JPS5918718B2 - 音声分析・合成システム - Google Patents

音声分析・合成システム

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JPS5918718B2
JPS5918718B2 JP54142408A JP14240879A JPS5918718B2 JP S5918718 B2 JPS5918718 B2 JP S5918718B2 JP 54142408 A JP54142408 A JP 54142408A JP 14240879 A JP14240879 A JP 14240879A JP S5918718 B2 JPS5918718 B2 JP S5918718B2
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audio signal
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JP54142408A
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誠 中村
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は音声分析・合成システムに関する。
近年、音声信号の線形予測符号化法などの音声分析装置
の進歩により、音声信号を低ビットレートで符号化して
送信し、受信側で送信側からの情報に基いて原音声信号
を合成して可成する音声分析・合成システムが実現して
いる。しかしながら、従来のこの種のシステムでは、受
信側にて合成により復元された音声は明瞭度はあるもの
の自然性が極めて悪く、いわゆる機械的な音声となり、
発声者の個性が失われたものとなる欠点があつた。
すなわち、従来においては音声分析装置で第1図aに実
線で示される音声信号のうち、破線で示されるスペクト
ル包絡情報とピッチ周波数情報を抽出し、これらを平均
電力情報や有声無声判別情報といつた他の必要な情報と
共に送信し、受信側の音声合成装置ではこれらの情報に
基き第1図をに示す如く音声信号を合成していた。
さらに具体的にいえば、上記スペクトル包絡情報はいわ
ゆる分析フィルタによりLPCパラメータとして抽出送
信され、受信側ではこのLPCパラメータにより第1図
bの破線で示されるような周波数特性が決定される合成
フィルタを用いて合成を行なつていた。この場合、LP
Cパラメータの数を増加させていけば、第1図bに破線
で示される再生音声信号のスペクトル包絡は第1図aに
破線で示される原音声信号のスペクトル包絡に漸近する
。″ しかしながら、この従来の方式では音声信号のピ
ッチ周波数成分に関する情報としては、ピッチ周波数情
報のみを抽出送信していたため、原音声信号のスペクト
ルの微細構造が第1図aに実線で示されるようにピッチ
周波数間隔で極大値を持ち、、その極大値の前後に若干
の周波数スペクトルの拡がりを持つのに対し、再生音声
信号は第1図をに実線で示されるように完全な線スペク
トルとなつ【−ており、これが自然性の欠如の大きな原
因となつていた。
この発明は、音声信号のスペクトルの微細構造に関する
情報を抽出する手段を備えることにより、音声信号をよ
り正確に分析でき、自然性にすぐれた合成音声を再声で
きる音声分析・合成システムを提供することを目的とす
る。
第1図bに示した再生音声信号宮(t)はピツチ周波数
Fpの整数倍のところに成分を持つ線スペクトルの集合
であるから、の如く、フーリエ級数に展開できる。
一方、第1図aに示した原音声信号S(t)はと表わさ
れる。
ここで6kは定数であるがCn(t)は時間tの関数で
あり、低周波成分からなる。この低周波成分はピツチ周
波数の微細振動によつて生じ、1cn(t川がスペクト
ルの微細構造を決定する。この1Cn(t川に関する情
報を抽出するのがこの発明の主旨である。以下、この発
明を実施例により詳細に説明する。
第2図はこの発明の一実施例に係る音声分析・合成シス
テムを示す図である。送信側に設けられた音声分析装置
10において、入力端子1に導入される音声信号はD/
A変換器11でデイジタル信号に変換された後、分析フ
イルタ12、平均電力算出回路13およびスペクトル微
細情報抽出回路14に加えられる。分析フイルタ12は
音声信号のスペクトル包絡情報としてLPC(線形予測
符号化)パラメータを抽出するもので、既に公知である
(例えば昭44.10発行、日本音響学会発表会講演論
文集2−2−5)。分析フイルタ12はLPCパラメー
タCのほかに残差信号も出力し、この残差信号をピツチ
情報抽出回路15に供給する。ピツチ情報抽出回路15
は残差信号から有声音か無声音かを判別し、例えば有声
音の場合は“1―無声音の場合ば0゛となる判別情報B
を出力すると共に、有声音の場合はさらにピ弓フ ツチ周波数情報Aを出力する。
平均電力算出回路13は例えばRAM(ランダムアクセ
スメモリ)と加算器から構成され、一定時間分の入力信
号をRAMに記憶し、その絶対値の総和を算出して平均
電力に比例した情報Dを出力する。スペクトル微細情報
抽出回路14はこの発明によつて新たに付加されたもの
で、この例では音声信号のスペクトルを低周波帯域に重
畳させるための非線形回路としての絶対値回路141と
、低域フイルタ142とから構成されている。
絶対値回路141はA/D変換器11から入力された音
声のデイジタル信号の絶対値をとる回路であり、例えば
入カデイジタル信号が極性振幅表示であれば最上位ビツ
トを”0゛とし、この補数表示であれば最土位ビツトが
゛1”のとき最上位ビツトを反転すると共に、最上位ビ
ツトを反転した信号に゛1”を加えるものである。この
絶対値回路141の出力側に設けられた低域フイルタ1
42は、前記音声信号のピツチ周波数より低く、音節変
化周波数よりは高いしや断周波数を有するフイルタで、
この例ではデイジタルフイルタである。この低域フイル
タ142の出力には、音声信号のスペクトルの微細構造
に対応する情報Eが得られる。以上のようにしてデイジ
タル信号形態として得られたピツチ周波数情報A、有声
無声音判別情報B.LPCパラメータC、平均電力情報
D、スペクトル微細情報Eは符号化回路16に入力され
、ここで適当なビツトレイトで符号化され、かつ必要に
応じ同期信号が付加されて出力端子2より伝送路3に送
出される。
この場合、新たに追加されたスペクトル微細情報Eは低
周波帯域の信号であるため、他の情報と同様に低ビツト
レートでの伝送が可能である。一方、受信側に設けられ
た音声合成装置20において、伝送路3を経て入力端子
4に伝送されてきた信号は、復号化回路21で復号され
、A,B,C,D,Eの各情報が分離されて各部に供給
される。
インパルス系列発生器22はピツチ周波数情報Aに基い
てピツチに等しい間隔でインパルス系列を発生する回路
、また白色雑音発生器23はピツチ周波数より高いビツ
トレイトでランダムなパターン系列を発生する回路で、
これらの系列信号はスイツチ回路24に入力される。ス
イツチ回路24は有声無声音判別情報Bにより切換制御
され、この情報Bが″1−つまり無声音の場合はインパ
ルス系列発生器22の出力信号を、また情報Bが゛0−
つまり無声音の場合は白色雑音発生器23の出力信号を
それぞれ通過させて、第1の乗算器25に供給する。第
1の乗算器25はスイツチ回路24より入力される信号
にスペクトル微細情報Eを乗じるもので、前記スペクト
ル微細情報抽出回路14を設けたことに伴つて新たに設
けられたものである。この第1の乗算器25の乗算結果
は第2の乗算器26に入力され、ここでさらに平均電力
情報Dと乗ぜられた後、合成フイルタ27に入力される
。合成フイルタ27はLPCパラメータCによつてその
周波数特性が決定されるデイジタルフイルタであり、そ
の出力信号はD/A変換器28でアナログ信号に戻され
た後、低域フイルタ29を介して出力端子5に再生音声
信号として取出される。以上のようにして、音声信号の
分析、伝送、合成が行なわれる。
さて、上記実施例において有声音の場合にスベクトル微
細情報抽出回路14の出力の情報Eは、前記の Cn(
t川そのものではないが、M Σ 1cn(t川と極めて相関の大きい情報であn=盲
る。
この情報を音声合成装置20内の第1の乗算器25にお
いてインパルス系列発生器22からスイツチ回路24を
介して供給されるインパルス系列に乗じて得られた信号
のスペクトルは第3図aのようになり、さらに第3図b
に破線で示される周波数特性を持つ合成フイルタ27を
介すると第3図bに実線で示されるようなスペクトルを
持つ再生音声信号となる。このスペクトルは第1図aに
実線で示される原音声信号のスペクトルと極めてよく似
ており、従つて自然性のすぐれた音声が再生される。な
お、無声音の場合には音声合成装置20において白色雑
音発生器23の出力信号がスイツチ回路24を介して第
1の乗算器25に入力されることにより、乗算器25の
出力信号はスペクトル微細情報Eの状態に関係なくラン
ダムなパターン系列となるので、この乗算器25による
動作上の影響はない。
以上詳述したように、この発明に係る音声分析装置は音
声信号に関する情報の一要素として、音声のスペクトル
の微細構造に関する情報を抽出することができるため、
合成時に極めて自然性のよい音声を再生できる。
また、この発明の音声分析装置を音声識別装置の入力段
に適用すれば、スペクトル微細情報の比較により、話者
認識を従来より一層容易かつ正確に行なえるという利点
もある。第4図はこの発明の他の実施例を示す図で、第
2図と異なるところは入力端子1に導入された音声信号
をアナログ信号のままの形態でスペクトル微細情報抽出
回路14″に入力し、その出力をA/D変換器17を介
して符号化回路16へスペクトル微細情報Eとして供給
した点にある。この実施例によれば絶対値回路141″
および低域フイルタ147をアナログ回路で簡単に構成
できる利点がある。この場合、A/D変換器17はA/
D変換器11を時分割的に利用することによつて省略す
ることもできる。なお、この発明は種々変形して実施が
可能であり、例えばスペクトル微細情報抽出回路の入力
信号は音声信号そのものに限らず、ピツチ周波数成分を
含んだものであればよく、例えば分析フイルタ12で得
られる残差信号であつてもよい。
また、絶対値回路の前に適当なしや断周波数を持つ低域
フイルタを挿入してもよい。また、上記絶対値回路は2
乗回路あるいは半波整流回路等、他の適当な非線形回路
に置換えてもよく、要するに入力された信号のスペクト
ルを低周波帯域に重畳(集中)させる作用を有し、その
M出力を低域フイルタに通した場合 Σ (Cn(t)
1略構成図である。
10・・・・・・音声分析装置、 14・・・・・・スペクトル微 細情報抽出回路、 20・・・・・・音声合成装着。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力された音声信号からピッチ周波数情報と有声音
    ・無声音判別情報とスペクトル包絡情報および平均電力
    情報を抽出して送信する音声分析装置と、この音声分析
    装置から送信された前記各情報を受信し、ピッチ周波数
    情報に基いて発生されるインパルス系列と白色雑音系列
    とを有声音・無声音判別情報に基いて取出した後、平均
    電力情報を乗じさらにスペクトル包絡情報を付与するこ
    とにより元の音声信号を合成する音声合成装置とからな
    る音声分析・合成システムにおいて、前記音声分析装置
    に前記入力された音声信号または音声信号中のピッチ周
    波数成分を含む信号を受入しその信号をスペクトルを低
    周波帯域に重量させる非線形回路と、この非線形回路の
    出力側に設けられ前記入力された音声信号のピッチ周波
    数より低く音節変化周波数より高いしや断周波数を有す
    る低域フィルタとからなるスペクトル微細情報抽出回路
    を設けるとともに、前記音声合成装置に前記スペクトル
    微細情報抽出回路からの情報を前記有声音・無声音判別
    情報に基いて取出される前記インパルス系列および白色
    雑音系列に乗じる手段を設けたことを特徴とする音声分
    析・合成システム。
JP54142408A 1979-11-02 1979-11-02 音声分析・合成システム Expired JPS5918718B2 (ja)

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JPS5666899A JPS5666899A (en) 1981-06-05
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