向に硬びて上記外殻のスカートの外方への拡大
   部分に重なるスカート部を有し、よって、上記ライナー
   のスカートの下部は、この部に軸心方向に近いライナー
   のスカートの部分よりも大きな厚さを持ち、ついで、ラ
   イナーをキュアーしてライナーのプラスチゾルを膨張さ
   ぜ、この結果、厚さの大なライナーのスカート部を大き
   く半径方向に膨張さ也ライナーのスカート部上に、容器
   頚部上のビードとロック係合するための半径方向内方向
   きの一体のロックビードを形成することから成る方法 ９）キュアーされてないライナーのスカート部は、断面
   に於て直線形の内面を有することを特徴とする特許請求
   の範囲第８項記載の方法。 １０）キュアーされてないライナーは成形バンチにより
   形成されることを特徴とする特許請求の範囲第８項記載
   の方法。 １１）プラスチゾルは、厚さとともに増・加する膨張率
   を有することを特徴とする特許請求の範囲卯。 ８項記載の方法。