JP3710495B2 - スクライブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カッターホイールをガラス板上で転動させることでガラス板にスクライブラインを刻むスクライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス板をスクライブするには、図1に示すように、ガラス板1の縁より少し内側のポイントにカッターヘッド下端部に設けたカッターホイール2を、降下させ、そしてカッターホイール2に対して下向きの所定スクライブ圧を印加した状態で図中右方向に移動させ、カッターホイール2をガラス板1上で転動させることで、ガラス板1をスクライブする。尚、図1のように、ガラス縁より少し内側のポイントからスクライブを開始する動作を“内切り”という。
【0003】
一方、図2に示すように、カッターホイール2をガラス板1の端より少し外側のポイントにおいて、カッターホイール2の最下端が、ガラス板1の上面よりも僅かに降下にさせ(その降下量を切り込み量という)、そしてカッターホイール2に対して所定のスクライブ圧をかけた状態で水平移動させることでガラス板の縁からスクライブを開始する場合(外切りという)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この外切りの場合には、カッターホイール2がガラス板上に乗り上げる際に、ガラス端部と衝突するため、ガラス板の端部が欠けたり、カッターホイール2自身が損傷する恐れがある。
【0005】
カッターホイールがガラス板へ乗り上げる際に生じる上記不具合を解決するものとして例えば、特公昭63−56177の「ガラス切断機用切断ヘッド」があるので、その構成および機能を図3を用いて説明する。
【0006】
スクライブ動作を正常に行っている時は、下端に取付具3を介してカッターホイール2を保持するステム4の上端に位置するピストン5は、シリンダ6内にて、ダクト19および連結管24を通じて圧縮空気源20から供給される圧縮空気により上述したスクライブ圧を受けている。しかしながら、ガラス板1のセット位置がずれていて、降下したカッターホイール2直下にガラス板1が位置していない場合、ピストン5と一体的にカッターホイール2は図2に示したレベルまで降下する。これにより、今までピストン5の側壁で塞がれていた開口13がピストン5の降下により、シリンダ6内と通じるようになり、その結果、シリンダ6内の圧縮空気が開口13および圧力ダクト14を通じて接触器15に導かれると、この接触器15から所定の信号が送出されることで、ディストリビュータリレー18により、圧縮空気源20からダクト19への空気供給経路が遮断されると同時に、弁22により、シリンダ6内の圧縮空気が開口25および連結管24を通じて大気に放出される。その結果、ピストン5と共にカッターホイール2は、コイルばね7の復元力によって上昇し、作業者にガラス板1が適正な位置にセットされていないことを知らせ、その時点で作業が中断する。
【0007】
しかしながら図3の装置は内切り(図1)を対象としたものであり、この装置を図2のように外切りで用いようとしても、カッターホイール2が常に跳ね上がってしまいスクライブを行うことはできない。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、外切りスクライブにおいて、ガラス端部との衝突をなくすことで、ガラス板の端部の欠損及びカッターホイールの損傷を防止したスクライブ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、カッターホイールをガラス板に対して上下に移動させる上下移動手段と、前記移動手段に取付けられて前記カッターホイールを下方に押圧する押圧手段を備え、
前記カッターホイールをガラス板の端より外側の位置でガラス板の上面よりも所定量だけ下降させてから平行移動させることでガラス板の縁からスクライブするようにした外切りのスクライブ装置において、
カッターホイールを回転自在に装着する保持具を回動自在にスクライブ装置の下端に設け、前記カッターホイールの上昇で前記保持具が回動することによりオフになるスイッチと、
前記スイッチのオフで、圧縮空気源よりの圧縮空気を前記押圧手段に導く通路を形成するディストリビュータリレーとを備え、
前記押圧手段によりスクライブ圧が印加されていない状態の前記カッターホイールが、平行移動してガラス板へ乗り上げる際に上昇して前記スイッチがオフになると、ディストリビュータリレーによって形成された通路を通じて、空気圧縮源よりの圧縮空気を前記押圧手段に導き、前記カッターホイールに対して所定のスクライブ圧を印加することを特徴とする。
【0010】
【作用】
押圧手段によりスクライブ圧が印加されていない状態のカッターホイールが、平行移動してガラス板へ乗り上げる際に上昇して、前記スイッチがオフになると、ディストリビュータリレーがオフにされ、このオフ動作によって、空気圧縮源よりの圧縮空気を前記押圧手段に導く経路が形成され、これにより、前記カッターホイールに対して所定のスクライブ圧が印加される。
【0011】
【実施例】
図4および図5に、本発明のスクライブ装置のカッターヘッドZの一実施例を示している。尚、図3と同一の機能をなす部分については同一の符号を付している。
枠体Mに対してエアシリンダ31の伸縮により昇降自在にケーシングNが設けられており、このケーシングNにシリンダ6が固定されている。そのシリンダ6内のピストン5に固定されたステム4の下端部に設けられた取付具3にカッターホイール2が装着されている。但し取付具3の図中右端は、ケーシングNの下部に固定された留め具32にピンXにて回動自在に軸着され、又、取付具3の図中左端は、L字形状のストッパー33によって降下しないように係止される。取付具3およびストッパー33は共に不図示の絶縁部材により、本体M,Nから絶縁され、そして、これらの取付具3およびストッパー33からはリード線L1,L2が引き出されている。自重によりピストン5がシリンダ6内で降下している図4の状態では、リード線L1,L2間は、取付具3およびストッパー33を介して導通状態となっている。又、図4の状態において、カッターホイール2の最下端がガラス板1の上面よりも既述した切り込み量だけ降下するように調整するのが微調節ネジ34である。
【0012】
図4に示したカッターヘッドZをスクライブのために図中右方向に水平移動させた時の状態を図5に示す。この図5では、カッターホイール2のガラス板1への乗り上げに伴い、取付具3はピンXを支点として時計回転方向に回動することにより、同取付具3の左端がストッパー33より浮き上がり、その結果、リード線L1,L2間の導通がなくなる。これでわかるように、取付具3およびストッパー33はスイッチSWを形成する。従って、このスイッチSWを介して電磁駆動タイプのディストリビュータリレー18をオンオフするようにし、それ故、オンになっている図4のディストリビュータリレー18の状態で、管路Qを通じてシリンダ6内の空気が大気へ放出されるよう、かつ、オフになっている図5のディストリビュータリレー18の状態で、空気圧縮源20よりの圧縮空気が管路Qを通じてシリンダ6内へ導かれるように構成する。
【0013】
かかる構成とすることにより、図4の状態にあるカッターホイール2がガラス板1上に乗り上げる時、カッターホイール2はなんら抵抗を受けることなく自由に上昇するため、ガラス板1の縁が欠けたり、カッターホイール2自身が損傷することはない。
【0014】
一方、図5に示したように、カッターホイール2がガラス板1上に乗り上げれば、既述したようにディストリビュータリレー18がオフになり、その結果、シリンダ6内に圧縮空気が入り込んでピストン5に作用するため、カッターホイール2には所定のスクライブ圧が加わり、スクライブ可能となる。
【0015】
上記の実施例ではカッターホイール2の上昇を電気スイッチにより検出したが、機械的に検出したものを本発明の第2の実施例として図6および図7に示している。
41は前記のディストリビュータリレー18と同じ機能(即ち、ガラス板への乗り上げ前にはピストン6内の空気を抜き、乗り上げ後にピストン6内へ圧縮空気を導く)をなすものであるが、ここでは、空気圧により作動する空気作動弁を用いている。ところで、カッターホイール2のガラス板1への乗り上げ時の上昇量は僅かなため、これを確実に検出するには、その上昇量を増倍させるためのブースター機構が必要であり、本実施例ではテコの原理を用いたL型金具42を用いている。
【0016】
しかし、このL型金具42にて上昇量が増倍されたとしても、カッターホイール2の自由な上昇を妨げないためには、そのL金具42が与えることのできる作用力は極めて小さなものに制限され、空気作動弁41のごときパワー弁を直接駆動することはできない。そこでパワー・ブースター手段として微小の力で作用するマイクロエア弁43を空気作動弁41の前段に設けており、図7のごとく、カッターホイール2がガラス板1に乗り上げると、その上昇量がL型金具42によって増倍され、図中左方向に向かう変移量がマイクロエア弁43に作用することにより、このマイクロエア弁43は図6の状態から図7の状態に切り替わり、その結果、別途設けた圧縮空気源44からこのマイクロエア弁43を介して空気作動弁41に駆動用として空気が圧送される。これにより、空気作動弁41も図6の状態(シリンダ6内の空気を管路Qを通じて大気へ放出)から図7の状態に切り替わることで、空気圧縮源20よりの圧縮空気がこの空気作動弁41を通じてシリンダ6内に導かれ、ピストン5にスクライブ圧を与える。
【0017】
尚、第2の実施例の変形例として、図6、図7において、マイクロエア弁43の替わりに、L金具42の変移によりスイッチオンするリミットスイッチを設け、このリミットスイッチのスイッチオンにより、図4、図5で示したディストリビュータリレー18をオンオフするようにしてもよい。
【0018】
以上の実施例では、カッターホイール2の上昇検知でもってシリンダ6内に圧縮空気を送給するためにブースター手段(図4のディストリビュータリレー18、図6のL金具42、マイクロエア弁43および空気作動弁41が相当する)を必要としたが、カッターホイール2の上昇により、シリンダ6内へ圧縮空気を直接送給する機構を本発明の第3実施例として図8および図9に示している。
【0019】
図8および図9において、シリンダ6は、上室6A、下室6Bとに仕切板6Cで仕切られているが、その仕切板6Cの中央部には、すり鉢状の開口6Dが穿設されている。ピストン5は下室6Bに位置し、このピストン5より更に上方に延長されたステム4の頂部には、図8の乗り上げ前の状態でこの開口6Dを塞ぐことのできる硬質ゴムによる栓4Aが設けられている。
【0020】
従って、図8のガラス板1への乗り上げ前においては、シリンダ6の上室6Aには、常時開の弁Vを介して圧縮空気源20よりの圧縮空気が供給されるが、栓4Aが開口6Dを塞いでいるため、その圧縮空気は下室6Bには供給されず、カッターホイール2には所定のスクライブ圧は印加されない。
【0021】
この状態から図9に示すようにスクライブのためにカッターホイール2がガラス板1上に乗り上げると、ステム4およびピストン5と共に前記栓4Aが上昇する。前記開口6Dおよびこれに合致している栓4AがV字状に傾斜しているため、栓4Aのわずかな上昇であっても、両者6D、4A間に隙間ができ、この隙間を通じて上室6Aに満たされていた圧縮空気が下室6Bにも供給される結果、ピストン5に作用し、カッターホイール2に所定のスクライブ圧が印加される。
【0022】
尚、下室6Bには、この下室内の空気を常時僅かづつ逃がすために、絞り弁の役目をなす微小の開口6Eが設けてある。これを設けた理由は、スクライブ終了後、弁Vを閉にした後も、シリンダ6内の圧縮空気がピストン5を押し続けるのを解除するためである。
【0023】
上記第3実施例では、図8のカッターホイール2の乗り上げ前にも、上室6Aに充満した圧縮空気が栓4Aを押下するため、カッターホイール2には微弱ながらも栓4Aの上面積に比例した圧力が作用していることになる。この圧力を皆無にしたものを本発明の第4実施例として図10および図11に示している。
【0024】
この実施例においてもシリンダ6は仕切板6Cにより、上室6A、下室6Bに仕切られているが、上室6Aへの空気流入口6F(図11に示す)は、仕切り板6Cに形成されている。つまり、上室6Aに対して下方から空気が流入する。そして、ピストン5より更に上方に延長されたステム4の頂部には、円盤4Bが取り付けられており、その円盤4Bの下面に形成した突起4Cが、乗り上げ前を示す図10の状態で前記空気流入口6Fを上方から塞ぐようになっている。
【0025】
図10の円盤4BにおけるA−Aラインにおける断面を図12に示している。この断面図でわかるように円盤4Bには大口径の貫通穴4Dが4個設けられている。図13は図12におけるB−Bラインでの断面図である。
【0026】
図10の状態では空気流入口6Fが突起4Cで塞がれているため、圧縮空気源20よりの圧縮空気は上室6Aに流入できず、よってカッターホイール2には何等圧力は印加されない。しかしながら、図11で示すように、カッターホイール2がガラス板1上に乗り上げると、これに伴い、円盤4Bと共に突起4Cが上方に移動することにより、空気流入口6Fが開放され、圧縮空気源20よりの圧縮空気が流入する。この時、円盤4Bに貫通穴4Dがなければ、円盤4B自身が上方に持ち上げられることになるが、大きい口径の貫通穴4Dがあるために、流入した圧縮空気は上室6Aに導かれるだけで円盤4Bにはなんら力は作用しない。このように上室6Bに導かれた圧縮空気は次に下室6Bにも流入し、その結果ピストン5を押下してカッターホイール2にスクライブ圧がかかる。
【0027】
カッターホイール2の僅かな上昇運動を捕えて空気の導入・遮断を直接行うようにした第3および第4実施例においては、その弁機構(図8の栓4A、図10の突起4C)の調節が微妙であるということを否めない。そこでこのような弁機構をも排除したものを本発明の第5実施例として図14、図15に示している。
【0028】
ピストン6は一室であるが、その一室の中にピストン5の上部に、別のステム4'とこれと一体のピストン5'が位置している。そして、シリンダ6の側壁に空気流入口6Fが設けられており、この空気流入口6Fは、乗り上げ前の状態を示す図14においては、上側のピストン5'の下方部によって塞がれている。又、図14の状態において、両ピストン5,5'で挟まれるピストン5内の空気を僅かづつ逃すための開口6Eを備える。そして、ピストン6の上部にも空気を逃がすための比較的大きな開口6Gを備える。
【0029】
この構成において、カッターホイール2が図15に示したようにガラス板1上に乗り上げ、ピストン5が上昇すると共に、ステム4'を介してピストン5'も押し上げられ、これにより、前記空気流入口6Fが開口状態になると、この空気流入口6Fから圧縮空気が流入する。その結果、上側のピストン5'は上方へ押し上げられると同時に、下側のピストン5は下方へ押し下げられ、カッターホイール2に所定のスクライブ圧が印加される。
【0030】
上記の第5実施例においては、図14の状態から図15へ移行するには、上側のピストン5'が少なくとも、空気流入口6Fの開口径Rと同じ程度に上昇する必要があるが、ピストン5'の僅かな上昇であってもスクライブ状態に移行できるようにしたものを本発明の第6実施例として図16、図17に示している。
【0031】
図16および図17において、図14および図15と共通する箇所については同一の符号を付している。上側のピストン5'の下部は、斜線で示したように、すり鉢状に傾斜しており、この部分には気密性を高めるために、硬質ゴムが用いられる。その傾斜部の形状に合致するようにしてシリンダ6の内壁に傾斜した突起部6Hを有する。その傾斜した突起部6Hに空気流入口6Fが位置し、図15の乗り上げ前の状態では、その空気流入口6Fは上側のピストン5'の傾斜面で塞がれている。
【0032】
この構成であれば、図17に示すように、カッターホイール2がガラス板1に乗り上げた時、その時のカッターホイール2の上昇量が僅かであっても、上側のピストン5'の傾斜面と、突起部6Hの傾斜面との間に隙間が形成され、空気流入口6Fより流入した圧縮空気が上側のピストン5'の傾斜面全体に作用するため、ピストン5'は上方へ押し上げられ、又、その流入した圧縮空気が下側のピストン5にも作用し、その結果、カッターホイール2に所定のスクライブ圧が印加される。
【0033】
以上の実施例はカッターホイール2のガラス板1への乗り上げを検出した時点でカッターホイール2に対してスクライブ圧を印加するものであったが、カッターホイール2がガラス板1上に乗り上げた後にスクライブが開始されると同時にカッターホイール2にスクライブ圧を印加させるようにしたものを本発明の第7実施例として図18および図19に示している。
【0034】
同図において、ステム4はピンXにより、ステム途中で折曲自在となっている。51は軸受であり、この軸受51に水平方向に軸52が挿通自在に挿入されている。この軸52の右端部において下部のステム4に軸支されている。又、この軸52が軸受51から抜き出ないように両端部にストッパー53,54が圧入されている。そして、ストッパー54の右側の軸52にスプリングSが設けられることにより、ガラス板1への乗り上げ前を示す図18においては、カッターホイール2は右方向に押しやられている。
【0035】
又、前記軸受51には、軸52と直交するように形成された二つの貫通穴55,56が設けられており、一方、軸52にも一つの貫通穴57が形成されており、この貫通穴57は、図18の状態で貫通穴56と合致する。シリンダ6の空気流入口6Fより引き出された管路Qは途中で二股Q1,Q2に分岐しており、それらの管路線Q1,Q2はそれぞれ前記貫通穴55,56の一方の口に連結している。そして貫通穴55の他方の口に圧縮空気源20よりの管路が連結されている。
【0036】
従って、図18の状態では、シリンダ6内の空気は、管路Q2および、貫通穴57を通じて貫通状態になっている貫通穴56を通じて大気へ放出され、貫通穴55は軸52によつて遮断状態となっており、従って圧縮空気源20よりの圧縮空気はシリンダ6へは供給されないので、カッターホイール2は自由に上昇可能である。
【0037】
さて、スクライブのためにカッターヘッドZを図中右方向に移動させれば、カッターホイール2はガラス板1上に乗り上げた後、ガラス板1上を転動するが、このとき、カッターホイール2に反作用力が働いて、図19に示したように、カッターホイール2は前記スプリングSに抗して図中左方向に移動し、これに伴い軸52も左方向に移動する結果、貫通穴55は軸52の貫通穴57によって貫通状態となることにより、圧縮空気源20よりの圧縮空気がシリンダ6内に導かれ、一方、貫通穴56は軸52によって遮断状態となることで、シリンダ6内の圧縮空気はそのまま保持されるので、カッターホイール2に所定のスクライブ圧が印加される。
【0038】
尚、上記のすべての実施例は外切りについてのみ言及したが、本実施例1乃至6については、内切りとしても使用できることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、カッターホイールがガラス板上に乗り上げるまで又はそのカッターホイールでスクライブが開始されるまでは、自由に上昇できる機構としたため、カッターホイールの乗り上げる時に、ガラス縁が欠損したり、カッターホイール自身が損傷するといった不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カッターホイールによる内切りの様子を示した図
【図2】 カッターホイールによる外切りの様子を示した図
【図3】 内切りを対象とする従来のスクライブ装置の機構図
【図4】 本発明の第1実施例を示したガラスカッターの側面図
【図5】 図4のスクライブ装置のカッターホイールがガラス板に乗り上げた所を示した側面図
【図6】 本発明の第2実施例を示したガラスカッターの側面図
【図7】 図6のスクライブ装置のカッターホイールがガラス板に乗り上げた所を示した側面図
【図8】 本発明の第3実施例を示したガラスカッターの側面図
【図9】 図8のスクライブ装置のカッターホイールがガラス板に乗り上げた所を示した側面図
【図10】 本発明の第4実施例を示したガラスカッターの側面図
【図11】 図10のスクライブ装置のカッターホイールがガラス板に乗り上げた所を示した側面図
【図12】 図10のA−Aラインにおける円盤の断面図
【図13】 図12のB−Bラインにおける円盤の断面図
【図14】 本発明の第5実施例を示したガラスカッターの側面図
【図15】 図14のスクライブ装置のカッターホイールがガラス板に乗り上げた所を示した側面図
【図16】 本発明の第6実施例を示したガラスカッターの側面図
【図17】 図16のスクライブ装置のカッターホイールがガラス板に乗り上げた所を示した側面図
【図18】 本発明の第7実施例を示したガラスカッターの側面図
【図19】 図18のスクライブ装置のカッターホイールがガラス板に乗り上げた所を示した側面図
【符号の説明】
1 ガラス板
2 カッターホイール
3 取付具
4 ステム
4A 栓
4B 円盤
4C 突起
4D 貫通穴
5 ピストン
6 シリンダ
6A 上室
6B 下室
6C 仕切板
6D 開口
6E 開口
6F 空気流入口
6G 開口
6H 突起部
18 ディストリビュータリレー
20 圧縮空気源
31 エアシリンダ
32 留め具
33 ストッパー
34 微調節ネジ
41 空気作動弁
42 L型金具
43 マイクロエア弁
44 圧縮空気源
51 軸受
52 軸
53 ストッパー
54 ストッパー
55 貫通穴
56 貫通穴
57 貫通穴
M 枠体
N ケーシング
X ピン
L リード線
Q 管路
S スプリング
Z カッターヘッド

Claims (2)

  1. カッターホイールをガラス板に対して上下に移動させる上下移動手段と、前記移動手段に取付けられて前記カッターホイールを下方に押圧する押圧手段を備え、
    前記カッターホイールをガラス板の端より外側の位置でガラス板の上面よりも所定量だけ下降させてから平行移動させることでガラス板の縁からスクライブするようにした外切りのスクライブ装置において、
    カッターホイールを回転自在に装着する保持具を回動自在にスクライブ装置の下端に設け、前記カッターホイールの上昇で前記保持具が回動することによりオフになるスイッチと、
    前記スイッチのオフで、圧縮空気源よりの圧縮空気を前記押圧手段に導く通路を形成するディストリビュータリレーとを備え、
    前記押圧手段によりスクライブ圧が印加されていない状態の前記カッターホイールが、平行移動してガラス板へ乗り上げる際に上昇して前記スイッチがオフになると、ディストリビュータリレーによって形成された通路を通じて、空気圧縮源よりの圧縮空気を前記押圧手段に導き、前記カッターホイールに対して所定のスクライブ圧印加することを特徴とするスクライブ装置。
  2. カッターホイールをガラス板に対して上下に移動させる上下移動手段と、前記移動手段に取付けられて前記カッターホイールを下方に押圧する押圧手段を用い、
    前記カッターホイールをガラス板の端より外側の位置でガラス板の上面よりも所定量だけ下降させてから平行移動させることでガラス板の縁からスクライブするようにした外切りのスクライブ方法において、
    カッターホイールを回転自在に装着した保持具を回動自在にスクライブ装置の下端に設けて、前記押圧手段によりスクライブ圧が印加されていない状態の前記カッターホイールが、平行移動してガラス板へ乗り上げる際に上昇したことを、オフになるスイッチで検知し、前記スイッチのオフによって、オフになったディストリビュータリレーによって形成された経路を通じて、空気圧縮源よりの圧縮空気を前記押圧手段に導き、前記カッターホイールに対して所定のスクライブ圧を印加することを特徴とするスクライブ方法。
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