JPS59192614A - 車両用冷房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両用冷房装置に関するものである。

フレーム上に補助エンジンを動力源とした圧縮器、凝縮
器、受液器、蒸発器及び送風ファン等の冷房用機器を装
着して一体型のクーラユニットとし、このユニットをバ
スの床下に搭載して車室内の冷房を行うようにした車両
用冷房装置は、既に一般にひろく用いられている。

従来この種の冷房装置は補助エンジンと圧縮機及び送風
ファンが直結若しくはＶベルト等の動力伝達機構を介し
て連結され、補助エンジンにより圧縮機及び送風ファン
が回転駆動されるようになっている。

ところが送風量は送風ファンの回転数に比例して変化す
るが、冷房能力は圧縮機の回転数には比例せず、第３図
において太線Ｑにて示されるような特性となる。

この為単位送風量当りの冷房能力は低回転になるほど大
きくなり、空気の冷却による温度降下量も低速になるほ
ど大となる。従って蒸発器出口空気温度が低くなりすぎ
、溜箱等の不具合が生じ易いと言う欠点がある。

本発明は上記のような従来の欠点を解消し、冥用性の高
い特にエンジン低回転域において効果の著しい冷房装置
を提供しようとするものである。

一般に補助エンジンを動力源とする車両用冷房装置にお
いて該補助エンジンで送風ファンを回転駆動する型式の
従来装置では、第６図に示すように、冷房能力特性曲庫
Ｑに対し、補助エンジンの高回転時（エンジン回転数ｎ
２）そのときの冷房能力す点に適合する送風ファンの送
風ｉｄを碍るよう送風量特性Ｗ１を設定しておくと、送
風ファンの送風１什は回転数に比例するので、補助エン
ジンの低回転時（エンジン回転数ｒＬ１）における冷房
能力αに対し送風量はＣの如く必要送風量の約０．７５
程度となって単位送風量当りの冷房能力が大きくなり、
前述巴たように冷却による温度降下端が大となって蒸発
器への着霜と言う不具合が生じ易くなる。

実験結果では、Ｂ２が１８００甲のとき送風量５０００
＃ｐｆｌｒで温艮差が１４℃程度であったものが、ｒＬ
Ｉが１０００ｆｐ−では送風ｆｋは１６７０ｍ）’Ｈｒ
となり温度差が１９〜２０℃程度となってしまうう従っ
て蒸発器の人口空気温度即ち室内空気温当　　　　　　
　　度が２４〜２５℃になり補助エンジンを低速ｔＬ１
とすると蒸発器の出口空気温度は４〜５℃となり、蒸発
器内を流れる冷媒温度は−３〜−６℃に達して着霜がは
じまってしまう。

かと言って補助エンジンの低回転時即ちｒＬｌにて適正
な送風量Ｃ′を得るべき送風量特性Ｗ２に設定しておく
と、高回転時即ちｒＬｌ時の送風ｌｄ′のように大きく
なりすぎて単位送風量当りの冷房能力が小さくなりすぎ
るばかりか、送風ファンの動力は回転数の６乗に比例し
て増大するので、動力消費、燃料消費の増大を来すと共
に、送風ファンの寿命の低下を来し、更に型内騒音も送
風ファンの回転数の増加により著しく増大すると言゛５
多くの問題を生じる。

本発明は、第１．２図に示すように、フレーム１３上に
補助エンジン１を装着し、該補助エンジン１で圧縮８！
３を回転駆動させるよう構成すると共にフレーム１３上
に凝縮器４．ラジェータ５１受液器７及び蒸発器８を内
蔵したさ、ケース９等を装着し一体型の冷房ユニットを
構成してこれをバスの床下に装着するようにした車両用
冷房装置において、蒸発器８の下流側に設けられる送風
ファンを符号１１　、１１’の如く２個或は２個以上の
複数個並列に設置し、該複数の送風ファン１１．．１１
’等をそれぞれ独立して回転駆動する電動モータ１２　
、１２’等を設け、該複数の電動モータファン１１．１
１’等により補助エンジン１０回転数に関係なく一定の
送風量を送風できるようにしたものである。

上記′電動モータ１２．１２’は車載の電源により駆動
される。

尚第１，２図において、２は凝縮器４及びラジェータ（
補助エンジン１の冷却水を冷却するためのものである）
５を冷却する為の冷却ファン、６はファンガイド、１０
はケース９の案内空気吸入口、１１α、１１ｄは送ノ虱
ファン１１，１Ｙの吹出口で車体側の吹出ダクト（図示
省略）にそれぞれ連結される。１４はフレーム１３を車
体側にボルト等にて装置する為の取付部であり、前記補
助エンジン１及び圧＆１ｔｌＡ３はフレーム１３上にゴ
ム等の弾性材１５を介して防振支持される。

上記のように送風ファンとして複数の電動モータファン
１１．ｉｔ’を用いた本発明罠よれば、送風量は補助エ
ンジン１の回転数の変化に関係なく一定に保つことがで
きるので、第６図に示すように補助エンジン１の低速回
転域ｎ１における送風量をそのときの冷房能力に適合す
るＣ′点に設定することができるし、又場合によっては
Ｗｌ＃の送風量をＩの如く長目に設定し、単位送風量当
りの冷房能力を適正若しくは小とし、従来装置の欠点で
あった蒸発器８への着霜を完全に防止することができる
。

上記のように電動モータファン１１　、１１’の送風量
を補助エンジン１の低速回転域恥において着霜を生じな
いよう例えば０のように設定すると、補助エンジン１の
冒速回転域１′Ｌ２においてｄ“の如く冷房能力に対し
送風量が少くなるが、補助エンジン１の高速運転は一般
に外気温度が６０℃以上の高温で且つ室内温度が日射等
で大きく上昇している場合等急速に室内温度を下げる必
要があるとき使用され、室温が２８〜５０’Ｃ程度まで
低下したら補助エンジン１を低速回転に切換えるもので
あるから、当然蒸発器の人口空気温度は高く従って単位
送風量当りの冷房能力が大となっても蒸発器の出口空気
温度が看霜点まで下るようなことはなく着側の心配は全
くなく、むしろ単位送風量当りの冷房能力が大きくなっ
た方が室内温度を急速に低下させると言う目的にとって
好ましいものであり、更に室内騒音の低減の面からも好
ましいものである。

上記において電動モータファンを２個又は２個以上の複
数個としたことにより、動力省費の著しい低減をはかり
得るものである。

即ち、例えば送風ファン１個で１８０Ｏｒ−の回転数に
て６ｏｏｏｍ）ｉ−ｉｒの送風量を得るようにしたもの
においては約５ＰＳの動力を必要とする００ が、９００甲の回転数では送風量は３０００　Ｘ　請＝
　１５００　ｍ’／Ｈｒとなり、動力は回転数の６乗に
００６ 比例するので５ＦＳＸ（面）＝５ＦＳＸ０．１２５）　
　　　　　　＝０．６２５ＰＳとなる。

従って回転数９０　Ｏｒｐｍのファンを２個用いると、
０．６２５Ｘ２＝１．２５ＰＳの動力で１５００Ｘ２＝
　５０００　ｒｌ／に’Ｉｒの送風が理論上可能である
が実際はダクトの抵抗上昇等もあって２４００〜２６０
０？？ｉ／Ｈｒの送風が行われる。しかし１個のファン
で２４００ｍ’／Ｉ（デの送風を行う為の動力は５ＰＳ
×（皿す＝２．５６ＰＳとなり、７７７２　（固０００ の場合の１．２５　ＰＳの約２倍の動力を必要とするこ
とになり、本発明のようにファンを２個又は２個以上の
複数個設けることにより、従来に比し大幅な動力消費の
低減をはかり得るものである。

尚上記実施例では電動モータ１２，１２’の動力を車載
の電源から採った例を示しているが、フレーム１３上に
補助エンジン１にて駆動される発電機を装着し、この発
電機を電動モータ１２゜１２′の電源として用いても良
い。

又複数の電動モータファンはそれぞれ運転席部において
個別的に開側１され、それにより送風量をコントロール
できるようにすることもできる。

以上のように本発明によれば、補助エンジンを動力源と
してフレーム上に装着され一体型のユニットとして車両
床下に搭載される車両用補助エンジン駆動式一体型冷房
装置において、送風ファンとして、２個又は２＠以上の
複数個の電動モータクアンを蒸発器に対し並列に設けた
構成を採ることにより、補助エンジンの高回転時も低回
転時も送風量を一定に保つことができ、補助エンジン低
回転時の蒸発器の着側と言う不具合を完全に防止し得る
と共に、補助エンジン高回転時の冷房能力の向上及び騒
音の低減をはかることができ、又動力消費の著しい低減
をもはかり得るもので、蒸発器に加えヒータコアを設置
するだけで暖房用の送風をも行うことができ、又冷暖房
不使用時の換気用の送風をも行い得ること等と相俟って
実用上多大の効果をもたらし得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示す平面図及び
正面図、第３図は冷房能力と送風量との関係を示す図で
ある。 １・・・補助エンジン、３・・・圧縮機、４・・・凝縮
器、Ｔ・・・受液器、８・・・蒸発器、９・・・ケース
、１１゜１（・・・送風ファン、１２．１２’・・・電
動モータ、１３…フレーム。 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動源として補助エンジンを用い、該補助エンジン、圧
   縮機、凝縮器、受液器、蒸発器及び送風ファン等を１つ
   のクレーム上に装着して冷房ユニットとし、これを車両
   に搭載するようにした車両用冷房装置において、送風フ
   ァンとして２　ｌｉｌ又は２個以上の複数の電動モータ
   ファンを用いたことを特徴とする車両用冷房装置。