JPS591771Y2 - 成形用金型 - Google Patents
成形用金型Info
- Publication number
- JPS591771Y2 JPS591771Y2 JP4264178U JP4264178U JPS591771Y2 JP S591771 Y2 JPS591771 Y2 JP S591771Y2 JP 4264178 U JP4264178 U JP 4264178U JP 4264178 U JP4264178 U JP 4264178U JP S591771 Y2 JPS591771 Y2 JP S591771Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- slide core
- locking
- molding
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は射出成形、圧縮成形等の成形方法に於て金型を
開割した際にスライドコアが自重により落下する事を防
止した成形用金型に関するものである。
開割した際にスライドコアが自重により落下する事を防
止した成形用金型に関するものである。
従来より成形用金型にこの種の機能を与える方法として
は、単にフィンガーピンを長くして金型開割時もスライ
ドコアか゛フィンガーピンから抜けない様にする方法や
、金型にスプリングの一端を固定し他端をスライドコア
に固定しておき、スライドコアがスプリングの弾性力に
抗して摺動し終った際に該スプリングの復元力によって
スライドコアの落下を防止するという方法(以下スプリ
ング法と称する)や、或いは又、金型のスライドコア摺
動面に鋼鉄製ボールを嵌入し得る凹部を設は該凹部にス
プリングにより付勢した鋼鉄製ボールを嵌入し、一方ス
ライドコアには鋼鉄製ボールにより係止され得る係止凹
部を設はスライドコアーが金型表面を摺動した際に鋼鉄
製ボールがスプリングの復元力によって前記係止凹部に
突出嵌入してスライドコアを係止する方法(以下ボール
チェック法と称する)等の方法が採用されてきた。
は、単にフィンガーピンを長くして金型開割時もスライ
ドコアか゛フィンガーピンから抜けない様にする方法や
、金型にスプリングの一端を固定し他端をスライドコア
に固定しておき、スライドコアがスプリングの弾性力に
抗して摺動し終った際に該スプリングの復元力によって
スライドコアの落下を防止するという方法(以下スプリ
ング法と称する)や、或いは又、金型のスライドコア摺
動面に鋼鉄製ボールを嵌入し得る凹部を設は該凹部にス
プリングにより付勢した鋼鉄製ボールを嵌入し、一方ス
ライドコアには鋼鉄製ボールにより係止され得る係止凹
部を設はスライドコアーが金型表面を摺動した際に鋼鉄
製ボールがスプリングの復元力によって前記係止凹部に
突出嵌入してスライドコアを係止する方法(以下ボール
チェック法と称する)等の方法が採用されてきた。
然し乍ら、フィンガーピンを長くする方法では金型全体
を大きくする必要にせまられ従って成形機の規模も大に
せざるを得ないものであり、又スプリング法でも金型全
体を大きくしたり或いは特にそうせずとも構造が複雑に
なり長期使用中に於けるスプリング強度の保守管理に手
間を要し、更にボールチェック法を採用してもスプリン
グについてはスプリング法と同様の難点があり、又スラ
イドコアは金型に設けられた摺動溝又は摺動突起に沿っ
て摺動されるとは言え、かなり蛇行する事が多く設計通
りの位置に於てボールと係止し合わない傾向があり、更
にスライドコア及びボールは通常両者共鋼鉄製であるの
で係止し合う際の衝撃により摩耗が激しい管種々の欠点
を有していた。
を大きくする必要にせまられ従って成形機の規模も大に
せざるを得ないものであり、又スプリング法でも金型全
体を大きくしたり或いは特にそうせずとも構造が複雑に
なり長期使用中に於けるスプリング強度の保守管理に手
間を要し、更にボールチェック法を採用してもスプリン
グについてはスプリング法と同様の難点があり、又スラ
イドコアは金型に設けられた摺動溝又は摺動突起に沿っ
て摺動されるとは言え、かなり蛇行する事が多く設計通
りの位置に於てボールと係止し合わない傾向があり、更
にスライドコア及びボールは通常両者共鋼鉄製であるの
で係止し合う際の衝撃により摩耗が激しい管種々の欠点
を有していた。
本考案成形用金型は斜上の従来品の欠点を解消せんが為
になされたものにしてその要旨は、上下方向に摺動可能
なスライドコアを有する開割閉合可能な成形用金型に於
て、金型のスライドコア摺動面とスライドコアーのいず
れか一方に金型開割時にスライドコアを係止し得る係止
突起がスライドコアの移動方向と略直角方向に設けられ
、他方には前記係止突起が嵌入され得る係止凹陥部を有
する弾性体が係止凹陥部の開口部を下向きにして取着さ
れていることを特徴とする成形用金型に存する。
になされたものにしてその要旨は、上下方向に摺動可能
なスライドコアを有する開割閉合可能な成形用金型に於
て、金型のスライドコア摺動面とスライドコアーのいず
れか一方に金型開割時にスライドコアを係止し得る係止
突起がスライドコアの移動方向と略直角方向に設けられ
、他方には前記係止突起が嵌入され得る係止凹陥部を有
する弾性体が係止凹陥部の開口部を下向きにして取着さ
れていることを特徴とする成形用金型に存する。
次に本考案成形用金型の一実施例を図面により詳細に説
明する。
明する。
図面は何れも本考案品の一実施例を示すものにして、第
1図及び第2図に於てaは移動側金型、bは固定側金型
を表わし、移動側金型aは第2図の矢印方向に開割され
る。
1図及び第2図に於てaは移動側金型、bは固定側金型
を表わし、移動側金型aは第2図の矢印方向に開割され
る。
移動側型板1と固定側型板2とスライドコア3の第1図
乃至第3図に於ける上方端面(図示せず)とにより型窩
(図示せず)が形成される如くなされている。
乃至第3図に於ける上方端面(図示せず)とにより型窩
(図示せず)が形成される如くなされている。
移動側金型aにはスライドコアー3とのパーティングラ
インに沿って該スライドコア3の摺動突起4が嵌入摺動
され得る摺動溝5が設けられ、又該金型aのスライドコ
ア3の一つの摺動面6には後述の如く金型開割完了時に
スライドコア3を係止し得る係止ピンからなる係止突起
7が前記摺動面6にはパ垂直に固着されている。
インに沿って該スライドコア3の摺動突起4が嵌入摺動
され得る摺動溝5が設けられ、又該金型aのスライドコ
ア3の一つの摺動面6には後述の如く金型開割完了時に
スライドコア3を係止し得る係止ピンからなる係止突起
7が前記摺動面6にはパ垂直に固着されている。
スライドコア3には底面から一側面に亘って直方体状の
切欠部16が設けられた該切欠部16にはウレタンゴム
からなる弾性体8が図示しないボルトにより固定されて
いる。
切欠部16が設けられた該切欠部16にはウレタンゴム
からなる弾性体8が図示しないボルトにより固定されて
いる。
弾性体8の形状を第4図によって説明すると、直方体の
底面から上方に向って係止凹陥部9が設けられ該係止凹
陥部9の断面は鍵穴状にして下向きに開口されており、
底面の中央部から上方に行く程幅狭になされた面取り部
10の上端から更に上方に平行に伸びる部分11の上端
が前記係止突起7の径と略同径を有する円弧状部12に
連なった形となされており、前記平行部分11の幅は係
止突却7の径より稍小となされている。
底面から上方に向って係止凹陥部9が設けられ該係止凹
陥部9の断面は鍵穴状にして下向きに開口されており、
底面の中央部から上方に行く程幅狭になされた面取り部
10の上端から更に上方に平行に伸びる部分11の上端
が前記係止突起7の径と略同径を有する円弧状部12に
連なった形となされており、前記平行部分11の幅は係
止突却7の径より稍小となされている。
尚弾性体8の材質はウレタンゴムに限られるものではな
く合成樹脂製発泡体等も使用され得る。
く合成樹脂製発泡体等も使用され得る。
一方、第1図及び第2図に示す如く固定側金型すには移
動側金型aに向かってフィンガーピン13が斜め下方に
突設されており、フィンガーピン13は金型閉合の際ス
ライドコア3に穿設されたピン挿通孔14及び移動側金
型aに穿設されたピン挿通孔15に挿通されており、金
型が開割されて移動側金型aが移動するとスライドコア
3はフィンガーピン13に案内され移動側金型aに穿設
された摺動溝5に摺動されて下方に移動することになる
。
動側金型aに向かってフィンガーピン13が斜め下方に
突設されており、フィンガーピン13は金型閉合の際ス
ライドコア3に穿設されたピン挿通孔14及び移動側金
型aに穿設されたピン挿通孔15に挿通されており、金
型が開割されて移動側金型aが移動するとスライドコア
3はフィンガーピン13に案内され移動側金型aに穿設
された摺動溝5に摺動されて下方に移動することになる
。
この場合における下方に移動するの意味には斜め下方に
移動する場合を包含する。
移動する場合を包含する。
本考案金型に於てスライドコアー3は移動側金型a、固
定側金型す或いは両方に設けてもよいが、但し固定側金
型すに設けた場合は金型開割時に於ても、スプール等の
不用成形物に成形品本体が付着されたままになされてい
るので適宜な離型手段を取る必要がある。
定側金型す或いは両方に設けてもよいが、但し固定側金
型すに設けた場合は金型開割時に於ても、スプール等の
不用成形物に成形品本体が付着されたままになされてい
るので適宜な離型手段を取る必要がある。
次に本考案成形用金型の使用態様を上記実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図の如く固定側金型すに移動側金型aを閉合させ射
出ノズルより型窩(何れも図示せず)に溶融樹脂を注入
する。
出ノズルより型窩(何れも図示せず)に溶融樹脂を注入
する。
次いで移動側金型aを横方向に移動させて開割すると、
スライドコア3はフィンガーピン13及び移動側金型a
に穿設された摺動溝5に沿って斜め下方に摺動され、次
第に摺動面6に突設された係止突起7に近ずく。
スライドコア3はフィンガーピン13及び移動側金型a
に穿設された摺動溝5に沿って斜め下方に摺動され、次
第に摺動面6に突設された係止突起7に近ずく。
次いで金型の開割が終了に近ずくと、係止突起7はスラ
イドコア3に取着された弾性体8の面取り部10を経て
弾性体8の平行部11を押し広げる如く嵌入し、更に円
弧状部12迄嵌大してスライドコア3に衝撃を与えるこ
となく該コア3を係止しスライドコア3の落下を防止す
るのである。
イドコア3に取着された弾性体8の面取り部10を経て
弾性体8の平行部11を押し広げる如く嵌入し、更に円
弧状部12迄嵌大してスライドコア3に衝撃を与えるこ
となく該コア3を係止しスライドコア3の落下を防止す
るのである。
尚本実施例では、金型開割の機構を利用することにより
スライドコアを摺動させる形式のうちフィンガーピンを
用いた例について述べたが、油圧シリンダーやギヤート
モ−ター等の使用による、金型開割の機構を利用しない
でスライドコアを摺動させる成形用金型であっても本考
案は実施され得るものである。
スライドコアを摺動させる形式のうちフィンガーピンを
用いた例について述べたが、油圧シリンダーやギヤート
モ−ター等の使用による、金型開割の機構を利用しない
でスライドコアを摺動させる成形用金型であっても本考
案は実施され得るものである。
本考案成形用金型は斜上の構成になされているので、金
型の構造を複雑にしたり或いは金型を必要以上に大きく
する必要がなく、又スライドコアに衝撃を与えることな
く係止して落下を防止することができ、従って金型の保
守管理が容易となる。
型の構造を複雑にしたり或いは金型を必要以上に大きく
する必要がなく、又スライドコアに衝撃を与えることな
く係止して落下を防止することができ、従って金型の保
守管理が容易となる。
図面は本考案金型の一実施例を示すものにして、第1図
は閉合状態に於ける一部切欠断面図、第2図は開割状態
に於ける一部切欠断面図、第3図はスライドコアとその
摺動面を有する金型の夫々の一部切欠斜視図、第4図は
弾性体の斜視図である。 符号の簡単な説明、3・・・・・・スライドコア、6・
・・・・・金型の摺動面、7・・・・・・係止突起、8
・・・・・・弾性体、9・・・・・・係止凹陥部。
は閉合状態に於ける一部切欠断面図、第2図は開割状態
に於ける一部切欠断面図、第3図はスライドコアとその
摺動面を有する金型の夫々の一部切欠斜視図、第4図は
弾性体の斜視図である。 符号の簡単な説明、3・・・・・・スライドコア、6・
・・・・・金型の摺動面、7・・・・・・係止突起、8
・・・・・・弾性体、9・・・・・・係止凹陥部。
Claims (1)
- 上下方向に摺動可能なスライドコアを有する開割閉合可
能な成形用金型に於て、金型のスライドコア摺動面とス
ライドコアーのいずれか一方に金型開割時にスライドコ
アを係止し得る係止突起がスライドコアの摺動面にはパ
垂直に設けられ、他方には前記係止突起が嵌入され得る
係止凹陥部を有する弾性体が係止凹陥部の開口部を下向
きにして取着されていることを特徴とする成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264178U JPS591771Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264178U JPS591771Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54143877U JPS54143877U (ja) | 1979-10-05 |
JPS591771Y2 true JPS591771Y2 (ja) | 1984-01-19 |
Family
ID=28915525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4264178U Expired JPS591771Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591771Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-31 JP JP4264178U patent/JPS591771Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54143877U (ja) | 1979-10-05 |
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