JPS59205089A - パイプインパイプ工法における分岐部施工方法および分岐部***管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパイプインパイプ工法における分岐部施工方法
および分岐部挿入管に関する。

パイプインパイプ工法は、老朽化した既設管路内に新管
を挿入することにより管路の敷設変えを行なう工法であ
る。しかし、既設管路の途中にたとえばＴ字形の分岐部
が存在する場合には、この分岐４部に対応する新管もま
たＴ字形となり、通常の一体鋳物のＴ字形新管を用いた
工法では、Ｔ字形の分岐部が邪魔になってこのＴ字形新
管を既設管路内に挿入できず、この分岐部は開掘工法に
より施工しなければならないという問題がある。

そこで本発明は、既設管路における分岐部にも新管を挿
入可能なようにすることを目的とするものである。

この目的を達成するため本発明は、既設管路のＴ字形分
岐部の本管側に、分岐部の分岐側に対向した孔部を有す
る直管状の分岐用新管を挿入するとともに、前記分岐側
には、前記孔部を介して分岐用新管に連通可能な連絡管
を挿入し、その後前記分岐用新管と連絡管とを互いに接
続するものである。

また、本発明は、既設管路の分岐部の分岐側に対向可能
な孔部を有するとともに前記分岐部の本管側に挿入可能
な直管状の分岐側新管と、前記分岐側に挿入可能である
とともに前記分岐用新管に前記孔部を介して連通可能で
あり、かつ前記既設管路内において前記分岐用新管に接
続可能な連絡管とを有するようにしたものである。

したがって、分岐側新管と連絡管とはそれぞれ単独に既
設管路の分岐部に挿入でき、その後の接続により前記分
岐部に応じた新たな分岐管を構成できるため、このよう
な分岐部をもパイプインパイプ工法で施工できることに
なる。

以下、本発明の実施例を説明する。第１図において、１
は地中に埋設された既設管路であり、その途中にはＴ字
形分岐部２が設けられている。３は本管、４は分岐管で
ある。５は分岐部２へ挿入すべき分岐部送入管であり、
両端に受口６を有するとともに分岐管４に対向する孔部
７を有して、本管３内に挿入される直管状の分岐用新管
８と、孔部７を介して分岐用新管８に連通可能であると
ともに、本管３を経由して分岐管４内に挿入される連絡
管９とで構成されている。１０は本管３内において分岐
側新管８に接続される直管であり、それぞれ矢印方向Ａ
，Ｂに挿入される。

分岐部挿入管５をＴ字形分岐部２に配置するには、まず
分岐側新管８と連絡管５とをそれぞれ単独に本管３内に
挿入し、分岐用新管８は孔部７を分岐管４に向けた状態
で分岐部２の本管３内に配置する。連絡管９は、予め分
岐部４の内部に預けておくか、または分岐用新管８内か
ら孔部７を通して分岐管４内に送り出し、その後孔部７
を介して分岐用新管８に連通させた状態でこの分岐用新
管８に接続する。次に、この接続部１１から管内流体が
既設管路１内に漏れないように、この接続部１１を適宜
の手段によりシールし、さらに連絡管９の外面と分岐側
管路としての分岐管３４の内面との間をシールすれば分
岐部挿入管５の配管作業が終了する。この後、本管３内
に直管１０，１０を挿入して分岐用新管８に接続すれば
、この部分の工事が完成する。

なお、上記においては、本管側にのみ新管を挿入し、分
岐側は既設の勲記管４を再利用する例を示したが、分岐
側にも新管を挿入する場合には１、この新管が分岐側管
路となって連絡管９に接続される。

以下、分岐部挿入管５の具体的実施例を説明する。

第２図はその第１実施例を示し、分岐部用新管８の孔部
７の周囲にはフランジ座１２が形成されている。連絡管
９は、フランジ座１２に接続可能な内フランジ１３を一
端に有し、他端外周には先細りのテーパ部１４を有して
いる。１５はフランジ部１２と内フランジ１３との間を
シールする環状の第１のシール材、また１６はテーパ部
１４と分岐管４の内面との間をシールする環状の第２の
シール材である。さらに１７はバックアップリング、１
８は第２のシール材１６を圧縮するための押輪である。

配管の際は、予め連絡管９を分岐管４の内部に配置して
おき、次に第１のシール材１５をセットするとともに連
絡管９と分岐側新管８とを接続し、最後に第２のシール
材１６をセットすればよい。

第３図は第２実施例を示し、連絡管９は、孔部７の周囲
部分１９に連結可能なフランジ部２０を有している。連
絡管９と分岐管４との間のシール構造は第２図に示すも
のと同じである。本図のものを配管する際には、ます分
岐部２内の所定位置に分岐用新管８を設置し、その後こ
の分岐側新管８内から、孔部７を通って、分岐管４内に
連絡管９を送り出せばよい。

第４図は第３実施例を示す。本実施例は、分岐管４内に
預けておいた連絡管９の開口縁部２１と分岐用新管８の
孔部７の周縁２２と互いに当接させ、この当接部２３を
溶接接合するものである。連絡管と分岐管４との間のシ
ール構造は第２図および第３図に示すものと同じである
。

第５図は第４実施例を示す。本実施例における連絡管９
には分岐管４に挿入する側の端部外周に先拡がり上のテ
ーパ部２４が形成され、このテーパ部２４と分岐管４の
内面との間に配置された第２のシール材１６を、テーパ
部２４よりも分岐用新管８側における連絡管９の外周に
設けられたフランジ部２５に分岐用新管８側に螺入され
る押ボルト２６により、押輪２７を介して押圧している
。この第５図のものでは、連絡管９を分岐管４内に挿入
して第２のシール材１６をセットし、その後分岐用新管
８を本管３内所定位置に移動させて、この分岐用新管８
と連結管９とを接続する。接続部１１の構成は適宜のも
のが採用できるが、ここでは第２図に示すものと同じも
のを利用している。

第６図は第５実施例を示し、本実施例ではゴム製の連絡
管９を利用している。すなわち、この連絡管９は、分岐
用新管８の孔部７の周囲部分１９の内面に圧接可能なフ
ランジ部２８と、分岐管４の内面に圧接可能な管部２９
とを有し、両圧接部には環状突起３０，３１が一体に形
成されて、この環状突起３０，３１によりシール機能を
得ている。３２はフランジ部２８を周囲部分１９の内面
に圧接固定させるとともに環状突起３０を圧縮させる環
状の取付金具であり、ボルト・ナット３３により周囲部
分１９の内面に取り付りられている。また３４は環状突
起３１に対応した管部２９部分に内嵌される環状の押圧
板であり、第７図に示すように周方向複数に分割され、
各分割部３５間にはボルト３６がわたされでいる。よっ
て、押圧板３４はボルト３６を回転させることにより拡
径可能で、この拡径操作によって、色部２９を分岐管の
内面に圧接固定させるとともに環状突起３１を圧縮させ
るようになっている。

この第６図のものを配管するには、まず分岐部２内の所
定位置に分岐用新管８を設置し、次にこの分岐用新管８
内から、孔部７を通って分岐管４内に連絡管９を送り出
し、その後、取付金具３２と押圧板３４とをセットすれ
ばよい。

なお、上記実施例ではＴ字形の分岐部についてのみ説明
したが、本発明は、十字形の分岐部や、分岐管が本管に
対し斜め方向に接続されてなる分岐部等にも適用可能で
ある。

以上述べたように本発明によると、分岐用新管と連結管
とはそれぞれ単独に既設管路の分岐部に挿入でき、その
後の接続により前記分岐部に応じた新たな分岐管を構成
できるため、このような分岐部をもパイプインパイプ工
法で施工できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す図、第２図〜第６図は分
岐部挿入管の第１〜第５実施例を示す図、第７図は第６
図のＶＩＩ−ＶＩＩＩ断面図である。 １・・・既設管路、２・・・Ｔ形字分岐部、３・・・本
管、４・・・分岐管、５・・・分岐部挿入管、７・・・
孔部、８・・・分岐用新管、９・・・連絡管、１１・・
・接続部代理人　　　森　　本　　５【　　弘 第２図 ｆ 第３図 第４２ １ 第Ｓ図 第を図 ］ ― １ Ｊ。 μ　　酉 第７図 ｆ’　　３／

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．既設管路の分岐部の本管側に、分岐部の分岐側に対
   向した孔部を有する直管状の分岐用新管を挿入するとと
   もに、前記分岐側には、前記分岐用新管に前記孔部を介
   して連通可能な伸縮管を挿入し、その後前記分岐用新管
   と連絡管とを互いに接続することを相徴とするパイプイ
   ンパイプ工法における分岐部施工方法。
2. ２．既設管路の分岐部の分岐側に対向可能な孔部を有す
   るとともに前記分岐部の本管側に挿入可能な直管状の分
   岐用新管と、前記分岐側に挿入可能であるとともに前記
   分岐用新管に前記孔部を介して連通可能であり、かつ前
   記既設管路内において前記分岐用新管に接続可能な連絡
   管とを有することを特徴とするパイプインパイプ工法に
   おける分岐部挿入管。