JPS5916430Y2 - 階段の袖パネル取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は階段の袖パネル取付装置に関し、詳しくは階段
Ａの側桁１下方に側桁１に沿って水平に土台アングル２
を配設し、階段Ａの外側方に設置する袖パネルＢの下面
に側桁１方向の溝３を穿設して土台アングル２上端に袖
パネルＢの溝３を載置し、側桁１の外側面に固着した取
付金具４を袖パネルＢ内側面に固着して戒る階段の袖パ
ネル取付装置に係り、その目的とするところは簡単がっ
短時間で施工することができる階段の袖パネル取付装置
を提供するにある。

以下本考案を添付図により詳述する。

図中Ａは階段であり、足踏段部５の両側に階段Ａの傾斜
に沿った側桁１を一体に固着してあり、主として屋外に
設けられるも′のであって、例えば高床の建物にあって
、地面から玄関や勝手口へ導びくための階段として使用
されるものである。

足踏段部５はコンクリート製に限らず、厚手の鉄板の折
曲により設けたもの等が考えられる。

側桁１は鉄板の折曲により形成したり、ＦＲＰのような
合成樹脂により形成することが考えられ、側桁１の下リ
ップ片６に一つの透孔７と、側桁１の上リップ片８より
垂下した垂下片９に透孔７上方の一対の通孔１０とを夫
々穿孔しである。

２は基礎（図示せず）上面にアンカーボルトとナツト（
図示せず）により固着された断面り字状の土台アングル
であり、側桁１下方において、側桁１よりもやや外方よ
りに、側桁１に沿って水平に設けられている。

Ｂは袖パネルであり、下方の水平な木質の横材１１と階
段Ａと同傾斜を有する木質の斜め材１２との間に適宜一
対の木質の間柱１３．１３を立て、これらの外面に化粧
ベニヤ材のような化粧材１４を貼着したものであり、横
材１１の下面にはその長手方向に沿って溝３を穿設しで
ある。

４は取付金具であり、一対の縦アングル１５．１５の下
部に階段Ａと同傾斜を持たせた板金具１６とＬ型金具１
８の垂直片１９を溶接等により固着してあり、板金具１
６の両端部に一対の通孔１７と、Ｌ型金具１８の傾斜片
２０に一つの透孔２１とを穿孔しである。

しかして施工にあたっては、側桁１の垂下片９と取付金
具４の板金具１６とを重ねて垂下片９と板金具１６の両
道孔１０，１７にボルト２２を挿通してナツト２３を螺
着し、また同時に側桁１の下リップ片６に取付金具４の
傾斜片２０を重ねて下リップ片６と傾斜片２０との両送
孔７．２１にボルト２４を挿通してナツト２５を螺着し
、階段Ａの側桁１に取付金具４を固着する。

次に袖パネルＢの溝３に土台アングル２の上端を嵌めて
土台アングル２に袖パネルＢを載置し、取付金具４の一
対の縦アングル１５．１５を袖パネルＢの一対の間柱１
３．１３に当接して縦アングル１５．１５上部をビス止
め固定し、袖パネルＢが階段Ａに取付けられ、袖パネル
Ｂの上部は側桁１の上方に位置するものである。

本考案は叙述の如く階段の側桁下方に側桁に沿って水平
に土台アングルを配設し、階段の外側方に設置する袖パ
ネルの下面に溝を穿設して土台アングル上端に袖パネル
の溝を載置し、側桁の外側面に固着した取付金具を袖パ
ネル内側面に固着しているから、袖パネルの施工にあた
っては土台アングルの上に袖パネルの溝を嵌めるだけで
袖パネルの下部が固定され、次いで側桁に固着された取
付金具を袖パネルに固着するだけで袖パネルが階段に固
定され、袖パネルの取付施工を簡単かつ短時間で行うこ
とができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案−実施例をなす一部切欠した分解斜視図
、第２図は同上の縦断面図、第３図は同上の水平断面図
である。 Ａ・・・・・・階段、Ｂ・・・・・・袖パネル、１・・
・・・・側桁、２・・・・・・土台アングル、３・・・
・・・溝、４・・・・・・取付金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 階段の側桁下方に側桁に沿って水平に土台アングルを配
   設し、階段の外側方に設置する袖パネルの下面に側桁方
   向の溝を穿設して土台アングル上端に袖パネルの溝を載
   置し、側桁の外側面に固着した取付金具を袖パネル内側
   面に固着して戒る階段の袖パネル取付装置。