JPS59193724A - スピニング加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスピニング加工装置の改良に関し、複数のロー
ラを用いて一工程で加工が行なえるようにしたものであ
る。

スピニング加工は母型と一体に回転する円板素材や円筒
素材に工具を押し付けると共にこの工具を母型に沿って
移動させることで素材を母型の形状に対応した円錐状や
円筒状等の回転体に成形する回転成形法の一種である。

このスピニング加工に使用されるスピニング加工装置の
概略構造は、第１図に示すように、駆動回転自在に支持
さｎた主軸ｌに母型となるマンドレル２が同軸に固定さ
九、マンドレル２に押え板３を介して円板状の素材４が
挟圧支持さｎる一方、主軸ｌの軸方向に対して適宜の角
度だけ傾けてスイベルベッド５が設けられ、このスイベ
ルベッド５上にこの長手方向に移動可能なキャレツジ６
が搭載さｊ、ると共にキナレッジ６上にキャレツジ６の
移動方向と直角な方向に移動可能な工具台７が設けらｎ
倣い装置のテンプレートに倣って移動できるようにな、
つている。この工具台７には、回転自在にローラ８が取
付けらｎｌこのローラ８を素材４に押し付けると共にス
イベルベッド５およびキャレツジ６によりマンドレル２
に沿って所定の位置に移動して成形を行なう。

このようなスピニング加工装置で１個の０−ラ８を用い
てスピニング加工を行なうと、加工途中で形状や寸法の
異なるローラを必要とする場合も多く、成形上は取シ換
ねばならない場合にも日−ラ８の交換が面倒なことや適
当な自動交換装置が実用化さｎていないこともあって１
個のローラ８に頼った加工が行なわｎている。

また、成形上どうしても複数個のｐ−ラが必要な時は、
工程を分けて加工するとか、工具台７とは別に独立した
アタッチメント９を設けてこＡＫローラｌＯを取付けて
おシ、加工工程の中断や装置の複雑化高コスト化の欠点
がある。

そこで、第２図および第３図に示すように、工具台７に
取付けらｎた工具ホルダのローラ支持軸１１を工具ホル
ダの両端に突き出させてそ九ぞｎの端部に曲率や外径等
の異なるローラ１２゜１３を回転自在に取付け、加工の
態様に応じて二つのローラ１２，１３を使い分ける装置
が提案さｎている。

ところが、このように二つのローラ１２，１３金用いる
装置にあって、例えばローラ支持軸１１を主軸１の軸方
向に対し取付角度をβとすれば、加工部分の長さＬｌが
第３図に示すようにＬ２と長くなると加工中にこのロー
ラ支持軸１１と製品あるいはローラ１３と押え板３との
間に干渉が起ってしまいローラ１２．１３の使用に制限
を受けるという欠点がある。とｎは２つのロー２１２．
１３が同一の取付角度βとなること等に起因している。

本発明はかかる従来の欠点を解消し、加工に必要な複数
のローラが装着できしかも工程を中断する必要もなく装
置等との干渉も起らないスピニング加工装置の提供を目
的とする。かかる目的を達成する本発明の構成に、工具
台に回転自在に取付けらｎるローラを母型と一体に回転
する素材に押し付けると共にとのローラ會前記母型に沿
って移動させ％　？１Ｊ記素材を前記母型に対応した形
状に成形するスピニング加工装置において、前記工具台
にそ九ぞｎ形状の異なる複数のローラを独立させ且つこ
九らローラ全順次前記素材に押し付けたとき装置各部お
よび累月と干渉しないよう配設してなることを特徴とす
る。

以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する
。

第４図は本発明のスピニング加工装置の一実施例にかか
る概略構成図であシ、従来と同一部分には同一番号を記
しである。

駆動回転自在に支持された主軸ｌに母型となるマンドレ
ル２が同軸に固定さｎｌこのマンドレル２にテールスト
ックの先端に取付けた押え板３を介して円板状の素材４
が挟圧支持さｎる。

一方、工具側は、主軸ｌの軸方向に対して適宜の角度だ
け傾けてスイベルベッド５が設けら九、このスイベルベ
ッド５上にこの長手方向に移動可能なキャレッジ６が搭
載さｎると共にキャレツジ６上にキャレツジ６の移動方
向と直角な方向に移動可能な工具台７が設けられ倣い装
置によシ倣い移動さｎるようになっている。この工具台
７には、形状の異なる複数個（図示例では３個）のロー
ラ１４，１５，１６がそ几ぞれ独立して回転自在に取付
けらｎると共にそｎぞｎのローラ１４，１５．１６の回
転軸の方向やその位置が各ローラ１４．１５，１６の加
工中に装置各部や素材４等に干渉しないように設定さｔ
てしる。

かように構成されたスピニング加工装置による加工は、
まず、比較的大きい曲率半径Ｒの形状とさｎたローラ１
４で素材４全絞っていき第４図中の中心よシ下側に示す
１次加工品４ａのように加工する。こののち、先端の曲
率半径が製品（第４図中の中心より上側に示す）４Ｃの
隅部の半径ｒに等しいか、こｎよシ小さい丸味を持った
ローラ１５で第５図に示すように４の部分を加工して２
次加工品４ｂを得る。最後に、しごきスピニング用の特
殊形状のローラ１６で第６図に示すように、２０部分を
しごいてｔ！の長さまで伸して製品４Ｃを得て加工を終
える。

こうして工具台７に取付けらｎた３個のローラ１４，１
５．１６ｉ用いてスピニング加工全行なうが、従来のよ
うに、ローラの交換全行ないながら三つの加工工程に分
けて加工する必要もなく、新たなアタッチメントを用意
する必要もない。そして、これら三工程を中断すること
なく成形作業ができ連続工程とすることができる。

第７図は連続的に加工を行なう場合のローラ１４の運動
の軌跡■〜Ｏを示したものであり、ローラ１４が起点■
から出発して■〜■の間で絞りスビニングを行なって第
４図の状態となり、引続いて■から■に移動してのの点
に至るとローラ１５が１次加工品４８に接触し始める。

ローラ１４が更に■〜■の間を進むとローラ１５は第５
図に示した位置に到達し隅部の成形を終る。その後、更
に引続いてローラ１４は［株］、■を経て起点■に復帰
するが、［相］〜■の間を通過する間にローラ１６によ
シ第６図に示すように２２部分のしごきスピニングが行
なわｎる。したがって、第４図はローラ１４が■の位置
に来たときの状態を示している。

かくしてローラ１４を第７図に示す経路■〜■に沿って
進めることによシ、この間に第４図〜第６図に示す加工
を連続して行なうことができ、しかもこの加工中にはロ
ーラ１４，１５゜１６のうち使用していな込ローラが素
材４や加工品４ａ、４ｂあるいは装置各部と干渉するこ
ともない。

また、従来技術として説明した第２図および第３図のよ
うに一本のローラ支持軸の両端にローラ全取付けたもの
に比較して、本発明装置では、そｎぞｎのローラ１４，
１５．１６が独立して工具台７に取付けらｎるので取付
位置に自由度があシ、ローラと各部との干渉を容易に避
けることができる。すなわち、ローラの直径を大径とし
たり、ローラ支持軸を長くする必要が無くローラを剛性
の高い状態で取付けることが可能である等すぐれた効果
を奏する。

尚、上記実施例では各ローラの送夛駆動については説明
を省ｔｎ７（が、例えば第７図に示す経。

路に沿って倣い機構で制御すｎば自動化も可能テする。

また、ローラの個数も３個に限るものでない。

以上、実施例とともに具体的に説明したように本発明に
よｎば、あらかじめ工具台に、加工に必要な複数個のロ
ーラを独立し且つ適切な位置に配置しであるので、その
ローラを順次使用しながら一工程で連続してスピニング
加工を行うことができる。したがって、従来のように、
一工程毎にローラを交換する等の不都合がなくなシ能率
良く加工作業ができると共に設備費も安価である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はそｎぞｎ従来のスピニング加工装置の
概略構成図、第４図〜第７図は本発明のスピニング加工
装置の一実施例にかかり、第４図は概略構成図、第５図
および第６図は加工工程の説明図、第７図は連続工程の
ローラの軌跡の説明図である。 図　面　中、 ｌは主軸、 ２はマンドレル、 ３は押え板、 ４は素材、 ５はスイベル哀ツド、 ６はキャレッジ、 ７は工具台、 １４．１５，１６はローラである。 特許出願人 三菱重工業株式会社 復代理人 弁理士光石士部 （仙１名） 第１図 第２図 第３図 第４図 フ 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 工具台に回転自在に取伺けら扛るローラを母型と一体に
   回転する素材に押し付けると共にとのローラを前記母型
   に沿って移動させ、前記素材を前記母型に対応した形状
   に成形するスピニング加工装置において、前記工具台に
   そ庇ぞｎ形状の異なる複数のローラを独立させ且つとｎ
   らローラを順次前記素材に押し付けたとき装置各部およ
   び素材と干渉しないよう配設してなることを特徴とする
   スピニング加工装置。