JPS5917952Y2 - 水路 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は土木用、農業用、工業用、鉱山用その化成水路
、導水路或は排水路として用いられる水路に関するもの
である。

従来、水路を配設しようとする場合、その地形等により
種々の長さ、落差の傾斜面に配設する必要がある。

しかし、その傾斜角度や長さは一様ではないので、それ
ぞれ、その地形に応じて強固な基礎固めをし、適合した
水路及び水路継手を用いて水路を配設しなければならず
配設工事が手数がかかり、また多種類の水路及び水路継
手を取りそろえる必要があり煩雑であるという欠点があ
った。

本考案は、叙上の如き従来の欠点を解消することを目的
としてなされたもので゛あって、その要旨は、第１の樋
状体と第２の樋状体のそれぞれの側壁間が伸縮材で連結
され、第１もしくは第２の樋状体の他端が第３の樋状体
の一端に設けられた拡大部に摺動自在に挿入され、連結
されてなる水路に存する。

以下本考案を図面の一実施例により説明する。

１．２及び３は、それぞれ、ガラス繊維強化プラスチッ
クス、破質ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂製の第１、第
２及び第３の樋状体にして、それぞれ、底壁の両側縁上
方に側壁１１．１１．２１．２１．３１．３１が設けら
れ、必要に応じてその両側壁１１．１１．２１．２１．
３１ 。

３１の上縁外方に突出片が設けられることがある。

第３の樋状体３は、その一端の底壁及び両側壁３１．３
１が拡大部３２とされている。

第２の樋状体２はその一端が前記の第３の樋状体１の拡
大部３２に摺動自在に挿入され、第２の樋状体の長さを
必要な長さに調整できるようにされている。

第２の樋状体の他端の両側壁２１．２１の外側面に伸縮
材４，４の一端がそれぞれ押板５，５で押えられるよう
にして接続されている。

その伸縮材４．４の他端は第１の樋状体１の一端の両側
壁１１゜１１の外側面にそれぞれ押板５’、 ５’で押
えられるようにして接続されている。

第２の樋状体２と第１の樋状体１のそれぞれの底壁同士
は、第２の樋状体２が第１の樋状体１に対して曲折自在
に接続されている。

尚、叙上の伸縮材４，４は材料自体が伸縮する弾性体状
のものからなるものであっても、また材料が適当にわん
曲されていて伸縮するようにされたものであっても適宜
用いることができる。

又、第３の樋状体の拡大部３２は第１の樋状体の他端に
挿入連結される配設であってもよい。

又第３の樋状体の他端は、第１図に示すようなくの字型
に必ずしも屈折される必要はなく、配設場所の地形や、
第１、第２の何れの樋状体に連結されるかによって真直
ぐなものであっても複雑な形に屈曲したものであっても
よい。

次に叙上の一実施例の一態様を説明する。

かなり落差のある傾斜面に水路を配設しようとする場合
、傾斜面の長さ及び落差に応じて、適宜、第３の樋状体
の拡大部３２に挿入した第２の樋状体の一端の挿入長さ
及び第２の樋状体の第１の樋状体に対する角度を適宜調
整して水路を接続配設する。

上述の如く、本考案水路は第１の樋状体と第２の樋状体
の側壁間が伸縮材で連結されているから、第１の樋状体
と第２の樋状体とは互いに伸縮材の伸縮範囲内に於て伸
縮乃至方向転換が可能である。

又、第１もしくは第２の線状体の他端が第３の樋状体の
一端に設けられた拡大部に摺動自在に挿入され、連結さ
れるものであるから、上記第１及び第２の樋状体の位置
決め又は施工により必要性の生じた第１もしくは第２の
樋状体の第３の樋状体に対する長さ方向の長さ調整が即
座に可能となり総じて配設場所の地形に対応した水路の
配設が容易にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の斜視図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 第１の樋状体と第２の樋状体のそれぞれの側壁間が伸縮
   材で連結され、第１もしくは第２の樋状体の他端が第３
   の樋状体の一端に設けられた拡大部に摺動自在に挿入さ
   れ、連結されてなる水路。