JPS59166403A - 磁気ベ−ス付可搬型工具の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 気ベース付町搬型工具の安全装置に関する。

従来、磁気ボール盤など磁気ベース付可搬型工具に於て
は不意の停電や磁気ベースのコイル切断或は過大な推力
による磁気ベースの浮ｅ’−．Ｊ二！ｌ）等で被加工材
に対する吸着力が失われると、工具の回転力により瞬時
にして磁気ベースが外れて重大な事故を招くことになる
。

従って、今日さまざまな工夫がなされているが、電気モ
ーターを駆動源としたものでは電源が切られても、なお
慣性による回転力で５秒〜１分程度回転が継続すること
から非常に危険なものである。これを防ぐ（（はブレー
キモーターを用いるしかないが、ブレーキモーターの設
置は電鍍が犬となって可搬性を損うものとなって好まし
くない。

本発明はエアーモーターを動力源としたものであって、
停電やマグネットベースのコイル切断或は過大な推力で
磁気ベースの浮き上りを生ずると、エアーモーターに対
するエアーの吸気或は排気回路は閉塞させて、瞬時に強
力な制動力が掛って工具が完全停止するようになしたも
のである。

以下、本発明実施の一例を添附図面にもとづいて説明す
る。

第１図は可搬式電磁ボール盤装置であってＡは正面図、
Ｂは平面図である。本図に於い゛て１は可搬式磁気スタ
ンド本体であって、２は磁気ベース、３はスライド支柱
、４は消音室、５は整流器箱体、６はスライド杆、７は
ハンドルである。８はハンドル７の回動軸に固定した歯
車であって、該歯車は前記スライド杆６の背面に刻設し
たラック歯９と噛合し、ハンドル７の回動でスライド杆
６をスライド支柱３に沿って上下動させるようになって
いる。１０はスライド杆に固定したブラケット板である
。

１１はエアーモーターを動力源として内蔵したドリル本
体であって、１２はそのエアー供給管、１３は手動用開
閉パルプ、１４はドリル、１５及び１６は該ドリル本体
１１を前記ブラケット板１０及びスライド杆６に取付け
るようになすだめのソケットである。なお、本装置に於
てソケット１６は内部をエアーモーターからの排気が通
過する空洞に形成されてスライド杆６の前部壁面１７に
取付けられるのであり、またソケットを通過した排気は
スライド杆６内に形成される空洞を下降すると共に、そ
の下端から消音室４内に流入するのである。なお、１日
はスライド支柱の前半部に設けてなるカバー、１９及び
２０は消音室内の排気を分岐して電磁石台盤２の後面と
前面位置に導くようになすだめの吐出口である。

第２図は第１図に於ける０部分の拡大詳細図であって磁
気ベース２が被加工材２１から浮き一上るようになると
き、これを直ちに検知するようになすための検知手段の
図解説明図である。即ち、２２はリミットスイッチであ
ってカバー１８の前面に取付けられ、一方該リミツトス
イッチ２２に対する検知棒２３は磁気ベース２の外側に
固定された案内筒２４内を垂直下方に案内されるように
設けられてなり、且つ該検知棒２３はスプリング２５に
より常時その下端が磁気ベース２の吸看面に向って突出
するように賦勢されてなり、他方このとき検知咋２３の
上端はリミットスイッチ２２の接触子を押圧しているよ
うなさしめて、次述する電気回路が閉じているようにな
されるのであり、今若し磁気ベース２が被加工材２１か
ら浮き上るようになるときは、検知棒２３はスプリング
（５） ２５の作用で突出され、その結果リミットスイッチ２２
と検知棒２３との接触が断たれるように構成されている
。

第３図は本発明装置の回路図の一例であって、Ａは磁気
ベース側の回路図である。こ＼に３０は交流電源、３１
はダイオード、３２は手動スイッチ、３３ａ及び３３ｂ
は台盤内の三箇所に対して埋設されるようになされるマ
グネットコイル、３４は該コイル回路に並列となして設
けしめたコンデンサーであって、停電時にドリルが停止
するまでの時間内マグネットコイルに磁束が確保される
ようになすだめのものである。３５は自動スイッチであ
って、該自動スイッチ３５はマグネットコイル３３ａ、
３３ｂの通電によって次述する電磁パルプを開放し、停
電によって閉塞させるようになす。

Ｂはドリル工具を回動させるエアーモーター回路であっ
て、３６はエアーモーター、３７は電磁パルプであって
図示例ではエアーモーター３６の排気管側を開閉室する
ようなさしめ（６） である。

本発明装置は以上の如き構成であって、作柴中は手動ス
イッチ３２のオン操作でマグネットコイル３３ａ、３３
ｂには電流が流れ、磁気ベース２は被加工材と吸着され
てなり、また自動スイッチ３！５の接触端子ｓ、ｓ’は
図示実線位置でオン動作し電磁バルブ３７を開放状態に
する。今停電や磁気ベース盤内に埋設されているマグネ
ットコイルが切粉などによって切断されるなどの事故が
発生すると、自動スイッチ３５の接触端子ｓ　、　、ｔ
’が図示一点鎖線の如くオフ動作し、これに伴って電磁
バルブ３７が閉塞されることによりエアーｆｃ遮断して
エアーモーター３６の駆動が停止されるようになされる
のである。このことは一時に、即ち０・０５秒程度の単
位で行われるのでありドリル工具は直ちに停止する。

ト記図示例ではエアーモーター３６の排気管側に電磁バ
ルブ３７を設け、エアーモーター側を高圧状態となさし
めることにより強力な制（′７　） 動が掛るようにしたものであるが、エアーモーター３６
の給気管側で即ち手動バルブ１３との間に電磁バルブ３
７を設けて真空状態となされることにより行われるよう
にしても良い。

本発明装置では上紀例のほか、過大な推力により磁気ベ
ース盤２が浮き上るなどすると検知棒２３とリミットス
イッチ２２の接触が断たれて同様に自動スイッチ３５が
オフ作動し、電磁バルブ３′′２を閉塞してエアーモー
ター３６の駆動を停止させるものである。

本発明装置で工具回転の駆動源にエアーモーターを使用
することはエアーモーターの排気を利用して磁気ベース
盤を冷却させることができる上で磁気ベース盤の通電に
よる温度上昇を阻止し、高温によるマグネットコイルの
絶縁性劣化防止や取扱時の太陽防止などが効果的に図ら
れるのである。しかして、このことは小さな容積で強力
な電磁吸着力が得られる上で優れるのであり、まだ排気
の一部は特定方向に向けることによって切削中に生ず（
８） る切粉のスタンド側への巻き付きを防止して安全作染に
貢献するものとなるのであるが、万一マグネットコイル
が切断するとか、或は停電などの不慮の事態が発生して
も、本発明装置ではエアーモーターの回動を瞬時に停止
して絶対に危険の無いようにしたものである。

また、過大な推力によって１気ベースが浮上るようなこ
とがあっても同様に安全である。

【図面の簡単な説明】

添附図面は本発明装置実施の一例を示すもので、第１図
Ａは可搬式電磁ボール盤の正面図、四Ｂは平面図、第２
図は第１図に於ける０部分の拡大詳細図、第３図は電気
回路線図である。 １　・１．磁気スタンド本体　２　・・・磁気ベース３
　・・・スライド支柱　　　へ　・・・消音室５　・・
・整流器箱体　　　　６　・・・スライド什１１、・、
ドリル本体　　　　１２・・・エアー供給管１４・・・
　ドリル　　　　　　　　２１・・・被加工材２２・・
・　リミットスイッチ　２３・・・検知棒（９、） ３２１００手動スイ手動スイッチ３ａ　、　３３ｂ　・
・・　マグネットコイル３４０．・　コンデンサー　　
　３５・・・自動スイッチ３６、、、エアーモーター　
３７−・、電磁バルブ特許出願人　　　株式会社三共組
工業所〕０ （）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）エアーモーターを駆動源とした磁気ベース付ｏｌ
   ｌ型工具に於て、マグネットコイルの電気回路に自動ス
   イッチを設け、マグネットコイルの、Ｉｆｌ電中は自動
   スイッチがオン動作するが、停電或はマグネットコイル
   の切断時などにはオフ作動するようになさしめ、筺たＨ
   亥自動スイッチの回路中にはエアーモーターの排気管或
   は給気管を閉塞するだめの電磁バルブ回路を接続し、前
   記自動スイッチのオン動作では電磁パルプが開放され、
   オフ動作では電磁バルブを閉塞するように構成されてい
   ることを特徴とした磁気ベース付町搬型工具の安全装置
   。 （２、特許請求の範囲第１項記載の磁気ベース付可搬型
   工具の安全装置に於て、自動スイッチの回路中に磁気ベ
   ースが浮き上るとオフ作動して電磁パルプを閉塞させる
   リミットスイッチが接続されていることを特徴とした磁
   気ベース付可搬型工具の安全装置。 （３）マグネットコイルが２調設けであることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項及び第２項記載の磁気ベース
   付可搬型工具の安全装置。 （４）マグネットコイルと並列してコンデンサーが設け
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項及び第２
   項記載の磁気ベース付可搬型工具の安全装置。