JPS6329034Y2 - - Google Patents

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JPS6329034Y2
JPS6329034Y2 JP1984017600U JP1760084U JPS6329034Y2 JP S6329034 Y2 JPS6329034 Y2 JP S6329034Y2 JP 1984017600 U JP1984017600 U JP 1984017600U JP 1760084 U JP1760084 U JP 1760084U JP S6329034 Y2 JPS6329034 Y2 JP S6329034Y2
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JP
Japan
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support frame
drain pipe
drain
pipe
soil
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JP1984017600U
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JPS60130888U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は宅地の造成地に仮設側溝等として施工
される排水筒を所定の姿勢に保持するための支持
枠に関する。
たとえば宅地の造設地に区画用などの仮設側溝
を施工する場合、第1図のような排水筒100を
地面に形成した溝に埋め込み、この排水筒100
の内部通路を通して排水を行わせることがある。
しかし同図の排水筒100のように上面が開放さ
れた多角筒状をしたものは、その底部が平坦にな
つているので施工時に溝内に設置したときの安定
性に優れる反面、実使用時にその内部通路のコー
ナ部101に土、砂がたまりやすく、その土、砂
によつて排水性能が損われやすい問題があつた。
そこで第2図に示した半円筒状の排水筒100
を使用することが考えられる。この半円筒状の排
水筒100によると、実使用時における内部通路
への土、砂のたまりやすさが第1図のものよりは
幾分かは改善されるが、その反面において、施工
時に溝内に設置したときの安定性に欠けるばかり
でなく、土を埋め戻したときに排水筒100が浮
き上がりやすく、施工時の作業性が低下する問導
があつた。
また、実使用時における内部通路への土、砂の
たまりやすさを大幅に改善できるものとして、そ
の内面の曲率が底部に近付くほど徐々に小さくな
る形状の排水筒、たとえば半卵形状の排水筒を使
用することも考えられる。しかしこれによると、
施工時に溝内に設置するときの安定性が第2図の
ものに比べても極端に劣つたものになり作業性が
著るしく低下する問題がある。
本考案は上記した問題に鑑みてなされたもの
で、実使用時の排水性能が損われにくい半円筒状
の排水筒や半卵形状の排水筒を所定の姿勢に確実
に保持することのできる支持枠を提供することに
よつて、施工時の作業性を大幅に改善し、良好な
排水性能を備えた排水筒を容易に施工することが
できるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、本考案の支持枠は、
平坦な底板に立ち上がり状に左右一対の支持体を
設けるとともに、これらの支持体にそれぞれ係合
部を設け、この係合部を排水筒に設けられている
左右の耳部に係合させることによつて当該支持枠
を排水筒に保持させ、この状態で排水筒を溝内に
設置するようにして該排水筒の安定性を支持枠に
よつて確保でき、かつ土を埋め戻す際の排水筒の
浮き上がりを支持枠によつて防止することができ
るようにしたものである。
以下、図示例にしたがつて本考案による支持枠
を説明する。
第3図に示されている支持枠10は、平坦な底
板1に左右一対の板状の支持体2,2が立ち上が
り状に設けられ、これらの支持体2,2の上端部
に半円筒状の係合部3,3がその全長にわたつて
設けられてなる。
このような支持枠10は金属薄板を折り曲げ加
工することによつても構成することができるが、
熱可塑性の合成樹脂、たとえばポリ塩化ビニルを
押出成形用ダイから連続的に押し出すことにより
得られる連続成形品を所定の長さに分断して構成
することもできる。後者の合成樹脂成形品からな
るものは、耐蝕・弾性復元力において前者の金属
製のものに優るほか、軽量なために取り扱いが便
利であり、さらに必要な耐衝撃性を十分に備えた
支持枠になる利点がある。
上述した支持枠10は、第3図から明らかなよ
うに、排水筒100に下方から嵌め込まれ、その
係合部3が排水筒100に設けられた耳部111
に弾性的に嵌合した状態で係合される。排水筒1
00の耳部111は分割筒状部材の左右の側部に
設けられており、それが補強リブとして作用する
ので排水筒100の剛性を向上させる上で役立つ
ている。なお、耳部111は外方へ突出された凸
状のものが例示されているが、内方へ突出された
凹状のものも考えられ、後者の場合は支持枠10
の係合部3を内方へ突出させたものにすることを
要する。
第3図のように支持枠10を排水筒100に保
持させた状態においては、支持枠10の一対の支
持体2,2がその弾性に抗して多少拡げられた状
態となつている。そのため、支持枠10の係合部
3が排水筒100の耳部111に弾性的に押圧さ
れることになり、確実な係合状態が得られる。こ
の場合に、排水筒100が合成樹脂成形品であれ
ば、上記押圧によつて変形した排水筒100の弾
性復元力と上記支持体2,2の弾性復元力との押
し合い現象が生じるので、上述の係合状態が一層
確実なものになる。
排水筒をたとえば仮設側溝として使用する場
合、その施工は第3図のように支持枠10を保持
させて、地面に形成した溝に排水筒100を設置
し、その後、溝内へ土を埋め戻すことによつて行
なう。この施工時において、排水筒100を溝内
に設置した状態では支持枠10の平坦な底板1が
溝の底面に広い面積で着座するのでこの支持枠1
0によつて排水筒100の安定性が十分に確保さ
れ、排水筒100が傾いたりぐらつくことはな
い。また、溝内へ土を埋め戻すときは、支持枠1
0が図示のように〓形をしていることに加えて、
支持枠10と排水筒100との間に形成されてい
る空間Sに埋め戻した土が入り込むので、支持枠
10によつて排水筒100の浮き上がりが確実に
阻止され、当初の設計通りの施工が容易に行われ
る。このような仮設側溝は家が建てられると取り
除く場合があつても堀おこすことなく支持枠をわ
ずかに拡げることにより排水筒のみを上方に取除
くことができる。
上記した施工時における排水筒の安定性の確保
および浮き上がりの防止は該排水筒に保持させた
支持枠の作用によつて奏されるものであるから、
排水筒の形状は関係がない。したがつて第3図に
示した排水筒100のように、その内面の曲率が
底部に近付くほど徐々に小さくなつているような
筒状部材によつて排水筒100が構成されている
場合には、実使用時に排水量が少くてもその割に
はそのときの水嵩が高くなるので内部通路に土、
砂がたまりにくいという優れた排水性能を長期に
わたつて維持することのできる仮設側溝を作業性
よく容易に施工することができる。なお、支持枠
10は排水筒100の長手方向の適所に間隔をあ
けて保持させる。
第3図においては支持枠10を排水筒100の
長手方向の中間部に保持させた場合を説明した
が、支持枠を排水筒の継手に兼用することも可能
である。すなわち、第4図のように二本の排水筒
100,100を突き合わせてそれらの内部通路
を連続させる場合に、その突き合わせ部分Aにま
たがるように二本の排水筒100,100の端部
間にわたつて支持枠10を保持させるのである。
このようにすれば、二本の排水筒100,100
のそれぞれの耳部111,111が支持枠10に
おける共通の係合部3に弾性的に保持されるので
十分に強固な接続状態になる。
なお、上記のように二本の排水筒を接続する場
合には、第5図に詳細に示したように二本の排水
筒100,100のうち一方のもの、たとえば上
流側の排水筒100の耳部111の端部を一定長
にわたつて切除し、それに伴つて形成される湾曲
状の突出片112を下流側の排水筒100の端部
内面に重合状に嵌め合わせておくことが望まし
い。
第6図は、他の実施例である支持枠10を排水
筒100に保持させた場合を示している。すなわ
ち第6図に示した支持枠10は、左右の支持体
2,2が平坦な底板1の左右の端部からやや入り
込んだ箇所で立ち上げられている。このような支
持枠10によると、排水筒100を溝内に設置し
た後、溝内へ土を埋め戻すと、埋め戻された土が
支持枠10と排水筒100との間の空間Sに入り
込むばかりでなく、底板1の左右の張出部分1
1,11の上に土が埋め戻されることになるの
で、排水筒100の浮き上がりを防止する作用が
第3図で説明したものよりも一層顕著になる。そ
の他の点については第3図について説明したとこ
ろと同様である。又、排水筒として上記実施例で
あげた分割筒状の外に第7図に示すような蓋12
0を一体に成形した筒状のものであつてもよい。
更に支持枠10の底板1に孔12をあけ、杭など
の固定具を打込み浮き上がりを防止するようにし
てもよい。
以上詳述したように本考案による支持枠を使用
すると、排水筒の施工時における設置安定性の向
上と土を埋め戻した際の浮き上がりの防止とが同
時に達成される。すなわち上記支持枠の使用によ
つて排水筒の形状に関係なく施工時の作業性が向
上するので、たとえば半卵形状その他の設置安定
性に欠けるが排水性能に優れる排水筒を容易かつ
正確に施工することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は上面が開放された多角筒状の排水筒を
示す部分斜視図、第2図は半円筒状の排水筒を示
す部分斜視図、第3図は本考案の実施例による支
持枠を排水筒に保持させた場合を示す部分斜視
図、第4図は上記支持枠を継手として兼用した場
合を示す部分斜視図、第5図は第4図の要部を示
す垂直側断面図、第6図は他の実施例による支持
枠を排水筒に保持させた場合を示す部分斜視図、
第7図は他の実施例による排水筒を支持枠に保持
させた場合を示す部分斜視図である。 1……底板、2……支持体、3……係合部、1
0……支持枠、100……排水筒、111……排
水筒の耳部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状部材の左右の側部に凸状または凹状の耳部
    が設けられた排水筒の支持枠であつて、底板に左
    右一対の支持体が立ち上がり状に設けられ、これ
    らの支持体に上記排水筒の耳部に嵌脱可能な係合
    部が設けられていることを特徴とする排水筒の支
    持枠。
JP1760084U 1984-02-10 1984-02-10 排水筒の支持枠 Granted JPS60130888U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1760084U JPS60130888U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 排水筒の支持枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1760084U JPS60130888U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 排水筒の支持枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60130888U JPS60130888U (ja) 1985-09-02
JPS6329034Y2 true JPS6329034Y2 (ja) 1988-08-04

Family

ID=30505451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1760084U Granted JPS60130888U (ja) 1984-02-10 1984-02-10 排水筒の支持枠

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6430314B2 (ja) * 2015-03-30 2018-11-28 中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社 U字溝

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4113869Y1 (ja) * 1964-04-28 1966-06-29

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JPS4113869Y1 (ja) * 1964-04-28 1966-06-29

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JPS60130888U (ja) 1985-09-02

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