JPS5920781A - 自動二輪車等のフロントフオ−ク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動二輪車等の前車輪を支承するフロントフォ
ークに関する。

競技用自動二輪車、あるいは高性能実用二輪車等では、
これまで、ステアリング・ヘッド近傍に装備されるカウ
リング（風防スクリーン）の形状等を工夫して空気抵抗
の低減をはかつてきたが、カウリングと他の部材との関
連において空気抵抗を全体酌、あるいは総合的に低減さ
せることについては余シ配慮されていなかった。

本発明は、従来のカウリングを装備した二輪車では、ｊ
＠１図に示すように、カウリングｌのＦ’＋ｆＴ　方（
図で左方）で前車輪２を支承している円形断面のフロン
トフォーク３の後側で乱流が発生し、これがフロントフ
ォーク３とカウリング１との間の気流のっながシを損な
って空気抵抗を発生する一つの原因となっていることに
・着目してなされたものでおる。

すなわち、本発明は、フロントフォークのボトムケース
の後側に、外気流整流板をボトムケースに沿って設ける
ことにより、上ｌ己従来の問題点を解消したもので、ボ
トムケース自体の空気抵抗はもとよシ、これとカウリン
グとの関連において二輪車等の空気抵抗を改善すること
ができる、自動二輪車等のフロント７オークを提供する
ことを目的とする。以下、本発明を図面を参照して説明
する。

第２図ないし第４図は本発明の一実施例を示すもので、
図中１０は自動二輪車である。この自動二輪車１０はカ
ウリング１１を備え、またその前車輪１２は、通例のよ
うに上ｔＪｒ２カウリング１１の前方（第２図で左方）
においてフロントフォーク１３に支承されている。

しかして上り己フロントフォーク１３のボトムケース１
４は、その横断面形状を円形に形成され、後側（第２図
ないし第４図において右１１１１　）にボトルケース１
４の軸線方向に延在する整流板１５を備える。上記の整
流板１５は、外気流を整流して、ボトムケース１４の後
ｆｌＧで発生する気流の剥離と乱流を緩オロするもので
あって、その外面１５ａを車体中心線０に平行なボトム
ケース１４の外側の接線Ｔに一致させ、かつ上記車体中
心線０に指向する上下２個の通風路１６を形成してボト
ムケース１４に一体に設けられている。

上記の構成においては、第４図に示すように、ボトムケ
ース１４の後側に設けられた整流板１５が、外気流を整
流して、ボトムケース１４の後側に発生する気流の剥離
及び乱流を可及的に抑止するので、空気抵抗が小さく抑
えられる。しかも全体として気流の剥離点が後方に移動
すると同時に、フロントフォーク１３とカウリング１１
との間の気流のつながシがスムーズになるため、カウリ
ング１１との関連において自動二輪車１０の空気抵抗が
全体的に低減せしめられるようになる。なお、上記にお
いて通風路１６は外気流の一部をボトムケース１４の後
側に流し、気流の剥離と乱流の発生を抑止する。

次に本発明の他の実施例を説明する。

第５図は本発明の第二実施例を示すものであり、整流板
１５はボトムケース１４とは別体に作製され、ボトムケ
ース１４との間に通風路１６を形成して取付はボルト等
の固着具１７によ？てボトムケース１４に固定されてい
る。この例のものは、整流板１５が着脱自在となってい
るだめ、破損したような場合でも簡単に交換できるとと
もに、既存の二輪車のボトムケース１４にも自由に取り
付けることができるという長所を有する。機能的には第
２図及び第３図の第一実施例のものと全く回−である。

第６図は本発明の第三実施例を示すもので、平板状の整
流板１５がボトムケース１４に設けられた取付は部１４
ｇに取付はボルト等の固着具１７によシ固定されている
。この実施例のフロントフォーク１３には通風路１６が
設けられていない。

第７図は本発明の第四実施例を示すものであって、この
場合は、整流板１５が通風路を形成せずにボトムケース
１４に一体に設けられ、さらに整流板１５にボトムケー
ス１４内の油圧系１４ｂと連通ずるオイル通路１５ｂが
設けられている。この構成においては、オイル通路を別
途に設けなくて済むので、構造が簡単になる。この図に
おいて１８は整流板１５に嵌め付けたプジグである。

第８図は、整流板１５をボトムケース１４に一体に設け
た前記第−及び第四実施例の変形例であ拐、整流板１５
は車体の中心線Ｏ（第４図）に対して外方へ指向させて
ボトムケース１４に一体に設けられている。ここで車体
中心線ＯＫ対する整流板１５の角度θは、整流板１５と
前記カウリング１１（第２図）との間の気流のつカがシ
がスムーズになるように、カウリング１１０位ｒ１Ｍ、
＋形状等を勘案して決定される。

第９図は本発明の第六実施例を示すもので、整流板１５
はボトムケース１４の上部と下部に設けられた一対の取
付は部１４ａに取付はボルト等の固着具１７によって取
シ付けられ、固着具１７を中心に回動させて車体中心線
０に対する角度θを　４・自由に変えることができるよ
うに構成されている。

この構成においては、整流板１５０角度θを調節するこ
とによって、整流板１５とカウリング１１との間の気流
のつながシを最良にすることができる。

以上、幾つかの実施例を説明したが、例えば第９図の整
流板１５に通風路１６を形成するなど、各実施例の特徴
的構成を組み合わせたり、通風路の個数や形状を変えた
シすることは自由である。

以上説明したよ°うに、本発明の自動二輪車等のフロン
トフォークは、ボトムケースの後側に、該ボトムケース
の軸線方向に延在する外気流整流板を配設して成シ、上
記整流板が外気流を整流して、フロントフォークの後側
で発゛生ずる気流の剥離と乱流を緩和し、またフロント
フォークとカウリングとの間の気流のつながシをスムー
ズにするので、フロントフォークの空気抵抗はもとよυ
、カウリングとの関連において自動二輪車等の空気抵抗
が全体的に低減される効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の自動二輪車のフロントフォークとカウリ
ング周辺における気流の説明図、第２図は本発明を爽施
した自動二輪車の側面図、第３図（Ａｌは本発明に係る
フロントフォークの側面図、第３図（Ｂ）は第３図（Ａ
ｌの（ＩＩＩ−ＩＩＩ）線に沿う断面図、第４図は本発
明におけるフロントフォークとカウリング周辺の気流の
説明図、第５図（Ａｌは本発明の第二実施例のフロント
フォークの側面図、ＩＢ５図（Ｂ）は第５図（Ａｌの＜
Ｖ−Ｖ　）線に沿う断面図、第６図（Ａｌは本発明の第
三実施例のフロントフォークのｌＩＱ面図、第６図（Ｂ
）は第６図（蜀の（Ｖｌ−ＶＩ　）線に沿う断面図、第
７図（Ａ）は本発明の第四実施例のフロントフォークの
側面図、第７図（Ｂ）は第７図（Ｎの（Ｖｌｌ−■）線
に沿う断面図、第７図（Ｃ１は同（■目′−Ｍｌ’　）
線に沿う断面図、第８図（Ａ）は本発明の第五実施例の
フロントフォークの側面図、第８図（Ｂｌは第８図（Ａ
）のＣ■−■）１１ｉｉに沿う断面図、第９図（蜀は本
発明の第六実施例のフロントフォークの側面図、第９図
（Ｂ）は第９図（４）の（ＩＸ−ＩＸ）線に沿う断面図
である。 １０・・・自動二輪車、１３・・・フロントフォーク、
１４・・・ボトムケース、１４ｂ・・・油圧系、１５・
・・整流板、１５ｂ・・・オイル通路、１６・・・通風
路、１７・・・固着具、０・・・車体中心線。 出願人　本田技研工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　ボトムケースの後側に、該ボトムケースの軸線方向
   に延在する外気流整流板を配設したことな特徴とする自
   動二輪車等のフロントフォーク。 ２　上記整流板をボトムケースと一体に成形してなる特
   許請求の範囲第１項記載の自動二輪車等のフロントフォ
   ーク。 ３　整流板に車体の中心線に指向する通風路を形成して
   なる特許請求の範囲第２項記載の自動二輪車等のフロン
   ト７オーク。 ４　上記整流板をボトムケースに対し、固着具を介して
   取シ付けてなるｌ特許請求の範囲第１項記載の自動二輪
   車等のフロントフォーク。 ５　ボトムケースと整流板の間に通風路を設けてなる特
   許請求の範囲第４項記載の自動二輪車等のフロントフォ
   ーク。 ６　上記整流板を車体中心線に対して、外方へ指向させ
   てなる特許請求の範囲第１項記載の自動二輪車等の７０
   ントフオーク。 ７　上記整流板に、ボトムケース内の油圧系と連通ずる
   オイル通路を配設してなる特許請求の範囲第１項記載の
   自動二輪車等のフロントフォーク。