JPS59186913A - 口腔粘膜貼付用基剤 - Google Patents
口腔粘膜貼付用基剤Info
- Publication number
- JPS59186913A JPS59186913A JP6095783A JP6095783A JPS59186913A JP S59186913 A JPS59186913 A JP S59186913A JP 6095783 A JP6095783 A JP 6095783A JP 6095783 A JP6095783 A JP 6095783A JP S59186913 A JPS59186913 A JP S59186913A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- oral cavity
- gum
- vinyl acetate
- gluten
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はゼラチン又は寒天、グルテン、カルボキシビニ
ルポリマー、及び酢酸ビニル樹脂又はガム類を配合した
口腔粘膜貼付用基剤に関する。
ルポリマー、及び酢酸ビニル樹脂又はガム類を配合した
口腔粘膜貼付用基剤に関する。
口腔用の徐放性製剤として従来よりトローチやバッカル
なでが知られている。
なでが知られている。
しかし、これらの製剤は固く、かつある程度の厚みを有
するため口腔内において異物感が大きい。そのため啄下
したりかみ砕いたりする衝動にかられ、長時間口腔内に
止めておくことは困難であシ、薬物を長時間にわたって
投与するための製剤としては適当でない。
するため口腔内において異物感が大きい。そのため啄下
したりかみ砕いたりする衝動にかられ、長時間口腔内に
止めておくことは困難であシ、薬物を長時間にわたって
投与するための製剤としては適当でない。
そこで、本発明者らは口腔に長時間保持しうる徐放性製
剤について種々検討した結果、ゼラチン又は寒天、グル
テン、カルボキシビニルポリマー、及び酢酸ビニル又は
ガム類を配合した基剤に薬物を添加し、シート状とした
後、歯肉粘膜に適用すると、その粘膜上の水分を吸収し
て歯肉に密着し、唾液の影響を受けることなく長時間口
腔内に保持することができ、薬物を徐々に放出し、局所
的ならびに全身的な薬物の長時間投与に適したシート製
剤とすることができることを見い出した。
剤について種々検討した結果、ゼラチン又は寒天、グル
テン、カルボキシビニルポリマー、及び酢酸ビニル又は
ガム類を配合した基剤に薬物を添加し、シート状とした
後、歯肉粘膜に適用すると、その粘膜上の水分を吸収し
て歯肉に密着し、唾液の影響を受けることなく長時間口
腔内に保持することができ、薬物を徐々に放出し、局所
的ならびに全身的な薬物の長時間投与に適したシート製
剤とすることができることを見い出した。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものである。
本発明の基剤において使用するグルテンは広く食品など
に利用されているもので、小麦から得られる蛋白質の混
合物である。
に利用されているもので、小麦から得られる蛋白質の混
合物である。
カルボキシビニルポリマーとしては、例えばポリアクリ
ル酸や、その一部を架橋したもの、例えばカーボポール
などの酸型のものがあげられる。
ル酸や、その一部を架橋したもの、例えばカーボポール
などの酸型のものがあげられる。
酢酸ビニル樹脂とは酢酸ビニルを主成分とする合成樹脂
のことで、例えばポリ酢酸ビニルや酢酸ビニルを主成分
とする共重合体などがあげられる。
のことで、例えばポリ酢酸ビニルや酢酸ビニルを主成分
とする共重合体などがあげられる。
ガム類としては例えば、グアーガム、天然チクル、キサ
ンタンガム、アラビアゴム、トラガカントゴム、カラヤ
ゴム、エコーガム、ローカストビーンガムなどの植物ガ
ム質があげられる。
ンタンガム、アラビアゴム、トラガカントゴム、カラヤ
ゴム、エコーガム、ローカストビーンガムなどの植物ガ
ム質があげられる。
酢酸ビニル樹脂やガム類はそれぞれ単独で用いてもよく
、又、両者を併用してもよい。
、又、両者を併用してもよい。
本発明基剤中の各成分の使用割合はそれらの成分全量に
対し、ゼラチン又は寒天1〜70 w/w%、好ましく
は4〜50w/w%、さらに好ましくは5〜4 Q w
/w%、グルテン1〜7Qw/w%、好ましくは10〜
50w/w%、さらに好ましくは20〜38w/w%、
カルボキシビニルポリマー1〜50w/w%、好ましく
は10〜40w/w%、さらに好ましくは20〜30
w / w%、酢酸ビニル樹脂又はガム類1〜70w/
w%、好捷しくは10〜50W/w%、さらに好寸しく
は12〜38w/wa;b程度である。
対し、ゼラチン又は寒天1〜70 w/w%、好ましく
は4〜50w/w%、さらに好ましくは5〜4 Q w
/w%、グルテン1〜7Qw/w%、好ましくは10〜
50w/w%、さらに好ましくは20〜38w/w%、
カルボキシビニルポリマー1〜50w/w%、好ましく
は10〜40w/w%、さらに好ましくは20〜30
w / w%、酢酸ビニル樹脂又はガム類1〜70w/
w%、好捷しくは10〜50W/w%、さらに好寸しく
は12〜38w/wa;b程度である。
本発明の基剤にはパップ剤などに通常使用しつる基剤成
分、例えば水、グリセリン、グロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール、■。
分、例えば水、グリセリン、グロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール、■。
3−ブタンジオール、ソルビトールなどの多価アルコー
ル、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセ
ルロース、エチルメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシグロビルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、セルロースアセテートフタレート
ナどのセルロース誘導体、ポリアクリル酸ナトリウム、
ポリビニルピロリドンなどを添加してもよい。その配合
割合は本発明の基剤に対し水ではO〜30 w / w
%、好ましくは2〜25w/w%程度であり、他の成分
では0〜100w/w%、好ましくは30〜80’w/
w%程度である。
ル、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセ
ルロース、エチルメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシグロビルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、セルロースアセテートフタレート
ナどのセルロース誘導体、ポリアクリル酸ナトリウム、
ポリビニルピロリドンなどを添加してもよい。その配合
割合は本発明の基剤に対し水ではO〜30 w / w
%、好ましくは2〜25w/w%程度であり、他の成分
では0〜100w/w%、好ましくは30〜80’w/
w%程度である。
本発明の基剤を用いて口腔粘膜用製剤を得るには、ゼラ
チンもしくは寒天、グルテン、カルボキシビニルポリマ
ー、及び酢酸ビニルもしくはガム類を精製水とともに加
温下撹拌してペースト状組成物とし、次いでこの組成物
に種々の薬物を添加して均一に混合した後、適当な支持
体上に展延塗布し、通常水分含量が0.5〜20w /
w%程度になるまで乾燥することにより、優れた口腔
粘膜貼付用製剤が得られる。
チンもしくは寒天、グルテン、カルボキシビニルポリマ
ー、及び酢酸ビニルもしくはガム類を精製水とともに加
温下撹拌してペースト状組成物とし、次いでこの組成物
に種々の薬物を添加して均一に混合した後、適当な支持
体上に展延塗布し、通常水分含量が0.5〜20w /
w%程度になるまで乾燥することにより、優れた口腔
粘膜貼付用製剤が得られる。
薬物としては特に制限ないが、例えばベタヒスチン、γ
−アミノ酪酸、クロルプロマジン、塩化スキザメトニウ
ム、エチレフリン、スコポラミン、トルブタミド、イミ
プラミンなどの水溶性の薬物が好ましい。
−アミノ酪酸、クロルプロマジン、塩化スキザメトニウ
ム、エチレフリン、スコポラミン、トルブタミド、イミ
プラミンなどの水溶性の薬物が好ましい。
本発明の基剤を用いた製剤は、薬物を徐々に放出すると
ともに使用後は製剤中に残存する薬物の量も少なく、又
、貼付部位の水分を吸収して貼付部位に充分に密着し、
使用中の保型性も良好で、8時間以上、必要ならば24
時間程度貼付しておくことが可能なので、薬物の吸収率
も良好であり、かつ適度な柔軟性とともに厚さも10〜
1000μm程度まで薄くすることができるので使用感
も良好である。
ともに使用後は製剤中に残存する薬物の量も少なく、又
、貼付部位の水分を吸収して貼付部位に充分に密着し、
使用中の保型性も良好で、8時間以上、必要ならば24
時間程度貼付しておくことが可能なので、薬物の吸収率
も良好であり、かつ適度な柔軟性とともに厚さも10〜
1000μm程度まで薄くすることができるので使用感
も良好である。
5−
次に本発明の基剤が優れた効果を有するものであること
を実験例により説明する。
を実験例により説明する。
実施例
(1)試料の調製
ゼラチン141、グルテン8J1カルボキシビニルポリ
マー81、酢酸ビニル樹脂61を混合し、次いで精製水
30 mlを加え、加熱攪拌してペースト状とした後、
脱気する。このペースト状組成物を塩化ビニルフィルム
に500 P/m2の割合で展延塗布し、ついで30℃
の恒温室にて水分含量が15%になるまで乾燥した後、
所定のサイズ(3cb た。
マー81、酢酸ビニル樹脂61を混合し、次いで精製水
30 mlを加え、加熱攪拌してペースト状とした後、
脱気する。このペースト状組成物を塩化ビニルフィルム
に500 P/m2の割合で展延塗布し、ついで30℃
の恒温室にて水分含量が15%になるまで乾燥した後、
所定のサイズ(3cb た。
(2)実験方法
試料をボランティア2名の歯肉粘膜に就寝前貼付し、そ
の接着性及び使用感を調べた。
の接着性及び使用感を調べた。
(3)結果
ボランティア2名に貼付した試料はいずれも起床時(8
時間後)においても剥離せず、密着していた。又、その
使用感も、ボランティア26一 名のいずれも、気になるほどの違物感もなく良好であっ
た。
時間後)においても剥離せず、密着していた。又、その
使用感も、ボランティア26一 名のいずれも、気になるほどの違物感もなく良好であっ
た。
実施例1゜
ゼラチン40部、グルテン25部、カルボキシビニルポ
リマー20部、グアーガム15部を水50部とともに均
一に練合しペースト状組成物を得る。
リマー20部、グアーガム15部を水50部とともに均
一に練合しペースト状組成物を得る。
次いでこのペースト状組成物に塩酸エチレン9フ10部
を添加し、支持体上に塗布、水分が20%になるまで乾
燥すると本発明の基剤を利用した製剤を得ることができ
る。
を添加し、支持体上に塗布、水分が20%になるまで乾
燥すると本発明の基剤を利用した製剤を得ることができ
る。
実施例2゜
寒天9部、グルテン36部、カルボキシビニルポリマー
24部、酢酸ビニル樹脂18部、天然チクル13部を水
100部とともに加熱下撹拌してペースト状組成物を得
る。
24部、酢酸ビニル樹脂18部、天然チクル13部を水
100部とともに加熱下撹拌してペースト状組成物を得
る。
次いで実施例1と同様にして本発明の基剤を利用した製
剤を得ることができる。
剤を得ることができる。
7−
−89=
Claims (1)
- (1)ゼラチン又は寒天、グルテン、カルボキシビニル
ポリマー、及び酢酸ビニル樹脂又はガム類を配合した口
腔粘膜貼付用基剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6095783A JPS59186913A (ja) | 1983-04-08 | 1983-04-08 | 口腔粘膜貼付用基剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6095783A JPS59186913A (ja) | 1983-04-08 | 1983-04-08 | 口腔粘膜貼付用基剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59186913A true JPS59186913A (ja) | 1984-10-23 |
Family
ID=13157383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6095783A Pending JPS59186913A (ja) | 1983-04-08 | 1983-04-08 | 口腔粘膜貼付用基剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59186913A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2571253A1 (fr) * | 1984-10-04 | 1986-04-11 | Nippon Kayaku Kk | Preparation en forme de feuille |
EP0200508A2 (en) * | 1985-04-27 | 1986-11-05 | Nitto Denko Corporation | Adhesive oral bandages and oral pharmaceutical preparations |
EP0223524A2 (en) * | 1985-11-08 | 1987-05-27 | Nitto Denko Corporation | Use of adhesive dermal bandages and dermal percutaneous preparations |
JPH02200624A (ja) * | 1989-01-30 | 1990-08-08 | Nippon Kayaku Co Ltd | 歯科用包帯剤 |
JPH02202814A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-10 | Nitto Denko Corp | 口腔粘膜貼付製剤 |
US6585997B2 (en) | 2001-08-16 | 2003-07-01 | Access Pharmaceuticals, Inc. | Mucoadhesive erodible drug delivery device for controlled administration of pharmaceuticals and other active compounds |
WO2015101907A1 (en) | 2013-12-30 | 2015-07-09 | Uluru, Inc. | Controlling the erosion rates of mucoadhesive devices that deliver actives and other compounds and providing increased and variable therapeutic blood levels |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4950127A (ja) * | 1972-09-22 | 1974-05-15 | ||
JPS54117552A (en) * | 1978-03-03 | 1979-09-12 | Dai Ichi Seiyaku Co Ltd | Preparation of hydrated compound of vinyl acetate resin and poultice composition containing it |
JPS5562012A (en) * | 1978-11-06 | 1980-05-10 | Teijin Ltd | Slow-releasing preparation |
-
1983
- 1983-04-08 JP JP6095783A patent/JPS59186913A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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US4772470A (en) * | 1985-04-27 | 1988-09-20 | Nitto Electric Industrial Co., Ltd. | Oral bandage and oral preparations |
EP0223524A2 (en) * | 1985-11-08 | 1987-05-27 | Nitto Denko Corporation | Use of adhesive dermal bandages and dermal percutaneous preparations |
JPH02200624A (ja) * | 1989-01-30 | 1990-08-08 | Nippon Kayaku Co Ltd | 歯科用包帯剤 |
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WO2015101907A1 (en) | 2013-12-30 | 2015-07-09 | Uluru, Inc. | Controlling the erosion rates of mucoadhesive devices that deliver actives and other compounds and providing increased and variable therapeutic blood levels |
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