JPS59183865A - 粉体塗装方法 - Google Patents

粉体塗装方法

Info

Publication number
JPS59183865A
JPS59183865A JP5734883A JP5734883A JPS59183865A JP S59183865 A JPS59183865 A JP S59183865A JP 5734883 A JP5734883 A JP 5734883A JP 5734883 A JP5734883 A JP 5734883A JP S59183865 A JPS59183865 A JP S59183865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
powder coating
forming material
adherend
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5734883A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Kawamoto
河本 紀雄
Kiyoshi Saito
潔 斉藤
Makoto Kuwamura
誠 桑村
Hiroyoshi Tsuchiya
裕義 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5734883A priority Critical patent/JPS59183865A/ja
Publication of JPS59183865A publication Critical patent/JPS59183865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粉体塗料により任意の形状の被着体に対して
薄膜を形成させることができ、しかもピンホールのない
信頼性の優れた新規な粉体塗装方法に関するものである
粉体塗料は無公害、省資源型塗料として、或いは優れた
塗膜特性のため注目を集めてきたが薄膜塗装が困難であ
ること、とりわけ長尺な形状の被着体に対する均一な薄
膜塗装性に劣っているため、その発展が抑制されていた
このような状況から、本発明者達は特開昭56−136
685号において被着体の表面に特定の粘着層を形成さ
せ、次いで粉体塗装する方法を紹介した。
この方法によれば任意の形状の被着体に対しても10〜
150μm1通常10〜100μmの薄膜被覆が可能と
なったが、形状によっては或いは使用する粘着層形成材
料または該材料を希釈した溶液の種類によってはピンホ
ールの発生が起こることがあり、絶縁性、防食性の面か
らも好ましくなかった。例えば比較的長尺なパイプ、棒
状体、これらの加工部品の如き被着体の場合は粘着層形
成材料が被着体下部の方へ垂れやす(、粘着層形成材料
の厚みが局所的に厚いところができその部分の塗膜に発
泡を起しやすく、発泡の生じた部分はピンホールが発生
しやすかった。
また粘着層形成材料を易揮発性溶剤で希釈した溶液を用
いて粘着層を形成させる場合には、比較的高濃度の溶液
を用いると粘着層中に内在した易揮発性溶剤が抜けきら
ず、粉体塗料付着後の加熱工程に於いて塗膜の発泡を起
しやすかった。
本発明ばかがる問題を解決するためになされたものであ
り、被着体に粉体塗装時の粘度が0.5〜400ポイズ
、好ましくは2〜300ポイズである粘着層を設けた後
に粉体塗料を塗装する方法に於いて、粘着層形成材料も
しくは該材料を希釈溶剤に熔解してなる粘着層形成材料
溶液を用いて被着体を粘着処理する際に被着体を回転す
ることを特徴とする粉体塗装方法を提供するものである
粉体塗装法としては流動浸漬塗装法、スプレー法、振り
かけ法、静電塗装法あるいはこれら二つ以上の組み合わ
せによる塗装方法等公知の方法が使用できるが、流動浸
漬塗装法が最も有利に使用できる。この場合通常の流動
浸漬塗装法では被着体を予熱するが、本発明の場合は予
熱のかわりに粘着層形成処理を施すことになる。
ところで、粘着層の粘着力を利用して粉体塗料を被着体
表面に付着させる場合、単分散球体粒子が最密充填して
一層付着した理想状態モデルでは、塗料の平均粒子径の
1/2が溶融後の塗膜の厚さになるが、実際には単分散
球体粒子ではないため最密充填されず、塗料平均粒子径
の1/2より小さめの塗膜厚になる傾向があり、この傾
向は塗料平均粒子径が大きくなるほど増大する。
前記した粉体塗装で使用される粉体塗料の平均粒子径は
約20〜300μmであることから、本発明で得られる
塗膜の厚さは通常10〜150μmである。
また平均粒子径的20〜300μmの粉体塗料を使用可
能にするためには、粉体塗装時の粘着層の粘度が0.5
〜400ポイズであれば好いことが判明している。粘着
層の粘度は50〜120μmの塗膜を得たい場−合や、
用いる粉体塗料の比重が1.4と大き(、N場合には、
粉体塗装時の粘度が2〜300ポイズであるのが好まし
い。
粘着層形成方法としては浸漬法、スプレー法、静電法等
が使用可能である。粘着層の厚さは1〜15μm、好ま
しくは3〜10μmで使用される。各種の被着体に対し
てこの膜厚領域に粘着層の厚さを揃えるためには、粘着
層形成材料もしくは該材料を希釈溶剤にて溶解してなる
溶液により粘着処理する際に、該粘着層形成材料もしく
は溶液で被着体を濡らしながら或いは濡らした後、被着
体を回転させることが必要である。このように被着体を
回転させる目的は被着体の一部に粘着層がタマリ現象と
して厚(形成されるのを防ぐことにあり、その結果とし
て前記膜厚範囲の均一な粘着層が形成される。粘着層の
膜厚が1μmより薄くなると粉体塗装後の粉体保持力が
低下する傾向があり、15μmより厚くなると塗膜外観
が不良となったり、塗膜特性が低下したりする恐れがあ
る。特に平均粒子径の大きな塗料の場合や、塗料の比重
が1.4以上の場合は3〜15μmで使用するのが好ま
しい。
また粘着層の膜厚を1〜15μmでかつ偏在しないよう
に塗装する際に粘着層形成材料を溶剤で希釈した溶液と
して使用することもあるが、その際希釈溶剤の蒸気圧が
20℃に於いて1〜300mmHgであるのが良い。l
mmHg以下の希釈剤を使用した場合、粘着層形成後希
釈剤が乾燥するまでに時間がかかるため粘着層形成材料
溶液のタレ現象が発生しやすく、そのため希釈剤乾燥後
の粘着層は偏在しやす(なる。・300mmHg以上の
場合粘着層形成材料溶液の濃度管理が難しくなるので好
ましくない。
本発明で有利に使用される希釈剤としては水、メタノー
ル、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、ベン
ゼン、トルエン、塩化メチレン、トリクロルエタン、ジ
オキサン、シクロヘキサノン等の単独もしくは混合溶剤
が用いられる。
また粘着層形成材料としては使用する粉体塗料と相互反
応性があるものが好ましい。例えばエポキシ樹脂系粉体
塗料の場合には液状エポキシ樹脂単独、エポキシ樹脂用
液状硬化剤例えば旭電化製変性ポリアミンεH−220
、三菱油化社製酸無水物YH306F等、もしくは硬化
剤を配合したエポキシ樹脂組成物であって粘度が0.5
〜400ボイズであるものが使用される。粉体塗料がポ
リエステル系やアクリル系の場合にはこの塗料と反応す
る液状エポキシ樹脂、ポリエステルオリゴマー、アクリ
ルオリゴマー、ポリウレタンオリゴマー、ポリイソシア
ネート等のうち粉体塗料時の粘度が0.5〜400ボイ
ズの範囲にあるものが選ばれる。
粘着層形成材料を希釈して使用する場合、その濃度は粘
着層形成材料自身の粘度、被着体の形状、被着体の回転
速度、粉体塗料の性質、粉体塗装方法を勘案して適宜変
えて使用できるが、通常5〜40%で使用する。
粉体塗装時の温度は通常5〜40’Cで行われるが、粘
着層形成材料もしくは希釈された粘着層形成材料の粘度
は、塗装時の温度で0.5〜400ボイズの範囲のもの
であれば任意に使用することができる。
粘着層形成材料が付着した被着体は粉体塗装に先がけ回
転させながら粘着層を均一化せしめるが、通常0.3〜
6.3m/secの周速で回転させて実施する。0.3
 m/sec以下の周速の場合、特に比較的低濃度に希
釈された低粘度の粘着層形成材料を使用した場合や比較
的長尺の被着体の場合、液ダマリが生じやすいため粉体
塗装後の加熱時に塗膜の発泡現象を引きおこしやすく、
そのため塗膜にピンホールが発生して信頼性が低下して
くる。
6.3 m/sec以上の周速の場合には、特に粘着層
形成材料を直接使用したり比較的高濃度に希釈された高
粘度粘着層形成材料を使用した場合(この時粘着層厚が
比較的厚くなる)に回転の外周方向側に行(にしたがっ
て比較的厚めの粘着層が形成され、同様に塗膜のピンホ
ール信頼性が低下して(る。
次に本発明の詳細を実施例にて示す。なお実施例中の部
は重量部である。
実施例1 エピコート# 828 (油化シェルエポキシ社製エポ
キシ樹脂、25℃での粘度100ポイズ)20部、ジオ
キサン(20℃での蒸気圧29mmHg) 80部から
なる粘着層形成材料溶液を使用して、厚さ2mm、長さ
10cm、径50mmの鉄製パイプの外面に粘着層形成
処理をスプレー法により実施した後、直ちに鉄製パイプ
の一端をつかみ、他端の周速5m/secになるように
1分間回転させ均一な粘着層を形成させた。重量換算で
求めた粘着層の厚みは7μmであった。一方粉体塗料と
してはエピコート#1004 (油化シェルエポキシ社
製エポキシ樹脂)100部、CuZ’(四国化成社製イ
ミダゾール)065部、チタン白R−650(堺化学社
製)30部を溶融混合後42メソシュパス粉体を集め平
均粒径100μmの粉体塗料となし、流動浸漬塗装に供
した。
まず上記7μmの粘着層付き鉄製パイプを粉体塗料が浮
遊流動している流動浸漬槽(25℃)に5秒間浸漬して
から150℃の乾燥機申出30分間加熱し硬化塗膜を形
成させた。粉体塗装後エアブロ−しても殆ど付着した粉
体は脱落せず、硬化後の膜厚は48μm、耐電圧DC8
00Vの絶縁被膜が得られた。
実施例2 被着体、粉体塗料、粘着層形成材料溶液および塗装方法
を実施例1と同様とし、粘着層形成のためのパイプの回
転周速をj+n/secとした場合、硬化後の塗膜の膜
厚は45μmであり耐電圧DC800Vの絶縁被膜が得
られた。
一方、前記と同様にして回転周速を8m/secとした
場合、硬化後の塗膜の膜厚は回転の外周方向に向けてや
や膜厚が厚くなって45〜52μmであり、耐電圧は回
転の外周方向側でDC500V 、内周方向側でDC8
00Vであった。
実施例3 粉体塗料は実施例1のものを使用し、粘着層形成材料溶
液としてはDEE #331  (、ダウケミカル社製
エポキシ樹脂、40°Cでの粘度22ボイズ)10部、
トリクロルエタン(20°Cでの蒸気圧16+nHg)
 90部からなるものを使用した。室温40’cの雰囲
気下で実施例1と同一サイズの鉄製パイプを粘着層形成
材料溶液中に5秒浸漬後引き上げて、直ちに実施例1の
要領で周速3m/secでパイプを回転させ粘着層(厚
さ3μm)の均一化を計った後流動浸漬槽(40℃)に
5秒浸漬した。次いで150℃の乾燥機に30分放置し
硬化塗膜を形成させたところ、外観良好な47μmの塗
膜が得られDC800Vの耐電圧を示した。
比較例1 実施例3に於いて粘着層形成時にパイプの回転を行わな
かった場合、硬化塗膜の膜厚は44〜52μmと下側が
厚い塗膜となり、塗膜の耐電圧は下側でDC300V 
、上側テDC800V テあった。
比較例2 粉体塗料として実施例1のものを使用し、粘着層形成材
料溶液としてはエチレングリコール(25℃での粘度0
.2ポイズ)20部、アセトン80部からなるものを使
用した。
被着体としては実施例1で使用した鉄製パイプを用い、
上記溶液槽(20℃)に5秒浸漬後引き上げ、直ちに実
施例1の要領で周速3.m/secで回転させた後、流
動浸漬塗装して粉体塗料を付着させた。
次いで150℃で30分間加熱硬化して得られた塗膜は
、付着ムラが多くしかもピンホールの多い塗膜であった
特許出願人 日東電気工業株式会社 代表者土方三部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被着体に粉体塗装時の粘度が0.5〜400ボイ
    ズである粘着層を設けた後に粉体塗料を塗装する方法に
    於いて、粘着層形成材料もしくは該材料を希釈溶剤に溶
    解してなる粘着層形成材料溶液を用いて被着体を粘着処
    理する際に被着体を回転することを特徴とする粉体塗装
    方法。
  2. (2)被着体の粘着処理の際、被着体を0.3〜6.3
    m/secの周速で回転させることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の粉体塗装方法。
  3. (3)粘着層の厚さが1〜15μmであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の粉体塗装方法。
  4. (4)粉体塗料の平均粒子径が約20〜300μmであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の粉体塗
    装方法。
  5. (5)希釈溶剤の蒸気圧が20℃に於いて1〜300f
    iHgである特許請求の範囲第1項記載の粉体塗装方法
  6. (6)粘着層形成材料と粉体塗料は相互反応性があるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の粉体塗装方
    法。
JP5734883A 1983-03-31 1983-03-31 粉体塗装方法 Pending JPS59183865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5734883A JPS59183865A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 粉体塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5734883A JPS59183865A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 粉体塗装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59183865A true JPS59183865A (ja) 1984-10-19

Family

ID=13053065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5734883A Pending JPS59183865A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 粉体塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59183865A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139620A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mitsubishi Electric Corp 粉体塗装方法及びガス絶縁開閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139620A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mitsubishi Electric Corp 粉体塗装方法及びガス絶縁開閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0205588B1 (en) Process for preparing metal-coated hollow microspheres
JPS59183865A (ja) 粉体塗装方法
JPH0213898B2 (ja)
CA1041381A (en) Coatings and films from polymer products
JPH0588871B2 (ja)
US3407086A (en) Asbestos-cement product and process
US4471109A (en) Polyester powdered paint
JP2001205173A (ja) タンブラー式スプレーコーティング方法
JPS6112516B2 (ja)
JPH11509257A (ja) 高められた耐食性および改良された塗料接着性を有する金属基材
JPS5830375A (ja) 銅表面へのフツ素樹脂被膜の形成方法
JPS5837029B2 (ja) 物品の被覆方法
CN106867301A (zh) 一种专用于低温固化的热固性粉末涂料产品及其使用方法
JPS5847064A (ja) エポキシ樹脂粉体塗料組成物
JPH10113613A (ja) 防食塗膜の塗装方法
JP2000153225A (ja) 無機質板の塗装方法
JPS5845083Y2 (ja) 接着性のすぐれたポリエステルフイルム
JPS5839252A (ja) 回転機コイルの絶縁処理方法
JPS5898173A (ja) 金属管の防食塗装方法
JPH01224081A (ja) 粉体塗装方法
JP2003160884A (ja) 固体プレーティング材の製造方法及びその方法により製造された固体プレーティング材
JPH07103329B2 (ja) 塗装用ナイロン樹脂微粉末及びその製法
JPS58143867A (ja) プラスチツク成形品の塗装方法
JPH023484A (ja) 無電解めっき用接着剤及び基材
JP2505014B2 (ja) 管内周面の塗装方法