JPS59184131A - 血栓溶解剤 - Google Patents

血栓溶解剤

Info

Publication number
JPS59184131A
JPS59184131A JP58055460A JP5546083A JPS59184131A JP S59184131 A JPS59184131 A JP S59184131A JP 58055460 A JP58055460 A JP 58055460A JP 5546083 A JP5546083 A JP 5546083A JP S59184131 A JPS59184131 A JP S59184131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protease
activity
fraction
purified
fibrin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58055460A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0694420B2 (ja
Inventor
Hisashi Mihara
恒 美原
Hiroyuki Sumi
洋行 須見
Akira Matsuura
明 松浦
Tadahiko Inukai
忠彦 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amano Enzyme Inc
Original Assignee
Amano Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amano Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Amano Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP58055460A priority Critical patent/JPH0694420B2/ja
Priority to AU16293/83A priority patent/AU1629383A/en
Priority to US06/508,163 priority patent/US4568545A/en
Priority to CA000431387A priority patent/CA1198697A/en
Priority to EP83106288A priority patent/EP0105092A3/en
Priority to FI832383A priority patent/FI832383L/fi
Priority to DK300883A priority patent/DK300883A/da
Priority to NO832399A priority patent/NO832399L/no
Priority to ES523754A priority patent/ES8504246A1/es
Priority to DK558683A priority patent/DK558683A/da
Publication of JPS59184131A publication Critical patent/JPS59184131A/ja
Publication of JPH0694420B2 publication Critical patent/JPH0694420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ミミズ例えばルムプリヵス・ルベラス(Lu
mbricus rubellus )からの抽出物を
精製することにより得られ、線維素溶解活性(以下線溶
活性と略称する。)及び血栓溶解活性を示すことで特徴
づけられる白色無定形粉末の新規なプロテアーゼ、すな
わちプロテアーゼF−111−1−HM−27(以下H
M−27と略称する。)、F−111−2−HM−89
(以下HM−89と、略称する。)、F−1−0−HM
−45(以下HM−45と略称する。)、F−1−1−
HM−54(以下HM−54と略称する。)、F−1−
2−HM−15(以下HM−15と略称する。)、F−
11−HM−64(以下HM−64と略称する。)、F
−1tl”、 F−Ill、 F−11又はF−I2を
活性成分とする血栓溶解剤に関するものである。
新規なプロテアーゼ、すなわちHM−27、HM−89
、HM−45、HM−54、HM−15及びHM−64
は、それぞれ単一成分のプロテアーゼであるが、F−■
1はHM−27とHM−89の2種、FllばHM−5
4とHM−15の2種、F 12はHM−45、HM−
54及びHM−15の3種からなる精製プロテアーゼで
ある。F[はHM−64からなる半精製グロテアーゼで
ある。
これらの新規プロテアーゼは、例えばミミズに水性溶媒
を加えて適当な時間、適当な温度に保持して抽出を行い
、抽出液をそのまま又は適当な時間、適当な温度に保持
することによシ得られるプロテアーゼ粗製物と、その精
製により純粋なプロテアーゼを得ることができた。
近年、血液凝固に起因する種々の疾患は、壮、老年者に
多発することから注目を集め、その疾病、例えば、心筋
梗塞、脳血栓症、播種住血管内凝固症候群等がよく知ら
れている。それらの治療薬とシテヒトウロキナーゼ、ス
トレプトキナーゼが使用されていることは周知である。
然しなから、ヒトウロキナーゼは、原料(ヒトの尿)の
入手難、ストレプトキナーゼは、抗原性を持つ等の欠点
を有する上に、両治療薬ともに点滴静圧で使用されるた
めに患者に多大の苦痛を与えている欠点がある。
本発明者等は上記欠点を軽減かつ改善するため、特に原
料入手難の除去及び点滴静注の回避を目的にして自然界
より広く探索研究を続けた結果、ミミズ中にヒト末梢血
液の線溶活性を上昇させるプロテアーゼが存在すること
を見い出し、本発明に到達した。
本発明の新規プロテアーゼを活性成分とする血栓溶解剤
は、経口剤、非経口剤又は岸側として投薬が可能である
が、特に経口投与が好ましい。すなわち、後述するよう
に本発明のプロテアーゼは、ヒトに経口投与した場合憂
れた線溶活性効果を示すことが確認されている。
これらの新規なプロテアーゼは、すべて白色無定形粉末
で以下の理化学的性質を有する酵素である。
A)活性と基質特異性: 前記した各種新規なプロテアーゼのフィブリン分解活性
、プラスミノーゲン活性化活性、カゼイン加水分解活性
、その他各種基質の加水分解活性は、下記の方法により
測定した。その結果は次のとおりである。
HM−27は、フィブリン塊に対してフィブリン分解活
性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有シ、カゼイ
ン、P−トルエンスルホニル−L−フルギニンメチルエ
ステル塩酸塩(以下TAMoと称する。)、N−α−P
−トシルーL−リジンメチルエステル塩酸塩(以下T 
LM 6と称する。)、L−ヒログルタミルークリシル
ーL−アルギニン−P−ニトロアニリド塩酸塩(通常テ
ストチームS−2444発色基質といい第一化学薬品工
業社製品である。以下単にS−2444と称する。)及
びH−D−バリル−L−ロイシル−L−リジン−P−ニ
トロアニリド塩酸塩(通常テストチームS−2251発
色基質といい第一化学薬品工業社製品である。以下単に
S−2251と称する。)に作用する。しかし、N−ベ
ンゾイル−L−アラニンメチルエステル(以下BAMo
 と称する。)及びN −ベンゾイル−L−チロシンエ
チルエステル(以下BTEoと称する。)にはほとんど
作用しない。
HM−45は、フィブリン塊に対してフィブリン分解活
性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し、カゼイ
ン、TAMoXTLMo%  S −2444およびS
 −2251には作用するが、BAMo及びBTE8に
はは       :とんど作用しない。      
                :’HM−45は、
フィブリン塊に対してフィブリン分解活性を有し、プラ
スミノーゲン活性化活性を有し、カゼイン、TAMo及
びBTM8に作用する。またS −2444及びS−2
251にはごくわずかに作用するが、BAMo及びTL
Meにはほとんど作用しない。
HM−54は、フィブリン分解活性を有し、プラスミノ
ーゲン活性化活性を有し、カゼイン、TAM。
及びBTMoに作用する。TLM。及びS−2444に
はわずかに作用するが、BAM8及びEt−2251に
はほとんど作用しない。
HM−(5は、フィブリン塊に対してフィブリン分解活
性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し、カゼイ
ン、TAM。及びBTEoに作用する。T LM。
およびS−2444には僅かに作用するが、BAMoお
よびS−2251には、はとんど作用しない。
HM−64は、フィブリン塊に対してフィブリン分解活
性を有し、プラスミノーゲン活性化活性を有し、カゼイ
ンに作用し、TAMoにはやや作用する。
TLM8及びS−2444にはわずかに作用し、s −
2251にはごくわずかに作用するが、BAMo及びB
TEoにはほとんど作用しない。
前記のとおり、これら6種の新規プロテアーゼHM−2
7、HM−89、HM−45、HM−54、)’[M 
−15及びHM−64の基質特異性は、若干その活性作
用を異にする。前記の各6種の新規プロテアーゼの各基
質に対する加水分解作用活性の強弱の評価においては第
1表に示したその酵素単位(φg)が1以上のときを「
作用する」、同じく0.1以上1未満の範囲のときを「
やや作用する」、同じく0.01以上0.1未満の範囲
のときを1わずかに作用する」、同じ(0,001以上
0.01未満の範囲のときを「どくわずかに作用する」
、同じく0.001未満のほとんど検出されないときを
N、D、とじ、かつ「はとんど作用しない」と表現して
使い分けた。
(1)  フィブリン分解活性は、アストラップ(T。
Astrup)の方法(Arch、 Biophy、、
 40: 346(1952))に類似の方法で測定し
た。すなわち、凝固可能性タンパクが0.15%になる
ようにフイブリノーゲ/を0.01M塩化ナトリウムを
含む0.17 Mホウ酸緩衝液(1;lH7,8)に溶
解後、10#+7!を直径80閣の殺菌シャーレに流し
込み、トロンビン溶液(20μ肩)を0.5艷加え混和
し、蓋をして室温にて1時間放置する(標準フィブリン
平板)。
適当に希釈した被検酵素液(粉末酵素の場合は1mg/
rn1.の溶液を調製したのち適当に希釈した酵素水溶
液)0.03mgを標準フィブリン平板上に垂直に滴下
し、戸紙を蓋の間に挾み、10分間放置後37℃の恒温
器に入れて18時間反応させる。このフィブリン塊のフ
ィブリン分解活性(線溶活性)は、標準フィブリン平板
上にできた溶解部分の長径と短径とを測り、その積(m
わと希釈倍数を乗じて表示した(水溶液の場合は一/−
1粉末の場合は、−/rngで活性単位を表示した。)
(2)  プラスミノーゲン活性化活性は、プラスミノ
ーゲン(シグマ社製)5μ鷹のもの10μt1被検酵素
水溶液20μt、  0.01M塩化す) IJウムを
含む0.17 Mホウ酸緩衝液(pH7,8) 30μ
tを混和し37℃、10分間放置したのち、この反応液
の0 、03m7!をプラスミノーゲンフリーのフィブ
リン(マイルズ社製品)平板に垂直に滴下し、37℃、
18時間反応させ、溶解部分の面積を測定した値(−で
もって表示する)を(X)とし、同じように反応系中の
プラスミノーゲンの代わりに0 、17Mホウ酸緩衝液
10μtを用いたもので同じように測定して得られた値
を(Y)とし、プラスミノーゲン活性化活性は(X) 
−(Y)で表示した。
(3)  カゼインの加水分解活性は、クニック(M。
Kunitz )の方法(J、 Gen、 physi
ol、、 30:291 (1947) ’:lに類似
の方法で測定した。すなわち、1.5%ミルクカゼイン
(メルク社製品)のリン酸緩衝液(0,1M 、 pH
8,0)溶液1m1.に被検酵素水溶液1づを加え、3
7℃で30分間反応させ、0.4M1Jクロル酢酸水溶
液2.0コを加えて反応を停止させたのち、15分間イ
ンキュベートし、4000rIIn、 15分間で遠心
分離し、その上清液をとり波長280皿における吸光度
を測定した。カゼイン溶液、トリクロル酢酸水溶液、被
検酵素水溶液の順に加えて同様に操作したものを対照と
し、活性単位をクニック(Kunitz )単位で表わ
した。
(4)  TAM8の加水分解活性は、「メソツズ・イ
ン・エンザイモロジー(Methods in Enz
ymology)j、第19巻、第41ページ(197
0)に記載の方法により測定した。0.1M)IJス塩
酸緩衝液(pu 8.0 )50−に19.7”9のT
AMoを溶解させ、このTAM8溶液3.0mlと被検
酵素水溶液0.15dを25℃で反応させ、1分間経過
後の波長247nmVcおける吸光度を測定した。なお
同測定系において酵素水溶液の代わシに精製水を用いた
ものを対照とした。活性単位は1分間に1MモルのTA
Moを加水分解するときの酵素量を1単位とした。
(5) TLMoの加水分解活性は前記(4)における
TAM。
の代わりにTLMoを用べ測定波長250nmを使用す
る以外はすべてTAM oの活性測定法と同じ操作法に
よυ測定した。活性単位は1分間に1.0のΔA250
 nmを生ずるときの酵素量を1単位とした。
(6) BTEoの加水分解活性は、「メソッズ・イン
・エンザイモロジ−(Methods in Enzy
mology)ヨ第19巻、第31ページ(1970)
に記載の方法により測定した。すなわち、メタノール3
o蔵にBTKe15.7mgを溶解させ、これに精製水
を加えて50m1.とじ、さらに0.1M)リス塩酸緩
衝液(pH8,0) 46.7dを加えて調製したBT
E8溶液3.0mと酵素水溶液0.15mを25℃で反
応させ、1分間経過後の波長256 nmの吸光度を測
定した。なお同測定系において酵素水溶液の代わりに精
製水を用いたものを対照とした。活性単位は1分間に1
MモルのBTKoを加水分解するときの酵素量を1単位
とした。
(7)  BA、Moの加水分解活性は、BAMo19
.7”IFを0.1Mトリス塩酸塩緩衝液(pH8,0
) 50dに溶解した溶液を用い、測定波長255nm
を使用する以外は前記(6)のBTKoの活性測定法と
同じ操作法により測定しだ。活性単位は、1分間に1.
0のΔA 255 nmを生ずるときの酵素量を1単位
とした。
(8)  S−2444の加水分解活性は、[ザ・ジャ
ーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The
Journal of Biological Ohe
m工5try)J第265巻、第2005ページ(19
80)に記載の方法により測定した。
S−2444を0.1 M食塩を含む0.05M トリ
ス塩酸緩衝液(pH7,4)に0.5mMの濃度になる
ように溶解し、この基質溶液1dK酵素水溶液1oμL
を混合し、25℃で反応させ、1分間経過後の波長40
5nmの吸光度の増加を測定した。酵素単位は、1分間
に1MモルのS −2444を加水分解するときの酵素
量を1単位とした。
(9)  S−2251の加水分解活性は、前記(8)
のS−2444の代わシに8−2251を用い、基質濃
度を0.1mMとする以外は、すべてE!−24Qの活
性測定法により測定した。
活性単位は、1分間に1MモルのS−2251ヲ加水分
解するときの酵素量を1単位とした。
このようにして、本発明の6種の新規酵素グロテアーゼ
HM−27、HM−89、HM−45、HM−54、囮
−15及びHM−64を用い種々の基質に対して得られ
た結果を第1表に示した。
B)至適pH及び安定pHの範囲: フイブリン塊を基質として使用したプロテアーゼHM−
27のフィブリン分解作用の至適pHは第1図に示した
ように約8付近であった。また、フィブリン塊を基質と
してのpH安定範囲は、第2図に示したようにpH5〜
12でほぼ安定であった。
なお6種の新規プロテアーゼのpH安定性は37℃で6
0分間放置した後の個々のプロテアーゼの残存活性を測
定することによって決定した。
同じように5種の新規プロテアーゼHM−89、HM−
45、HM−54、HM−15及びHM−64の至適p
H及び安定pH範囲は、第3〜12図にそれぞれ示した
。すなわちプロテアーゼHM−89(第7図)の至適p
Hは8付近にあり、HM−45(第3図)、個−54(
第4図)及びHM−15(第5図)の至適pHは、それ
ぞれ8〜10付近にあり、プロテアーゼHM−64(第
6図)の至適pHば7〜8付近にあった。そしてプロテ
アーゼHM−45(第8図)、HM−54(第9図)、
HM−ts(第10図)及びHM−89(第12図)の
pH安定範囲はpH4〜12でほぼ安定であシ、プロテ
アーゼHM−64(第11図)のpH安定範囲はpH5
〜12でほぼ安定であった。
り作用適温の範囲: pH7,8のフィブリン塊を用い、種々の温度で2時間
反応させたときのプロテアーゼHM−27のフィブリン
分解作用を第13図に示した。作用適温は30〜60℃
の範囲であり、最適温度は50℃付近であった。
同じように5種の新規プロテアーゼHM−89、HM−
45、HM−54、HM−15及びHM−64の作用適
温の範囲は、第14〜18図にそれぞれ示した。すなわ
ちプロテアーゼHM−45(第14図)、HM−54(
第15図)、HM−15(第16図)、HM−64(第
17図)及びHM−89(第18図)の5種の酵素はい
ずれも作用適温の範囲が30〜60℃の範囲であシ、最
適温度は約50〜60℃であった。
D)種々の温度による失活の条件・ プロテアーゼHM−27をpH7,8、各種の温度で6
0分間保温した後のフィブリン塊のフィブリン分解作用
の残存活性を第19図に示した。グロテアーゼHM−2
7は70℃で60分間保温することによって完全に失活
することが明らかであった。同じように5種の新規プロ
テアーゼHM−89、HM−45、HM−54、HM−
15及びHM−64のpH7,8における各種温度で6
0分間保温した後のフィブリン塊のフィブリン分解作用
の残存活性を第20〜24図に示した。プロテアーゼH
M−45(第20図)、HM−54(第21図)、HM
−ts(第22図)、HM−64(第23図)及びHM
−89(第24図)のいずれも70℃で60分間保温す
ることによって完全に失活することが明らかであった。
E)分子量: 分子量は、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法に
よシ測定した。結果は次のとおシであった。
HM−2732;400±2 、000HM−8932
,800±2.000 HM−4524,500±2,000 HM−5427,500±2,000 HM−1527,000±2,000 HM−6427,800±2,000 牛血清アルブミン(分子量: 67.000 )、オブ
アルブミン(分子量: 43,000 )およびキモト
リプシノーゲンA(分子量: 25,000 )を各種
プロテアーゼの分子量決定の標準物質として使用した。
F)紫外線吸収スペクトル: HM−27の吸収極大は280 nm付近に、吸収極小
は250nm付近に存在する。同じようにプロテアーゼ
HM−89、HM−45、HM−54、HM−15及び
HM−64の吸収極太はいずれも280nm付近にあり
、吸収極小はいずれも250nm付近にあった。
G)等電点: 6種のプロテアーゼの等電点は次のとおりであった。
HM−27:Pニー3.6±0.1 HM−89:  Pニー3.5±0.1HM−45:P
工=4.1±0.1 HM−54:  Pニー4.0±0、IHM−15:P
工=3.9±0.1 HM−64:P工=3.8±0.1 H)阻害剤の影響ニ プロテアーゼHM−27、HM−8,9、HM−45、
HM−54、HM−15及びHM−64のフィブリン塊
のフィブリン分解活性に対する種種の酵素阻害剤の影響
を検討した。即ち各種の阻害剤水溶液(4mり/rnl
)20μtをHM−27水溶液(2,5μr/i); 
?(M−89水溶液(2,5pf/ml) ; HM−
45水溶液(25pf/ml) i HM−54水溶液
(12,5μf/Bl ) i HM−15水溶液(1
2,5μ2/−)及びHM−64水溶液(25μ2/−
)の各80μLと混合し、37℃で10分間保温した後
、反応液30μLをとり、フィブリン塊のフィブリン分
解活性を測定した。その結果を第2表に示した。この表
より明らかなように、プロテアーゼHM−27は、プロ
テアーゼ阻害剤のリマ豆トリプシンインヒビター、セリ
ン試薬のジフルオロホスフェート、大豆トリズシンイノ
ヒビター、アンチパイン、ロイペプチンおよびトラジロ
ール(商品名バイエル社製品以下同じ)によって完全に
阻害され、トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキ
サンカルボン酸および卵白トリプシンインヒビターによ
ってかなシ阻害されるが、ペプスタチン、キモスタチン
およびイプシロン−アミノカプロン酸によりある程度阻
害される結果を示しだ。
しかしながら、SH試薬のN−エチルマレイミド及び二
価陽イオンキレート化剤であるエチレンジアミン四酢酸
二ナトリウム(以下EDTAと略称する。)は活性を阻
害しなかった。HM−89はリマ豆トリプシンインヒビ
ター、ジフルオロホスフェート、大豆トリプシンインヒ
ビター、アンチパイン、ロイペプチン及びトラジロール
によって完全に阻害され、t−AMC!HAによってか
なり阻害され、ペプスタチン、キモスタチン、イプシロ
ン−アミノカプロン酸及び卵白トリプシンインヒビター
によっである程度阻害されるが、N−エチルマレイミド
及びKDTAには全く阻害されなかった。
HM−45は、リマ豆トリプシンインヒビター、ジフル
オロホスフェート、大豆トリプシンインヒビター、アン
チパイン、キモスタチン、ロイペプチン及びトラジロー
ルによって完全に阻害され、イプシロン−アミノカプロ
ン酸及びt 7AMC!HAによつてかなシ阻害され、
ペプスタチン、N−エチルマレイミド及び卵白トリプシ
ンインヒビターによっである程度阻害されるが、EDT
Aには全く阻害されなかった。HM−54は、リマ豆ト
リプシンインヒビター、ジフルオロホスフェート及びN
−エチルマレイミドによって完全に阻害され、ロイペプ
チン及び大豆トリプシンインヒビターによってかなり阻
害され、キモスタチン、t−AMOHA及び卵白トリプ
シンインヒビターによっである程度阻害されるが、ED
TA、ペプスタチン、アンチパイン、トラジロール及ヒ
イプンロンーアミノカプロン酸には全く阻害されなかっ
た。HM−15は、リマ豆トリプシンインヒビター、ジ
フルオロホスフェート及びN−エチルマレイミドによっ
て完全に阻害され、卵白トリプシンインヒビター及びロ
イペプチンによってかなシ阻害され、アンチパイン、大
豆トリプシンインヒビター、ペプスタチン、イプシロン
−アミノカプロン酸、キモスタチン、BDTA及びt 
−AMOHAによっである程度阻害されるが、トラジロ
ールには全く阻害されなかった。HM−64は、リマ豆
トリズシンインヒビター、ジフルオロホスフェート、N
−エチルマレイミド及び大豆トリプシンインヒビターに
よって完全に阻害され、卵白トリプシンインヒビター、
トラジロール、ペプスタチン、t−AMCIA及びキモ
スタチンによってかなシ阻害され、アンチパインおよび
イプシロン−アミノカプロン酸によっである程度阻害さ
れるが、EDTAおよびロイペプチンには全く阻害され
なかった。
なお完全に阻害されるとは、第2表中の相対活性値が0
の場合であり、かなり阻害されるとは、相対活性値が5
0%未満であシ、ある程度阻害されるとは、相対活性値
が50%以上であり、全く阻害されないとは相対値が1
00%の場合と表現した。
■)アミノ酸組成: 各プロテアーゼの0 、2 mg相当を内部標準のノ°
ルロイシンとともに0.5mlに希釈し6N塩酸を加え
、110℃で24時間加水分解した後、アミノ酸自動分
析装置で分析した。その結果は第3〜8表に示した。
第3表 プロテアーゼHM−27のアミノ酸組成第  
  4    表 プロテアーゼHM−89のアミノ酸組成第    5 
   表 プロテアーゼHM−45のアミノ酸組成第    6 
   表 プロテアーゼHM−54のアミノ酸組成第    7 
   表 プロテアーゼHM−15のアミノ酸組成第8表 プロテ
アーゼHM−64のアミノ酸組成J)元素分析値: 各各のプロテアーゼの元素分析値は次のとお9である。
1)プロテアーゼHM−27の元素分析値(%);0 
      48.61 H6,58 N        14.75 S        2.03 2)プロテアーゼHM−89の元素分析値(%);C4
7,53 H6,55 N       14.59 f3        2.06 3)プロテアーゼHM−45の元素分析値(%);C!
       48.30 H6,84 N        15.88 6       2.07 4)プロテアーゼHM−54の元素分析値(%);C4
,8,93 H6,65 N       15.95 8        1.34 5)プロテアーゼHM−15の元素分析値(チ);0 
      46.15 H6,64 N        16.02 8        2.05 6)プロテアーゼHM−64の元素分析値(%);0 
      48.23 H6,53 N        15.93 S     ’    1.43 本発明の活性成分である新規プロテアーゼは次のように
して得られた。
すなわち、ミミズに水性溶媒を加えて適当な時間、適当
な温度に保持して抽出液を得たのち、抽出液をそのまま
又は適当な時間、適当な温度に保持し來のち濃縮又1は
乾燥することによりプロテアーゼ粗製物が得られた。原
料のミミズは新鮮な生ミミズ、新鮮な生ミミズから内容
物除去後の本体及びその内容物又はそれらの加温、減圧
又は凍結乾燥したミミズ粉末、もしくはそれらの脱脂粉
末等のいずれの形状のミミズでも使用できる。最も好ま
しいのは、生ミミズの凍結乾燥粉末又は凍結乾燥脱脂粉
末である。水性溶媒はpH5〜10最も好ましいのはp
H6〜8の水性溶媒である。例示すると、水、生理的食
塩水、緩衝液、調製液又はそれらの一種類以上の水性溶
媒、もしくはそれらの溶媒に極性有機溶剤例えばエタノ
ール、メ、タノール、グロパノール、アセトン、エーテ
ル、ジオキサン等全少量加えた水性溶媒が使用できる。
最も好ましい水性溶媒は生理的食塩水、緩衝液である。
緩衝液はリン酸、酢酸、ホウ酸、クエン酸、トリス−塩
酸などのpH5〜10好ましくはpH6〜8の各種組成
の緩衝液の一種以上が使用できる。
本発明に示すpH5〜10好ましくはpH6〜8の調製
液とは塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、乳酸、クエン酸、コ
ハク酸等の水溶性の無機酸、有機酸とナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩及びアンモニ
アから自家調製した稀薄水溶i’i味する。適当な時間
とは500日以内の時間であシ、特に30分間から約3
0日間が好ましい。又、適当な温度とは60℃以下の温
度であり、特に5℃乃至40℃が最も好ましい。使用す
る水性溶媒の原料ミミズに対する倍率は1〜100倍で
あり、最も好ましいのは5〜30倍である。
原料ミミズに水性溶媒を加えて適当な時間及び適当な温
度に保持して行う抽出方法は、通常の攪拌、振盪、向流
等の抽出方法のほかに、特にミミズの組織(細胞)破壊
方法としてホモジナイザー、ブレンダー、音波処理、加
圧型細胞破壊装置、捕潰機等の機器を利用するミミズ細
胞成分の懸濁液(ホモジネート)を作成し、インキュベ
ートする抽出方法が好ましい。次に濾過し、得られた抽
出液をそのまま又は適当な時間及び適当な温度に保持し
たのち、減圧、加温又は限外濾過等の濃縮方法により濃
縮、減圧又は凍結等の乾燥方法によりグロテアーゼ粗製
物を製造することができる。前記、抽出の際、又は抽出
液のインキュベーションの際に、公知の防腐剤を僅量添
加して使用することが好ましい。その点から水性溶媒と
して前記に示すように、極性有機溶媒を少量添加した水
性溶媒の使用の意味があると共に、抽出効果を高めるこ
とができた。
次に、ミミズ抽出濃縮液、又はその乾燥物を少量の水性
溶媒に溶解した溶液からプロテア・−ゼを分画、精製す
る方法は、例えば一般的なグロテアーゼの精製方法が使
用できる。本発明の好ましいグロテアーゼの分画、精製
方法は下記の通りである。
前記の操作により得られた抽出濃縮液又は乾燥物を少量
の水性溶媒に溶解した溶液を吸着剤、極性有機溶剤、塩
析、限外濾過、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾
過、アフィニティクロマトグラフィー、疎水的クロマト
グラフィー等の処理のいずれか一方、もしくはそれらの
適時な組合せによシネ鈍物を除去する。本発明方法にお
いて使用する吸着剤は活性炭、酸性白土、活性白土、ア
ンバーライ)XAD(商品名)などの合成樹脂系合成吸
着剤などが使用できる。又、本発明方法で分別沈殿に用
いる極性有機溶媒としてはエタノール、メタノール、グ
ロバノール、アセトン、エーテル、ジオキサン等が使用
できる。最も好ましいのはエタノール、アセトン、グロ
パノールである。塩析に用いる塩類は硫酸アンモニア、
硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、リン酸カリウム、
塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸ナトリウムな
どが使用できるが、最も好ましいのは硫酸アンモニアで
ある。イオン交換クロマトグラフィーとして使用できる
イオン交換体はセルロース、デキストラン、アガロース
等の親水性多糖類を基本とするものである。特に、ジエ
チルアミンエチルセルロース(以下lAg−セルロース
トイう。)、トリエチルアミノエチルセルロース(以下
TEAE−セルローストイウ。)、アミノエチルセルロ
ース(以下AK−セルロースという。)、カルボキンメ
チルセルロース(以下cM−セルロースという。)、フ
オスフオセルロース(以下P−セルロースという。)フ
ォスフォメチルセルロース(以下PPM −セルロース
という。)、ジェチルアミンエチルセルロファイン(以
下DEAE−セルロファインという。)等が好ましい。
また、イオン交換樹脂として好ましいものを商品名で例
示するとアンバーライトIRC−50、アンバーライト
エRC−75、アンバーライトエRC−84、ダウエッ
クス0CR−2等の弱酸性陽イオン交換樹脂及びアンバ
ーライトエR−4B、同じく工R−45、同じく工RA
−400、ダウエックス3等の弱塩基性陰イオン交換樹
脂である。ゲル濾過としては、商品名で例示するとセフ
ァデックス、セファローズ、バイオゲル、トヨノぐ一ル
ウルトラゲル、セルロファイン等が好ましい。また、ア
フイニテイクロマトグラフイーとしてはセファロース又
はトヨパールを支持体とする各種のものが使用できる。
疎水的クロマトグラフィーとしては炭素数2〜20の脂
肪族、脂環族、芳香族及びそれらにアミン基を結有する
化合物を疎水性基としてもつアガロース、セルロースの
吸着体が用いられる。
第25〜40図は以上のプロテアーゼの製法を示すフロ
ーチャートである。
本発明のプロテアーゼの実態と効果をさらに詳しく説明
するため、下記に本発明の製法の具体例と、得られた新
規プロテアーゼy  12、Fn/およびy  m/の
理化学的性質及び薬理活性について述べる。
本発明の製造法の具体例:ミミズ凍結乾燥脱脂粉末に1
0倍量の50 m Mリン酸緩衝液(pH7,0)を加
えて、37℃で200時間インキュベーションしたのち
プロテアーゼを抽出し、次に抽出液を限外p適法で濃縮
した。濃縮液にエタノールを添加して分画し、該沈殿を
蒸留水に溶解t/−DEAF −セルロース処理して3
つの線溶活性区分(F−1、F−■、F−111)を得
た。F−1、F−11の区分をそれぞれ硫安塩析し、次
にセファデックスa775処理し、活性区分を凍結乾燥
した。F−1■区分はそのまま脱塩濃縮し、凍結乾燥す
ることにより精製品を得た。これらのプロテアーゼF 
−1、F−It′、 F−III’に共通する理化学的
性質及び力価について述べる。
(1)作用 フィブリ/を可溶化する。
(2)基質特異性 フィブリンをよく分解する・(3)
至適pH及び安定pHニゲロチアーゼF−1、F−11
’又はF−1[1’の至適pHは8〜10付近であり、
安定pHは5〜10 付近である。
(4)  力価測定:凝固可能性蛋白が0.15 %に
なるようにフィブリノーゲン′ff:0.oIM塩化ナ
トリウムを含む0.17Mホウ酸緩衝液(pH7,8)
に溶解後10rnlを直径80龍の殺菌シャーレに流し
込み、トロンビン溶液(20u/m)を0.苧−加え混
和し、蓋をして室温にて1時間放置する。
(標準平板)。被検液0.03 rnlを標準平板上に
垂直に滴下し、F紙を蓋の間に挾み、10分間放置後3
7℃の恒温器に入れて18時間反応させる。線溶活性は
標準平板上にできた溶解部分の長径と短径とを測り、そ
の積(mr/l )をもって表示する。
(5)安定性、プロテアーゼF−I2、F−11’又は
F−m’を含む水溶液は、pH7,5において50℃、
30分間処理及びpH9,Oにおいて50℃、30分間
処理のいずれにおいても92チ以上の残存活性を示す。
(6)阻害剤、プロテアーゼF−18F−11’又はF
−Ill’の線溶活性作用は、トラジロール(バイエル
社の商品名)、′トラ/サミン(第−製薬社の商品名)
、大豆トリズシンインヒビター(マイルズ社の製品)及
び血清によって阻害される。
(7)線溶活性作用ニブロチアーゼF−1、F−1’ま
たはFm/はプラスミノーゲン活性化作用を有し、間接
的にフィブリンを溶解すると共に、直接にフィブリンに
作用しフィブリンを溶解する。
さらに具体的に、プロテアーゼIt−I 、F−It’
またI/′1F−I[1’の製法、収量及びその線溶活
性力価を以下に示した。
ミミズ凍結乾燥品をアセトンにて脱脂乾燥粉末I K9
にpH7,0の50yy+Mリン酸緩衝液iozを加え
、37℃で100時間攪拌抽出したのち、濾過し、残さ
を36の同リン酸緩衝液で洗浄し、抽出液と洗浄液とを
合した清澄抽出合液12.8 t (線溶活性は10倍
希釈で49omrl/me)を得、次に限外濃縮して液
量を1.75 t (線溶活性は60倍希釈でsso+
nII/mg)とじ−これにエタノールを1〜4倍量〔
第一回目にエタノール1.75 tを加えて沈殿分別後
のPMに第2回目のエタノール7、OLを加える。〕添
加して分画した。この分別沈殿を集め、これを同リン酸
緩衝液1.1tに溶解(線溶活性は50倍希釈で694
vl/ ml ) L、た。次(/?C1これをDEA
E−セファローズ(ファルマシア社製)Kて処理して線
溶活性物質F−1,F−n、F−、I[lに3分画した
。それぞれを硫安0.6飽和塩析後、セファデックスG
−75処理して凍結乾燥してF −1分画よp 123
00mF!/mgO線溶活性を有する粉末62srrq
(F−1)を得、F−n分画よ、!ll110700m
i / ++yの線溶活性を有する粉末665■(F−
n’)を得た。更にF−In分画は脱塩濃縮後、凍結乾
燥して11500mfl/■の線溶活性(F−111’
)を有する粉末1200 mVを得た。
前記の操作で得たン°ロチアーゼF−■を例えば、DE
AE−セルロファイン処fl及ヒ/ 又td、 ) ヨ
ハール処理の精製処理を行うことにより新規プロテアー
ゼHM−45、HM−54またはHM−15の単品、も
しくはF −1’ (HM−54とHM−15の混合物
からなるプロテアーゼ)に分画、精製することができる
。同じように、例えばグロテアーゼF−U’fトヨバー
ル処理、ヘキシルセファロース処m及o:DEAEセル
ロファイン処理の単独又は組合せの精製処理を実施する
ことにより、純品のHM−64に精製することができる
。また同じように、プロテアーゼF−11’iET工(
卵白トリダシ/インヒビター)−セファロース処理、D
EAE−セルロファイン処理及びトヨパール処理の単独
または組合せの精製処理をなすことによシ新規グロテア
ーゼHM−27またはHM−89の単品に分画、精製す
ることができる。すなわち、プロテアーゼF−[1’、
F” −I′、F、I 及びF−11’は単一品ではな
く混合物でプロテアーゼ純度が少なくとも5チの半精製
品であるが、多くの場合は50%以上の純度である。
また、別の製法としてミミズ凍結乾燥粉末3001に生
理的食塩水3tを加えてホモジネートし37℃で20日
間インキユベーノヨンしたのちの抽出液及びその凍結乾
燥したものも前記と同一の性質を示した。この抽出液(
すなわちF液)の等電点電気泳動を行って得られるpH
勾配(四角印の線)と各2.5ツ宛の両分の750nm
の吸光度(OD 750nm、銅−FO1in試薬を用
いる。黒丸印の線)曲線は、第41図に示すように等電
点1.5.3.4及び5.6を示すプロテアーゼの存在
が認められた。
−万、この抽出液(すなわち戸液)そのまま(白丸印の
線)及びその透析後の抽出液(三角印の線)の線溶活性
曲線を第41図に示した。この結果より透析前の抽出液
(P液)には等電点3.4付近の両分に高い線溶活性を
示す物質の存在が認められた。さらにそれよシも線溶活
性は劣るか等電点1.5付近又ij 4.0付近にも線
溶活性を示す物質の存在が認められた。一方、等電点5
.6付近の物質は線溶活性を有していなかった。また、
抽出液の透析によシ等電点1.5付近の線溶活性物質は
除去され、等電点3,4付近に線溶活性が残った。すな
わち、第41図に示す結果より等電点3.4付近の物質
が線溶活性を示し、等電点5.6付近の物質は線溶活性
を示さないことが明らかである。
本発明プロテアーゼの薬理、薬効試験結果を下6已に示
す。
急性毒性試験。
本プロテアーゼの急性毒性試験は、後述の実施例におい
て得られたそれぞれのプロテアーゼを用いて実験した。
動物は、30±22のddy系の雄マウス(4週令)を
各群5匹を用いた。投与方法は本プロテアーゼを生理食
塩水に溶解し、経口、腹腔内および静脈内で投与し、観
察を本グロテアーゼ投与後14日間にわたり毒性症状及
び死亡状況について行った。LD5o 値はLitch
field −WilCOXOn法[、T、 Phar
mac、 Exp、 Ther、、 9699 (19
49) ]により算出した。経口投与では、いずれの群
も技術的投与可能限界量のs 、 ooo my/に9
投与において死亡するマウスは全く認められず、かつ中
毒症状の所見、また剖検では異常は全く認められなかっ
た。
腹腔内投与では、死亡例は窒息性けいれんを起こし、投
与後90分以内に死亡した。死亡例の剖検では腹腔内へ
の血液性腹水の貯留および内壁。
腸壁への点状出血が認められた。生存例の剖検では何等
の異常は認められなかった。
静脈内投与では、死亡例は窒息性けいれんを起して死亡
し、死亡例の剖検では肺の出血が認められた以外に異常
は観察されなかった。生存例の剖検ではなんらの異常は
認められなかった。
本プロテアーゼのLD5Q値は第9表に示すとおりであ
った。
第    9    表 チャンドラループ(Chandler几1001)  
)法による血栓溶解活性の測定 試料の調製は、本プロテアーゼおよび参考例としてウロ
キナーゼ(大塚製薬株式会社製品)を生理食塩水に溶解
し、血液は同一人物の健康男子成人の静脈より採血し、
採血直後その殉容の3,8チクエン酸ナトリウム水溶液
を加えた。丑だ対照液として生理食塩水を用いた。
血栓の形成と溶解率の測定は、内径3朋、長さ250順
のポリビニル管中に、クエン酸ナトリウム添加新鮮血0
.8コと3%塩化ナトリウム(C!ao12・2H20
)水溶液0.1d’i加えた後、直ちに管の両端をつな
ぎ円形輪(ループ)とし、その円形輪の中心が回転の中
心と一致するように置き、傾斜角度60°、37℃で毎
分17回転、30分間回転させて血栓を形成させた。こ
のループに各プロテアーゼ溶液、ウロキナーゼ溶iまた
は対照io、1−ヲ注入し、再び37℃で毎分17回転
、60分間回転させた。この後、残存血栓を取り出し、
ブーアン氏液(ピクリン酸飽和水溶液75−に市販ホル
マリン液257!及び氷酢酸5−を混和して作成した。
)で固定した後、血栓の湿重量を測定する。   一本
プロテアーゼの血栓溶解活性は、生理食塩水(対照)の
平均血栓湿重量(平均43.37q ;径約3 mm、
長さ10闘)に対する本プロテアーゼまたはウロキナー
ゼ添加群の重量比率で求め、これを血栓溶解率け)とし
て第10表に示した。  ゛第10表の結果を、第42
図に例示して求めた血栓溶解率50%のときのグロテア
ーセHM−27およびHM−89の必要濃度の求め方と
同じ手法で得たHM−45、HM−54、HM−15及
びHM−64の必要濃度、また同じ手法により求めたF
m/、F  I/、F−(及びF  n/の必要濃度を
第11表に示した。
第   1 1   表 なお、参考例として示したウロキナーゼの血栓溶解率5
0チの必要濃度は130 工u7’m/!血液であった
。このチャンドラループ法による血栓溶解活性の検査は
試験管実験系ではあるが、生体内系に最も近い検定法と
して認められた簡便な方法[J、 Exp、 Phys
iol、 XL工V (4) 、 377〜3B4(1
959) )であり、本発明に係わるグロテアーゼの性
能を十分に表わすものと考えられる。
本発明の製造法による本グロテアーゼの薬効試験: 本グロテアーゼを治療薬としてヒトに経口投与する場合
には最終段階の精製品が最も好ましいことは言うまでも
ないが、前記精製の各段階のものも使用が可能である。
本グロテアーゼはヒトに経口投与により優れた薬効を示
すことが期待できる。
後記の実施例製法にて分取、精製した本グロテアーゼF
−11’の凍結乾燥品製剤600mpを試験薬とし06
01807328059才の3名の動脈硬化症を有する
男性患者各人に経口投与し、経時的に各人の末梢血液を
採血し、オイグロブリン各分画によるフィブリン溶解力
(rta& )を調べたところ第43図の結果が得られ
た。第43図中の白抜きの丸印は完全溶解を、黒塗りの
丸印は不完全溶解を示す。この結果より本試験薬投与後
、2時間で末梢血液中の線溶活性が上昇し、かつ血液中
の線溶活性は投与後4〜6時間で最大となることがわか
った。
本発明の新規グロテアーゼは、本発明者等がはじめてミ
ミズから得た安全な新規酵素で6D、優れた線溶活性及
び血栓溶解活性を有する効果を通して次に示す臨床効果
が期待される。
一般に、酵素によシ線維素原から転化された繊維素は、
血栓症及び塞栓症発症の重要な原因の一つである。本発
明の新規プロテアーゼは、前記の活性作用により末梢動
静脈血栓症、肺塞栓症、冠動脈閉塞症、心筋硬塞症、脳
血管閉塞症、網膜動静脈血栓症、硝子体出血、前房出血
等の予防ならびに治療効果が期待される。さらに制癌剤
との併用によシ癌に対する併用効果も期待できると共に
、輸血の際の抗凝固剤として、また血管手術における縫
合線の塞栓形成防止、又は血液透析における動静脈シャ
ントの長期機能維持にも効果が期待される。
本発明の新規プロテアーゼは臨床用として投与するとき
の形態は、非経口剤または経口剤のいずれでもよいが、
特に経口投与が好ましい。臨床用の投与量を勘案すると
、ヒトに一日当90.1μ2から1000■程度が好ま
しい。最も好ましいのは、ヒトに一日当り10μ?から
300■である。本発明゛のプロテアーゼはヒト以外の
哺乳動物にも有効な血栓溶解剤であシ、この場合の投与
量は0.1μ2/に2〜100■/に9が好ましい。
本発明の血栓溶解剤組成物を製造するには、例えば、本
発明プロテアーゼの水溶液に必要に応じて添加剤を加え
た後、凍結乾燥し7て粉末とする方法、または本プロテ
アーゼの凍結乾燥粉末に必要に応じて添加剤を混合する
方法によって行われる。
組成物の添加剤としては、マンニット、デキストリン、
アルブミン、ゼラチン、ヒドロキシエチルデンプン、グ
リシン、リジン、アルギニン、ショ糖などの安定剤;リ
ン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどのpH調節剤
;塩化ナトリウム、マンニット、ソルビット、ブドウ糖
などの等張化剤;そのほか、プラスミンインヒビタ−活
性又は吸収促進剤としてデキストラン硫酸エステル、シ
ョ糖硫酸エステルなどの糖類の硫酸エステル又はこれら
の糖類硫酸エステルのナトリウム塩などがあげられる。
本発明プロテアーゼ血栓溶解剤の組成物としては、前記
添加剤の少なくとも一種周上を用いることが好ましい。
本プロテアーゼ組成物は経口用の剤形として通常の錠剤
、顆粒剤、粉剤及びカプセル剤または腸溶カプセル剤に
したもの、もしくはリン脂質から製造される公知の脂肪
小体(リポゾーム)の空隙中に取り込まれた製剤などが
用いられる。
脂肪小体の形成のために用いられる脂質は、無毒の生理
的に許容され、かつ代謝され得る脂質であれば、本発明
製剤に用いられる。使用できる脂質としてはリン脂質が
代表的であり、その脂質としては、ホスファチジルコリ
ン(レシチン)、ホスファチジルエタノールアミン、ホ
スファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、ス
フィンゴミエリン及びフオスファチジン酸が例示でき、
その単味又は混合物が用いられる。その他、リン脂質を
多量に含有する植物レシチン又はこれらの植物油も利用
できる。
本発明の非経口剤は、特に外用剤として軟膏剤、ローシ
ョン剤、リニメント剤及び座薬などが好ましい。本発明
プロテアーゼ軟膏の基剤としては、油脂性基剤及び乳剤
性基剤が用いられる。これらの基剤には、例えば流動パ
ラフィン、アイソパー(工5opar、 Be2O社発
売)、ワセリン、シリコン油、016〜C2oの脂肪族
高級アルコール類、014〜020の高級脂肪酸類、0
16〜C3oワツクス類、ヒマシ油、水素添加改良植物
油、ラノリン及びその誘導体、スクワレン及びスクワラ
ンが用いられる。その他軟膏用の乳化剤、分散剤として
多価アルコールエステル型非イオン性界面活性剤〔01
4〜C20の脂肪酸モノグリセライド、ソルビタン脂肪
酸エステル類(脂肪酸は014〜020)−ショ糖及び
ポリグリセリン脂肪酸エステル(脂肪酸ばcj4〜C2
0) 11、ポリオキシエチレン系非イオン性界面活性
剤〔C12〜cIBの脂肪族アルコールのポリオキシエ
チレン誘導体、”12〜020の脂肪酸のポリオキシエ
チレン誘導体、多価アルコール(例えばンルビタン)脂
肪酸エステルのポリオキシエチレン誘導体(014〜C
2oの脂肪酸)〕などが用いられる。また、軟膏剤の湿
潤剤としてグリセリン、プロプレンゲリコール、ノルビ
ット及びアミノ酸が用いられる。その外に公知の安全性
の高い安定剤及び/又は各種の公知の公用されている酸
化防止剤などを配合して本発明グロテアーゼの軟膏用製
剤がつくられる。
本発明グロテアーゼのローション剤としては、懸濁型(
振とう)、乳剤型(エマルジョン型)及び溶液型ローシ
ョン剤が用いられる。本発明の懸濁型ローション剤は、
アルギン酸ナトリウム、トラガント、メチルセルロース
、CMCナトリウム、ポリエチレングリコール、フロピ
レングリコーノペモノステアレートなどの1種以上が懸
濁剤として用いられる。乳剤型ローション剤は乳化剤と
して非イオン界面活性剤〔例えは、ステアリルアルコー
ル、セトスラアリルアルコール、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、5pan20(商品名)、Tween 20(商品
名)など〕その他、安息香酸ベンジル、バラヒドロキシ
安息香酸メチル、バラヒドロキシ安息香酸プロピル、そ
の他公知で安全な防腐剤を配合して用いられる。また、
本発明グロテアーゼのソ二メント剤としては、基剤とし
てオリーブ油、ゴマ油、ヘントウ油、綿実油などの植物
油脂が用いられる。本発明グロテアーゼの座薬としては
、基剤としてカカオ脂、ウィテプソール(Witep−
801)、サバナール(5ubanal )、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセロ
ゼラチン及びゼラチンカプセルなどが用いられる0 実施例1 生きたミミズ84rに生理食塩水を加え1300m/!
とじ、次に懸濁液化し、37℃で100時間インキュベ
ーションしたのち遠心分離した。残さを150111の
生理食塩水で洗浄し、抽出液と洗浄液の合液4oo+7
(線溶活性は10倍希釈で375mA/コ)を得た。こ
の合液を凍結乾燥した。この乾燥物の線溶活性は142
 a /■であった。
実施例2 生きたミミズ841に蒸留水500−とフェノール0.
31を加えて懸濁液とし、30℃で76時間インキュベ
ーションしたのち、濾過し、残さを200 rnlの蒸
留水で洗浄し、抽出液と洗浄水とを合した抽出液650
 mlを得た。この抽出液の線溶活性は10倍希釈で2
20−/−でめった。
実施例3 生きたミミズ842に水400rn1.、エタノール3
0−を加えて懸濁液としたのち、25℃で240時間イ
ンキュベーションする。その後、遠心分離し、得られた
抽出液の線溶活性は10倍希釈で35oi/−であった
実施例4 ミミズ減圧乾燥粉末50ii’に生理食塩水400m1
と、1.8%のリン酸水溶液と1.8%アンモニア水で
中和調製したpH6,5の水溶i100mj! を加え
て懸濁液とし、38℃で100時間インキュベーション
したのち、濾過しだ。この抽出液の線溶活性は10倍希
釈で725−/−であり、ミミズ乾燥物轟りの線溶活性
は72 、5 mA / ’gでβった。
実施例5 ミミズ凍結乾燥粉末50グに2%酢酸水溶液と2%の水
酸化ナトリウム水溶液で中和調製したpH6、3の希薄
水溶液250−1生理食塩水200rnl。
水507!及びアジ化ナトリウム0.52を加えて懸濁
液とし、次に37℃で72時間インキュベーションした
のち、涙過しだ。この抽出液の線溶活性は10倍希釈で
460a/fnlであった。
実施例6 ミミズ凍結乾燥脱脂粉末502にpH7,0の酢酸緩衝
液200−1pH7,0のホウ酸緩衝液200ゴ、水1
00 rrd2、プロパツール10−、ジオキサン1〇
−の混合液を加えて懸濁液とし、次に32℃、で240
時間インキュベーションしたのち、濾過した。
この抽出液の線溶活性は10倍希釈で772 mA/r
nl!。
であった。
実施例7 ミミズから内容物除去した凍結乾燥脱脂粉末507に、
1.8%リンe、、  3.5%塩酸と水酸化カリウム
で調製したpH6,8の希薄水溶液250mA、。
生理食塩水2251#7!、アセトン25m1を加えて
懸濁液とし、次に25℃で96時間インキュベーション
したのち減圧濾過しだ。この抽出液の線溶活性は10倍
希釈で600ia/−であった。
実施例8 ミミズ瞬間高温高速乾燥脱脂粉末107にpH6,4の
リンぽ緩衝液50−とpH6,5のクエン酸緩衝液50
ゴを加えて@PAiとし、次に37℃で:      
  7時間インキュベーションしたのち、濾過し、残さ
を生理食塩水で洗浄し、抽出液と洗浄液との合液120
+++/を得だ。この合液にアジ化ナトリウム0.17
を加えて37℃で10時間インキュベーションしたのち
の線溶活性は10倍希釈で280−/−であった。
実施例9 ミミズ凍結乾燥脱脂粉末10グにpH,7,4のリン酸
緩衝液50ゴと生理食塩水50m1を加えて22℃で4
時間かきまぜ抽出したのち、遠心分離した。得られた抽
出液にアジ化ナトリウム0.077を加えて37℃で5
時間インキュベーションした後の線溶活性は10倍希釈
で390−/ 7であった。
実施例10 生きだミミズ107にpH7,0の酢酸緩衝液70ゴと
水30−を加え懸濁化したのち、20℃で2時間かきま
ぜ抽出して遠心分離した。残さを水洗し、抽出液と洗浄
水との合液180 mlを得た。
これにアジ化ナトリウム0.12を加えて37℃で7時
間インキュベーションした。この液の線溶活性は10倍
希釈で40−/彪でめった。
実施例11 ミミズ凍結乾燥粉末IK9に10tの0.1%安息香酸
ナトリウムを含む0.9%塩化ナトリウム水溶液を添加
し32℃、96時間かきまぜた後、濾過し、残さを3t
の0.1%安息香酸ナトリウムを含む0.9%塩化す)
 IJウム水溶液で洗浄し、抽出液と洗浄液を合わせた
清澄抽出i(線溶活性は10倍希釈液で490 mA/
rrdl ) 12.5 Lを得た。
抽出液を限外濾過法で濃縮し、液量を0.5tとし、こ
れにエタノール0.5tを加えて沈殿分別した後、炉液
に終濃度としてエタノール濃度が80%になるように添
加し得られた沈殿をさらにエタノールで洗浄後真空乾燥
し乾燥粉末40.57を得た。
このものの線溶活性は1285mA/mgでめった。
該粉末を10mMリン酸緩衝液(pHs、o)1tに溶
解し、これをエピクロルヒドリンで活性化したアガロー
ス(登録商標セファロース:ファルマシアファインケミ
カル社製)にヘキシルアミンを結合させ調製したヘキシ
ルセファロース、カラムに通液し、同リン酸緩衝液にて
洗浄を行った後、0.25M−Nailを含む同リン酸
緩衝液にて溶出を行い、溶出液ILを得だ。該溶出液を
透析後、凍結乾燥を行い精製線溶活性物質5.751を
得た。このものの線溶活性は7241mA/myであっ
た。
実施例12 実施例11と同様に操作し、エフノール沈殿法し、エピ
クロルヒドリンで活性化したアガロースに卵白トリプシ
ンインヒビター(シグマ社製)を結合させ調製したKT
工(卵白トリプンンインヒビター)−セファロースカラ
ムに通液し、同リン酸緩衝液にて洗浄後、さらに0.1
M酢酸緩衝液(pH5,0)で洗浄後、IMNaCl、
0.5Mアルギニンを含む同酢酸緩衝液にて溶出を行い
溶出液0.84を得た。
該溶出液を透析後凍結乾燥を行い精製線溶活性W/)質
225 mgを得た。このものの線溶活性は70960
mA/巧であった。
実施例13 ミミズ凍結乾燥粉末1 hに10tの0.1%安息香酸
ナトリウムを含む0.9%塩化ナトリウム水溶液を添加
し、30℃で72時間かきまぜ抽出、したのち、濾過し
、残さを3tの0.1%安息香酸ナトリウムを含む0.
9%塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、抽出液と洗浄液と
を合した清澄抽出液(線溶活性は10倍希釈で4−50
 aj / ml ) 13 tを得た。
この抽出液を限外濃縮して液量を0.711とし、これ
にエタノール0.711を加えて沈殿分別後の涙液に終
濃度でエタノール濃度が80%になるようにエタノール
を添加し、得られた沈殿をさらにエタノールで洗浄後、
真空乾燥し、乾燥粉末422を得た(このものの線溶活
性は1322−/■であった。)。該粉末を精製水10
00rnlに溶解し、これをDEAR−セルロファイン
(チッソ株式会社製品)カラムクロマトグラフィーにて
処理し第44図に示す様にプロテアーゼF−1,F−1
1、F−1の3分画を得た。それぞれの画分を硫安0.
6飽和塩析後、得られた沈殿を少量の10mMIJン酸
緩衝液(pHs、o)に溶解し、七フアクリルS−20
0によるゲル濾過処理、ウルトラフィルトレニションに
よる脱塩濃縮処理した後、凍結乾燥することによって、
FlI分画0.629F、FII’分画0.879グ、
F  Ill/分画1.0705’ の精製プロテアー
ゼを得だ。これら各分画の線溶活性はF −1′が13
780a/”f、P  II/が9290 rnA/ 
mW、F−III’が17620−7mgであった。又
これら各分画のプラスミノーゲン活性化活性を調べた。
すなわち、プラスミノーゲン(シグマ社製)5 u/ 
mlのもの10μt1各画分の線溶活性溶液(0,1m
y/ml )2011t、  0.01M塩化ナトリウ
ムを含む0.17Mホウ酸緩衝液(pH7,8)30μ
7を混和し37℃10分間放置したのち、この反応液の
0.03ydをプラスミノーゲンフリーのフィブリン平
板(マイルズ社製品)に垂直に滴下し、37℃18時間
反応させ、溶解部分の面積を測定した値(−でもって表
示する5を(X)とし、同じように反応系中のプラスミ
ノーゲンのかわりに0.17M  ホウ酸緩衝液10μ
tを用いたもので同じように測定して得られた値を(Y
)とするとプラスミノーゲン活性化活性は(X) −(
Y)で表示される。こうしてF−1は2o25i△9、
F−1は1721mf/IV 、 F −1は1283
mf/〜のそれぞれの活性ケ示−丁ことが分った。
セファデックスG−75によるゲル濾過法によって測定
した分子量と等電点は次のとおシである。
F pは分子量約22,000.等電点P、I=−4,
0; F −■1は分子量約23,000.等電点PI
=3.8;F−1111は分子量約28,000.等電
点PI=3.7である。
実施例14 実施例13に準じて得られた各精製プロテアーゼについ
てブイプリン、フイブノーゲンに対する作用を調べた。
すなわち、ヒト血清0.18m7!と250mMのCa
C4水溶液0.02d、各濃度の精製プロテアーゼ溶液
0.02d金37℃で30分反応させ生じるFDP (
フィブリン分解ペプタイド)量をラテックス凝集反応に
よるトロンボウェルコテスト(ウェルカム社製)キラト
ラ用いて測定した。
その結果第12表のCaC4田の欄に示される結果が得
られた。表中用、 (1−1t 、闇はフィブリ/から
FDP ’i生成すること金示し、十の増加はFDP生
成の強さを示す。(→はフィブリンからのFDP生成が
ないことを示す。
一方、CaCL2溶液の非存右下即ちCaCt2水溶液
に代えて生理食塩水?用いて上記と同様の反応?行なっ
たところ、いずれの種類またいずれの濃度の線溶活性画
分も第12表のCaC4(−)欄に示されるようにFD
Pの生成は認められなかった。このことは本発明のプロ
テアーゼはフィブリンに作用するものの、フィブリノー
ゲンには作用しないことを示すものである。
第12表 実施例15 実施例13に準じて得られた本プロテアーゼを健康人に
それぞれ経口投与(1μグ/Kg) L、H時的に末梢
血液を採血し、オイグロプリン分画を得、オイグロプリ
ン完全溶解時間及びオイグロプリン分画による標準フィ
ブリン平板溶解能(−)のそれぞれを測定した。その結
果は第45図(A)及び(B)に示しだ。
第45図(A)よシ明らかなように、F  1/、F−
■′の精製プロテアーゼは経口投与後、約2時間後にお
いてオイグロプリン溶解に要する時間が著しく短かくな
シ、かつ持続時間も長時間持続するととを示している。
また p  l/の精製プロテアーゼの場合も経ロ投与
後6時間頃からオイグロブリン溶解時間がしだいに短か
くなっていくことを示している。
F−II 、 B/および■′の本発明のプロテアーゼ
もヒトへ経口投与することによシ末梢血液中の線溶活性
を上昇せしめることがわかった。さらに、第45図(B
)より明らかなように、ヒトにより個人差があるものの
経ロ投与後2〜7時間後に末梢血液を採血して得られる
オイグロプリン分画のフィブリン溶解能は最大となシ、
かつまた投与後、10時間経過してもそのフィブリン溶
解能は持続することがわかった。
実施例16 (1)ミニ?ズ凍結乾燥粉末IK9に10tの0.1%
安息香酸ナトリウムを含む0.9%塩化ナトリウム水溶
液を添加し、30℃で72時間かきまぜ抽出したのち、
濾過し、残さを3tの0.1%安息香酸ナトリウムを含
む0.9%塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、抽出液と洗
浄液とを合した清澄抽出液(フィブリン塊に対するフィ
ブリン分解活性は10倍希釈で450i/+m ) 1
3 tを得た。この抽出液を限外濃縮して液量を0.7
11とし、これにエタノール0.71 tを加えて沈殿
分別後のろ液に終濃度でエタノール濃度が80%になる
ようにエタノールを添加し、得られた沈殿をさらにエタ
ノールで洗浄後、真空乾燥し、乾燥粉末421を得た(
このもののフィブリン塊に対するフィブリン分解活性は
1322u/■であった。)。該粉末を精製水1010
0O!に溶解し、これにDEAE−セルロファイン(チ
ッソ株式会社製品)カラムクロマトグラフィーにて処理
し第46図に示すように新規なプロテアーゼを含むF−
0、F−1−1、F−1−2。
F −II及びF−1の5分画を得た。
(2)それぞれの両分を硫安0.6飽和塩析後、・得ら
れた沈殿を少量の10mMIJン酸緩衝液(pHs、o
)に溶解し、セファクリルS −200によるゲル涙過
処理、ウルトラフィルトレージョンによる脱塩濃縮処理
した後、凍結乾燥することによって精製プロテアーゼの
HM−45を主として含むF−0分画0.07グ、HM
−54を主として含むF−1−1分画0.209グ、H
M−15を主として含むF−1−2分画0.420f、
FIt’の分画0.879 f、F −+1[’の分画
1.07Ofを得た。これら各分画のフイフ゛リン塊に
対するフィブリン分解活性はHM−45を主として含む
F−9分画がs、sx6+4/mg、)IM−54を主
として含むF−1−1分画がxs、zoom7/Tng
、HM−15を主として含むF−1−2分画が12.0
00mA/W、F−■/が9 、290 =/mW及び
F−■′が17 、620 a/mfであった。
実施例17 実施例16−(1)と同一の方法によりF−0分画、F
−1−1分画、F=l−2分画、F−11分画及びF−
1分画を得たのち、F−0分画、F−1−1分画および
F−1−2分画のそれぞれを10mMリン酸緩衝液(p
Hs、o)で平衡化したDEAK−セルロファインカラ
ムに通液し、活性区分を吸着せしめた後、同緩衝液で食
塩0〜100mMの濃度勾配にて活性区分の溶出を行い
得られた活性区分を集め、さらにセファデックスG−7
5のゲル濾過を行うことによシボリアクリルアミドゲル
電気泳動として単一な精製品のHM−45は0.02i
i’、HM−54は0.07 fおよびHM−15は0
.061を得た。
F=−1分画は硫安0.3飽和濃度にて平衡化したトヨ
パールHW−55(東洋ソーダ製品)カラムに通し、活
性画分を吸着せしめ、硫安0.3〜0.1飽和の濃度勾
配で溶出を行ない、活性区分を集め、脱塩し、このもの
を10mMリン哨緩衝液(pH6,0)で平衡化したヘ
キシル−セファロースカラムに通液し、活性区分を吸着
せ[7めだ後、同緩衝液で食塩の0−150mMの濃度
勾配にて活性区分の溶出を行い、活性区分を集め、セフ
ァデックスG−75でゲル濾過を行いポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動において単一な精製品のHM−’64は
0.1Ofを得た。F−1分画は20mMリン酸緩衝液
(1)Hs、o)にて平衡化した卵白トリプシンインヒ
ビター(シグマ社製品)セファロースアフイニテイ担体
カラムに通液し、活性画分を吸着せしめた後、1M食塩
を含む同緩衝液及び0.1M酢酸緩衝液(1;lH5,
o)で洗浄を行った後、0.5Mアルギニン及び1M食
塩を含む酢酸緩衝液(pH5,0)にて活性画分を溶出
しF −IH’画分を得た。このF  ][/画分をさ
らに硫安飽和溶液にて平衡化したトヨパールHW−55
カラムに通液し活性画分を吸着せしめ、硫安0.3飽和
〜0.1飽和の濃度勾配で溶出を行うことによりポリア
クリルアミドゲル電気泳動において単一な精製品HM−
27は0.070 ?及びHM−89は0.0601を
得た。(第47図)
【図面の簡単な説明】
第1図、2図、4図、13図、19図は、フィブリ/塊
に対するフィブリン分解活性でみたプロテアーゼHM−
27の至適pH1pH安定性、作用適温及び温度安定性
をそれぞれ示すグラフ、第3図、J8図、第14図及び
第20図は、フィブリン塊に対するフィブリン分解活性
でみた新規プロテアーゼHM−45の至適pH1pH安
定性、作用適温及び温度安定性?それぞれ示すグラフ、
郷4図、第9図、第15図及び第21図は、フィブリン
塊に対するフィブリン分解活性でみた新規プロテアーゼ
HM−54の至適pHXpH安定性、作用適温及び温度
安定性全それぞれ示すグラフ、第7図、第10図、第1
6図及び第22図は、フィブリン塊に対するフィブリ/
分解活性でみた新規プロテアーゼHM−15の至適pH
1pH安定性、作用適温及び温度安定性をそれぞれ示す
グラフ、第8図、第11図、第17図及び第23図はフ
ィブリン塊に対するフィブリン分解活性でみた新規プロ
テアーゼHM−64の至適pH,pH安定性、作用適温
及び温度安定性をそれぞれ示すグラフ、第7図、第12
図、第18図及び第24図はフィブリン塊に対するフィ
ブリン分解活性でみた新規プロテアーゼHM−89の至
適pH1pH安定性、作用適温及び温度安定性金それぞ
れ示すグラフである。第25〜40図は、本発明の活性
成分の製法のフロー、チャートである。第41図は本発
明プロテアーゼ抽出液の等電点電気泳動とプロテアーゼ
の分離状態を示j。第42図は本発明プロテアーゼHM
−27とHM−89の濃度と血栓溶解率の関係から、血
栓宕解率50q6のときの必要なプロテアーゼHM−2
7とHlvlI−89の濃度を求めたグラフである。第
43図は本発明のプロテアーゼを経口投与したときのヒ
ト末梢血液中の線溶活性の上昇を示したものである(図
中■は60才、■は73才、■は59才の男性高血圧患
者に本発明の線溶活性物質製剤6oom9(sz■u/
rn9[−経口投与し、経時的に各人の末梢血液のオリ
グロブリンによるフィブリン溶解力(mm2)の変化曲
線ヲ示したものである。第44図は本発明のプロテアー
ゼのDEAE−セルロファインカラムクロマトグラフイ
ーによる溶出パターン?示すものである。第29図FA
) 9 (B)は本発明の各分画のプロテアーゼをヒト
に経口投与した場合の効果を示したものである。すなわ
ち、第45図中囚はオイクロプリン溶解時間金経口投辱
後の各時間毎に、(B)は線溶活性を経口投辱後の各時
間毎にみたものである。第46図はミミズ抽出液をアル
コール沈降処理した後、DEAE−セルロファインクロ
マトグラフイー処理して得られるフィブリン塊に対する
フィブリン分解活性でみた本発明の新規プロテアーゼの
分画パターンを表わすグラフ、第47図は、ミミズ抽出
液をアルコール沈降処理した後、DEAE−セルロファ
インクロマトグラフイー処理して得られるF−■分画に
ついて、泗らにトヨバールHW−55カラムクロマトグ
ラフィー処理して得られるフィブリン塊に対するフィブ
リン分解活性、S−2444分解活性及びS−2251
分解活性でみた本発明の新規プロテアーゼHM−27及
びHM−89の分画パターンを表わすグラフである。 特許出願人 天野製薬株式会社 (ほか1名) 代理人阿 形 明 第1図 ρh 第3図 6  7  8  9   I。 +− 第2図 第5図 6  7  8 9 10 H 第7図 6  7   B   9   +(1第6図 pl″′ 第8図 第9図 pH 第11図 4    リ    ビ    70    1に第1
0図 1))−1 第12図 第13図 第15図 第14図 21度(’cン 第16図 S裏底ぐC) 第17図 渫1t(’C) 第19図 #1 &(’C) 第18図 第20図 温、友(IC) 第21図 第23図 湿度(・C) 第22図 第24図 511(’(:、) 第25図 第26図 第27図    第28図 第29囚     第30図 第31図     第32図 第33図   第34図 第39図      第36図 第37図      第38図 第39図 第40図 手続補正書cカ式。 昭和58年 7 月28日 1事件の表示 昭和58年特許願第!55460号 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県名古屋市中区錦−丁目2番7号代表渚天
野源博 4、代 理 人 〒104東京都中央区銀座6丁目4番5号土屋ビル5階
(発送日:昭和58年6月28日) (1)明細書第72ページ下よ93行の「第1図、2図
、4図、13図、19図は、」?1第1図、第2図、第
13図及び第19図は、」に訂正しま丁。 (2)同第73ページ第9行の1第7図」?「第5図」
に、同ページ第13行の「第8図」?「第6図」にそれ
ぞれ訂正しま丁。 (3)同第74ページ下よ93行の「第29図(A)。 (B)j w r第45図(A) 9 (B)Jに訂正
しま丁。 手続補正書 昭和58年8 月4 日 1事イ1の表示 昭和58年特許願第55460号 2発明の名称 血栓溶解剤 3 補正をする者 事イ9との関係 特許出願人 住 所 愛知県名古屋市中区錦−丁目2番7号4代 刊
1 人 〒104東京都中央区銀座6丁目4番5号土屋ビル51
祈/、fll+止の肘W 明細書の発明の詳細な説明の
欄8、補正の内容 (17明細書第3ページ第2〜3行の「F−I−0−H
M−4sjを「F−0−HM−45jに訂正します。 (2)同第3ページ第15行の「半精製グロテアーゼ」
を「精製プロテアーゼ」に訂正します。 (3)同第4ページ第20行の「経口剤、非経口剤又は
岸側として」を「経口剤又は非経jコ剤として」に訂正
します。 (4)  同第5ページ第16行の「P〜トシルンスル
ホニル」を「p−トシル」に訂正します。 (5)  同第5ページ第18行の「−P−)ゾル」を
r−p−1ゾル」に訂正します。 (6)同第6ページ第1行の「P−ニトロアニリド」を
[p−ニトロアニリド」に訂正します。 (7)同第6ページ第4行の「リジン−P−Jを「リジ
ン=p−Jに訂正します。 (8)  同第6ページ第12行の「HM−45Jを「
HM−89」に訂正します。 (9)同第6ページ第19行の「BTMe Jを「BT
Ke Jに訂正します。 αQ 同第7ページ第4行の[BTllllel Jを
「BTEIB Jに訂正します。 αめ 同第8ページ第3行の「(μ/■)」を「(U/
り)」に訂正します。 (ロ)同第8ページ第18行の「(20μ/−)」をr
(2011/m/)Jに訂正します。 (2)同第9ページ第11行の「5μ/−」を「5U/
−」に訂正します。 αΦ 同第9ページ第17行の「面積」を「面積(長径
と短径の積)」に訂正します。 OQ  同第12ページ第20行の「酵素単位」を「活
性単位」に訂正します。 αQ 同第14ページ第1表中、各活性の欄に示されて
いる単位のうちの「μ/■」を全て「u/■」に訂正し
ます。 a’h  同第35ページ第5行の「特に、」の次に「
陰イオン交換体としては、」を加入します。 α榎 同第35ページ第9行の「−m−という。)」の
次に以下の文章を加入します。 [エピクロルヒドリンとトリエタノールアミンとセルロ
ースとの反応生成物(以下EOTEOLA−セルロース
という。)、フォータナライズドアミノエチルセルロー
ス(以下QAE−セルロースという。)、ポリエチレン
イミンセルロース(以下PEニーセルo −ストいう。 )、シエチルアミノエチルセルロファイン(以下DEA
E−セルロファインという。)及ヒジエチルアミノエチ
ルセファロース(以下DEAE−セファロースという。 )等が好ましい。 次に陽イオン交換体としては、」 α呻 同第35ページ第13〜15行の「ジエチルアミ
ンエチルセルロファイン(以下DEAE−−(= ルロ
ファインという。)J’t、rスルフオニチルセルロー
ス(以下sE−セルロースという。)、スルフオメチル
セルロース(以下SM−セルロースという。)及びスル
フオプロビルセルロース(以下sp−セルロースといつ
。)」に訂正します。 (イ)同第36ページ第1行の「弱塩基性陰イオン」を
「強又は弱塩基性陰イオン」に訂正します。 Q])  同第36ページ第16〜17行の「F  1
1/およびF −1’Jを[p−nl及びF−111’
Jに訂正します。 に) 同第37ページ第11行の[F−11’、’F 
−DI’Jを[−n 、F−Ill Jに訂正します。 に)同第37ページ第16行の「Fn/又はF−I[1
’Jをl’−F−It  又は11’−[IJに訂正し
ます。 (ハ)同第38ページ第10〜11行及び第15〜16
行の「F −II’又はF−nl’Jを[−I[又はF
−I[[JK訂正します。 に)同第38ページ第20行〜第39ページ第1行及び
第39ページ第5〜6行のrF−n’またはF−I[1
’Jを[r−n  又はF−1[Jに訂正します。 (イ)同第40ページ第7行及び第17行の[−11/
Jを「F−■ 」に訂正します。 (財)同第40ページ第9行の「F−1[1’Jを「r
 −■」に訂正します。 (ハ)同第40ページ第15行の「F−1’Jを[F−
IJに訂正します。 (ハ)同第41ページ第2行及び第7行の「F  mZ
 Jを[F−nilに訂正します。 (ト)同第41ページ第7〜8行の[F  I/、F−
■2及びF −11’Jを[Fll、FI2及びF−1
11Jに訂正します。 0])同第44ページ第9表、グロテアーゼの種類の欄
中、「p  mZ J、[F−n/J 、「F−1′」
をそれぞれrF−1[1’J、「F−111’J、[F
−内に訂正します。 (32同第49ページTlす3〜2行(7)「F−II
I’、F−1’、F−1及びy  n / JをrF−
III 、F−1、F−1及びF−111に訂正します
。 G3  同第50ページ第11表、グロテアーゼの種類
の欄のIP−1’Jを[F−I11’Jに、IP−1,
’Jヶ、、−03111.−4・1ヶ、F−0・、2 
   :れぞれ訂正します。 ■ 同第53ページ第11〜12行の「ショ糖」の次に
「、ポリビニルピロリドン、亜硫酸水素ナトリウム」を
加入します。 (ハ)同第53ページ第12〜13行の「クエン酸ナト
リウム」の次に「、水酸化ナトリウム」を加入します。 (至)同第54ページ第2行の「粉剤」の次に「(散剤
)、細粒剤、糖衣錠、コーティング錠、トローチ剤、バ
ッカル剤」を加入します。 ・(イ)同第54ページ第
14〜15行の「例示でき、その単味又は混合物が用い
られる。」を、「挙げられるが、そのほかコレステロー
ル、ケノデオキシコール酸及びウルソデオキシコール酸
なども用いることができる。これらは単味で用いてもよ
いし、2種以上混合して用いてもよい。」に訂正します
。 (至)同第55ページ第20行の「プロプレンゲリコー
ル」ヲ「プロピレングリコール」に訂正します。 Gつ 同第56ページ第13〜15行の「非イオン界面
活性剤〔例えば、ステアリルアルコール、セトスラアリ
ルアルコール、ラウリル硫酸ナトリウム」を「界面活性
剤〔例えばステアリン酸ポリオキノ40.モノステアリ
ン酸ソルビタン」に訂正します。 帥 第65ページ第2行及び第4〜5行の[−1’Jを
rF−IJに訂正します。 (4υ 同第65ページ第2行及び第5行のr F −
n’ Jを[p−111に訂正します。 0の 同第65ページ第3行及び第6行の「F −II
I’ JをJF−m」に訂正します。 63  同8g65ページ第15行の「面積」の次に「
(長径と短径の積)」全加入します。 (財)同第65ページ第20行の[−1Jを「F−IJ
  に訂正します。 に)同第66ページ第1〜2行の[r−1は1721m
y1./ mg、F−1は1283 m47 my J
を[F−nlは1721m1/my、F−111は12
83−/■Jに訂正します。 θ6)同第67ページ第12表、分画の槽中の「F−I
′」、[F −It’ J及び[r−I[1’Jをそれ
ぞれ「F−IJ、「F−11J及び1F−111’Jに
訂正します。 071  同第68ページ第4〜5行の[F−r’、F
−111’Jをr F、 2、F−1’Jに訂正します
。 (財)同第68ページ第8行のIF−n’Jを「F−■
」に訂正します。 (/49)  同第68ページ第12行の1−F−1’
、■′およびIII’Jを[r−i、F−n  及びF
−1[IJに訂正します。 −同第70ページ第10行のr F −n’jを1F−
■1」に、「F −111’Jを「F−I[[’Jにそ
れぞれ、訂正します。 !υ 同第70ページ第13行)「8.816m71/
1ng」を「8.816 md/”PJ K訂正シ’1
 f。 (52同第70ヘ一シ第16行t7) 「F−n’J 
’fc 「F−■1」に、[F −1[[’Jを「Br
−1[I Jにそれぞれ訂正します。 −同第72ページ第9行(2個所)の「F −I[!’
画分」を「F−m1 画分」に訂正します・(財)同第
72ページ第10行の「硫安飽和溶液」を「硫安0.3
飽和溶液」に訂正します。 曽 同第72ページ第15行の「−m−を得た。 (第47図)」の次に以下の文章を加入します。 「実施例18 実施例16−(1)と同一の方法によシF−0、F−1
−1、F−1−2,F−1及びF−111の5分画を得
たのちそれぞれの両分を硫酸マグネシウム0.9飽和塩
析後、得られた沈殿を少量の10mMIJン酸緩衝液(
pH8,0)に溶解し、セファクリルS −200によ
るゲル濾過処理、ウルトラフィルトレージョンによる脱
塩濃縮処理した後、凍結乾燥することによって精製グロ
テアーゼのHM−45を主として含むF−0分画0.0
4f、HM−54を主として含むF−I−1分画0.1
70f、 HM−15を主として含むF−1−2分画帆
260グ、F−4Jの分画0.53Of、 F−I[1
’の分画0.65OS’を得た。これらの各分画のフィ
ブリン塊に対するフィブリン分解活性はHM−45を主
として含むF−0分画が9,210 mfl/ my、
HM−54を主として含むF−1−1分画が16 、3
00 myl/〜、HM−15を主として含むF−1−
2分画が13,000+++++!/■、F−11が1
0,200++LT+t/mg、及びF−■が18.9
00 mdl■であった。 実施例19 ミミズ凍結乾燥粉末I K9にIOAの0.02%バラ
ヒドロキシ安息香酸エチルエステルを含む0.9チ塩化
ナトリウム水溶液を添加し30℃で96時間かきまぜ抽
出したのち、濾過し、残さを3tの0.01%バラヒド
ロキシ安息香酸エチルニス、チルを含む0.9%塩化す
) IJウム水溶液で洗浄し、抽出液と洗浄液とを合し
た清澄抽出e、(フィブリン環に対するフィブリン分解
活性は10倍希釈で450rrrd/ml ) 13 
tを得た。この抽出液を限外濃縮して液量を0.71 
tとし、これにアセトン0.47tを加えて沈殿分別後
のp液に終濃度でアセトン濃度が70%になるようにア
セトンを添加し、得られた沈殿をさらにアセトンで洗浄
後、真空乾燥し、乾燥粉末40?を得た(このもののフ
ィブリン環に対するフィブリン分解活性は1310mi
/mgであった。)。該粉末を精製水1tに溶解し、こ
れ’i DEAE−セルロファイン(チッソ株式会社製
品)カラムクロマトグラフィーで処理し新規なプロテア
ーゼを含むF−0,F−1−1、F−1−2、F−n及
びF−■の5分画を得た。それぞれの分画を実施例2と
同一の方法で精製シフ、ポリアクリルアミドゲル電気泳
動において単一な精製品のHM−45、HM−54、H
M 15、HM−64、HM−27及びHM−89をそ
れぞれ0.019 f?、0.067 S’、0.05
7 f、0.095グ、  0.0671及び0.05
7 S’  の量で得た。 実施例20 実施例16−(1)と同一方法で得られたミミズ抽出液
を限外濃縮して得られるミミズ抽出濃縮液0.71 t
にプロパツール帆47 tを加えて沈殿分別後のP液に
終濃度でプロパツール濃度が60%になるようにプロパ
ツールを添加し、得られた沈殿をさらにプロパツールで
洗浄後、真空乾燥し、乾燥粉末342を得た(このもの
のフィブリン環に対するフィブリン分解活性は1280
 mi / mgであった)。該粉末全精製水1tに溶
解し、これにセファローズカラムクロマトグラフィーで
処理し、新規なプロテアーゼを含むF−0%F−■−1
、F−1−2、F−n及びF−1[1の5分画を得たの
ち、それぞれの分画を実施例17と同一の方法で精製し
、ポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一な精製
品のHM−45、HM−54、HM−15、HM64、
HM−27及びHM−89をそれぞれ0.018グ、0
.063 f、0.054f、 0.090f、 0.
063r及び0.054 fの量で得た。 実施例21 実施例16−(1)と同一方法で得られたミミズ抽出液
を限外濃縮して得られるミミズ抽出濃縮液0.71 t
にインプロパツール帆47tを加えて沈殿分別後のろ液
に最終濃度でインプロパツール濃度が60%になるよう
にインプロパツールを添加し、得られた沈殿をさらにイ
ンプロパツールで洗浄後、真空乾燥し、乾燥粉末371
i’を得た(このもののフィブリン分解活性は1300
 mA / Tngであった)。 該粉末を精製水1tに溶解し、これ1DEAE−セルロ
ファイン(チッソ株式会社製品)カラムクロマトグラフ
ィーにて処理し、新規なプロテアーゼを含むF−0,F
−11、F−1−2、F−If及びF−■の5分画を得
た。それぞれの分画を実施例17と同一の方法で精製し
、ポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一 な精
製品のHM−45、HM−54、HM−15、HM−6
4、HM−27及びHM−89をそれぞれ0.017グ
、0.06Of、 0.05Of、 0.084M’、
0゜0601及び0.050 fの量で得た。 実施例22 実施例16−(1)と同一方法で得られたミミズ抽出液
を限外濃縮して得られるミミズ抽出濃縮液0.71tに
硫安3241を加えて硫安濃度0.6飽和とし活性区分
を沈殿せしめ、該沈殿を精製水1tに溶解し、透析した
のち、これkDEAE−セルシロファイン(チッソ株式
会社製品)カラムクロマトグラフィーで処理し新規なプ
ロテアーゼを含むF−0、F−[1、F−■−2、F−
It及びF−111の5分画を得たのち、それぞれの分
画を実施例17と同一の方法で精製し、ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動において単一な精製品のHM−45,
HM−54、HM−15、HM−64、HM−27及び
HM−89をそれぞれ帆0201.0.068 f、0
.057 f、o、1oo f、 0.065 y及び
0.058 fの量で得た。 実施例23 実施例16−(1)と同一方法で得られたミミズ抽出液
13t(フィブリン環に対するフィブリン活性は10倍
希釈で45om4/mz)を1M酢酸でpH4,0に調
整し、あらかじめ0.1M酢酸緩衝液(pH4゜0)で
平衡化したアンバーライ−) CG−500カラムに通
液し、同緩衝液で洗浄後、吸着した活性区分をさらに0
.1M酢酸緩衝液(pH5,5)で溶出を行い、得られ
た活性区分を帆5N’水酸化ナトリウム溶液でpl(8
,0に調整後、限外濃縮し、脱塩した後、このものをD
EAFi−セルロファイン(チッソ株式会社製品)カラ
ムクロマトグラフィーで処理し、新規なプロテアーゼを
含むF−0,F−1−1、F−1−2、F−1及びF−
■の5分画を得たのち、それぞれの分画を実施例17と
同一の方法で精製し、ポリアクリルアミドゲル電気泳動
において単一な精製品のHM−45、HM−54、HM
−15、HM−64、HM−27、及びHM−89f:
それぞれ0.015 f、0.050?、0.040r
、0.065r、0.050 f及び0.040 ft
’の量で得た。 実施例24 実施例16−(1)と同一方法でミミズ抽出液を得、エ
タノール処理し、真空乾燥して得られた粉末42v(こ
のもののフィブリン塊罠対するフィブリン分解活性は1
322md/キであった)を精製水1tに溶解し、これ
をTKAK−セルロースカラムクロマトグラフィーにて
処理し、新規なプロテアーゼを含むF−0,F−1−1
、F−1−2、F−1を及びF−nlの5分画を得た。 実施例17と同一の方法によシこれらF、o、 F−1
−1、F−]−2、F−11及び?−111分画を精製
し、ポリアクリルアミドゲル電気泳動として単一な精製
品のHM−45、HM−54、HM−15,HM−64
、HM−27及びHM−89をそれぞれ0.022グ、
0.075 ?、0.068F、 0.090f、 0
.0652及び0.0579の量で得た。 実施例25 実施例16−(1)と同一方法でミミズ抽出液を得、エ
タノール処理し、真空乾燥j−て得られた粉末422(
このもののフィブリン塊に対するフィブリン分解活性は
1322 mi / myであった)を精製水1tに溶
解し、これ’ii PHエニールロースカラムクロマト
グラフィーで処理し、新規なプロテアーゼを含むF−0
,F−11、F−1−2,F−11及び?’−1の5分
画を得たのち、実施例17と同一の方法によりこれらF
−0%F−1−1.F、−1−2゜F−11及びF−I
II分画を精製し、ポリアクリルアミドゲル電気泳動に
おいて単一な精製品のHM−45、HM−54、HM−
15、HM−64、HM−27及びHM−89をそれぞ
れ0.018 F、0.072t、 0.0581F、
0.120り、0.066 f及び0.060 S’の
量で得た。 実施例26 実施例16−(1)と同一方法でミミズ抽出液を得、エ
タノール処理し、真空乾燥して得られた粉末421(乙
のもののフィブリン塊に対するフィブリン分解活性は1
322−/■であった。)を精製水1tに溶解し、これ
をAE−セルロースカラムクロマトグラフィーで処理し
、新規なプロテアーゼを含むF−0、F −1−1、F
−1−2、F−11及びF−11の5分画を得だのち、
実施例17と同一の方法により、これらF−0、F−1
−1、F−I−2、F−1及びF−1分画を精製し、ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動において単一な精製品の
HM−45、HM−54、HM−15、HM−64、H
M−27及びHM−89をそれぞれ0.022 f。 0.072 F、0.064グ、0.100f、 0.
064M及び0.0561の量で得た。 実施例27 実施例16−(1)と同一の方法によシF−0、F−1
−1、F−I−2、F’−1及びト」の5分画を得たの
ち、F−0分画、F−1−1分画、F−■−2分画、及
びF−11分画のそれぞれを実施例17と同一の方法に
よシ精製し、ポリアク、リルアミドゲル電気泳動におい
て単一な精製品のHM−45、HM−54、HM−15
及びHM−64をそれぞれ0.020 F、0.070
f、 0.06Or及び0.1001を得た。 一方、F−1分画は20mMリン酸緩衝液(PH8,0
)にて平衡化した大豆トリプシンインヒビター (PL
 Biochemicu18工nc)セファロースアフ
ィンティ担体カラムに通液し、活性画分を吸着せしめた
後、1M食塩を含む同緩衝液及び0.1M酢酸緩衝液(
PH5,0)で洗浄を行った後、1Mアルギニン及び1
M食塩を含む酢酸緩衝液(PHs、o)で活性画分を溶
出しF  M[1画分を得た。このF−11画分をさら
に硫安飽和溶液で平衡化したバイオゲルP−30カラム
に通液し活性画分を吸着せしめ、硫安0.3飽和〜0.
1飽和の濃度勾配で溶出を1      行うことによ
シボリアクリルアミドゲル電気泳動において単一な精製
品HM−27及びHM−89をそれぞれ0.06Of及
び0.050 fの量で得た。 実施例28 実施例16−(1)と同一の方法によシF−0、F−I
−1、F−1−2、?−1及びF−1の5分画を得たの
ち、F−0分画、F−1−1分画、F−LL2分画及び
F−1分画をそれぞれ実施例17と同一の方法によシ精
製しポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一な精
製品のHM−45、HM−54、HM−15及びHM−
64をそれぞれ0.0202.0.070f、 0.0
6(l及び0.100 f、(7)量で得だ。 一方F−1分画は20mMリン酸緩衝液(PH8,0)
で平衡化したバクテリアトリプシンインヒビター(シグ
マ社製品)セファロースアフイニテイ担体カラムに通液
し、活性画分を吸着せしめた後、1M食塩を含む同緩衝
液及び0.1M酢酸緩衝液(PH5,0)で洗浄を行っ
た後、1Mアルギニン及び1M食塩を含む酢酸緩衝液(
PH5,0)にて活性画分を溶出し yl1画分を得た
。このF  111画分をさらに硫安飽和溶液で平衡化
したトヨパールHW−55カラムに通液し活性画分を吸
着せしめ、硫安0.3飽和〜0,1飽和の濃度勾配で溶
出を行うことによシボリアクリルアミドゲル電気泳動に
おいて単一な精製品HM−27及びHM−89をそれぞ
れ0.05(l及び0.05Ofの量で得た。 実施例29 実施例16−(1)と同一の方法によシF=O1F−1
−1、F−1−2、F−1及び?−1の5分画を得たの
ち、これらのそれぞれを実施例17と同一の方法により
精製し、ポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一
な精製品のHM−45、HM−54、HM−27及びH
M−89のそれぞれ0.02ρ1.0.070 r、0
.06Of、 0.07(l及び0.060 fの量で
得た。一方F−1分画は、硫安0.3飽和濃度にて平衡
化したトヨパールHW−55(東洋ソーダ製品)カラム
に通し、活性画分を吸着せしめ、硫安0.3〜0.1飽
和の濃度勾配で溶出を行い、活性区分を集め、脱塩し、
このものを10mMIJン酸緩衝液(PH6,o )で
平衡化したオクチル−セファロ−ヌカラムに通液し活性
区分を吸着せしめた後、同緩衝液で食塩のO〜0.5M
の濃度勾配にて活性区分の溶出を行い、活性区分を集め
、セファデックスG−75でゲル瀘過を行いポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動において単一な精製品のHM=6
40.070 tを得た。 実施例30 実施例16−(1)と同一の方法でF−0、F−(−1
、?−1−2、F−1及びF’−1の5分画を得たのち
、F−0分画、F−1−1分画及びF−1−2分画のそ
れぞれを10 m M IJン酸緩衝液(PH8,0)
に溶解し、10mMリン酸緩衝液(PH8,0)で平衡
化したQAE−セルロースに通液し、活性画分を吸着せ
しめた後、食塩0〜100mMの濃度勾配にて活性区分
の溶出を行い得られた活性区分を集め各々を実施例2と
同一方法で精製しポリアクリルアミドゲル電気泳動にお
いて単一な精製品HM−45、HM−54及びHM−1
5をそれぞれ0.0185’、0.060 r及び0.
05Orを得た。 F−1分画も、実施例17と同一方法によシ精製した後
、最終工程でバイオゲルP −100(バイオラド社製
品)でゲル涙過を行いポリアクリルアミドゲル電気泳動
において単一に精製品HM−640.090 tを得た
。 F−1画分は実施例17と同一方法で精製しポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動において単一な精製品HM−27
およびHM−89をそれぞれ0.068 r及び0.0
57 !i’の量で得た。 実施例31 実施例16−(1)と同一の方法でF’−0、F−I−
L F−I−2、F−[及びF−1の5分画を得たのち
、F−0分画、F−1−1分画及びF−J−2分画のそ
れぞれを10mMIJン酸緩衝液(PH8,0)で平衡
化したBCTEOLAのセルロースカラムに通液し、活
性区分を吸着せしめた後、食塩0〜100mMの濃度勾
配で活性区分の溶出を行い、得られた活性区分を集め、
それぞれを硫安0.6飽和塩折後、硫安0.3飽和濃度
で平衡化したトヨパールHW−55カラムに通し、活性
画分を吸着せしめ硫安0.3〜0.12飽和の濃度勾配
で溶出を行い、活性区分を集め脱塩し、ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動において単一な精製品HM−45、H
M−54及びHM−15をそれぞれ0.021グ、0.
073?及び0.0655’の量で得た。 F−71分画は実施例17に準じて行いセファデックス
G−75のかわりにバイオゲルP−30でゲル濾過を行
い、ポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一な精
製品HM−64を0.09 f得た。 一方、F−1分画は実施例17と同一方法で精製し、ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動において単一な精製品H
M−27及びHM−89をそれぞれ0.0682及び0
.0659の量で得た。 以下に本発明プロテアーゼ製剤の処方例を示す。 製造例1  錠剤 プロテアーゼF−1−1−HM−270,1〜結晶セル
ロース          44.5乳糖      
 73.4 トウモロコシデン粉        31.0計1.5
0 ’ mg 上記処方にしたがい均一によく混合した粉末を打錠機に
よ多重量15077+7の錠剤を製造した。 製造例2  錠剤 プロテアーゼF−1−1−HM−54,0,17q結晶
セルロース          85.4乳糖    
   10.0 カルボキシメチルセルロースカルシウム    2.0
ステアリン酸マグネシウム       1.0計10
0  ■ 上記処方にしたがい均一によく混合した粉末を打錠機に
よ多重量100■の錠剤を製造した。 製造例3  顆粒剤′ プロテアーゼF−11[−2−HM−890,1mg結
晶セルロース          85.4マニトール
           10.0カルボキシメチルセル
ロースカルシウム    2.0ステアリン酸マグネシ
ウム        1.0計100  ■ 上記処方によシ均一によく混合した粉末を押出機で顆粒
剤を製造した。 製造例4  顆粒剤 プロテアーゼF−m’         o、5mg結
晶セルロース          64.5マニトール
            15.0トウモロコシデン粉
        15.0ヒドロキシプロピルセルロー
ス      3.0ポリビニルピロリドン     
   2.0計100  mg 上記処方により均一によく混合した粉末を押出機で顆粒
剤を製造した。 製造例5  顆粒剤 プロテアーゼF’−1’        o、5yy結
晶セルロース          60.0乳糖   
    21.5 トウモロコシデン粉        15.。 ヒドロキシプロピルセルロース      3.0計1
00  ■ 上記処方にしたがい、流動層造粒装置を用い、プロテア
ーゼF  I11結晶セルロース、乳糖及びトウモロコ
シデン粉を混合し、ヒドロキシプロピルセルロースの5
%水溶液を結合剤として噴霧し、乾燥後顆粒としだ。 製造例6  顆粒剤 プロテアーゼF’−1−2−HM−150,2mf結晶
セルロース          47.8マニトール 
          38.0バレイシヨデン粉   
      10.0ヒドロキシグロピルセルロース 
     2.0ポリビニルピロリドン       
 2.0計ioo  mグ 上記処方にしたがい、流動層造粒装置を用い、プロテア
ーゼF−I−HM−54、結晶セルロース、マニトール
、バレイショデン粉及びポリビニルピロリドンヲ混合シ
、ヒドロキシプロピルセルロースの5%水溶液を結合剤
として噴霧し、乾燥後顆粒とした。 製造例7  カプセル剤 プロテアーゼF−I11−1−HM−270,ITng
ン       結晶セルロース          
46,9乳糖       28.0 マニトール           10.0トウモロコ
シデン粉        10.0ポリビニルピロリド
ン        2.0ヒドロキシプロピルセルロー
ス      3.0計100  ■ 上記処方にしだがい、流動層造粒装置を用い、プロテア
ーゼF−1−1−HM−27、結晶セルロース、乳糖、
マニトール、トロモロコノテン粉及びポリビニルピロリ
ドンを混合し、ヒドロキシプロピルセルロースの5%水
溶液を結合剤として噴霧し、乾燥後、顆粒とした。この
顆粒を53の硬カプセルに160 mLjずつ充填して
硬カプセル剤を製造した。 製造例8  カプセル剤 製造例6により製造した顆粒を扁3の硬カプセルに16
0■ずつ充填して硬カプセル剤を製造した。 製造例9  カプセル剤 製造例3により製造した顆粒をA2の硬カプセルに20
0myずつ充填して硬カプセル剤とした。 製造例10  カプセル剤 プロテアーゼF −0−I(M−450,5m!マニト
ール             197.0ステアリン
酸マグネシウム     2.5計200  Pf 上記処方したものを均一に混合する。この混合粉末を扁
2のゼラチンカプセルに200■ずつ充填したのち腸溶
皮膜を施し、腸溶カプセル剤を製造した。 製造例11  カプセル剤 プロテアーゼF 12の1fとデキストラン硫酸ナトリ
ウム(硫黄含量17.0〜20.0%、極限粘度0.0
22〜0.028 ) 199グに蒸留水を加えて溶解
させ、全量を300−とし、これにリン酸−水素ナトリ
ウムを加えてPH7,0に調整し、これを十分に凍結乾
燥した。この凍結乾燥物にマニトール982とステアリ
ン酸マグネシウム22を加え、均一に混合したのち、混
合粉末を扁1のゼラチンカプセルに300 mqずつ充
填し、カプセル剤を製造した。 製造例12  カプセル剤 プロテアーゼF−1−2−HM−15の22とデキスト
ラン硫酸エステル(硫黄含量3.0〜6.0%、極限粘
度0.030〜0.045 ) 191HFを蒸留水3
00 Tnl。 に溶解し、これに5%水酸化ナトリウム水溶液を加えて
PHを7.0に調整する。これを十分に凍結乾燥した。 この凍結乾燥物にマンニトール492、アルブミン49
2及びステアリン酸マグネシウム27を加えてよく混合
した。この混合粉末をA2のゼラチンカプセルに200
〜ずつ充填したのち、腸溶皮膜を施し、腸溶カプセル剤
を製造した。 製造例13  顆粒剤 製造例12においてプロテアーゼF−(−2−HM−1
5の代りにプロテアーゼF  11を用いた以外は製造
例12と同じ操作によシ得た凍結乾燥物” ’ K 、
結晶セルロース65グ、マニトール15り、トウモロコ
シデン粉15?、ヒドロキシプロビルメチルセルロース
3グ及びビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(Ge
neral Aniline &Fi1m C0rp、
製品)1fを加え均一に混合したのち、押出機で球形の
顆粒を製造した。この顆粒を例エハヒドロキ7プロビル
メチルセルロースフタレー1−74%、グリセリルトリ
アセテート11.6%、ステアリン酸11.6%及び軽
質無水ケイ酸2.8%から組成のコーティング剤でコー
ティングし、腸溶顆粒を製造した。 製造例14  錠剤 プロテアーゼF−1−HM−640,1■結晶セルロー
ス          85,4マニトール     
      10.0カルボキンメチルセルロースカル
シウム    2.0ステアリン酸マグネシウム   
  1.0硬化油              1.5
計100  mq 上記の処方にしたがい均一に混合した粉末を打錠機にて
素錠を製したのち、次に示す腸溶剤皮のコーティング剤
でコーティングし、腸溶錠剤を製造した。 コーティング剤 ヒドロキシプロビルメチノ1.−゛ルロースフタレート
14.8■ ジオクチルフタレート       2.3ステアリン
酸           2.3軽質無水ケイ酸   
       0.6計20〜 製造例15  顆粒剤 プロテアーゼF −■1        0.2■トウ
モロコシデン粉        32.5ヒドロキシプ
ロピルセルロース      3.8計36.5mf 上記処方にしたがい均一に混合した粉末を転勤式又は遠
心式で核を生成せしめ、次に、この核を下記に示す均一
混合した賦形剤で希釈したものを通常の結合剤で付着し
てコーティングして顆粒を製した。次にこの顆粒130
■に、製造例14に示した腸溶剤皮のコーティング剤3
0〜でコーティングし、腸溶顆粒を製造した。この腸溶
顆粒を扁3のゼラチンカプセルに160■ずつ充填した
。 賦形剤 グラニユー糖          32.5〜トウモロ
コシデン粉        58.5ヒドロキシプロピ
ルセルロース      2.5計93.5■ 製造例16  散剤 プロテアーゼF−110,5■ マニトール           49.5゜乳糖  
             50.0計100  q 上記処方にしたがって均一に混合し散剤とした。 製造例17  糖衣錠 製造例14においてプロテアーゼF−1−HM−64の
代9にプロテアーゼF −、I −J 、−HM−54
を0.1■用い処方し、均一に混合した粉末を打錠機に
て素錠を製したのち、通常の方法でフィルムコーティン
グし、次に通常法によシ糖をコーティングして糖衣錠を
製造した。 製造例18  トローチ剤 プロテアーゼF−1−1−HM−270,3を乳糖  
            116.Ofシヨ糖    
        116.Orトラガント末     
      18.Ofへパーミント抽油      
   1.Orn!。 防腐剤             少量上記処方の内、
プロテアーゼF−1[−1−HM−27以外の成分を均
一に混合し、別にプロテアーゼv −1[−1−HM 
727 (D O,3fを蒸留水4゜−に溶解した水溶
液を作り、この両者をよく練合する。つぎにバレイショ
デン粉を散布したガラス板上にめん棒でこれを展延し、
厚さ約5咽のシート状としたのち、型で打ち抜いた。1
0〜24時間冷蔵庫に放置し、乾燥して1剤11のプロ
テアーゼ? 7]1−1−HM−27のトローチ剤を製
造した。 製造例19  トローチ剤 ショ糖粉末970りを希エタノール約11o?を用いて
湿式造粒し、これを35℃以下で乾燥し、得られた顆粒
にプロテアーゼF−1−2−HM−89の17と乾燥乳
糖209の均一混合粉末を加え、次にステアリン酸マグ
ネシウム10Fをよく練合して直径15mmの杵で1錠
1fのトローチ剤に成型した。 製造例20  トローチ剤 あらかじめサッカリンナトリウム21と少量の香料とを
添加したポリエチレングリコール6000の500vと
ソルビトール500tとの等量混合物に、プロテアーゼ
F  IIIの37とデキストリン2.0りとの均一混
合粉末を加え、次にステアリン酸マグネシウムl0IF
をよく練合して1錠11のプロテアーゼF−ifのトロ
ーチ剤に成型した。 製造例21  バッカル錠 製造例20においてサッカリンナトリウム2fの代りに
0.2fを用い、プロテアーゼF  Illの代りにプ
ロテアーゼF  Ifを用いるほかは製造例20と同じ
ように操作して1錠1tのプロテアーゼF−11のバッ
カル錠を製造した。 製造例22 軟膏剤 精製ラノリン52、漂白ミツロウ(vhitefees
wax) 5 を及び白色ワセリ7 (white p
etro−1atum) 89.6 tを通常の方法に
より熔融液化し、これに少量の防腐剤及び酸化防止剤を
加え、よく混合したのち冷却し、これにプロテアーゼF
−ij’        −1−HM−54の0.41
を加えて混合、均質化を行いプロテアーゼF −1−1
−HM−54の軟膏剤とした。 下記の成分比を製造例22と同じ操作法によシブロチア
ーゼF−0−HM−45の軟膏剤を製造した。 プロテアーゼF−0−HM−450,2r固体パラフィ
ン          20.0ミクロクリスタリンワ
ツクス(micro  crystallinewax
)                     10.
0イソプロピルミリステート69.8 計100 1 製造例24  軟膏剤 下記の成分比を製造例22と同じ操作法によシブロチア
ーゼF 71の軟膏剤を製造した。 プロテアーゼF−11o、5y ポリエチレングリコール400      57.0ポ
リエチレングリコール1,500     20.0ポ
リエチレングリコール4,000     22.5計
100f 製造例25 通常の方法によシ少量の防腐剤、酸化防止剤及び香料を
加え、使用時調製して製剤としたものである。以下にそ
の処方例を示す。 処方例A             軟膏剤プロテアー
ゼF−120,62 パラオキシ安息香酸エチル        0.1パラ
オキシ安息香酸ブチル        0.1ラウOマ
クロゴール(lauro macrogol)0.5セ
スキオレイン酸ソルビタン(sorbltan 5es
quioleate)5.0 セタノー/L/ (cetanol)       1
8 、0白色ワセリン           40.0
精製水             35.7計1002 処方例B             軟膏剤プロテアー
ゼF −■1        0.59セタノール  
          15.0白色ワセリン     
      40.0エマ)Ltゲン408(lEcm
algen 408)     2.0エマゾール31
0(Pmaso’l 310)      3.0精製
水              39.5計1001 処方例C軟膏剤 プロテアーゼF−I’         o、sr高粘
度型カルボキシメチルセルロース    2.0(ca
rboxy methyl cellulose hi
ghviscosity type)グリセリン   
       SO,O精製水           
   17.5計1002 処方例D           ローション剤プロテア
ーゼF−Ml”        o、syカラミン(c
alamins)        8.0アルギン酸ナ
トリウム        1.25酸化亜鉛     
        S、Oグリセリン         
  4.0バラヒドロキシ安息香酸メチル      
0.2fween 20              
 0.01精製水を加えて全量を100m/!とする。 処方例E           ローション剤プロテア
ーゼ?−1−2−HM−150,3Fステアリルアルコ
ール       2.1 f流動パラフィン    
      40.0m/ラウリル硫酸エステルナトリ
ウム     1.0.fSpan 20      
         5.5 tTween 20   
            2.5 fパラヒドロキシ安
息香酸メチル      0.0251i’パラヒドロ
キシ安息香酸プロピル     0.0151i’精製
水を加えて全量を100−とする。 処方例F           リニメント剤プロテア
ーゼF−0−HM−450,29ヒマシ油      
        50.OmAEipan 80   
           7.OmlTween 80の
0.67%水溶液を加えて全量を100m7!とする。 製造例26  坐剤 ウイテツブソー/l/ (Witepsol) E −
85の27.07とライテップソールW−35の72.
7 ’j’を熔融して混合し、さらに防腐剤としてメチ
ルノくラヒドロキシベンゾエート0.05 f とプチ
ルノ々ラヒドロキシペンゾエート0.05 tを少量の
プロピレングリコールに溶解した溶液を添加して混合し
たのち、約50℃でプロテアーゼF、−■−2−HM−
89の粉末0.2fを添加して十分に混合した。この熔
融物をアルミニウム製の型に注入し、冷却して坐剤を製
造した。 製造例27  坐剤 ゼラチン57.6 f、グリセリン20.6?、メチル
パラヒドロキシベンゾニー)0.11.プロピルパラヒ
ドロキシベンジェ−) 0.02 F、エチルバニリン
0.14f、酸化チタンとグリセリン混合物(40: 
60)3.0 ’j、DC黄色A、 5レーキ0.6グ
及び精製水109の混合物を熔融してよく混合したのち
、約50℃でプロテアーゼFllの0.32を精製水7
.649に溶解した水溶液を添加して十分に混合して坐
剤を製造した。 製造例28  脂肪小泡体(リポゾーム)経口剤卵黄レ
シチンとコレステロールとジアセチルホスフェートの7
:2:1の重量比で混合し、この100mグをフラスコ
にとF)、80m1のクロロホルムに溶解させたのち、
クロロホルムを揮発させてフラスコの壁に薄いフィルム
を形成させた。このフィルムとプロテアーゼF −Il
+ −2−HM−89の10(II@を含有する13−
のリン酸緩衝液(PH17,2)とを混合し、よく振と
うしたのち、超音波処理を実施しだ。超音波処理後、約
1時間放置し、次に50,000 Gで1時間遠心し、
2度前記リン酸緩衝液で洗浄した。得られた沈殿を2−
の生理食塩水に懸濁させ、除菌処理し、プロテアーゼF
−Ill −2−HM−89のりポゾーム経口剤を製造
した。 このものは、0〜5℃に保存し、要時希釈して医薬に供
することができる。 製造例29  ツボシーム経口剤 卵黄レシチン85mg、コレステロール15■を8rn
1.のクロロホルムに溶解させたのち、クロロホルムを
揮発させてフラスコの壁に薄いフィルムを形成させた。 このフィルムとプロテアーゼF−0−HM−45の10
0■とアルブミンsomgを含有する15−のリン酸緩
衝液(PH7,2)とを混合したのち、超音波処理を実
施した。超音波処理後、約30分間放置し、次に100
,0OOG、 30分間遠心し2度前記リン酸緩衝液で
洗浄した。得られた沈殿を27nlの生理食塩水に懸濁
させ除菌処理後、プロテアーゼF−0−HM−45のり
ポゾーム経口剤を製造した。このものは0〜5℃で保存
し、要時希釈して医薬として供与させることができる。 製造例30  リポゾーム経口剤 大豆レシチン(カンペステロール25.4%、スチグマ
ステロール26.4%、β−シトステロール48.2%
含有スる。) 1oomyをクロロホルム5−に溶解し
たのち、クロロホルムを揮発させてフラスコの壁に薄い
フィルムを形成させた。この容器中にプロテアーゼFl
l−の120■とマニ)−/1150■を含有するリン
酸緩衝液(PH7,2)を加え混合し、よく振とうしだ
のち、超音波処理を行った。 この懸濁液を約1時間放置したのち、35,000 G
で2時間遠心処理し、2度前記リン酸緩衝液で洗浄した
。得られた沈殿を回収し、1−の生理食塩水に懸濁させ
除菌処理後、プロテアーゼBr1lのりポゾーム経口剤
を製造した。このものは0〜5℃で保存し、要時希釈し
て医薬として供与させることができる。 製造例31  リポゾーム経口剤 ホスファチジン酸5m7、大豆レシチン454ng及び
卵黄し/デフ50mgをクロロボルム5dに溶解シタノ
チ、クロロホルムを揮発させてフラスコの壁に薄いフィ
ルムを形成させた。この容器中にプロテアーゼF−I−
2−HM−15の100711g、デキストリフ50m
1、リジン10mgを含有する5tdのリン酸緩衝液(
PH7,2)を加えて混合し、よく振とうしたのちは、
製造例28と同じ操作法にょシブロチアーゼF−1−2
−HM−45のりポゾーム経口剤を製造した。このもの
は0〜5℃で保存し、要時希釈して医薬として供与させ
ることができる1、製造例32  リポゾーム経口剤 卵黄レシチン100++yをクロロホルム5mlに溶解
したのち、クロロホルムを蒸発させフラスコ壁に薄いフ
ィルムを形成させた。この容器中にプロテアーゼF −
III” 100+y、マンニット40 mg及びアル
:′     ヤー7゜。ツヤ。。65つ。IJ 7□
□。□7.2)を加え混合し、よく振とうしだのちは、
製造例28と同じ操作方法によシブロチアーゼF −■
iのりポゾーム経口剤を製造した。このものは0〜5℃
で保存し、要時希釈して医薬として供与させることがで
きる。 製造例33  リポゾーム経口剤 ホスファチジルエタノールアミン35mg、ホスファチ
ジルイノシトール20mf、ホスファチジルセリン35
7n?、コレステロール1omgの混合物ヲクロロホル
ム10−に溶解したのチ、クロロホルムを蒸発させてフ
ラスコ壁に薄いフィルムを形成させた。この容器中にプ
ロテアーゼF−1−1−HM−27の100mgと、安
定剤としてヒドロキシエチルテン粉200 mg’t 
ポリビニルピロリドン20m’jを含有する5 ntの
リン酸緩衝液(PH7,2)を加えて混合し、よく振と
うしだのちは、製造例28と同じ操作方法によシブロチ
アーゼF−1−1,−HM−27のりポゾーム経口剤を
製造した。このものは0〜5℃で保存し、要時希釈して
医薬として供与させるこ−とができる。 製造例34  リポゾーム経口剤 ホスファチジルエタノールアミン5%とスフィンゴミエ
リン10%を含有する卵黄レシチン100mg及びケノ
デオキシコール酸10mgをクロロ、ホルム10rnl
に溶解したのち、クロロホルムを蒸発させフラスコ壁に
薄いフィルムを形成させた。この容器中にプロテアーゼ
F−1−HM−64の407npと人血漿由来のアルブ
ミン20■とショ糖10■を含有する5mlのリン酸緩
衝液(PH7,2)を加えて混合し、よく振とうしだの
ちは、製造例28と同じ操作方法によシブロチアーゼF
−1−HM−64のりポゾーム経口剤を製造した。この
ものは0〜5℃に保存し、要時希釈して医薬として供与
させることができる。 製造例35  リポゾーム経口剤 大豆レシチン60mg、ウルソデオキシコール酸30■
及び卵黄レシチン10■をクロロホルム5mlに溶解し
たのち、クロロホルムを蒸発させフラスコ壁に薄いフィ
ルムを形成させた。この容器中にプロテアーゼFI2の
1007n9とポリビニルピロリドン3omgとゼラチ
ン15Tngを含有する5−のリン酸緩衝液(PH7,
2)を加えて混合し、よく振とうしたのちは、製造例2
8と同じ操作方法にょシブロチアーゼF 12のリポゾ
ーム経口剤を製造した。このものは0〜5℃に保存し、
要時医薬として供与することができる。 製造例36  細粒剤 プロテアーゼF−1[−t−HM−270,2’j結晶
セルロース          64.5乳糖    
           15,0バレイシヨデン粉  
       15.0ヒドロキシグロピルセルロース
      3.0計1002 上記の処方により均一によく混合した粉末を造粒機によ
り30〜100メツシユの粒子径の細粒剤を製造した。 製造例37  細粒剤 プロテアーゼF−1−1−HM−890,27結晶セル
ロース          55.0マニトール   
        26.8トウモロコシデン粉    
    15.0メチルセルロース         
3.0計100  ン 上記の処方により均一によく混合した粉末を造粒機によ
り30〜100メツシユの粒子径の細粒剤を製造したう

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l プロテアーゼF”nl−1−HM−27、プロテア
    ーゼF−111−2−HM−89、プロテアーゼF−0
    −HM−45、プロテアーゼF −I −1−HM−5
    4、プロテアーゼF −1−2−HM −15又はプロ
    テアーゼF−II−HM−64を活性成分としてなる血
    栓溶解剤。 2 経口投与剤の形にした特許請求の範囲第1項記載の
    血栓溶解剤。 3 プロテアーゼF−In−1−HM−27及びプロテ
    アーゼF−m−2−HM−89を活性成分としてなる血
    栓溶解剤。 4 経口投与剤の形にした特許請求の範囲第3項記載の
    血栓溶解剤。 5 プロテアーゼF−1−1−HM−54及びプロテア
    ーゼF −1−2−HM −15を活性成分とじてなる
    血栓溶解剤。 6 経口投与剤の形にした特許請求の範囲第5項記載の
    血栓溶解剤。 7 プロテアーゼF−0−HM−45、プロテアーゼF
    −1−1−HM−54及びプロテアーゼF−1−2−H
    1l−15を活性成分としてなる血栓溶解剤。 8 経口投与剤の形にした特許請求の範囲第7項記載の
    血栓溶解剤。 9 活性成分がプロテアーゼF−II−HM−64の半
    精製品である特許請求の範囲第1項記載の血栓溶解剤。
JP58055460A 1982-10-02 1983-03-31 血栓溶解剤 Expired - Lifetime JPH0694420B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58055460A JPH0694420B2 (ja) 1983-03-31 1983-03-31 血栓溶解剤
AU16293/83A AU1629383A (en) 1982-10-02 1983-06-27 Earthworm tissue protease thrombolytic agents
US06/508,163 US4568545A (en) 1982-10-02 1983-06-27 Thrombolytic agent
CA000431387A CA1198697A (en) 1982-10-02 1983-06-28 Thrombolytic agent
EP83106288A EP0105092A3 (en) 1982-10-02 1983-06-28 A thrombolytic agent
FI832383A FI832383L (fi) 1982-10-02 1983-06-29 Trombosytiskt aemne
DK300883A DK300883A (da) 1982-10-02 1983-06-29 Fremgangsmaade til fremstilling af thrombolytiske midler
NO832399A NO832399L (no) 1982-10-02 1983-06-30 Trombolytisk middel
ES523754A ES8504246A1 (es) 1982-10-02 1983-06-30 Un metodo para la preparacion de las proteasas fibrinoliticamente activas
DK558683A DK558683A (da) 1983-03-31 1983-12-05 Thrombolytiske midler

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58055460A JPH0694420B2 (ja) 1983-03-31 1983-03-31 血栓溶解剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59184131A true JPS59184131A (ja) 1984-10-19
JPH0694420B2 JPH0694420B2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=12999210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58055460A Expired - Lifetime JPH0694420B2 (ja) 1982-10-02 1983-03-31 血栓溶解剤

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0694420B2 (ja)
DK (1) DK558683A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6475431A (en) * 1987-09-17 1989-03-22 Hisashi Mihara Novel protease preparation
JP2002515454A (ja) * 1998-05-20 2002-05-28 エラスムス ユニフェルシテイト ロッテルダム 炎症または掻痒の予防または治療方法および手段
JP2005230013A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Peijing Baiao Pharmaceuticals Co Ltd ルムブロキナーゼ乾燥粉末およびその製造方法
WO2006101140A1 (ja) * 2005-03-22 2006-09-28 Sodx Co., Ltd. 新規プロテアーゼ、該プロテアーゼを生産する微生物、及びこれらの利用
JP2007039404A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Kokan Yakuhin Kenkyusho:Kk 自動クロマトグラフ装置によるルムブロキナーゼ含有蛋白の製造方法と用途
JP2015189763A (ja) * 2014-03-30 2015-11-02 小林製薬株式会社 リポソーム及びそれを含有する化粧料

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110025559B (zh) * 2019-05-22 2021-11-19 重庆工商大学 蚯蚓提取物、其制备方法及护肤品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6475431A (en) * 1987-09-17 1989-03-22 Hisashi Mihara Novel protease preparation
JP2002515454A (ja) * 1998-05-20 2002-05-28 エラスムス ユニフェルシテイト ロッテルダム 炎症または掻痒の予防または治療方法および手段
JP2005230013A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Peijing Baiao Pharmaceuticals Co Ltd ルムブロキナーゼ乾燥粉末およびその製造方法
WO2006101140A1 (ja) * 2005-03-22 2006-09-28 Sodx Co., Ltd. 新規プロテアーゼ、該プロテアーゼを生産する微生物、及びこれらの利用
JP2007039404A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Kokan Yakuhin Kenkyusho:Kk 自動クロマトグラフ装置によるルムブロキナーゼ含有蛋白の製造方法と用途
JP2015189763A (ja) * 2014-03-30 2015-11-02 小林製薬株式会社 リポソーム及びそれを含有する化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0694420B2 (ja) 1994-11-24
DK558683A (da) 1984-10-01
DK558683D0 (da) 1983-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4568545A (en) Thrombolytic agent
JP7000394B2 (ja) 補因子の非存在下で凝固活性を有する、及び/又は、第ix因子凝固活性が増加した第ix因子変異体、並びに、出血性疾患を処置するためのその使用
US4348384A (en) Pharmaceutical composition for oral administration containing coagulation factor VIII or IX
US8329693B2 (en) Method for the prevention of thromboembolic disorders
JP2016516037A (ja) 標的化剤としてのGlaドメイン
EP0057462A2 (en) Elastase-containing composition permitting elastase to be absorbed in increased amount
TW201031418A (en) Nattokinase for degrading and reducing amyloid fibrils assoicated with alzheimer's disease, prion diseases and other amyloidoses
JPS59184131A (ja) 血栓溶解剤
EP0073251B1 (en) Agent for treating diseases of respiratory organs
WO2003006054A1 (fr) Compositions hemostatiques pharmaceutiquement stables
CA1198672A (en) Fibrinolytically active agent and a method for the preparation thereof
JPS62255430A (ja) 哺乳動物の脈管病を治療する方法
US5811279A (en) Method for activating prothrombin with polyethylene glycol
JP2688603B2 (ja) 血栓溶解剤
JPWO2006025276A1 (ja) ナットウキナーゼを含む眼科疾患の治療・予防剤
JPH08208512A (ja) 血栓形成阻害剤
WO1986003973A1 (en) Fibrinophilic urokinase complex and process for its preparation
JP3113901B2 (ja) 血栓溶解剤
JPH0424331B2 (ja)
CN106632632B (zh) 一种鼠妇纤溶活性蛋白及其应用
JPH0739387A (ja) 腫瘍の境界位置決定試薬及び腫瘍の治療剤
JP2847160B2 (ja) トロンビン含有医薬組成物
US4048303A (en) Method of preparing enzyme cholic acids complex
JPH0215193B2 (ja)
WO2002030887A2 (en) Protein having thrombolytic activities extracted from natural product